カテゴリ:漫画 の記事リスト(エントリー順)

ぷちます! 11巻

kage

2018/12/09 (Sun)

しあわせはいつでもずつときみといつしよ



#104-A しかけはばっちり
#104-B あなたをとりたい
#105-A わーきんぐわーにんぐ
#105-B せれくとすぃーつたいむ
#106-A はこでくるしあわせ
#106-B いつものしまのおはなし
#107-A つかいかたをまなぼう
#107-B でてこいとんでもいしょう
#108-A もーにんぐすのうあたっく
#108-B ずーはうすがなは
#109 つきあいかたのおべんきょう
#110-A ときめきとすいみん
#110-B きせつとやよとたいさく
#111-A みんなでじだいげき
#111-B とびはねるじだいげき
#112-A いいひあめのひ
#112-B つうこんのしっぴつ
#113-A しまとざいほう
#113-B よんでとんでなつやすみ


765プロに何が起きてもここだけは変わらない、ユートピア。
10周年を迎えてもなおマイペースな世界が続きます。

#105-A わーきんぐわーにんぐ

小鳥律子だけでなく、ぴよぴよちっちゃんまでもが病欠となり、
代わりにが一人で事務仕事をすることに…という話。
当然一人ではなかなか出来ないのですが、ぷち達の手助けもあり、
なんとかこなしていくことに。オチではオチず、優しい世界に。


#108-A もーにんぐすのうあたっく

水瀬家にこあみこまみが訪れ、伊織に庭での雪合戦を要求。
そこには当然のごとく貴音がおり、伊織も参戦することに…。
勝負の行方は意外…でもない結果に。


#109 つきあいかたのおべんきょう

事務所にやってきた雪歩。そこには普段絡みのないみうらさんしかおらず…という話。
ぷちに対してすら人見知りをする雪歩ですが、あふぅのおかげで距離を縮め…。
14人+14匹(?)もいれば10年やっても絡みが少ない組み合わせもいるものですね。


10周年を迎えての11巻は、10巻と同様に「アニメDVD付き限定版」も同時発売。
アイドルもぷちもフルメンバー出演で、いざ宇宙へ!というぷちますらしいというか、
アイマスらしいというかのオリジナルストーリーが展開されています。
さらにビジュアルコメンタリーとして中村さんと今井さんが担当し、ボリュームは十分。

765プロのあらゆる展開が、終了を含めて縮小化していく中で、
この10年何も変わっていない奇跡の世界、果たしてどこまでいけるのでしょうか。

アイドルマスター ミリオンライブ! THEATER DAYS Brand New Song 1巻

kage

2018/11/06 (Tue)

新しい歌



第1話 もうひとつのプロローグ
第2話 ここから
第3話 ファーストステージ
第4話 さいしょの歌
第5話 風と共に
特別収録 プロローグ編
おまけ


タイトル通り、シアターデイズの世界観を舞台としたミリオンのコミカライズ。
終了済みのゲッサン版、連載中のBCとはまた異なるトリオ、
百合子このみ桃子のトリオをメインとして、また新たな物語が紡がれています

第1話 もうひとつのプロローグ

タイトル、そして表紙通りの主役格の百合子の一人称モノローグから始まる物語。
アイドルとして既に成功をしている765プロオールスターズの後輩として、
39プロジェクトが立ち上がり、百合子は無事合格したものの、
39人のメンバーが揃わないために半年間、何もできず…という状況からのスタートです。

桃子このみも当然同じ立場で、将来の夢を語り合うものの…
というところから顔が映らない系Pが登場し、ついに39人のメンバーが揃ったこと、
そしてこの3人でのユニット活動を考えていることを明かし、物語の幕開けとなります。

舞台設定としては極めてオーソドックスであり、全く癖のないものとなっています。
だからこそ、この意外性のあるトリオでどんな物語がここから描かれていくのか、
という事が気になる、そういう位置づけの第1話
となっています。


第2話 ここから

早速ユニットとして、こけら落とし公演へのレッスンを積んでいくことになる3人でしたが、
中々うまくいかず…というところで先輩の伊織が登場。…ここで菊池真…。
先輩らしさを存分に魅せつけ、3人のモチベーションを上げていきます。
そして迎えたこけら落とし公演。いよいよ舞台の幕が上がり…。

先輩の話のうち、とりわけ伊織百合子に対する話は、言ってしまえば
「ありがちな話」に過ぎませんが、かつての劇場版では志保に対してだったのが、
ここでは百合子に対して…という観方のできるもの
ではあります。

いずれにしても王道の展開で、次話へと続いて行きます。


第3話 ファーストステージ

3人にとっての初めてのステージがどのようなものであったのか、
は終演後に振り返るような形で描かれていきます。

アイマス漫画恒例の「初舞台」ですが、ここでは小さな不安はあれど、
大きな失敗もなく…という王道展開で、輝くステージを成功させて見せます。

あまりに綺麗にまとまり過ぎて、漫画としてはこの3話で打ち切られかねない、
という話
にすら見えますがそうはならず、当然ここからが本当の物語の始まりです。


第4話 さいしょの歌

こけら落とし公演から早2ヶ月、夏の日差しも熱くなり…というところで新プロジェクトの開始、
そして初のソロ曲が与えられる、という話となります。

しかしユニット活動が続くという話はなく…というところに桃子が食い下がり、
彼女にとって大切なユニットだった、ということが色濃く描かれます。

ともあれ、ソロ曲を最初に得たのは百合子桃子、そして未来風花、そして
ユニットからはこのみが選出されず、ではこの5人の組み合わせは…
と考えればすぐに思い当たる5人組ですが、要するに、その設定を使うという事
のようです。

ユニット活動ができない不満を久々に揃った三人でのカラオケでぶち上げる桃子ですが、
そこで気持ちを一つにすることができ、桃子が選んだ曲は…。


第5話 風と共に

早速新ソロ曲お披露目の公演「Brand New Song」のシーンとなり、トリとなった桃子を除く、
百合子までの4人のステージが4者4様、濃度に差がありつつも描かれます。
当然百合子のパートは手厚く、彼女の気持ちは歌詞に紡がれる…という話に。

そしてそれを見届けるのは、このみこそ含むものの、
予想に反する組み合わせの5人で…と物語は2巻へと続いて行きます。


特別収録 プロローグ編

時間軸は本編1話、登場するメインメンバーは未来静香、という
「いつもの」トリオ。ここでわざわざこの三人を改めてフィーチャーしてどうするのか
というツッコミどころもありますが、美咲も登場することで多少はメリハリがついて、
別サイドからの始まりの物語が描かれています。


おまけ

本当にオマケの2ページ漫画…というか一種のサービスイラストが描かれています。


設定は極めて王道で、かろうじてメインのトリオの珍しさで癖をつけている今作。
「新しい歌」のタイトル通りの公演を軸に描くために、既に確定している5人組を描くなど、
それをそのままなぞるのか、と思いきやそうでもなさそう、という展開となっています。
ここからどう転ぶのか、というのがこれからの肝のはずであり、
単に「メインを代えただけの汎用コミカライズ」にならない、今作だけのアイデンティティ、
そのインパクトに今後は期待したいところ
です。

また、今作もこれまでのミリオンコミック同様に、特典CD付き限定版が出ています。
収録楽曲は「地球儀にない国」「瑠璃色金魚と花菖蒲」のライブサウンドバージョン、
というもので、ドラマやカバー、完全新曲もないものとなっていますが、
こちらも今後どのように展開していくか、楽しみにしていけるでしょう。

アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 3巻

kage

2018/07/30 (Mon)

「Clover」デビューへ!



第9話 海美ちゃんも自分の夢を叶えてね
第10話 まるで魔法をかけられたみたいに
第11話 私は歌が好き
第11.5話 2人は「ダブルエース」


可奈志保海美星梨花の4人による「Clover」が前巻で結成され、
いざユニット活動へ…という今巻は、この4人を中心としつつ、
他のメンバーにもスポットライトが当たる展開も見えてきます。


第9話 海美ちゃんも自分の夢を叶えてね

タイトル通りの「海美回」。ユニット最年長として気合十分の海美ですが、
最年少の星梨花の体力的な問題や、自身がアイドルを始めたことで
それまで続けていたバレエはパッタリやめてしまって…というところから、
普段は底抜けに明るい海美にも思うところが…という話になってきます。

思い悩むシーンなど想像もさせない海美のキャラクター性を崩さず、
それでいてシリアス展開をしっかりと描く、というバランスが絶妙に取れ、
さらに「アイドルになる前」の物語も描くという、見事な構成の回
となっています。


第10話 まるで魔法をかけられたみたいに

ユニット合同練習を欠席となった「シグナル」の静香に代わり、
代役で登場したのが765ASの春香、ということで、憧れだという可奈は興奮を隠せません。

そして春香を含めてのシグナルで披露されたレッスンでのパフォーマンスは
他のメンバー達も圧倒されるほどで…という形で漫画として「先輩の凄み」を描いていますが、
事実、「センター以外の春香」はある意味センターのとき以上に機能する、
というのはゲームにおけるステージシーンでもリアルに感じられるところであるため、
それをこのように漫画で表現したのは実に見事という他ありません


物語としては、可奈春香の他、未来とも会話をするシーンもあり、
「主役でないセンター」である未来の描かれ方、というのも印象的です。
そして「プチシュー」という思い出の食べ物の登場も…ですね。


第11話 私は歌が好き

歌織がステージデビューを迎える、ということで歌織が物語の中心ですが、
それを取り巻く紗代子このみといったメンバーそれぞれの心情も描かれ、
ミリオンの「群像劇」感をダイレクトに感じさせる構成になっています。


第11.5話 2人は「ダブルエース」

タイトル通りの番外編で、ダブルエースの美奈子奈緒の話で、
リーダーである奈緒の目線から描かれる話となっています。

いつも明るく元気で面倒見のいい美奈子ですが、記者からの質問で、
必ず口ごもるものがあり…というところから奈緒が疑心暗鬼になる、
という展開ですが、もちろんオチは爽やかで清々しいものとなり、
その意味でも二人の個性をしっかり描いている
、と言えます。


番外編に限らず、本編の中でもCloverの4人以外のメンバーをしっかりと描き、
しかしもちろんCloverの4人の成長の物語を軸から外さない、という構成は、
人数の多いミリオンのコミカライズという意味でベターなものに違いないでしょう。

そしてこの3巻も1巻2巻同様にCD付きの限定版があり、
楽曲としてはダブルエースの「神SUMMER!!」、本編で会話も交わした、
春香未来可奈による「ONLY MY NOTE」、歌のレッスンメンバーである
歌織紗代子可奈による「MUSIC♪」の3曲とドラマパートも収録。
本編と合わせて聴くとより楽しめる内容となっています。

ぷちます! 10巻

kage

2018/04/15 (Sun)

きようもあしたもいつもいつぱいあそぼう



#94 きせつのおやさい
#95-A よいおんど
#95-B うずれもれたものたち
#96-A もうひとつのこたつ
#96-B あきずにこたつ
#97-A しんとうへのみち
#97-B たくさんのおもいで
#98-A もらったあいじょう
#98-B いっしょくそくはつ
#99-A つくれにくりょうり
#99-B もーもーびより
#100-A いいひおはなみ
#100-B ついにやってみた
#100-C ぱにっくあにまる
#101-A いかすきぐるみ
#101-B あたまひえひえ
#102 それいけたかねさん
#103-A ぼうけんとわたし
#103-B うみんちゅのなつ



どこまでもマイペースのぷちますもついに10巻、100話到達(各話パート分けされていますが)。
だからと言って何が変わるわけでもない世界が展開されています。


#94 きせつのおやさい

唐突に「芋を煮ましょう」などと言い始める貴音に対し、軽く受ける伊織
様々な事態に伊織が慣れたからこその準備万端っぷりを見せつけますが、
なんだかんだあっても結局オチは不憫な伊織、というのは変わらず。


#99-A つくれにくりょうり

美希やよいによる料理番組のゲストにあずさが来て…ということで
マイペーストリオのやりとりが展開されますが、この中では美希がツッコミに
まわる模様。しかしオチだけはまたも伊織がかっさらうのもぷちますらしさ。


#103-A ぼうけんとわたし

高槻やよいのゴールド伝説」で海にやってきたやよい雪歩、と
やりたい放題のやよいと案の定不憫な、というのはいつも通りですが、
雪歩の可愛らしい水着姿と髪型が光ります。


記念の10巻という事もあってか、「アニメDVD付き限定版」も同時発売しており、
アイドルもぷちもフルメンバー出演の完全オリジナルアニメが収録されています。
さらには若林さんと平田さんによるビジュアルコメンタリーも収録、というボリューム感。

アニメの「全話いっき見ブルーレイ」も1期と2期分が同時発売、と謎の勢いを見せる
ぷちますですが、今後3期の可能性もあったりするのでしょうかね。

朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER 1巻

kage

2018/02/04 (Sun)

アイドルマスターゼロ



第一話
第二話
第三話 前編
第三話 後編
第四話
第五話
第六話


アニメ準拠版コミックに連なる新作で、若き日の小鳥や社長を描いた前日譚的作品。
「アイマス最大の謎」として半永久的に残るかと思われたこの過去物語を
公式で描く、という事の是非について議論の余地はあると思われますが、
それを含めて非常にインパクトの大きな作品であることは間違いありません。


第一話

アイドルの世界とは無縁の高校生である小鳥と、
この1話時点では名称が出ない、大型のアイドル事務所に努める若き日の高木順二朗、
のちの765プロ社長、二人の運命的な出会いが描かれるのがこの1話となっています。

更には高木と同僚の黒井(この時点では名称出ず)や、同じく後の876プロの社長である
石川らしき人物も登場、そして日高舞が電撃引退した後の時間軸であることも示されます。
この世界・時代におけるアイドル像についても、ですね。

小鳥と高木の出会いはもちろん、春香達が活躍している時代とは違う時代で、
一体何が起きていたのか、ということについて興味が惹かれる導入話
です。


第二話

高木が小鳥の母である音無琴美に深くかかわる人物であったこと、
そして琴美は既にこの世にいないこと、高木の私生活は満帆ではなさそうなことなど、
この世界の基盤がよりくっきり見えてくるのがこの二話

高木と小鳥、それぞれに思うところはあり…というところで物語が進んでいきます。


第三話 前編

黒井と高木のアイドルに対する思想の相違について描かれ、
そして二人の更なる過去が…という引きで後編へ。


第三話 後編

小鳥が高木らの会社を訪れ、そして高木と琴美の出会いの回想も描かれる、
ということで過去と現在についてより大きな動きが見て取れます。
そして高木と琴美の物語は、決して綺麗なものではなかった、ということも…。


第四話

アイドル時代の琴美を思い出し、そして琴美と小鳥を重ねて見る高木。
小鳥も母との思い出を思い返しますが、それをこっそりと聴いている黒井は…


第五話

バーで若き日の善澤記者と飲む高木。
そこで善澤はアイドル界を去って実家に戻っていた琴美を取材目的で訪れた、
という話を始めます。そしてそのとき琴美は妊娠をしていた、という話を…。

(元)アイドルが妊娠、というリアリティはアイマス世界においてはこれまでは描かれざる
側面だっただけにインパクトの強いもので(特に、語弊を恐れなければ「父親が不明」
という事態も含めて)、その分この物語の重みを生み出しているとも考えられます。


第六話

琴美をプロデュースしていたころを思い出す高木。
一方で小鳥は黒井のプロデュースするアイドルユニット「ブラックニードル」を観て
アイドルという存在により興味が湧くようになり…



小鳥と高木たちの出会いの物語だけでなく、さらにそれより過去の、琴美の物語も描く、
という構造で、春香達の物語とは全く異なる見せ方にもなっており、
漫画としての読み応えというか、読み心地というものも随分違った印象を受けます。

また、小鳥と琴美の物語、それぞれにおいてある意味ラストが見えおり、
そこに至る経緯がどういったものなのか、ということこそがキモである、
ということもその構造の違いを生み出していると言えるでしょう。

そしてその中で、これまで怪しい黒いオジサンでしかなかった高木の人間性が(顔とともに)
ハッキリ見えたり、現代における黒井との関係性、そして小鳥との関係性というものが
どのように生まれたのか、というものが見える、というのも興味深く思います。

正直この物語は永遠に描かないままで良かったと思いますが、
あくまでもアニメ準拠の物語とは言え、こうして公式で描かれた以上、
全てに通じる「アイドルマスターゼロ」としてのこの物語を受け止めるべき
なのでしょう。

そのことに複雑な思いはやはり持ちつつも、純粋にこの物語がどんなものになるのか、
ということは一つの漫画作品として気になり、次回も楽しみになります。