カテゴリ:漫画 の記事リスト(エントリー順)

朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER 3巻

kage

2019/09/01 (Sun)

過去の真相



第十三話
第十四話
第十五話
第十六話
第十七話
第十八話


二巻に引き続き語られる小鳥の母、琴美の物語。
それは同時にアイドルマスターというタイトル自体にも関わる重大な話にも繋がっていききます。


第十三話

琴美の体調を踏まえ、ライブの構成を大きく変えることを琴美自身に伝える高木と黒井。
琴美自身は元の構成でやりたいと直訴するも、高木の考えは変わらず…。
その後の高木と琴美との二人だけの話しで、確かな信頼が生まれることになりますが、
更にその後に黒井が琴美に放った言葉が…。

高木にとってのアイドル論が語られることにもなりますが、
対する黒井はアイドル論と言うより大人げないだけの感情路に走る、
というあたりが時間軸的に後になるアニメ本編、あるいはゲームでの物語での
765の成功と961の失敗に直結しているようにも思える重要な回
です。


第十四話

失踪した琴美について直接ぶつかり合った高木と黒井。
その話の「先」を求める小鳥の時間軸の黒井ですが、高木はそれには応じず、
更なる高木のアイドル論が語られることとなります。

「昔話」はここまで、となりますが、それを聞いていた若宮一紗にも影響はあったようで、
黒井のスタンスもまた必ずしも間違いではない、と思わされる話ともなります。


第十五話

雨に濡れた小鳥が高木が一人で住むマンションに…という話。
小鳥自身が気にするように、「事案」どころか「事件」案件にも思えますが、
流石にその展開は物語の本題ではないのでそういう方向には話は転ばず

黒井の前では語られなかった「その先」が語られることとなります。


第十六話

失踪した琴美を必死に探した高木。結局発見することはできなかったものの、
琴美からの手紙を見つけ、彼女の真意を知ることとなります。
しかしその真意を信じきれない高木は自身を責めますが、
それを聞いた小鳥が、高木の心を救う事となります。


第十七話

車で小鳥を帰宅させる高木ですが、その車中で再び琴美の面影を小鳥
見ることとなります。その翌日再びライブ物販のバイトにつく小鳥
ということで重い話を経ても変わらぬ日常が続くように思えますが、
その裏ではブラックニードルがライブへのモチベーションを高め…
という形で「昔話」の影響を感じさせます



第十八話

「歌が上手い」と噂を聞きつけた別のクラスの女子に、
カラオケでの「審査」を経て学園祭のバンドのボーカルに誘われる小鳥
断ろうかと思いつつも、ライブで観たブラックニードルのステージが心に残り…。

一方で高木と黒井もまた日常業務に戻りますが、
ブラックニードルの躍進を受け、石川から黒井への皮肉も飛ばされます。

琴美の物語に一応の決着がつき、また次の展開へ、という繋ぎの回という印象です。


2巻から引き続き語られた琴美の物語。
それ自体は今作オリジナルの話に留まるであろうものですが、
それと同時に語られる高木と黒井のアイドル論、というのは
「アイドルマスター」というタイトル自体に直結するものでもあり、
非常に重みのある話であるのは間違いありません


琴美の物語については、ここまで語られると「小鳥の父親」は何者なのか、
というのが必要以上に気になってしまいますが…。

いずれにしても今作自体、一つの区切りをつけ、ここから小鳥は、高木はどうなる、
という流れにもなっていて、4巻でどのような展開となるか引き続き注目です。

朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER 2巻

kage

2019/08/08 (Thu)

追憶の物語



第七話
第八話
第九話
第十話
第十一話
第十二話


高木社長と小鳥の過去に迫るコミックの第二巻。
カギになるのはかつて高木が黒井とともにプロデュースした小鳥の母、琴美。
その琴美について衝撃の過去が明らかになります。


第七話

ライブ物販のアルバイトをすることとなった小鳥
一方そのライブに出演するアイドルユニット「ブラックニードル」は黒井の思うような
パフォーマンスをリハーサルでは発揮できませんでしたが、高木にフォローされます。
そして黒井と小鳥がついに接触し…。

黒井と高木のプロデュース方針の違いが明確に分かると同時に、
ストーリーが大きく動く重要な回にもなっています。


第八話

小鳥は黒井の案内でライブを観覧し、ブラックニードルのパフォーマンスも見ることに。
そこで披露されたのは、黒井にとっては想定以上、そして小鳥にとっては
衝撃的なものとなりました。それを実現できたのはもちろん高木の手腕あってこそ、でしたが
その高木と黒井が小鳥について話すこととなり…。


第九話

黒井が回想するのはアイドルデビューしたばかりの琴美のグラビア撮影シーン。
黒井にとっては特別な才能のある存在には思えなかった琴美ですが、
撮影スタッフの言葉を受けてその印象も変わることに
そして舞台は現代、ライブ後の会場に小鳥と高木を呼び出し…。


第十話

3人が揃い、黒井が高木に語らせようとするのは琴美の失踪の真実。
しかし「失踪」というワードが小鳥には引っかかり…。

その3人の様子をこっそり伺うブラックニードルの若宮一紗が
如何なる役割を担うのか
、というのも気になる回となります。


第十一話

時間軸は再び過去。アイドルとして元気にレッスンする琴美。
ライブ出演もほぼ決定となり喜びを見せますが、その健康的な姿の裏では…。
そしてそんな琴美が想像するステージからの光景は…
という、あらゆる意味で衝撃の回となっています。


第十二話

ライブに向けてレッスンを重ねる琴美ですが、しかしある日…。
それでもステージへの意気込みを語る琴美、を回想する高木ですが、
それが高木にとっては大きな後悔になっているようで…


非常にショッキングな事実が語られることとなっており
2巻にしてストーリーの核心部分に到達、とも言えそうです。
小鳥の物語であると同時に琴美の物語でもあり、そしてもちろん高木と黒井の物語でもある、
という一種の群像劇ともなっていますが、2つの時間軸で何が起き、
そして春香達の時間軸にいかなる影響を残したのか、
という事も含め、従来のアイマスにはないミステリアスさもある物語で、
3巻の展開も非常に気になる、という巻になっています。

アイドルマスター ミリオンライブ! THEATER DAYS Brand New Song 2巻

kage

2019/07/17 (Wed)

それぞれの歌



第6話 大好きなあなたに
第7話 手と手繋いで
第8話 君がいてくれるから
第9話 きっと何年経っても
第10話 私たちの名は
おまけ


百合子このみ桃子の3人が「歌」をテーマとした公演をベースに
紡いでいく物語の2巻は、そのトリオとしての関係性はもちろん、
各々の他のメンバーとの関わりも深く描かれていくことになります。


第6話 大好きなあなたに

「Brand New Song」第2公演を前に近所のショッピングモールのステージで
ライブを行ったこのみの3人。
そのライブ後もシアターに戻り一人で練習をするこのみのもとに莉緒が現れて…。

百合子桃子からのこのみへの想いが語られると同時に、
このみ莉緒の関係性についても丁寧に描かれる話となっています。


第7話 手と手繋いで

このみが765プロの採用面接を受けた時の回想から始まり、
無事開幕となった「Brand New Song」第2公演が描かれていくことになります。

瑞希、そして莉緒が順調にソロ曲を披露していき、
そして迎えたこのみの出番。舞台裏でのPとの会話を経て、
百合子桃子が見守る中披露したステージは…。
このステージを経て、物語は本格始動、という事になっていきます。


第8話 君がいてくれるから

浴衣を着て夏祭りに仕事で参加することになった桃子
ともに参加するのは雪歩、ということになりますが、
桃子にとっては特別な存在で…ということが回想、
そしてこの夏祭りでのステージでの舞台裏で描かれることとなります。

がいることでこの物語での主役である桃子の成長が描かれることになりますが、
の良い子さが際立つエピソードともなっています。


第9話 きっと何年経っても

迎えた「Brand New Song」第3公演。ロコ千鶴に続いて登場したのは、
この公演への緊急参加を直訴した桃子
第1公演でも披露した「ローリング△さんかく」の再披露となりますが、
この短期間での成長を踏まえてのステージ、ということになります。

ここでもまたの良い子さが感じられる話となっており、
ともに出演した先輩の雪歩を含めての最後の楽曲まで含め、
非常に美しいエピソードとして紡がれる
ことになります。


第10話 私たちの名は

百合子このみ桃子の3人がユニットデビューに向けてレッスンをする中、
大事な「ユニット名」が決まっていないことに気づき、各々案を出しますが…。

そこを訪れたまつり朋花からエレナ美也の話を聞き、
その仕事ぶりに特に桃子が焦りをみせますが、そこをこのみがしっかりとフォロー。
そしてユニット名も無事決定することとなります。


おまけ

時系列は「Brand New Song」第2公演の1週間後、Pよりユニットのリーダーに任命された
このみでしたが、百合子桃子には伝えられておらず…という話になり、
3人の信頼関係がしっかり築かれていることがわかるエピソードではあるのですが、
これを本編ではなくおまけでやるのか、という感も



順調に開催されていくBrand New Song公演、その中で主役の3人の間の関係性だけでなく、
他のメンバーとの関係性というものもしっかりと描かれていくことになります。
それは所謂「王道」的な関係のものではありますが、
しかしながらコミックというメディアでしっかりと描く、ということで、
ゲーム等とも異なる見せ方ができているのでは、と感じられます。

そしてこの巻のラストでユニット名がついに決定、ということで、
ここからが物語の本格スタート、という事も感じさせます。

1巻にはあったCD付き特装版はこの2巻にはない、となってしまっていますが、
このユニットでのオリジナル楽曲を含め、3巻以降では復活することを期待したいです。

アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 5巻

kage

2019/07/09 (Tue)

そして、彼女たちはきらめくステージへ



第15話 本当の気持ち
第16話 凛と
第17話 つたわるきもち
第18話 届いたかな…?
第18.5話 7月のメリークリスマス


ついに迎えるユニットデビューライブ。
出演する3ユニットはもちろんのこと、それ以外のメンバー達もまた、
それぞれの想いを持ち、ステージに立ち、見守り、祈ります。


第15話 本当の気持ち

偶然居合わせた静香との会話を経て、彼女への印象を変える志保
そこからの可奈との会話でも、また考えを改めることになります。
そして何よりも大切な弟の陸に対し、今まで言ったことのない気持ちを伝え…。

志保を主役として、そのいくつもの懸念点を払しょくし、
いざデビューライブへ、という話になりますが、その中で未来歌織達別アイドルも登場し、
それぞれの個性も少ない描写ながらしっかり描かれています



第16話 凛と

デビューライブの客席で陸と母が偶然居合わせたと共にステージを見守る中、
まず登壇したのは。ユニットとして組んでいるわけではない二人が
まるで「前座」かのようにここで出演するにあたってはひと悶着あり…。

の主観をメインとすることで、彼女自身、そしてについてもその魅力がしっかりと
伝わる物語となっており、メイン4人だけに留まらないという観点から、
今作自体の厚みを感じられるようなエピソードとなっています



第17話 つたわるきもち

3ユニット揃い踏みでの「Brand New Theater!」からのダブルエース、トライスタービジョンが
それぞれの個性あふれるステージを展開し、そして陸達が見守る中、
いよいよCloverがステージに登場します。

ダブルエースとトライスタービジョンのステージでは、
それぞれの外伝話で描かれたエピソードについて、しっかりと伏線回収というか、
見せ場に使われることとなり、それぞれのユニットとしての物語も楽しめます



第18話 届いたかな…?

Cloverのステージは順調に進んでいく中で、4人がそれぞれの想いを深めていきます。
その裏では、このステージに立たない他のミリオンスターズ達の想いもあり、
あるいはステージを見守る観客たち、そしてもちろん志保の母や陸にも…。

そしてステージを終えた後、メンバー一人ずつに声を掛けていく志保ですが、
最後となった可奈に掛けた言葉は…ということで、
「私たちのアイドル活動はこれからだ!」と物語は完結しそうな流れとなりますが、
そうはならず、また新たな展開へと続いて行くこととなります



第18.5話 7月のメリークリスマス

夏の日にシアターで居眠りしてしまった志保の前に現れたのは雪歩
ではなくスノゥと名乗る自称クリスマスの精霊。
これは夢だと志保は自覚しつつ、そのスノゥが見せる世界に心を揺るがされ…。

完全な外伝ながら志保のパーソナリティにおいて重要な部分にも触れつつ、
ミリシタとも繋がる大切なエピソード
となっています。


物語最大の山場となったステージを、安易でありがちなアクシデントを入れるでもなく、
しっかりとそれぞれの成長を描く、という構成は読んでいて非常に気持ちのいいものです。

また、メインのCloverの4人はもちろん、ステージに立つ他メンバー、
あるいは立たないメンバーさえもしっかりと描写し、それぞれの個性や魅力を描く、
というのは今巻に限らずですが、非常にうまくできており、ここも好感の持てる点です。

物語としては山場を越えたのは間違いありませんが、
だからこそ、ここからどうなる、ということで次巻もまた楽しみになります。


そして今巻も当然のようにCD付きの限定版があり、
Cloverの完全オリジナル楽曲「Clover Days」に、の「キラメキラリ」、
可奈志保の「メリー」と物語に沿った楽曲を収録しています。

その本筋とは全く別の話となるドラマパートも収録されており、それもまた楽しめますが、
やはり「Clover Days」の存在が一際輝いており、この5巻までの物語を踏まえて聴くことで、
その魅力を存分に味わえる、漫画オリジナル楽曲ならではの楽しみ方ができます。

アイドルマスター シャイニーカラーズ コミックアンソロジー

kage

2019/05/06 (Mon)

シャイニーカラーズ初コミカライズ



ふわふわなまいにち 作:倉崎もろこ
ちょこ色トラップデー 作:南高春告
大崎プロデュース 作:まごころくらげ
挑戦サプライズ 作:神武ひろよし
ふっふ~んな日常 作:国府田ハヤト
ちょこれいと☆はぷにんぐ 作:あめ
春のうららのアルストロメリア 作:四志丸
灯織のdestination 作:にりかわ
【縮・小・霧・子】 作:はねつか
ありがとうのプレゼント 作:みくり
樹里ちゃんの傘 作:こあめ咲
ツッコミがいない! 作:谷屋 楽
放課後猫日和 作:pote
アンティーカ・オフタイム 作:浜田二郎
食レポの心得は? 作:いのうえひなこ


シャイニー初の公式コミカライズはアンソロジー。
タイトル自体の特徴である、「ユニット毎」をベースとしつつも、
そのユニットの枠を超えての組み合わせで、というのも一部収録されています。


ふわふわなまいにち 作:倉崎もろこ

事務所でウサギの絵本を読んでいた霧子がふと眠気を感じてひと眠りすると…
アンティーカらしさ、というかフワフワ過ぎる世界が描かれます。


ちょこ色トラップデー 作:南高春告
智代子が事務所の冷蔵庫に入れておいたチョコを樹里がつまみ食いしてしまい…
極端なまでのちょこじゅりが描かれる話となります。


大崎プロデュース 作:まごころくらげ
突然プロデューサーになりたいと甜花が言い出したのに対し、千雪と甘奈は…
という話ですが、結局甜花のダメ人間っぷりが発揮されることとなります。


挑戦サプライズ 作:神武ひろよし
めぐるが真乃との会話でふとサプライズを思いつき…
となりますが、正統派なイルミネーションスターズの話となっています。


ふっふ~んな日常 作:国府田ハヤト
4コマ形式のアンティーカの話、5人がカラオケに行くだけの話ですが、
一人ずつの個性がしっかり描かれたものとなっています。


ちょこれいと☆はぷにんぐ 作:あめ
智代子のチョコがなくなる、という事態について放課後クライマックスガールズの
5人が探り合う、というものですが、オチは案の定な感じに。


春のうららのアルストロメリア 作:四志丸
甜花が溶けてしまった(比喩)ことに対し、解決策を探っていく、という話。
三人の個性と関係が極端にですが描かれているものとなっています。


灯織のdestination 作:にりかわ
雑誌で運勢が悪い、と出てしまった灯織が落ち込んで…という話。
全編ギャグテイストではありますが、オチはきれいなものとなります。


【縮・小・霧・子】 作:はねつか
霧子が唐突に小さくなって、という話ですが、小人サイズでもなく、小学生サイズ、
という感じで、ひたすらアンティーカメンバーに可愛がられる話となります。


ありがとうのプレゼント 作:みくり
甜花がアルストロメリアの二人に日頃の感謝を…ということで果穂と霧子に
相談を、という話。ユニットの枠を超えての貴重かつ暖かい話となっています。


樹里ちゃんの傘 作:こあめ咲
ある日急に雨に降られた真乃が、話したこともなかった樹里に傘を渡されて…
という話。ユニットを超えての正統派百合が綺麗な絵柄で描かれています。


ツッコミがいない! 作:谷屋 楽
タイトル通り、アルストロメリアの三人が終始ボケ倒す、というギャグ話。
オチだけはイイ話っぽくまとめられています。


放課後猫日和 作:pote
撮影所で凛世が放クラメンバーに似た猫と出会い…という話。
猫を通して、そして後日談も含め、5人の個性と関係が描かれています。


アンティーカ・オフタイム 作:浜田二郎
恋鐘が主役の、アンティーカがオフに花見を、という話ですが、こちらも猫が
重要な役割に。ややシリアス調も、深みには入らないバランスになっています。


食レポの心得は? 作:いのうえひなこ
イルミネの3人が食レポに挑戦、というギャグベースの話ですが、
最後は綺麗に、この話もこのコミック自体も締めるようなカットが描かれます。


シャイニー初のコミカライズ、ということで、初期4ユニット16人だけが対象に、
ギャグを基本としつつも少しばかりシリアスあり、百合要素もあり、
というアイマスアンソロジーらしいバランス感の内容となっています。

これでキャラとユニットの全てがわかる、というほどのものではないですが、
手軽に明確に、シャイニーというタイトルに触れやすいものであるのは、
コミカライズ、アンソロジーというメディアの特権
と言っても差し支えないでしょう。