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アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 3巻

kage

2018/07/30 (Mon)

「Clover」デビューへ!



第9話 海美ちゃんも自分の夢を叶えてね
第10話 まるで魔法をかけられたみたいに
第11話 私は歌が好き
第11.5話 2人は「ダブルエース」


可奈志保海美星梨花の4人による「Clover」が前巻で結成され、
いざユニット活動へ…という今巻は、この4人を中心としつつ、
他のメンバーにもスポットライトが当たる展開も見えてきます。


第9話 海美ちゃんも自分の夢を叶えてね

タイトル通りの「海美回」。ユニット最年長として気合十分の海美ですが、
最年少の星梨花の体力的な問題や、自身がアイドルを始めたことで
それまで続けていたバレエはパッタリやめてしまって…というところから、
普段は底抜けに明るい海美にも思うところが…という話になってきます。

思い悩むシーンなど想像もさせない海美のキャラクター性を崩さず、
それでいてシリアス展開をしっかりと描く、というバランスが絶妙に取れ、
さらに「アイドルになる前」の物語も描くという、見事な構成の回
となっています。


第10話 まるで魔法をかけられたみたいに

ユニット合同練習を欠席となった「シグナル」の静香に代わり、
代役で登場したのが765ASの春香、ということで、憧れだという可奈は興奮を隠せません。

そして春香を含めてのシグナルで披露されたレッスンでのパフォーマンスは
他のメンバー達も圧倒されるほどで…という形で漫画として「先輩の凄み」を描いていますが、
事実、「センター以外の春香」はある意味センターのとき以上に機能する、
というのはゲームにおけるステージシーンでもリアルに感じられるところであるため、
それをこのように漫画で表現したのは実に見事という他ありません


物語としては、可奈春香の他、未来とも会話をするシーンもあり、
「主役でないセンター」である未来の描かれ方、というのも印象的です。
そして「プチシュー」という思い出の食べ物の登場も…ですね。


第11話 私は歌が好き

歌織がステージデビューを迎える、ということで歌織が物語の中心ですが、
それを取り巻く紗代子このみといったメンバーそれぞれの心情も描かれ、
ミリオンの「群像劇」感をダイレクトに感じさせる構成になっています。


第11.5話 2人は「ダブルエース」

タイトル通りの番外編で、ダブルエースの美奈子奈緒の話で、
リーダーである奈緒の目線から描かれる話となっています。

いつも明るく元気で面倒見のいい美奈子ですが、記者からの質問で、
必ず口ごもるものがあり…というところから奈緒が疑心暗鬼になる、
という展開ですが、もちろんオチは爽やかで清々しいものとなり、
その意味でも二人の個性をしっかり描いている
、と言えます。


番外編に限らず、本編の中でもCloverの4人以外のメンバーをしっかりと描き、
しかしもちろんCloverの4人の成長の物語を軸から外さない、という構成は、
人数の多いミリオンのコミカライズという意味でベターなものに違いないでしょう。

そしてこの3巻も1巻2巻同様にCD付きの限定版があり、
楽曲としてはダブルエースの「神SUMMER!!」、本編で会話も交わした、
春香未来可奈による「ONLY MY NOTE」、歌のレッスンメンバーである
歌織紗代子可奈による「MUSIC♪」の3曲とドラマパートも収録。
本編と合わせて聴くとより楽しめる内容となっています。

ぷちます! 10巻

kage

2018/04/15 (Sun)

きようもあしたもいつもいつぱいあそぼう



#94 きせつのおやさい
#95-A よいおんど
#95-B うずれもれたものたち
#96-A もうひとつのこたつ
#96-B あきずにこたつ
#97-A しんとうへのみち
#97-B たくさんのおもいで
#98-A もらったあいじょう
#98-B いっしょくそくはつ
#99-A つくれにくりょうり
#99-B もーもーびより
#100-A いいひおはなみ
#100-B ついにやってみた
#100-C ぱにっくあにまる
#101-A いかすきぐるみ
#101-B あたまひえひえ
#102 それいけたかねさん
#103-A ぼうけんとわたし
#103-B うみんちゅのなつ



どこまでもマイペースのぷちますもついに10巻、100話到達(各話パート分けされていますが)。
だからと言って何が変わるわけでもない世界が展開されています。


#94 きせつのおやさい

唐突に「芋を煮ましょう」などと言い始める貴音に対し、軽く受ける伊織
様々な事態に伊織が慣れたからこその準備万端っぷりを見せつけますが、
なんだかんだあっても結局オチは不憫な伊織、というのは変わらず。


#99-A つくれにくりょうり

美希やよいによる料理番組のゲストにあずさが来て…ということで
マイペーストリオのやりとりが展開されますが、この中では美希がツッコミに
まわる模様。しかしオチだけはまたも伊織がかっさらうのもぷちますらしさ。


#103-A ぼうけんとわたし

高槻やよいのゴールド伝説」で海にやってきたやよい雪歩、と
やりたい放題のやよいと案の定不憫な、というのはいつも通りですが、
雪歩の可愛らしい水着姿と髪型が光ります。


記念の10巻という事もあってか、「アニメDVD付き限定版」も同時発売しており、
アイドルもぷちもフルメンバー出演の完全オリジナルアニメが収録されています。
さらには若林さんと平田さんによるビジュアルコメンタリーも収録、というボリューム感。

アニメの「全話いっき見ブルーレイ」も1期と2期分が同時発売、と謎の勢いを見せる
ぷちますですが、今後3期の可能性もあったりするのでしょうかね。

朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER 1巻

kage

2018/02/04 (Sun)

アイドルマスターゼロ



第一話
第二話
第三話 前編
第三話 後編
第四話
第五話
第六話


アニメ準拠版コミックに連なる新作で、若き日の小鳥や社長を描いた前日譚的作品。
「アイマス最大の謎」として半永久的に残るかと思われたこの過去物語を
公式で描く、という事の是非について議論の余地はあると思われますが、
それを含めて非常にインパクトの大きな作品であることは間違いありません。


第一話

アイドルの世界とは無縁の高校生である小鳥と、
この1話時点では名称が出ない、大型のアイドル事務所に努める若き日の高木順二朗、
のちの765プロ社長、二人の運命的な出会いが描かれるのがこの1話となっています。

更には高木と同僚の黒井(この時点では名称出ず)や、同じく後の876プロの社長である
石川らしき人物も登場、そして日高舞が電撃引退した後の時間軸であることも示されます。
この世界・時代におけるアイドル像についても、ですね。

小鳥と高木の出会いはもちろん、春香達が活躍している時代とは違う時代で、
一体何が起きていたのか、ということについて興味が惹かれる導入話
です。


第二話

高木が小鳥の母である音無琴美に深くかかわる人物であったこと、
そして琴美は既にこの世にいないこと、高木の私生活は満帆ではなさそうなことなど、
この世界の基盤がよりくっきり見えてくるのがこの二話

高木と小鳥、それぞれに思うところはあり…というところで物語が進んでいきます。


第三話 前編

黒井と高木のアイドルに対する思想の相違について描かれ、
そして二人の更なる過去が…という引きで後編へ。


第三話 後編

小鳥が高木らの会社を訪れ、そして高木と琴美の出会いの回想も描かれる、
ということで過去と現在についてより大きな動きが見て取れます。
そして高木と琴美の物語は、決して綺麗なものではなかった、ということも…。


第四話

アイドル時代の琴美を思い出し、そして琴美と小鳥を重ねて見る高木。
小鳥も母との思い出を思い返しますが、それをこっそりと聴いている黒井は…


第五話

バーで若き日の善澤記者と飲む高木。
そこで善澤はアイドル界を去って実家に戻っていた琴美を取材目的で訪れた、
という話を始めます。そしてそのとき琴美は妊娠をしていた、という話を…。

(元)アイドルが妊娠、というリアリティはアイマス世界においてはこれまでは描かれざる
側面だっただけにインパクトの強いもので(特に、語弊を恐れなければ「父親が不明」
という事態も含めて)、その分この物語の重みを生み出しているとも考えられます。


第六話

琴美をプロデュースしていたころを思い出す高木。
一方で小鳥は黒井のプロデュースするアイドルユニット「ブラックニードル」を観て
アイドルという存在により興味が湧くようになり…



小鳥と高木たちの出会いの物語だけでなく、さらにそれより過去の、琴美の物語も描く、
という構造で、春香達の物語とは全く異なる見せ方にもなっており、
漫画としての読み応えというか、読み心地というものも随分違った印象を受けます。

また、小鳥と琴美の物語、それぞれにおいてある意味ラストが見えおり、
そこに至る経緯がどういったものなのか、ということこそがキモである、
ということもその構造の違いを生み出していると言えるでしょう。

そしてその中で、これまで怪しい黒いオジサンでしかなかった高木の人間性が(顔とともに)
ハッキリ見えたり、現代における黒井との関係性、そして小鳥との関係性というものが
どのように生まれたのか、というものが見える、というのも興味深く思います。

正直この物語は永遠に描かないままで良かったと思いますが、
あくまでもアニメ準拠の物語とは言え、こうして公式で描かれた以上、
全てに通じる「アイドルマスターゼロ」としてのこの物語を受け止めるべき
なのでしょう。

そのことに複雑な思いはやはり持ちつつも、純粋にこの物語がどんなものになるのか、
ということは一つの漫画作品として気になり、次回も楽しみになります。

アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 2巻

kage

2017/12/19 (Tue)

芽吹きの時



第5話 夢
第6話 なんでそんなことで泣いてるのよ
第7話 小さなキラボシたち
第8話 ちょっぴり嫉妬しちゃった


1巻に立て続けて発売された2巻。
気になる引きからの展開、そして物語は次のステージへ…
と王道ストーリーをひた走る流れとなっていきます。


第5話 夢

倒れてしまった志保に代わって可奈がステージに上がるか、ということを
打診するPですが、可奈の出した応えは意外なもので…。

志保が異常なまでにアイドルに対してストイックである理由も描かれ、
彼女達それぞれの「アイドル観」というものが見えてくる展開となります。


第6話 なんでそんなことで泣いてるのよ

ライブ当日、実際にステージに立つことになったのは…というところからの
怒涛の王道展開で、しっかりとストーリーの山場を描き切ります

そんな中でまつりの浮世離れ感からの意外性、というところも描かれ、
メインではないアイドル達の魅力もしっかりと描いています。

そしてなんとっ!まさかの新キャラ登場で物語は次の展開へ。


第7話 小さなキラボシたち

いつものように、それでいてこれまでとは違った気持ちで劇場に電車で向かう可奈
そんな可奈の前に目を惹く和風美人が現れて…。
そして劇場のほうにも、魅力的な歌声の人物が登場し…。

そんな新メンバーも加わる中、可奈も確かにアイドルとしての成長を実感し、
そしてPが彼女たちに次の物語を提示する、という流れになっていきます。

意外と言えば意外、そして当然と言えば当然の新メンバー登場、
メイン4人を軸に、この2人もどう活かしていくのか、今後も気になります。


第8話 ちょっぴり嫉妬しちゃった

ミリオンスターズの中から新ユニットを選抜、ということとなり、
ここでタイトルが明確に物語とリンクする、ということにもなります。
そして可奈志保星梨花海美の4人がメインであるという改めての提示にも。

この4人の中で年齢的には上の海美の起用が気になるところ、というのは
メタ的にもストーリー的にもありましたが、そこも綺麗に回収
、となり、
そして最後も綺麗な笑顔とともに締める、という気持ちのいい形となっています。


1巻に引き続きの王道展開で、その中でも新キャラ3名の登場と紹介、
4人メインの明確化と今後の展開への布石、というものを詰めてきています。

その中で、全員ではなくとも、他のアイドル達の魅力も可能だけ描き、
シアター全体の雰囲気をしっかり描こうという構成はとりわけ大きなポイント
です。

また、1巻と同様にこの2巻にもCD付きの限定版があり、
楽曲としては星梨花海美のデュオ「Do-Dai」、星梨花ソロの「フラワーガール」、
海美ソロの「スマイル体操」が収録されており、オリジナルとはまた違った形で楽しめ、
そしてドラマパートでは雪歩も登場し、また本編とは異なる掛け合いが展開されています。

アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 1巻

kage

2017/12/02 (Sat)

あこがれのステージへ



第1話 私の名前は矢吹可奈♪
第2話 ステージは…
第3話 だけど私には
第4話 みんなが幸せになれるわけじゃないのよ


ミリオンのストーリーコミック第二弾は可奈志保星梨花海美の4人をメインに、
特に可奈を主人公格として描く、成長物語。

ゲッサン版と同じく「アイマスコミック」として最もシンプルなフォーマットではありますが、
メインアイドルが違えば当然ストーリーも異なり…というところとなってきます。


第1話 私の名前は矢吹可奈♪

765プロ新人アイドルオーディションに合格した可奈が765ライブシアターを訪れますが、
しかしそこでPから告げられたのは、間違って他のメンバーより1月遅れで
合格通知を出してしまった、というもの。しかしそれには実は理由があって…。

そこでストイックにアイドルに励もうとする志保との出会い、そしてその志保を含めた、
他のメンバーの前で可奈は大好きな歌を歌うことになり…。

シンプルな構成ですが、キャラ紹介と出会いをしっかりと描き、
第1話として、これからの物語に期待をもたせてくれるものとなっています。


第2話 ステージは…

指導係となった志保とともにレッスンに励む可奈
そんなある日、バックダンサーとしてですが、初めてステージに立つことになり、
そしてそのステージで可奈を待ち受けていたのは…。

アイドル、そしてステージは単にキラキラしているだけではない、というシーンこそ、
「アイマスらしさ」を端的に示しており
、早速それが描かれることとなっています。


第3話 だけど私には

星梨花とともに先輩である765プロASのステージを観ることになった可奈
そのバックダンサーである仲間たちも含め、アイドルとしての目標、
というものがより具体的に見えてくる、そんな話となっています。

まぁ、そもそもステージに立つより観るのが先だろ、というツッコミもできますが、
この順番だからこそ、という物語の描き方になっているのがポイントでもあります。


第4話 みんなが幸せになれるわけじゃないのよ

可奈志保星梨花のうち2人をアイドルとして正式にステージデビューさせる、
というP。そのオーディションに向けて、各々他のメンバーたちの協力のもと、
レッスン等に励み、2つの椅子をめぐって争う事になりますが…。

オチは案の定、というかお決まりのパターンとなっていますが、
1巻の終わりとしては気になる引きとして機能はしています。


おまけマンガ さすがですね千鶴さん

タイトル通りの番外編で、千鶴がPからのお使いで買い物に出たところ、
可奈と出会い…というところからの話になっています。

自称セレブにして常識人である千鶴の個性と魅力を
端的に示している
、そんな話として完成されていると思えます。


全体を通し、極めて王道の「アイマスコミック」を描いているという印象の今作。
アイマス以前にスポーツ的な成長モノのマンガとして王道、でもあるわけですが、
そういった構成だからこそ、アイドル個々人の魅力をもっともダイレクトに感じられる

とも言えるわけで、今後の物語にも期待が持てるものとなっています。

また、これまたアイマスコミックの王道として、CD付きの限定版もあり、
可奈志保のデュオ曲「L・O・B・M」、可奈ソロの「ゲンキトリッパー」、
志保の「DREAM」、そしてオリジナルボイスドラマが収録されていて、
耳でもこの漫画の世界観を感じられる、そんな構成となっています。