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ラブライブとアイドルマスター その3 後編

kage

2016/04/10 (Sun)

ラブライブとアイマスの「世代交代」

先日の東京ドームでの「ファイナルライブ」をもってしてμ'sの6年間の物語は完結し、
既に始動している「サンシャイン」というタイトル、そのユニットである「Aqours」へと
世代交代する、というのがラブライブの流れになっています。

その物語のつなげ方は、アイマスでいえば「765⇒ミリオン」というよりは
「765⇒シンデレラ」のような形で、直接的なものではない、ということになっているようで、
「μ'sだからこそのラブライブで、Aqoursなんて…」という「μ's原理主義」がどれくらいいるのか、
というのを含めて、Aqoursの先行きに不安も当然のことながらあったようですが、
少なくともCDの売り上げ的には問題なし、という立ち上がりのようではあります

(もっとも、この先は後述する問題も含めてそう簡単ではないでしょうが…)

もちろんそうした世代交代がうまくいきそう、という背景には、μ'sが「ファイナル」と銘打ち、
誰が見ても明らかな「世代交代」の宣言をしたからこそ
、というのがあるはずです。

μ'sは紅白出場、東京ドームライブという、二次元アイドルコンテンツでは他の何者も
到達できなかった高みに上り詰めた、まさに人気絶頂のタイミングで「ファイナル」となりました。
ここで「ファイナル」とする具体的な理由は明示されてはいませんが、
この引き際というのは、成績が低下する前に、ピークのまま現役を引退するような、
スポーツ選手的な一つの「引き際の美学」と言えるものである
のも確かです。

一方でアイマスは、「765PROALLSTARS」と称される、初期メンバーを含む13人の物語が
タイトル開始から10年を過ぎても未だ健在で、その「世代交代先」になりうる
後輩である「シンデレラガールズ」「ミリオンスターズ」が始動、どころか飛躍しながらも、
私を含む一部のPが危惧している「世代交代」そのものは依然として発生していない

という状態が数年続いている、というのが現状になっています。

もちろんこの事態については、私のような立場の人間にとっては望ましい限りです。
ですが、これが永遠に続くわけではない、という事実も受け止めないといけません。

「プラチナスターズ」という新規タイトルを控えている765プロですが、それと同時に
「それしかない」という状況に追い込まれている現状で、果たしてどれだけ続けられるのか


一つの区切りになると思われた10thライブを超え、明確な「世代交代宣言」はないまま、
徐々に各展開が閉じられていく現状、真綿で首を絞められるような状況は
気分が良いわけもなく、765の今後、先行きへの不安は拭えないままです。

もちろんプラチナスターズ、そして11thライブを含め、「765REST@RT」が華々しく打ち出され、
「これからまた5年10年、このメンバーで頑張ります」という宣言もあるかもしれません。
しかしそんなものはなく、プラチナスターズこそが最後の打ち上げ花火になるかもしれません。

結局765がどうなるか、は予想というか妄想しかしようもないのですが、
「引き際の美学」として、「ラブライブみたいな形で765も終わらせられなかったのか」と後で
思うような、そんな形にだけは絶対にしてほしくないし、なんとかうまくやって欲しい
わけです。

いずれにしても、ある意味理想的とも思える形で物語を終えたμ'sが羨ましい、
という気持ちもあるのは確かですし、「良かったね」と心の底から思えてもいます



声優のスキャンダルについて

ということでその引き際には「良かったね」と思えていたんですが、
その一言では片づけられない事態が残念ながら発生してしまったのが現状のラブライブです。

当然この項についは記事の検討当初は考えてもいなかったわけなんですが、
このタイミングで書く以上、触れないわけにもいかないので、取り上げたいと思います。


「μ's」の物語が完結したことについて、「良かったね」という気持ちは前述の通り嘘偽りはなく、
感情的には引き際が見事だったと感じるわけですが、ビジネス的な視点で考えれば、
「こんなドル箱を簡単に閉じるのか」という気持ちもあるのは確か
です。

しかしその疑問に対しても、このスキャンダルというのが事実であり、
それが事前にわかっていたからこそ、このピークの状態でファイナルにせざるを得なかった、
というのが真実という可能性も否定はできない
し、真相は闇、という話になってきます。

そもそもスキャンダル自体が、いくら周囲から「確実」と言われようとも、
本人側からそれを認める発言が出ない限りは「疑惑」のままであるわけですが、
なんにしても極めて大きな問題がファイナル直後に発生したということだけは確かです。

この問題がどう収束するのか、「サンシャイン」の展開にどう影響するのか、
ということまでは当然わかりませんが、ここで私が考えておきたいのは、こうした事態は
全く他人事ではなく、アイマスにも同様のことは起こりうる
、ということについてです。

もちろん今回の件は誰もが想定できなかったレベルではあるし、そんなに頻繁に
起こり得ない、と信じたいところですが、単に「スキャンダル」ならばいくらでも発生します。

というかアイマスだって所属事務所の問題や一部メンバーについてのアレコレ、
というのは既に通った道であり、何を今更、という話でもあるんですが、
しかし人数が膨張している現状、それに比例してリスクも拡大している

ということは客観的な事実としてある、ということは踏まえておかねばなりません。

ではスキャンダルとして何が具体的に考えられるか、となると、
別名義でのアダルトゲームへの出演なんてレベルならばとっくに発生している、
というかスキャンダルでもなんでもないのでお話にならないとしても、
声優のスキャンダルとして真っ先に思い浮かぶ「彼氏バレ」についても
その声優個人の人気はさておいて、コンテンツには影響ない、と捉えられます。
まぁそもそもこれもスキャンダルなのか、というレベルの話でもあるわけですが、
道義的に問題があるレベルである場合だって想定でき、そうなると声優個人はおろか、
演じるキャラ、そしてコンテンツにも泥を塗る可能性は否定できない
、という事はあるでしょう。

何より、スキャンダルとしてもっと大きな、それこそ刑法にかかるような犯罪行為、
あるいはそこまでいかなくとも倫理的、道義的に問題のある行為は、間違いなく
声優個人を超えてキャラ、コンテンツにも悪影響をもたらす
、というのは想定できます。

もちろん普通に考えればそんなことはしないだろう、というのが前提でアイマスというコンテンツ、
あるいは声優とキャラが繋がるコンテンツは、というか世の中は成り立っているのも確かです。

しかしその「普通」こそ疑ってかからねばならない、と思えてしまうのが
今回のラブライブの「スキャンダル」であり、声優業界という「普通」では恐らくない業界の
抱える問題、そしてコンテンツにも繋がるリスクなんだと考えておく必要があるわけです


あるいは、スキャンダルでは全くない形、たとえば病気などで声優が続けられない、
キャラが演じられない、となったときに、どのような対処がなされるのか
、という話もあります。

病気ではありませんが、雪歩という前例があるのがアイマスでもあるわけですが、
あれはあのタイミングで、あの雰囲気だからこそ成立した話で、今は事情が異なります

仮にまた765の声優が誰か降りるとして、その後任がポッと出の新人声優となったとして、
どれほどの人が今受け入れられるでしょうか。あるいはベテランや人気声優であったとしても、
どう足掻いても風当たりは当時の雪歩の時以上で、うまくいくとは思えません。
そしてこれはシンデレラやミリオンにおいても、出番の多いメンバーについては
ほとんど同じようなことは言えるはずで、「交代」が極めてリスキーな状態なのは確か
でしょう。

逆にミリオンやシンデレラでロクに出番のないメンバーが声優交代となったならば、
前任者に対し「なんだったのあの人は」みたいな妙な空気感が出てくることも考えられます。

いずれにしても、「声優の人数が増えた」という事態はその声優の責任であろうがなかろうが、
「リスクを増やす」ことにもつながったわけで、こちらとしてはそれを覚悟する必要が以前より
求められているのです
。極端な話、数字の上ではラブライブの9人に対して、
765+ミリオンだけに限っても50人いる以上、リスクは本来5~6倍ある、という話ですからね。

誰もかれもが身が潔白な「聖人」であり、なおかつ無病息災の「健康」であると考えるほうが
難しいレベルの話でもあって、いつどのタイミングで何が起きても何らおかしくない

と身構えていたほうが良いくらいにも思えてきます。

もちろん事態が起きようものなら、その対処自体は「アイマス公式」がやる話なんですが、
それをどのように受け止めるのか、というのは我々ファン、Pに委ねられるわけですからね。

こんなことは今回の件が発生する前から想定することはできたし、
かといって想定したところで何がどうなるわけでもないんですが、
心の片隅にでも残しておいたほうがいい、ということを認識する良い機会だと思います。


最後に

まぁ色々と長い話になってしまったのですが、なんにしてもラブライブというコンテンツは、
アイマスにとって「良きライバル」であったと思いますし、
これからもそうであってほしい
、というくらいに思っています。

アイマスが成しえていない「紅白出演」、そして「東京ドームライブ」という夢、
それを先に達成されたことに対して、100%心の底から祝福できるかと言えば、
どうしても気持ちの上で難しい部分があるのも否定はしませんが、
それでも同じ二次元アイドルとして、そのルートを見出してくれたことには感謝したいです。

「二次元アイドル」を開拓したのは間違いなくアイマスだと思いますが、
それを一般層まで巻き込むに至ったのはラブライブ、それもまた事実だと思いますしね。

だからこれから先が茨の道にもなったかのようになった「サンシャイン」がどのように
歩むのか、ということについては引き続き注目はしていきたい
ですし、
今回のスキャンダルの件も決して他人事だと思わず、キャラクターだけではない、
生身の人間である声優を推しだしたコンテンツの宿命として受け止めたい
とも思います。


このラブライブの記事をまた書くかどうか、あるいはこの「その3」が3年近くぶりに
なったように、書くとしてもいつになるかもわかりません。「その4」を書く可能性、
それは全てはラブライブ、そしてアイマスの今後次第、というお話です。

ラブライブとアイドルマスター その3 前編

kage

2016/04/09 (Sat)

このタイミングでこの記事を書くこと自体、一種の「煽り」と捉えられてもやむなし、
とは重々承知です。しかし「ファイナルライブ」を終えてラブライブがコンテンツとして
一区切りをした今の、このタイミングでこの記事を書くことは前々から予定しており、
想定のしようもない事案が発生したからといって回避はしない、という姿勢で書くものであり、
煽りなんてことが目的では一切ない、ということはあらかじめご理解ください。

…ただ、こういう事態が発生した以上、やっぱりそれに触れないわけにはいかないのも確かで、
だからそれについても、主題としてではありませんが記事の後半で一応言及はします。


私にとってのラブライブ

この記事のタイトルが「その3」となっている通り、
「その1」と「その2」の記事は、以前に書いています。

ラブライブとアイドルマスター ~前編~ 2013年6月25日
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

ラブライブとアイドルマスター その2 前編 2013年10月5日
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-140.html

ただ、日付を見ていただければわかる通り、3年近く前の記事となっていて、
もはやこの時とは状況は全く異なっている、というのは言うまでもない話、というわけです。

それはさておき、まず私がどのくらいラブライブというタイトルについて触れているか、について。
単刀直入に言うと「アニメ1期と2期を観た」だけ、という形になります。

つまり、映画も観ていないし、CDも買っていないし、ライブも行っていないし、
スクフェスもやっていません。アニメ通常放送分以外の展開、媒体に基本的に触れていない
という形になります。ただ「その2」でも取り上げているように、ライブの動画のように
無料で享受できる媒体については多少は触れている、というのも確かです。

またラブライブは始動当初からアイマスと何かと比較されてきたタイトルですし、
その大枠の動きくらいは捉えてきた、というのも確かです。

それこそ、昨年末のNHK紅白歌合戦出演、先日の東京ドームライブという動き、
そしてそれが「μ's」のファイナルライブであること、などです。

そうした視点からラブライブを捉えてきた私が、「人生」を委ねたアイマスと比較して
何が違い、なぜ大ヒットに至ったのか、ということを考えてみたいと思います。


ラブライブのヒット要因

この理由については「その2」の記事でも書いているので、それをまずはまとめます。

①アニメを中心とした展開と見せ方のうまさ
②声優のライブパフォーマンス
③メンバーを絞った上での展開


このあたりがそのヒット要因の中心だと当時書きましたし、今でもそう思いますが、
それ以外にも大ヒットに至った要因となるものはいくつか考えられます。


④「学園モノ」というフォーマット

「ラブライバーには中高生が多い」とはよく言いますが、その実態はさておき、
学園モノ(あるいは部活モノ)がそうした層にとって親近感が沸きやすいのは確かなはずですし、
また、年齢層を限らず、一般的なオタク層はもちろん、「非オタク層」まで取り込めるような
力があるのはこのフォーマットだからこそ
、と言っても過言ではないでしょう。

実際、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「けいおん!」「化物語」といった近年のヒット作は
まさに「学園モノ」ですし(それを作品の主題としているかどうかは別として)、
ラブライブについてもその流れを汲んでいる、と考えるのは全くおかしくない話です。

そのフォーマットから外れたヒット作としては「進撃の巨人」といったものもありますが、
これも主人公たちを見れば学園モノの変化球系と捉える事だってできるものですしね。

また、ラブライブのファンには小学生くらいの低年齢層や女性層も多いとは言いますが、
それもまさに学園モノという強みが活かされたからで、これは「セーラームーン」の流れを
汲んでいる、なんて捉え方だってできるのかもしれません。

もちろん全ての学園モノアニメがヒットするわけでは当然ないのですが、
ラブライブは学園モノであると同時に、アイドルモノだった、というのがポイントなわけです。

つまり、二次元三次元問わず「アイドルモノ」が活況のこの時代に、「学園モノ」という要素が
加わることで「勝利の方程式」と化した
、という観方もでき、事実そうなった、というわけです。

じゃあこのパターンならなんでも成功するのか、というとそうでもないのは当然ですが、
「アイマスにはないヒット要因」としてあげることのできるものの一つではあるはずです。


⑤ユニット展開

ラブライブはμ'sという、9人のユニットでの物語となっていて、
だからこそアニメ内でもメンバーの「卒業」、そして「解散」がテーマになるわけですが、
アイマスはそうではない
、という点において大きな違いとなっています。

アイマスはアーケードからの流れとして、アイドルとP、1対1の関係性が基本です。
ユニットという形式もありますが、それは任意で2~3人で組ませたりするものに過ぎません。

765プロの13人を「765PROALLSTARS」と称しもしますが、それはユニットの名称ではなく
総称としての名称
であり、実際「IM@S ALLSTARS」などと称された時期もあるように、
絶対的な名称として付けられているものではありません。

一方でμ'sは9人の物語としての前提があって名付けられたユニット名称であり、
コンテンツの展開もそれに基づいて行われている(はず)、ということもあります。

この違いについて、どっちが良い悪い、という話ではないと思いますが、
少なくとも三次元アイドルにおいては「ユニットアイドル」は活況ながら「個人アイドル」は苦境、
というのがトレンドであり、二次元においてもそれを汲んでいる
、とも捉えられます。

もちろんアイマスは、特に765においてはアイドル個人のプロデューサーであると同時に
「765プロ」のプロデューサーである、という意識のあるPが多いとも思いますが、
メンバー全体としての物語が捉えにくいというのは確かであり、
それは「外部」への訴求力としては弱くなる、ということにもなるはずです。

コンテンツの「わかりやすさ」としても、時代のトレンドとしても、
ラブライブの形のほうがヒットしやすいものである
、という話です。


⑥百合展開

アイマスは「アイドルとプロデューサーの物語」であり、そのアイドルは女性で、
プロデューサーである主人公(プレイヤー)は男性、というのが基本フォーマットです。
だから、恋愛がメインではないとはいえそうした要素は多大にあり、
それはつまり所謂ギャルゲー的要素をアイマスは持っている、ということにもなります。

一方でラブライブはアイマスにおけるプロデューサーのような存在はなく、
基本的にメンバー内だけで完結する物語、という形になっています。
というか、それどころか、少なくともアニメ内では男性の存在を、冷静に考えれば
不自然な程に排除しており、「女性の園」を作り上げられることになり、
結果として「百合展開」が広がるフォーマットになっています。

この「男性排除」で成功した例は「けいおん!」が顕著ですが、これもまた近年の
アニメ系コンテンツのヒット要因の一つで、それをラブライブも踏襲しているわけです。

「(主人公であり、自分でもある存在も含めて)男性はいらない、ヒロインの女性たちだけでいい」
という形式も、良い悪いという話ではなくてトレンドとしてそれが求めらている、
というのがあって、ラブライブはそれにも見事に合致しているわけですね。


⑦展開のわかりやすさ

これは①や③の書き直し的なものにもなってしまうのですが、
非常に大きなポイントでもあると思いますので、改めて触れておきます。

ラブライブは雑誌企画を起点としつつも、中心はアニメであり、その延長に映画があり、
そして別のメディアとしては「スクールアイドルフェスティバル」というアプリゲームがあり、
そしてその物語はμ'sという9人のものである、というのが明確にわかるものとなっています。

これはアーケードゲームを起点としつつ、家庭用ゲームに移植、アニメ化、だけならまだしも、
「パラレル」の名のもとに様々なメディア展開が入り乱れ、そしてそれは最初の10人の物語、
でもなんでもなく、展開によってメンバーすら丸々違ったりもするアイマスとは大きく異なります。

もちろんアイマスのその展開にも「多くの入り口がある」という利点があるのは確かですが、
一方で「ぐちゃぐちゃ」とも取れるのも確かで、その複雑さは「一見さんお断り」の
雰囲気を作り上げてしまっている
、ということにもつながっていると感じられます。

しかしラブライブはそうではない。とりあえずアニメを観れば、ベストアルバムを聴けば、
スクフェスをやれば基本は抑えられる。
そういうわかりやすい構成になっています。

より「三次元アイドル的」である声優のライブパフォーマンス、つまりはそれができる
声優陣を選出したことがラブライブ成功の要素の一つである、とも以前書きました。
それも含めて、言ってしまえばラブライブはアイマスの一見無駄に見える要素をそぎ落とし、
代わりに「売れる要素」を詰め込んだ、「洗練」された、スマートにしたコンテンツ

そういう捉え方ができるわけです。

そしてそのスマートさこそが「新規層」の取入れに繋がり、コンテンツの規模拡大に繋がり、
数字の上でアイマスを超えるようなヒットに繋がった
、という考え方ができるわけですね。


ただ一方でその洗練具合、言い換えれば「一直線」となった展開は長くは続かない…
ということで「ファイナル」、そして「世代交代」へとつながり…という話は次回に続きます。

モバマスと艦これ 後編

kage

2013/11/07 (Thu)

「モバマスP兼提督」という方々についてもう少し詳しく見ていきたいと思っています。
まずですが、このモバマスと艦これ、パッと見似ているところが多いわけなんですよね。


シンデレラガールズ
・基本プレイ無料ソーシャルゲーム
・美少女キャラが多数登場
・オタク的要素(アイドル)がテーマ


艦隊これくしょん
・基本プレイ無料ブラウザゲーム
・美少女キャラが多数登場
・オタク的要素(戦艦)がテーマ



これはあくまでも骨格的な部分に過ぎないとは思いますが、それでも
これを「似ていない」と断じてしまうのは無理がある、という程度には似ていると思います。

実際のところ、こうした「似ている」部分があるから「モバマスから艦これにユーザーが
移っている」という言説ももっともらしく聞こえ、事実としてあっても何らおかしくない
わけです。
この言説自体に「モバマスでの課金に疲れたユーザーが課金必要性の低い艦これに
移っている」
という説があるわけで、妥当性は極めて高いと考えられます。

さてそういった言説、あるいは事実を受けて私がどうするかというと、
具体的にどうにかすることがあるわけでは全くありません、まぁ当然なんですが。
ただ、その事を知っておくこと、これは大事です。

多大なる偏見があることを覚悟して述べるなら、モバマスP兼艦長、あるいはモバマスから
艦これへ完全に移った人などは、いわゆる「ギャルゲー」ならなんでもいい、
という風な人にどうしてもみえてしまい、そういった人たちにとっての「アイマス」は
「アイマス」である必要すらないのでは
、と思えてしまい、
私とはとても相容れないのではないか、と感じられてしまう人たちなわけです。

もちろんそうでない人もいるはずで、それぞれのコンテンツに対し愛を持って接している
人もいる、ということはわかりますが、そういった偏見的見方をどうしてもしてしまいます。
ギャルゲー自体を否定するつもりは全くありませんが、私自身美少女動物園的コンテンツを
望ましくは思えません
し、それがいいという人たちとはきっとうまくやっていけないと思えます。

しかし、そういうのが好きな人がモバマスPには少なからずいるはずで、私と同じ
「プロデューサー」であるのが現状
です。もちろん765プロPにもそういう人がいるでしょうが、
前回の調査結果からはやはりモバマスPのほうがそういう人が多い、ということは明白なわけです。

しかしもちろん、そういったものが好きな人たちが「悪い」とかそういうことでは全くありません
私とは相容れないというだけであって、それが「悪い」なんてことはもちろんないわけです。
私がこのことを受けて、しなければならないことというのは、「そういう人たちがいる」という
ことを一つ事実として考えておかなければならない、これだけです。

私は完全にアイマスのプロデューサーで、それしか見えていないんですが、世のプロデューサーも
みんながみんなそうであるかというと、そんなことは全くないわけなんですよね。

アイマスに限らず、いろんなコンテンツをいろいろ楽しめる、これは実は私にとっては
憧れというか、羨ましいとすら思える姿勢であるわけなんですが、それを実際に実現している
人ともいうのは決して少なくない、というかそちらのほうが多いはずなんです。

例えば、モバマスのユーザー数350万人という数字、この数字はもはや「ドラクエ」「FF」
「ポケモン」「モンハン」といった「国民的」の冠が冠されるようなゲームの売り上げの数字に
匹敵している
わけなんですが、実際のアクティブユーザーは20万人とされています。

じゃあ330万人はどこに行ったの?となると、多分他の(ソーシャル)ゲームを色々楽しんでいたり、
あるいはそもそもゲーム自体ごく軽く触れるだけの人だったりすると考えられるわけです。

そのうち「ごく軽く触れるだけ」の人は対象外としても、「色々楽しんでいる」人、
そして現在のモバマスアクティブPという人たちは「プロデューサー」
になります。

アイマスにおける「プロデューサー」と「ファン」の違いというのは別途書く予定ですが、
私としては「●●する人はプロデューサーじゃない」とか「××しないのはプロデューサー
じゃない」とかそんなことを言うつもりは全くなくて
、モバマスPであってもプロデューサーは
プロデューサーだと思っているわけです。もちろん「モバマスP」ではありますが

例えば実際にモバマスから艦これに移った人がいたとして、その人が「もうプロデューサーは
廃業」とでも言わない限り、プロデューサーのまま
、なんですよね。艦長兼プロデューサーで
あろうとも、ラブライバー兼プロデューサーであろうとも、プロデューサーはプロデューサー

そして大事なことは「プロデューサー」と一言で言っても、実に様々な人がいる
このことなんだと思います。私のような「アイマスのみ」の人も、「色々兼任」の人もいる。
そしてもちろん「本家P」も「モバマスP」も「グリマスP」も、そして「全部兼任P」もいる。
「アイマス」を考える上で、こういった事は常に頭に入れておかねばならないでしょう。

まとめると、「モバマスから艦これにユーザーが移っている」という言説、あるいは事実が
私にもたらすものは、「そういう人がいて、そういう人もまたプロデューサーである」という
認識
、こういうことになるわけです。長々と書きましたが、これだけなんですよね。


ちなみに、今回は完全に「艦これ」は出汁に使ったとしか言いようがないことに
なってしまったわけですが、これはご勘弁いただければと思います。
もうちょっと上手く書ければよかったんですが、やってないものはやはり難しい。
とはいえ色々メディアミックスもあるようで、アニメ化も予定しているとのこと。
それを観るかどうかもまだわかりませんが、観たとしたらもうちょっと何か書けるかもしれません。

モバマスと艦これ 前編

kage

2013/11/06 (Wed)

何の脈絡もなく唐突ですが、今回はタイトル通り、「シンデレラガールズ」と
「艦隊これくしょん」について書いてみよう
と思っています。

モバマスについては既に私の意見はきちんと書いているので割愛しますが、
「艦これ」についてはここまで一度たりとも書いていませんので、まずはそこから。

まず一番重要なところですが、私は「艦これ」をやっていません
やっていない理由に特別なものは何もなくて、私がカバディをやっていないのと
同じレベルで「艦これ」をやっていない
、ただそれだけです。

またソシャゲーについてははっきりと「嫌い」と宣言しているわけですが、
ブラウザゲーについては特にそういった感情を持っているわけではありません。
強いて言うなら「どうでもいい」というのが感想、ですかね。

さてそんな「どうでもいい」ブラウザゲーである「艦これ」なわけですが、
最近何かと話題になっているので、その存在自体は知っていますし
(知らなきゃこんな記事書きようもない)、少し気になってはいます。
あまりにも急速に広がったのでステマ云々言われているのも知っていますが、
その真偽は私にはわかりませんし、仮にステマだとしても中身がないコンテンツは
流行りようもないのは確かなはずで、それなりの魅力があるコンテンツなのでしょう。


さて前置きはこのくらいにして、「カバディと同じレベル」「ただそれだけ」「どうでもいい」と
いう艦これについてなぜ書こうと思ったのか、ということなのですが、
最近「モバマスから艦これにユーザーが移っている」なんて言説をチラホラ
見かけることがありましたので、この辺についてちょっと気になって、というところがあります。

実際のところ、この言説の数的な裏付けを私は見たことがないわけなんですが、
「ないなら数字を生み出せばいいじゃない!」ということで、自分なりにちょっと調べてみました。

やり方は物凄く単純で、私がツイッターでフォローしている人の中で、
「モバマスP」と「提督」を探し出す、ということをしただけです。

しかしまずその大前提に問題が出てきてしまいます。私がフォローをしている人は基本的に
「アイマスP」のみなんですが、その中で「モバマスP」である人自体があまりいない、
ということが出てきてしまったわけです。まぁ元々こんな調査をするためにフォローした
わけでもなんでもないですし、私のモバマスに対するあり方からすれば当然なんですが。
とはいえ「モバマスP」の方がゼロなわけではないですし、これでやるしかありません。

というわけで具体的なやり方としては、
・私がフォローしている人のうち、組織/団体・著名人を対象外とする
ツイッターのプロフィール欄に「モバ」「モバ」「デレマス」「デレマス」「シンデレラ」
 「シンデレラ」「モゲマス」「モゲマス」を含む人を「モバマスP」とする
(「アイモバ」は除く)
・「艦」「提督」を含む人を「提督」とする
というだけの非常にザックリとしたものになりました。

そしてその結果が、以下になります。

総フォロー数:1988
 調査対象数:1974
  モバマスP数:175(8.9%)
  提督数:149(7.6%)
   モバマスP兼提督数:32(18.3%=提督/モバマスP)
   非モバマスP兼提督数:117(6.5%=提督/非モバマスP)



まぁ、たったのこれだけですね。
この数だけで有意な結果とするのは中々厳しいところがあるわけですが、少なくとも
「(広義での)アイマスP兼提督」よりは「モバマスP兼提督」のほうが割合的に多い
ということは事実として言えるのではないか、という結果になっていると思います。
少なくともこの計算上はダブルスコア以上の結果にはなっているわけです。

そしてこの結果からは、「モバマスから艦これにユーザーが移っている」なんて
事実は全く浮かび上がってこないわけです、当然のことなんですが


まぁそんな事実があがってこないことはやる前から分かり切っていたわけで、それはいいんですが、
ここでより注視して見たいのは「モバマスP兼提督」という人々の存在、これにつきます。

続きます。

ラブライブとアイドルマスター その2 後編

kage

2013/10/07 (Mon)

今回は私が思うラブライブの魅力について。

実際のところ私はラブライブについてはアニメを見ただけなんですけども、
「アイマスに先に触れていなければ…」と思えるだけの魅力は感じています。
そんな私が思う魅力についていくつかあげていきます。


ライブパフォーマンス

ラブライブのライブ動画と言うのはハイライト版とは言え公式サイトに載っている
わけなんですが、これを見て思うのは、「非常に3次元アイドル的だな」ということ。



アイマスのライブは個人曲が中心で、全員曲と言うのは基本的に最初と最後だけ、
あるいは真ん中にあるかどうか、という感じになっています。

一方のラブライブは「μ's」というユニットがまず前提にあるので、全員曲が中心となる構成に
なっています。このユニット前提というだけでも、もう3次アイドル的に感じてしまう
わけなんですが、パフォーマンスを見れば尚のことそれを強く感じます。

つまるところ、非常にエネルギッシュでダンサブルである、ということ。
非常に映えて見えるというか、動画だけでも臨場感と言うのを強く感じるわけです。

アイマスの全員曲ではこんなにダンサブルなものはないわけで、それはキャストの能力的な
ところもあるとは思います。その辺は最初のキャスティングの時点で…というあたりは
以前にした話と同じなんですが、とにかくラブライブの「凄さ」はわかりやすいと感じるんです。

全く何も知らずにアイマスとラブライブのステージパフォーマンスを見比べたら、十中八九
ラブライブのほうが「凄い」と感じるだろうとも思います。そういう意味では、本当に
「3次アイドル」的。全く知らない地下アイドルのステージを見ても、多分なんとなくノれるし、
ラブライブも同様に思えます。でも多分アイマスでそれは難しい、と思えてしまうんです。

アイマスのステージが悪いなんてことではもちろんありません。ただ、直観的な
「凄味」に欠ける
、という点はどうしても拭えないのではないか、と感じるんです。

それをカバーするのがアイマスへの「想い」なわけなんですが、ラブライブに対しても
同様の「想い」があれば、その差はまた開いてしまう…ということにもなるんですね。
そう考えると、やっぱりラブライブのステージパフォーマンスは称賛に値します


「人数」という問題

これについてはラブライブが凄いというよりアイマスが酷いんですけれども、
やはりラブライブは「μ's」というユニットを前提としている、ということで、
「この9人の物語」というのがはっきりと見えている、ということがあります。

一方のアイマスはもう「13人の物語」では完全になくなっています。これこそ私の
頭痛の種になっているものそのものなわけなんですが、とにかくこの差というのは
私にとっては絶望的なくらいで、「ラブライブが羨ましい」と思える最大のポイントです。

もちろん、今後ラブライブが増員、拡大しないと決まったわけではありません。
しかし例えばソシャゲーでもこの9人だけでやれている、という事実が現在あります。
そしてアイマスはこれすらできなかった、という事実もまたあるのです。


コンテンツの見せ方

ラブライブの公式サイトに行くと、いきなりアニメ1話が見れてしまうんですよね。
かなり大胆なやり方だとは思うんですが、非常に効果的だとも思います。

別にアイマスの公式サイトでもアニメ1話を見せろ、というわけでもないんですが、
たとえばニコニコ動画の「たるき亭」なんて完全に放置されてしまっているわけです。

かつてニコニコ動画で隆盛を極めたはずなんですが、そのときの財産を無駄にしている
ような印象しか受けません。「ぷちます」でちゃんと使ったといえば使ったと思いますし、
「ニコニコ生放送」だって色々やってきたということがあるとは思うんですが、
それでもフルに活用し切れているとは思えません。

アイマスが本当に10周年でドームを狙うのかどうかはわかりませんが、もしそうならば、
もっと大胆に攻めていかないといけないはずなんです。

ラブライブがこの短期間でSSAまで上り詰めたのは、アニメ、ライブ動画、楽曲PVという
コンテンツの主軸になるものを公式サイトに堂々と載せ、その世界への入り口を
大きく開けはなっている
、ということが大いに関係しているはずです。

アイマスは現在まさに「アイマスチャンネル」という無料チャネルを解放したわけですが、
ここから新規のPなんていうものが一体どれくらい入るというのでしょうか
それこそラブライブ同様にアニメ1話であったり、ライブ動画であったり、ゲームPVであったり、
そういった主軸コンテンツを無料で見せる、ということをしない限り、
既存のPが楽しむだけの場に終わってしまう、ということになると思うんです。
無料でできるのは「We Have A Dream」の「DEBUT」「REGULAR」だけ、G4Uの体験版だけ、
なんてことでは、新規のファンの開拓なんてうまく出来るわけがないでしょう。
そもそも公式サイトとPS3アプリというだけで絶望的なまでのハードルの差があるとは思います。
でも、だからこそその専用のアプリにもっと情報を積むべきなんです。

もしかしたらアイマスはもう「拡大路線」なんて狙ってないのかもしれません。
今のPだけいればコンテンツとして十分回していける、と思っているのかもしれません。

私がもしただの「ファン」で、自分が享受できるコンテンツで現状楽しめているというのならば、
そうしたバンダイナムコの考え方というものはどうでもいいはずなんですが、
なんといっても私はアイマスの「プロデューサー」なんです。アイマス自体が今後より
発展していくために、改善すべき点などに対し声をあげていくべき立場だと思っています。

だとすれば本当はこんなブログに書くくらいだったら公式に直接伝えるべきなわけですが、
時折あるアンケートにはもちろんこういった意見はきちんと書いています
まぁ、まだアイマスチャンネルへについて書く機会はないわけなんですが、
今後あれば今回ここに書いたようなことは当然書くつもりでいます。


私にとっての「ラブライブ」

「ラブライブの魅力を書く」なんて頭で書いたわけですが、結局のところアイマスについて
書くことになってしまいました。こうしてみると、私にとっての「ラブライブ」というのは
「よき比較対象」
になっているわけなんですね。

ラブライブという似て非なるコンテンツを見ることで、少しは客観的にアイマスについて
見ることができる
。完全にアイマスオンリーで、それしか見えていない私にとっては、
こうした視点が持てる別のコンテンツ、というのは非常に重要なものになってきます。

以前「バンナムの犬でいい」とも書いたことがありますが、犬だって余所の餌のほうが
美味しそうだったら、それについて飼い主に吠えて訴えるくらいするわけです。

そうした訴えをするためにもこのラブライブというコンテンツは非常に大事で、
大きなものだと考えています。後発のコンテンツのこの勢いに正直驚かされ、
あるいは怯えすら感じているのは否定しません
が、それでもこういう対抗馬が
出てきたというのはある意味では幸せ
なことなんだとは思います。

なぜなら、アイマスというのはアイドルを「トップアイドル」へ導く物語だからです。
競合なき無風地帯で頂点を獲る、というのはなんだか寒々しく感じてしまいます。
ラブライブという競合がいることではじめて、その物語が映えることになるのです。

「さいたまスーパーアリーナ」という一つの舞台の先は譲ることになりました。
でも、ここが頂点ではありません。まだその先に真の頂点はあるのです。

私はその頂点に向けて、アイマスの、765プロのアイドルをプロデュースせねばなりません。
その際に、横を見ればまた別の輝きを見せるアイドルたちがいる、ということ、
これは非常に大きな刺激になり、より精力的なプロデュースにつながるのです。