2013年総括

kage

2013/12/31 (Tue)

さて2013年も本日をもって終了、ということで、ここはやはり今年の総括を。


「アイマスタジアム」の2013年

私として今年最も大きかったこと、それはこのブログを始めたこと、これに他なりません。

私は2007年からのPで、これまでは言ってみればインプットする形でのプロデュースしか
してきませんでした。しかし8thライブツアーという大きなイベントに、シンデレラガールズと
ミリオンライブのメンバーがゲスト参戦、という情報が出たことで、「これまで自分が
プロデュースしてきたアイドルマスターというコンテンツが大きく変わるのでは」
という
危機感を感じ、これまでインプットしてきたものをアウトプットしつつ、今後についても
より体系的にまとめて考えられれば
、というところがあってこのブログを始めました。
自分が今度どうプロデュースしていくべきかを考えるために、とも言い換えられます。

結論から言うと、8thでは「今後」について危惧したような大きな動きはなく、
どんなに早くとも来年のSSAライブまで、あるいは10thまで据え置き、という形になり、
安心したというか落ち着いたというか拍子抜けというか、そういう感は正直あります。

だからと言ってもちろんこのブログを始めたこと自体が間違いだったなんて当然思って
おらず、ここまで自分がプロデュースしてきた足跡を見なおし、そしてこれからの
方向性を考える、ということはできているわけで、とても有意義なものだと感じています

ブログとしての在り方についてもう少し具体的に考えると、書きたいことはちゃんと書けている、
ということはあるのですが、始めた直後のPV数なんかは正直相当厳しい数字になっていた、
ということもありました。自分が書きたいことを書いているだけで良いといえばいいですが、
ブログである以上やはりそのあたりも気になる、ということはあります。
それを本当に考えないなら、それこそチラシの裏にでも書いてればいいんですからね。

その対策としてツイッターを始めた、ということはあるのですが、これはやはり正解で、
始める前とは雲泥の差、という数字にはなっていると思います。もちろんこれで満足、とは
言いませんが、読者の方の反応なんかもちゃんとよりダイレクトに見れるようになるなど、
そういう意味でも良かったです。現在多くのプロデューサーはツイッターを主戦場に
している、というトレンドを考えれば、これをやるのは必然でもあったわけなんですけどね。

またブログのあり方として、「毎日更新」をこうして本日に至るまでの7ヵ月、ちゃんと
実現できた
というのは誇っていいことなのかな、と思います。「たかだか7ヵ月」といって
しまえばそれまでの短期間ではありますが、継続というのはやはり大事ですからね。
これまで7年に渡りプロデュースしてきたという「財産」があることで、書くネタ自体は
山ほどあって、この7ヵ月では消化できなかったくらい。それにも助けられた形です。

そんなブログ活動の中で大きかったことは、アンケートを3回もやれた、ということ
でしょうか。これは当然回答者の方のご協力がなければなしえないわけで、
それを実現するためにもツイッターというのはやはり有効であった、という感じ。
自分と同じ考え、あるいは違う考えというものを自ら集めて、それを手にとって
みることができた、これは非常に貴重で重要な経験になった
と思っています。

…なんて過去形で書いていますが、もちろん来年以降も何か良いテーマがあれば
実施していくつもりなので、その際はぜひご協力いただければ幸いです。

また、ツイッターというツールには色々可能性があって、例えばアンケートのような
定量調査だけじゃなくて、インタビュー的な定性調査だってやろうと思えばできる
ということもあります。具体的に何をどうする、なんてことは現在全く考えていないんですが、
何か良いテーマがあって、それが定性調査に相応しいと判断できた場合には、
もしかしたら実行するかもしれません。もちろんこれも協力者の方あってでしか
実現できないので、そこももし可能ならばお願できれば、という次第です。

まぁ色々ありましたが、とにもかくにも「始めたこと自体に意義がある」のは間違いありません。
それを踏まえての来年、どう展開していくか…というのは来年書くことといたします。


「アイドルマスター」の2013年

アイマスというコンテンツとしての2013年を振り返るならば、これはそのまま前回までの
記事である「2013年アイマス10大ニュース」の内容と丸被りになるわけで、
そこでこれについてまとめてしまっている、と言いきってしまって間違いないでしょう。

なのでここでは私が「このブログを書くこと以外」でどうアイマスをプロデュースしたのか
ということを振り帰ってみたいと思います。

まずイベントでみるならば、冬フェスの2日間をライブビューイングで参戦、というところからに
なるわけですが、あらゆる選考方法でチケット入手に失敗し続けた結果のLV、ということで
悔しい思いを抱えてのものだった、ということは全く否定しません。とはいうもののLVであっても
ライブのクオリティ自体当然満足できるレベルで、そこは文句はないんですけどね。

お次は舞浜アンフィシアターでのぷちますイベント、ということで、これはトークあり、
ライブありの非常に楽しいイベントで、正直冬フェス以上に大満足だった感もあります。
来年のアニメ2期にあわせて同様のイベントがまたあると嬉しいんですけど、どうでしょうかね。

そして8thライブツアー。モバグリのゲスト参戦に色々思うところがありながらも
参戦したこのツアー、名古屋・横浜・幕張×2と4公演に参加できたことは非常に満足
ライブ内容自体、名古屋で不満足に終わりながらも横浜、そして幕張とヒートアップできたのは
良い流れだったんじゃないかなと思います。危惧したモバグリについては案の定…という
感もあって、それはもうどうにも言いようもないのですが、名古屋での中村さんの
「太陽のジェラシー」や、幕張での若林さんの「Dazzling World」といった、
心を打ち震わせてくれるようなステージ
もあり、トータルでは満足、というほかありません。

それ以外だと赤羽シークレットイベントの落選はまだしも、LTP全イベントに応募しながら
全て落選、という現実
は流石にちょっと厳しいんじゃないのかな…と。モバマスほどでは
ないにせよグリマスもこのブログで叩いているわけで、「そんなことしてるから…」と
言われればそれまでなんですが、自分としてはグリマスの受容性をあげるためにも
イベントに参加したい、という気持ちを持って応募している
わけで、それが全く叶わない、
というのは苦しいところ。これじゃあ受容性なんてものはサッパリ上がりませんよ、と。
まぁ運が悪いだけだと言えばそれまでなんですが、このまま最終作(13?)まで全イベント落選、
という未来しかイメージできなくなってきて、諸々しんどい感じです。

ライブ関係は以上で、お次はCD。これについてはモバマス以外は基本的に全て購入
という形でやっていて、前述の通りLTPも全て購入しているわけです。「01」の売り方は
どうやっても擁護しようもなく、それに加担してしまったことに罪悪感すら感じます
が、
曲自体はクオリティも高く、満足のいくところ。ミリオンメンバーの曲も、トータルで見ると
個性的と言えば個性的であり、単調といえば単調とも言える感じで難しいところですが、
765メンバーに匹敵するような曲もチラホラあり、まぁ納得のいくレベルではあります。
もっともそれだけであの膨大な数のメンバーを覚えられるかというと全くそんなことも
なく、「覚えよう」という気にさせるほどの魅力も感じられない
、というところなんですけどね。

そして最後はゲーム。アイマスといえばコレなわけですが、今年はミリオンライブと
アイマスチャンネルの2作が大きくありました。グリマスについては全くやっておらず、
今後やることもまずない
、というところ。可能性があったTGSでの体験もサッパリで、
今後よほどのことがない限りこの方針がブレることもない、と言えます。

一方のアイマスチャンネルはシャイニーTVは全て購入、プレイする一方でG4Uは全て未購入
という形です。これはもちろんアニメBD同梱のソフトを持っているから、に他ならないわけで、
別にG4Uという作品がダメ、というわけではないんですけどね。

また、ログインボーナスというものもあるおかげで、このブログ同様このアプリにも本当に
毎日ログイン、ということもしてきた
わけなんですが、まぁ正直そこまでやらなくても…
という感じで、気楽に考えたほうがいいのかもしれません。ログインボーナスがちゃんと
回収できるなら、それでいいはずですからね。ただここまで来た以上はある程度
頑張りたいという気持ちもあって…中々難しいところですね。

なんだかんだで色々あった2013年だったわけですが、来年はさらに怒涛の展開、
ということになっていて、それをどうしていくか…というのも来年に。


総括の総括

というわけで長々となってしまったんですが、とにかくこのブログ自体をはじめられたこと、
これが大きくて、それがアイマスにとって「準備の年」であった2013年になった、というのも
ベストではありませんがベターだった
と言えそうで、判断は悪くなかったはず。
なんにしても、プロデューサーとしては充実した1年だった、と言えそうです。

そしてこの「準備」をして迎える2014年、初っ端から劇場版公開するなど、アイマスは
怒涛の展開を見せることが明らかになっているわけですが、それを受けてこのブログを
どうしていくか…というのは前述の通り、来年書くことといたします…と言いながら、
まぁ、来年の記事といっても、要は明日の記事なんですけどね…。


とにかく、今年このブログを見てくださった全ての方、そしてアンケート等にご協力くださった
プロデューサーさん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

2013年 アイマス10大ニュース 後編

kage

2013/12/30 (Mon)

第5位 アイマスシリーズがPS4に参入決定 84pt


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5位には恐ろしく具体性を欠いているにもかかわらず、こちらが入ることとなりました。

情報としてはタイトル通りのものしか現状ないわけで、何をどう考えても妄想にしかならない
のですが、順当に考えればここでやはり「3」が出ると見るべきなんでしょう。

果たしてそれがどういった形、具体的にはどういったメンバーによるものなのか、というのが
最大の焦点になるのは間違いありませんが、なんにしても非常に大きなトピックになるのは必至。

時期的に言えば「OFA」が14年半ばである以上、14年内というのも現実的ではなく、
15年と見たほうがいい感じ。となるとそれはまさに「アイマス10周年」、非常に大きな節目です。

「3rd VISION」の名のもとに、かつてない変化が訪れるのか、それとも…。
まずは続報はいつになるか、が気になりますが、タイミング的にSSAでもそれはなさそう?


第4位 8thライブツアー開催。ゲストにシンデレラ&ミリオン 93pt


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毎年恒例の周年ライブ、今回は3度目のツアー形式となったわけですが、ゲスト参戦と
言うことでこれまでとは違った雰囲気にもなったこの8thが4位となりました。

全国ツアーと言う形で、まぁ当然のごとく大きな都市だけではあるんですが、全国のPが生で
そのライブを体感できた、というのは非常に大きな事だった
のは間違いないでしょう。

そして前述の通り、ゲストとしてモバグリのメンバーが参加したというのもまた
非常に大きなトピックです。これについては発表時点で賛否両論出たわけなんですが、
蓋を開けてみれば「否」の立場であった人も見方を変えた、なんてこともあったようで、
トータルで見れば大成功に終わった、とみていいものだったのでしょう。
まぁ私は「否」の立場から何も変わりませんでしたが…。

とにかく、この8thを受けて、次のSSAライブ、という流れとなっているのは見ての通り。
その意味では「前置き」的なものだったのかもしれませんが、冬フェスに続く生バンドで、
「太陽のジェラシー」であったり、「Dazzling World」であったりといった曲が披露されたこと、
これは非常に印象的
で、当たり前ですがこのツアーだけで完成系たりえるものでした。

そしてこのライブのBDはSSAライブ直前に発売、ということも決まっています。
想定していたとはいえ、全公演フル収録とはならなかったわけなんですが、それでも
ダイジェストだけで3時間は確保しているようで、各公演のオリジナル楽曲がそこで
ちゃんと見れるものだと期待していいのではないでしょうか。


第3位 「さいたまスーパーアリーナ」2dayライブ開催決定 116pt


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というわけでそのSSA、「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014」の
開催が決定した、ということが堂々3位に入りました。言うまでもなくこれは来年の話なんですが、
今年開催の8thを抑えてのトップ3入りとなったわけです。

その理由としては、Pのみなさんは過去よりも未来を見ているから、なんてこともあるのかも
しれませんが、もう少し具体的に考えるなら、やはりその「さいたまスーパーアリーナ」という
会場の大きさでしょう。アニメ系コンテンツのイベントにおいては実質最高最大の舞台な
わけで、9年かけてようやくアイマスもここに、というのはやはり感慨深いところ。

やろうと思えばもう少し早くやることだってできたはずですが、そうしなかったのはやはり
「10周年」からの逆算で、このタイミングが適切、と判断したからではないでしょうか。
となるとその「10周年」、アニメ系コンテンツの限界突破した先を期待したいところで、
それはやはり「ドーム」だと信じている
のですが…果たして。

それはともかくとしても、このSSAライブ、出演メンバーも既に決定していて、若林さんを除く
765プロオールスターズ12人と、モバグリより各11人ずつ、一日当たりでは29人ずつ、という
かつてない大所帯でのライブ
になることが明らかになっています。

これだと一人一曲歌うだけでも3時間はかかりそうで、セットリストは一体どうするのやら…
という感じ。参加P全ての期待に応えるモノなんていうのは多分無理なはずなので、
より大多数が納得するような構成にしてくるとは思うのですが、じゃあそれがどういう内容なのか、
というと、それ自体が難しいところ。果たしてどうやってくるんでしょうかね。

また気になるのは新情報について。毎回大きなライブではこれがあるのが恒例となっていますが、
ここでは何が明らかにされるのでしょうか。前述の「PS4版アイマス」の可能性ももちろん
ありますが、「OFA」を控えた状況でそれを出すには適切なタイミングとはとても思えません


タイミングと言う意味では映画公開後なので、必然的に「アニメ2期」に期待するところですが、
モバグリのメンバーが一緒の状況で、果たしてどうなることやら、という感じも。
3展開それぞれに別の新情報、なんて可能性もありますが、合流しての新展開、という
可能性のほうが高そうな感じ
で、今から気になって仕方のないところではあります。


第2位 ゲーム「ONE FOR ALL」発売決定 134pt


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2位にはこちら、765プロだけ(のはずの)の新展開、「ONE FOR ALL」発売が入りました。

大々的に「13人プロデュース可」を謳う本作、765プロPとしてはこれ以上嬉しいものなんてない、
はずなんですが、これが「3」でないことが非常に大きな引っ掛かりになってしまいます。


まぁこの辺については以前書いているので割愛しますが、なんにしてもこれ自体はとにかく
期待して待つほかありません。発売日は既に決まっていて、5月15日、ということですし。

結構先だな、というのが正直な感想ですが、このくらいの時期に発売したほうが「9周年」の
象徴になりえるのかな
、という感もあって、まぁ納得のいくタイミングではあります。
「9thライブ」もこのゲームの流れを汲んだものとして構成しやすいはずですしね。

現在ではまだ情報も少ないのですが、「13人P可」の以上、9.18の再現は起こり得ないはず。
何をどう狂ってもあれ以上の悲劇は起こり得ない状況ではあるのですが、では全てのPが
納得する出来になるかというと、それもまた期待しないほうがいいのは間違いないでしょう。

アイマスと言えばやはりゲームなわけで、その正当新作であるはずのこのOFAが
2位に入ったということ自体、私としては非常に嬉しいことでありました。


第1位 アニメ劇場版「輝きの向こう側へ!」公開決定 218pt


劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 』オリジナル・サウンドトラック(初回限定盤 CD+Blu-ray Audio 2枚組)劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 』オリジナル・サウンドトラック(初回限定盤 CD+Blu-ray Audio 2枚組)
(2014/02/05)
音楽:高田龍一

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そしてそのOFAを抑え、ダントツで1位になったのが劇場版公開決定というトピックです。

これが1位になったということ、これは「アニメからのP」がやはり非常に多いということが
その理由のはずで、また公開自体がもう間近、というのも要因の一つになっているのでしょう。

アイマスのアニメ自体、多くの既存のPの期待に応え、新規のPも獲得したわけで、その続編と
しての劇場版が非常に高く期待されていること、これはある意味当然でもあるわけです。

そんなこの劇場版の本予告PVがつい先日公開されたということで、またヒートアップしている感は
ありますが、それに対して私は…というあたりもまた先日書いている通り

一方で他のP達がどう受け止めているか、というのは、今回のPV公開前ではあるものの、
以前とったアンケートの結果が参考になるでしょう。

とにかく公開自体はもう1ヵ月を切っていて、カウントダウンに入っているような状態です。
私ももちろん不安だけではなくて期待も大きく持っているので、それに応えてくれるだけの
作品に仕上がっていることを期待して、劇場に臨む
こととしましょう。


まとめ

というわけで以上が「2013年アイマス10大ニュース」となるわけですが、いかがでしょうか。
こういったランキングが作れたこと自体、皆様のご回答あってのものです。
本当にありがとうございました。

さて、「10大」というからにはベスト10を紹介するという形にするほかなかったのですが、
今回のアンケート自体は項目が19個用意してありました。
ここではその19個を一挙にご紹介したいと思います。

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11位と惜しくもランク外となってしまったのは冬フェス。時期的にかなり前になることが
最大の要因だと思いますが、8thで同じ会場で開催したことも大いにあるでしょう。
また、「その他」で最も多かったのは「平田さんの妊娠・出産」。声優個人のトピックを
入れるべきではないと思い外した項目ですが、大きな出来事だったのは確かですね。

さてこのランキング、よくよく見ると上位5つのうち4つは来年(以降)に起きることの
発表
、ということになっている、ということが気になるところになってきます。

4位の8thライブツアーにしても、3位の前段的な意味合いがあったとも考えられ、
そう考えるとこの2013年、アイマス8年目自体が「次の展開への準備の一年」だった
なんていうことも言えてしまう、そんな結果になっていると思います。

「準備の一年」なんて書いてしまうのは正直あまりいいものでもなかったように
感じますが、4位の8thライブツアーしかり、6位のミリオン開始しかり、もちろん
今年だけでも大きな動きはあった
、という事実もあることを見逃してはいけません。

ただ、やはり7周年だった2012年、横浜アリーナという大きな舞台で過去最大のライブを行った、
というのは大きな節目だったようで、そこで一度締めになったのは確かでしょう。
それを終えて、次のステージへ、というのがこの2013年だった、ということです。

2014年、映画、SSAライブ、ぷちます2期、OFAと既に上半期の既に大きな動きは
見えています
。その勢いのまま、9thを筆頭に大きな動きが下半期にも起こり、
そして10周年となる2015年へ、という流れは十分に考えられ、怒涛の展開となるのは必至。

その流れの中で自分がプロデューサーとしてどうあるべきか、というのは常に考えて
いかねばならない
でしょうね。少なくともこれまで全く同じ、では厳しいのはわかっています。

というわけで次回は年内最後、2013年の総括をしたいと思うのですが、今回は付録として
最後にアンケートでいただいた「2013年のアイドルマスターについて」のコメントを
全37件、全て掲載
させていただきます。ご回答下さった皆様、本当にありがとうございました。


Q.2013年のアイマスについて、ご意見等があれば自由にお書きください。
※カッコ内はプロデュース姿勢

・アニマスの映画化決定、「ONE FOR OLL」発売決定、PS4への参入決定、 ミリオンライブのサービス開始にシンデレラが二周年、それに伴い単独ライブ決定など・・・今後のアイマスの更なる盛り上がりを感じさせる一年になったのではないかと思います(3展開)

・公式、ファン主催問わずアイマスイベントにたくさん参加できた年でした。来年もSSAを初めとした、たくさんのイベントに参加する予定です。(3展開)

・もっと876とジュピターにも光を当ててあげて……(3展開)

・Pの皆様今年1年お疲れ様でした。(3展開)

・アイマスの広がりを示した11年、12年と比べて、今後に向けた発表や姿勢が見えた1年だと思います。大きな発表こそありませんでしたが、来年もまた今年のように充実した毎日をPの皆と過ごせたら幸いです。(3展開)

・ミリオンライブのサービス開始をはじめ、8thライブでのゲスト出演やシンデレラガールズ、ミリオンライブ共に単独イベントの開催決定など、765プロ以外のアイマスの世界が広がった1年だったように感じます。来年は映画の公開、ONE FOR ALLの発売など765プロも躍進していくことだと思います。シンデレラガールズとミリオンライブについては未だに賛否両論ありますが、私はアイマスの可能性が広がり大変喜ばしいことだと考えています。回りくどくなってしまいましたが、今年はアイマスがさらに大きく羽ばたくための土台となる1年だったのではないでしょうか。アイマスの今後の発展と、来るべき10周年を期待させてくれる1年でした。(3展開)

・アイマスが一年一年大きくなっていくことは、私たちPにとってどれだけ嬉しいことでしょうか。今年一年は満足でした。2014年期待しています。(3展開)

・映画を必ず見る。SSAのライブにはビューイングでも観にいく。モバマスiの全国制覇を狙う(3展開)

・今年はミリオンライブのサービス開始、ワンフォーオールの発表、劇場版の発表など新たな展開に向けての発表が目白押しでした。こういった展開に挑戦していくことで、これからもアイマスをもっと盛り上げていって欲しいと思いました。(3展開)

・今年も色々と展開があったアイマスですが、人によって受け取り方や感じ方は様々だと思います。ですが、Pも製作側やキャストさんもみんなアイマスを思う気持ちは同じだと思いますので、来年も色々なものに挑戦してほしいと思います(3展開)

・いよいよ過渡期!の感が日に日に強まった一年でした。今になって思えば13人全員が集合し、最高の完成度と思えた横浜アリーナが大きなターニングポイントだったのでしょうかね…。凄く勇気のいる発言ですが正直な気持ちを言えば7thや8th前に抱いていた様な待ちきれない感やドキドキ感をSSAを前にしても抱けてない自分がいます。と言ってもチケット当選した訳では無いですが(笑)(765とML)

・2013年は様々なメディアの展開が見られ、来年のアイドルマスターというコンテンツのより一層の成長が楽しみです。また個人的にはPS4へのアイマスシリーズの参入やONE FOR ALLにて遂に念願の13人プロデュース可能といったあたりが非常に感慨深く、とても心待ちにしています(765とML)

・今年は映画化や全四弾のアルバムなどがでてPとしてこの上ない幸せが味わえました。映画楽しみです。(765とML)

・いつにも増してCDの発売数が多かった(765とML)

・裾野が大きく広がった1年だと思います。公式が10周年を意識して動いてくれているのはガミPが何度も言ったので良く分かったのですが、765、876、シンデレラ、ミリオンそれぞれをないがしろにするマネだけはやめて欲しいと思います。特にSSA不参加の876勢にも時にはスポットライトを当てられるよう公式も演者もお互いに歩み寄って欲しいです。あとはミリオンの展開の早さにちょっとだけ家庭用を期待しました。(765とML)

・ライブ現地初参戦となった冬の幕張に始まり、アイマスとともに過ごした1年でした。ミリオンライブは事前登録からのスタート日開始組としてここまでイベントにも地道に参加し続けました。もちろんLTPも聴きこんでいます。(劇場組ではのり子Pなので「マイペース☆マイウェイ」が特に気に入ってます)8thライブは大阪2日現地でP名刺大配布、LVのある公演は2公演とも地元でLV。劇場版やSSA冬ライブの発表など多くの発表があり、さらに頑張っていこうと思いました。Twitterでも多くの同僚の方々とつながることが出来ました。まずは劇場版とSSAに向けてこれからも頑張っていこうと思います。(765とML)

・ライブが何回かあったから、今年はお疲れ様(≧∇≦)(765とML)

・P歴一年余りの新参者です。始めに触れた媒体が知人に紹介されたモバマス(既に放置)で、ニコマス、ラジオ、アニメ、ゲーム、ライブとのめり込んでいきました。そして今年の頭にミリマスがサービス開始。アイマスソシャゲの公式版という感覚で始めました。目的は雪歩とトップアイドルを目指すことで、今月達成します。私は今年はソーシャルゲームとしての躍進(強引とも感じる)が凄まじかった印象があります。私自身、アイマスのきっかけはモバマスでした。しかし、あくまでこれまで培ったアイマスの幹から伸びた枝でしかないと考えています。枝が幹になるには太さがたりませんし、そもそもずっといっしょに走り続けてきたPと、流行り物のソジャゲでは質が違います。この幹は他の作品には無い、アイマスの強みであり魅力だと感じていますが、枝につく実りばかりを追って、幹が細くなっては折れてしまいます。さらにミリマスとモバマスで独自展開していく現状は、非常にアンバランスだと感じます。支離滅裂でしたが、出会いをくれた点は感謝してるけど、ソジャゲが好きかって聞かれたらキライ!ゲームは好き!アイマス大好き!!ということです。(765とML)

・できるだけ多くのPが納得するゲームや劇場版にして欲しいなぁ、と思います。(765とML)

・今年も765のアイドルは可愛かった。特に千早(765とML)

・今年もお疲れ様でしたー。来年もよろしくお願いします!(765とML)

・本家だけでなく、デレマス・ミリマス組もたくさん活動していた年であった。(765専)

・2013年はライブやラジオ等で元々の765プロのメンバーとシンデレラ、ミリオンのメンバーの交流が増え、それは確かに楽しくもあったが、やはり人数の多さから個々の魅力に気付きにくくもなるので適当な距離を保ったままそれぞれが独自のコンテンツとして成長して行って欲しいと感じた。(765専)

・今年もアイマスは最高でした。来年もアイマスですよ、アイマス!(765専)

・冬フェス幕張2daysから始まり、赤羽シクレイベや8thツアーライブ、劇場版の公開発表、SSAライブ決定などなど、今年を満足させてくれたイベントから来年を楽しみに感じさせてくれる発表まで多くありました。今年はアニメ化発表の6th、アニメ全盛期の7thよりも、内容の濃い年になったのではないでしょうか。さて、個人的には今回最も印象に残った物は、新作ゲーム「OFA」の発表です。今回はL4UやSFと違い、新作のプロデュースゲームとの発表でした。765プロのアイドル全員をプロデュースできるということで、あの9.18を経験したPはもちろん、「2」しか知らない方もアイドル達の新たな魅力に気づいていけるのではと思います。私としては、今年のアイドルマスターの展開は、来年を楽しみにさせてくれるものになりました。まぁそれさえも裏切ってくるのがバンナムさんなんですけどね笑(765専)

・いろいろ言われるところはあったが、結局いつも通りのアイマスだったのではないかなと思う。これからも様々なプロデューサーたちのファンの期待に答えつつ、コンテンツとして存続していってほしい。(765専)

・僕にとって2013年はアイドルマスターをより好きになる事が出来た年でした。1番ワクワクしたのはやはり劇場版公開決定のニュースです。PVと赤羽のイベントと合わせて僕の心を大きく揺さぶった出来事でした。印象的だったのは8thツアーでしょうか。長丁場のツアーで本当に長い期間楽しませてくれました!幕張公演2日間参加出来た事も大切な思い出になりました。そしてシンデレラとミリオンも大きな動きを予感する年でもありました。これによってアイマスの更なる飛躍を期待しております。そして新たな風が吹く事によって765プロの13人は更に輝きを増すのでは!?と個人的に思っています。新しいスタートを感じさせる年でしたね。(765専)

・Pとして本格的に活動したのが2013年からだったので、2013年は自分にとってとてもいい一年となりました(765専)

・アイマスガールズの若林神など年が増えていく人もいるができる限りイベントに出して欲しい(765専)

・アンケートお疲れ様です。いつも読ませてもらっています。私はアニマスからのPなので大きいことは言えませんが。8thライブのタイトルにもある通り、今年はアイマスのHOP&STEPの年だったと思います。劇場版公開や、新作ゲーム発表、モバグリ参加のライブなどは、いろいろな場面で、アイマスの次の展開を意識させるものでした。恐らくそれらは、見えてきた10周年という節目、そこを目指しての助走のようなものではないかと感じました。アイマスが更なる飛躍(JUMP)をするために、2014年のアイマスも様々なHOP&STEPが用意されていると期待しています!個人的には、ライブやイベントでのモバグリとの距離感がどうなっていくのかはとても気になります。できれば765組だけでのライブも見たいのですが、今後も合同で行くのかどうか。(765専)

・発売するCD多かったけど、来年も同じくらい出るのだろうか?イベントが相変わらず沢山ありましたけど、結構な数に参加できて楽しかったので、来年も期待。(765専)

・念願の13人プロデュースであるOFAの発売決定は非常に喜ばしかった。10周年に向けて確実に一歩ずつ歩んでいると思う。増えていくグリマス組の露出など不安要素もあるが、この1年は十分楽しめたと思う。(765専)

・モバマスの更なる発展を願っています。自分も、動画作りで貢献出来れば。(765とCG)

・Mobage強制退会により、Pの職を剥奪されちゃったけど…アイマスファンは辞めないように頑張ります!(;`OωO)。o(これでいいのかな…?(シンデレラ専)

・10周年10周年と繰り返すガミPを見てアケマス2を確信した。(その他)

・麗花可愛い!!!(その他)

・冬フェスから始まっての今年一連の流れは見事としか言いようがない。アイマスはこれからも続いていくことでしょう。強いて言うなら876組にもっとスポットライトを当てていただきたい。(その他)

2013年 アイマス10大ニュース 前編

kage

2013/12/29 (Sun)

さて今年も残りわずか、ということで前々からアンケートをとっていた
「2013年、気になったアイマスのトピック」を10大ニュースとして紹介します。

今回は期限となる12/28の21:00までに103件のご回答が集まりました。
ご回答いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
なお、うち1件は重複回答とのことなので、集計対象としては102件になります。

さて、まずは今回対象者の属性を見てみるとするわけなんですが、大前提として
このアンケートは私のブログ及びツイッター上でしか告知していない、よって
プロデューサーの属性に間違いなく偏りがある、ということをご了承いただければと思います。

というわけで今回の回答者の方の「プロデューサーとしての姿勢」は以下の通り。

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今回最多は「3展開全てのP」、次いで「765とミリオン」、それに「765専任」が続く
と言う結果となっております。この結果は前回のアンケートとはかなり違う結果となっていて、
興味深いところ。こうなった理由としては、前回は「劇場版とOFA」という実質765プロに
限定した感じのテーマとなっていたのに対し、今回は「アイマス全般」となったこと

これが大きなものとしてあるでしょう。にもかかわらずシンデレラ専属Pが1名、というのは
前述したとおりの条件でしか告知していない、ということは多大にあるんでしょうけどね。

あるいはもしかしたら、前回時点では「765プロ専属」だったPが「3展開全て」や
「765とミリオン」に変わった、なんてこともあるのかもしれません。まぁ前回からそれほど
期間が空いたわけでもないので、その可能性はあまり高くないとは思いますが…。

さて、なんにしてもここまでは前置きに過ぎません。ここからが10大ニュースの紹介、
となるわけですが、今回の集計方法としては、複数回答の項目(問3)の回答を1ポイント、
単一回答(最も)の項目(問5)を5ポイント、とポイントに換算して、そのポイント合計での
ランキング
、という形にします。また、複数回答と単一回答で重複した項目を回答した場合は、
6ポイントではなくて5ポイント、として扱うことといたします。「最も」が5ポイントである
理由は、複数回答で「5つを目途に」としたところに準拠して、ということでご了承ください。

というわけで以上の条件から、10大ニュースなのでもちろん10位からのご紹介です。


第10位 赤羽会館でシークレットイベント開催 26pt


THE IDOLM@STER MASTERPIECE 01~天海春香、萩原雪歩、秋月律子~THE IDOLM@STER MASTERPIECE 01~天海春香、萩原雪歩、秋月律子~
(2005/09/28)
ドラマCD、天海春香(中村繪里子) 他

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ベスト10に滑り込んだのは、アイマスの「聖地」赤羽会館で開かれたこのイベントでした。

8thライブツアーを終えたタイミングで開催されたわけですが、「アイマスの過去と未来を
考える」
といったテーマのもとに、かつてのイベントを踏襲しつつも、新展開に関する
新情報も初公開、ということもあって、非常に重要なイベントであったと思います。

「765プロの新たなる物語」である「ONE FOR ALL」のPV公開、そして劇場版への
ミリオンメンバー参戦、SSAライブのメンバー公開(厳密には違いますが)、ということで、
2014年、そしてアイマス10周年となる2015年への道しるべとなったと言ってもいいでしょう。

順番は前後しますが、以降のランキングをみると、8周年となったこの2013年は言わば
「準備の年」だったわけで、その意味では「2013年の象徴」的なイベントだとも考えられます。


第9位 CD「GRE@TEST BEST!」シリーズ発売 32pt


THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -THE IDOLM@STER HISTORY-THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -THE IDOLM@STER HISTORY-
(2013/09/18)
765PRO ALLSTARS+

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CD発売系で唯一ランクインしたのはやはりこのベストアルバムシリーズでした。

待望のSFの新曲を中心に、これまでのアイマス楽曲の大半を4作に詰め込んだ同シリーズ、
「Blu-spec CD2」という規格のもので、音質自体が非常に良いのも特徴的なものでした。

このベストアルバムというのはアイマスの歴史上3回目、ということで、前回の「765+876」は
「1st VISION」の集大成的な意味合いもありました。そのため、私は今回のシリーズも
「2nd VISION」の締め括りとなり、「3rd」に移行するものだとばかり思っていたのですが、
周知の通りそうはならず、現在も「2nd」の設定の元に各種展開は進んでいることとなっています。

まぁそれはともかくとしても、「HISTORY」を筆頭に、新規のPが余りにも多すぎるCDを前に
「どれを買ったらいいのか分からない」というところでオススメできるものとして仕上がっている
というあたりは評価すべきものなんじゃないかと思っています。ただ、個人的にはやはりちゃんと
新録で色々なメンバーのバージョンで色々な楽曲を聴きたかった、というのはあるんですけどね。


第8位 「お願い!シンデレラ」のアニメPV公開 40pt


THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い! シンデレラTHE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い! シンデレラ
(2013/04/10)
CINDERELLA GIRLS!!

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シンデレラ専属Pがごく僅かでありながら、こちらが堂々8位にランクイン、となりました。

このPV自体は単独のものとして完成していて、アニメ化しますとか言った話は現状出ていない
わけなんですが、こうしてアニメ絵でこういうものが出てくるのならば、モバマスPとしては
当然アニメ化を期待する、ということになるのではないでしょうか。

私もPV自体は見ましたが、特に感想らしい感想は何もありません。シンデレラが単独で
アニメ化しても観るかどうかは現状50:50、というところで、期待なんてものもしていません。

ただ一コンテンツとてシンデレラを見た場合、やはりいつまでもモバゲーというプラット
フォームに胡坐をかいているわけにもいかないはず。となるとアニメ化なり、コンシューマ化なり、
何かしら大きな動きはあるはずで、その動きはちゃんとチェックしないといけないと思っています。

まぁ私としては765とは切り離して勝手にやってくれ、というのが本音で、間違っても
「正式合流」なんてことだけはして欲しくないところ。この辺は人それぞれ考えは違うでしょう。


第7位 アニメ「ぷちます!」がWEBで配信、2期も決定 45pt


ぷちます!  ‐ プチ・アイドルマスター - コレクターズエディション Vol.1 [Blu-ray]ぷちます! ‐ プチ・アイドルマスター - コレクターズエディション Vol.1 [Blu-ray]
(2013/03/27)
中村繪里子、今井麻美 他

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7位には今年の年初、1月1日から配信され、そして早くも2期まで決定したこちらが入りました。

時期的には相当前になるわけですが、2期決定と言うことで熱は下がらずにここに入ってきた、
というあたりでしょうかね。元々が4コマということもあって、超短編アニメを毎日配信、という
形式に違和感なく、日常的にみることができた、というのはやはり大きなもの
だったと思います。

本末転倒ではありますが、個人的には「ぷちどる」はイマイチ…というのもあるんですが、
本家アニメではあまり描かれなかった「アイドル達の日常」が描かれた、というのは非常に
嬉しかった
ところ。もちろん原作通りのところが大半ではあったんですが、それを声優陣がちゃんと
声を当てて、アニメとして動く、というのはやはり非常に大きな意味のあることだと感じます。

また本家に先駆けて2期も決定、4月から配信と時期までも決定、というスピーディーな展開で、
アイマスコンテンツにおいても異色でありながら存在感を大きく発揮しています。


第6位 ゲーム「ミリオンライブ」配信 71pt


THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 01 Thank You!THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 01 Thank You!
(2013/04/24)
765 MILLIONSTARS、765PRO ALLSTARS 他

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「本家765プロ」、「シンデレラガールズ」に続く第三の柱の登場ということで、トピックとしては
非常に大きなもののはず
なんですが、今回はこの位置に落ち着くこととなりました。

モバマスとは違って、765プロ(シアター)という位置づけで、13人の765プロメンバーと並列で
新規メンバーが存在すると言う設定、これは非常に大きな意味を持つ
ものだと感じます。

囁かれている、というより声を大にして話されている「世代交代」のスムーズな進行には
これ以上ない位置づけとなっているわけで、区切りの「10周年」を目の前にこれが投入された
こと、これに何の意味も持たないと考えるほうが難しい、というくらいのものとなっています。

現状ではCDシリーズの発売だとか、合流してやるイベントがある、という程度に留まって
いますが、劇場版へのゲスト出演なども含めて、「スムーズ化」の一環と見ることもできますしね。

まぁその辺は現在これ以上何も言うことはできないわけですが、なんにしてもモバマス同様、
あるいはそれ以上にグリーというプラットフォームに留まってはいられないのは確かなはずで、
何らかの動きは確実にあるはず。そのための映画出演、なんてことも言えそうですが…。

とにもかくにも、第三の柱となったこのグリマスの開始、ランキング上は6位となりましたが、
アイマスというコンテンツに地殻変動をもたらしたわけで、今回のこの順位以上に大きな
トピックであった、ということは言っていいのではないでしょうか。


ベスト5は次回になります。

劇場版アイドルマスター 本予告PV公開!

kage

2013/12/28 (Sat)

前々から予告されていた通り、このPVがこのタイミングでの公開、となったの
ですが、これを観て色々思うところがあります。そのため予定はしていなかった
特集記事を今回は書きたいと思っています。まずはそのPVを以下に。



まずPV自体の出来としては、映画の予告らしい、これだけで一つの作品といえるような
出来栄え
ではあると思います。メリハリがあって、ストーリー性があって…というあたりが。

ただPVの出来なんてものは正直どうでもよくて、本当に大事なのは本編の内容、
つまるところ現状ではこのPVからわかる様々な情報
、ということになります。
そこで今回のPVを中心に、これまでの劇場版に関する情報をもとに、色々考えます。


プロデューサー、ハリウッド研修へ

mpv3_1.jpg

PV第二弾の時点で予想していた通りなんですが、まさか本当にこれが来るとは…。
まぁ別に特別な功をなさなくとも、研修にいくということ自体はおかしいことではないので、
そこが不自然ということはありません。そこで気になるのはこの情報をPVで出したこと、です。

これをみて「え?どうなるの?」と視聴者は当然思うわけで、それによって劇場に足を向かせる、
という効果を狙うのはPVとしてはある意味自然なことです。だからこれを出したこと自体は
それほどおかしくはありません。だから問題はストーリーとしての必然性であり、
そして「次」へこれをどうつなげるのか、というところ
になってくるわけですね。

ハリウッド研修というのはアイマス2における「プロデュース期間」に正当性をもたせる
ための装置であって、それはゲーム的な意味ではシナリオでありながらもシステムとして
機能していた
わけですが、アニメではメディア的にシステムという意味はなくなるわけです。

となると当然シナリオのみに意味があるわけで、これをそのまま考えるならば、ストーリーに
「波乱」を生み出す
、ということがまずあります。この報告を受けたアイドル達がアリーナライブに
どういう姿勢で臨むのか、というのは当然大きなポイントで、春香が「この先…」と悩んでいるっぽい
描写がこれを受けてのシーンかどうかは判然としませんが、とにかくここにドラマが生まれるはず。
そしてその波乱というドラマがあるからこその、感動のライブシーン…となるのは必然じゃないかと。

mpv3_2.jpg


そういう意味でシナリオ的には妥当というか、無難というか、悪くはないと思います。
ただ問題はゲームのように「Pがハリウッドに行くエンディング」でこの「アニメ版アイマス」が
展開として全て終わるとは考えにくい
、ということ。つまりは「次」に関することがあります。

期待の高さ、ブランドとしてのあり方、興業的なことをトータルで考えればアニメ2期があると
考えるのは必然。この映画がパラレルということもないでしょうし、この映画の先の展開が
2期、というのが順当になります。そのときにもPが不在なのか、それとも…というところで
このハリウッド研修が問題
となってくるのです。P不在でストーリーが回せるのか、というと
不可能ではないでしょうし、それこそ2期ラストで帰還、というのも一つの形だとは思います。

ただ今回ミリオンのメンバーを入れたのには「この13人なら大抵のことは乗り越えられる」という
ことがあったから、ということなので、そうなると2期にも必然的にミリオンメンバーの登場が
考えられて…
という感じ。しかし今回のゲスト7人はスターシステム、ということで
ミリオンそのままの設定ではない、ということになってしまっています。そうなると今回未出演
(もっとも出演可能性ももちろんありますが)の春日未来らミリオンのメインメンバーが中心に
なっての展開
、ということも考えられて…とまぁ妄想はつきなくなってしまいます。

とにかく、Pのハリウッド研修は当然ですが非常に重大なポイントで、「アニメ版アイマス」の
今後に直接かかるところ
になります。何らかの事情でやっぱり行くのをやめる、だとか言う可能性も
ありますし、現在の情報でこれ以上考えてもどうにもなりませんが、その顛末は当然気になります。

ちなみに余談でもありませんが、ちょっと別のポイントとして、Pが研修の報告をする際、
驚愕するメンバー達に対して一人暗く俯く美希、というのも気になるポイントです。
ここで美希が他のメンバーと違うこういった反応を見せること、これは事前にこのことを
聞いていたからではないか
、ということも考えられます。そのときに必死に慰留したけれども
Pの意思は固く…とかそんな感じで。一方の春香は初めて聞いたかのような表情で、
このあたりの春香美希の違いも今回のストーリーではキモになってきそうな予感です。

mpv3_3.jpg



ミリオンライブメンバーの扱い

mpv3_4.jpg

これについてもPV第二弾で公開されていて、その後も情報はチラホラ出てはいたんですが、
今回のPVを受けて、ゲストとは言えないくらい、あまりにも重大なシナリオの根幹を彼女たちが
担う
、というくらいのものを感じさせられました。「13人なら大抵のことは~」を受けてならば
こうなるのは必然と言えば必然ですが、それにしても私としては中々受け入れがたいレベルです。
せっかくの銀幕デビュー、せめて最初は13人だけで、という気持ちが強くあって、
例えば劇場版第二弾があるのならば、そのときにゲスト参戦、というのならまだ納得はできました。

しかし現実はこれ、というところで何とも苦しい感じ。もちろん映画なんてそんなポンポンできる
わけもなく、第二弾なんて想定できる状況でもないのはわかるのですが、それにしても…。

こういうことがあるから、「世代交代」を予感させられて、実際にその為に動いている、
という可能性は十分すぎるほど
にあると感じます。その意味でも厳しい現状なんですよね。

さてミリオンのメンバーについて詳しく見ると、どうも矢吹可奈というキャラクターが7人のうち
メイン格というか、重大なポジションにつく感じ。私はLTP08でしか可奈について触れていないの
ですが、後輩キャラとして扱いやすい、ということがあるのかな、という印象はあります。
年齢的にも若く、一騒動起こすにはうってつけのキャラクター、という感じなんでしょうか。

mpv3_5.jpg


他に気になるポイントとしては、「アイマスタジオ」の142回、143回において、可奈役の声優、
木戸衣吹さんがモバグリ声優としては異例のソロゲストだったということ。これも今回の
劇場版での扱いを受けて、という感じで、アイマス声優陣で最年少という木戸さんにアイマスの
未来(春日じゃなくて)を託す
かのような雰囲気すら感じられました。まぁこれは流石に
考えすぎでしょうが…山崎はるかさんや大橋彩香さんらと供に、のほうが自然ですしね。

その辺の事情はとりあえず置いといて、他に気になるところとしては、七尾百合子の
「私達このまま一緒に続けていいのかな」というセリフ。ストーリーの中で可奈が
一騒動起こして765プロに迷惑をかけてしまって…
なんていうシチュエーションだと思うの
ですが、このセリフは現在のグリマスの状況をメタ的に表現しているとも感じられます。

mpv3_6.jpg


映画では当然この起こった騒動をクリアして「続けていいのかな」に「YES♪」と返答する
流れになるはずですが、それを未だ拒否される(もちろん私も含む)こともあるグリマスの
展開自体と重ね合わせて、拒否派になんとか容認してもらう
、という姿勢に見えてしまうのです。
これも考え過ぎといえば考え過ぎな気もしますが、そもそもグリマスメンバーを映画に
出す時点でその狙いがあるのは明白で、となるとこのセリフもその意味を持ちうる、
と考えるのは全くおかしくないのではないでしょうか。だとするとそれを受けて
私はどう考えるか、というところになるのですが、最終判断はもちろん映画自体を観て、
ですが、現状では「こんなあざとい見せ方じゃますます拒否してしまう」というところ。

あくまでも私個人の考え方ですが、ゲストで出るんなら本当にバックダンサーに徹して
くれたほうがよっぽど興味を惹かれた
はず。「あの曲で踊っていたあのアイドルはどんな
キャラクターだろう」ともう少し調べようという気にもなれたと思えます。しかし実際はこの有様。
LTP購入も含め、公式の思惑に乗ってやろうという気はそれなりにあるのですが、
この劇場版に関しては、現時点ではちょっと厳しい評価しか下せなくなっています。
もちろん実際に映画を観るまでは最終評価はできませんし、私以外の765プロ専任Pの方も、
一律同じ考え方、なんてことは当然ない
わけです。当たり前ですが最大公約数を狙って
映画は作っているはずで、そこにヒットすればそれでコンテンツとしては間違いない。
なのであとは自分がどこまでそこに近づけるか、許容できるか、というところでしょう。
もちろん本当は「許容」なんて表現じゃなくて、純粋に楽しめるのが理想なんですけどね。


765プロメンバーの扱い

今回はグリマスのゲスト参戦、そして出番もたくさん(っぽい)ということで、13人もいるメンバーを
ある程度平等に、きちんと全員に見せ場をつくる、なんてことは多分ない
という感じです。
ただでさえ2時間に13人でも厳しいのに、ゲストを入れればそうなるのは当然でしょう。
この辺も私としては厳しいところ。もちろん最終判断は観てから、ですけれど…。

現状では案の定というかなんというか、春香がメインでスポットを当てられる感じとなっています。
そして今回のPVではリーダーに指名、ということもあって、そのスポットの当てられ方にも
必然性というか、自然さを出そうという感じもあるのですが、そもそもこの「リーダー指名」こそ
違和感というか、なんというか
、というものを強く感じてしまいます。

mpv3_7.jpg


もちろん春香がアイマスにおいてメインヒロインであるのは疑いようのない事実です。
アニメでも14話以降リーダーシップを強く発揮して、肩書きはなくとも実質リーダーでした。

そんなことは分かり切ってる上で、劇場版という一大展開で「リーダー指名」をすること、ここに
違和感を覚えてしまうのです。そもそもアイマスというゲームは、アーケードでは9人(組)、
無印では10人(組)、SPでは9人(組)、2では9人、そして不鮮明ではありますがOFAでは13人から、
自分の好きなアイドルを選んで、メンバー、あるいはリーダーとして育てていく、というものです。
そこでは当然春香を選ぶ必要がないし、他のメンバーと並列の扱いです。

そのゲームがアイマスの原点だからこそ、この映画という一大展開の中で、春香をリーダーと
して指名してしまう、ということに違和感があるのです。各種展開で春香がセンターであったり、
出番が一番手であったりということについては全く違和感がありませんし、当然だとすら思います

そこを当然と思う理由としては、「13人は並列だけれども、その中で選ぶならメインは春香」という
無言のメッセージが感じ取れた
からで、「春香がリーダーですよ」「メインですよ」なんて
押し付けはされてこなかった、という風に感じられる展開をしてきたから、というところです。

今回の映画というのは非常に注目度も高く、恐らくほとんどのPは少なくとも一度は観るでしょう。
あるいはPでもない、所謂「ファン」レベルの人で観る人も少なくないはずです。
そしてその観る人の数というのは、例えばOFAを買うPよりも多くなる、と考えられます。
となると、春香がリーダー」という明言が、より強くインプットされてしまって、アニメ以外の
アイマス展開においても「春香がリーダー」
という流れが生まれる可能性は高くなります。

「それは現状と何も変わらないじゃないか」、といえば確かにその通りで、それまでなんですが、
しかしそれを公式がアナウンスしたかどうか、ということで捉え方は大きく変わってしまいます。
要するに、他のメンバーと春香が同列でないことに正当性を与えてしまう、ということです。

これに対する考え方は当然人それぞれでしょうが、少なくとも、アイマスに惹かれた理由の一つと
して「アイドル達が(可能な限り)平等」ということがある
私としては、いただけない流れ。
しょうもない話ですが、5thの際に「長谷さんがいない(全員揃わない)から行かない」と
すら思った私からすると、誰か一人を必要以上に立てる、というのもNGに感じるのです。

PVにおける「私は『天海春香』だから」というセリフが劇中のどういったシーンで使われるのかは
わかりませんが、アイマスの象徴でありながら、決して他のメンバーと距離を置かず、
文字通り「中心」たりえてきたこれまでと、リーダーとして先頭に立つことが期待される
劇場版で、本当に「天海春香」の存在がブレないのか
、というところは非常に重要。

mpv3_8.jpg


これまで8年間、アイマスを牽引してきた春香だからこそ、「天海春香だから」というセリフに
重みを感じる
わけで、その重いセリフに見合うだけのシーンで、そして「これまでの春香」と
「これからの春香」に違いがないことを証明して欲しい
と、心の底から思います。


さて、春香についてはこれだけでなく、今回はもう1つポイントになるセリフがあります。
それは美希の「春香ミキのライバル」というセリフ、これです。

mpv3_9.jpg


無印での美希登場、センター就任以降、この二人の関係性については主に二次創作で
度々「ライバル」として扱われてきたわけで、そういう意味では春香がリーダー」と同じくらい
自明の理
、というものではありました。しかしながら春香がリーダー」とこれまた同様に、
明言しないことでバランスをとってきた
、という風に感じられる関係性でもあったのです。

しかしここでこれも明言してしまう、ということで「春香はリーダー」と同じことがこの二人の
関係性においても起きてしまう、ということになるところを危惧してしまいます。

アイマスにおいてカップリングというのは一つの大きな魅力で、私もそれを楽しんできましたが、
アニメではそれが特に顕著、というか露骨で、「やり過ぎ」感は正直ありました。
そこに今回はるみきに強力な燃料を投下、ということになるわけで、中々厳しい感じ。
ライバルというあり方が悪いわけでは全くないですが、それを既定路線に乗せてしまう
こと
、これはやはり公式にやって欲しくなかった、というか明言して欲しくありませんでした。

これを受けて今後何が変わるかというと、「春香がリーダー」以上に何も変わらない気も
しますが、しかし「公式の設定」となることには少なくとも意味はあるはずです。


さて765プロについては、春香と同様に、いやそれ以上に特別な位置にいるメンバーがいます。
それは言うまでもなく律子のことです。「13人を平等に」の私からするとアニメの律子
立ち位置は許されざるレベルなんですが、今回の劇場版でも「今回はプロデューサーに徹する」と
いう改めての発言もあって、当然ですがアニメと立ち位置は変わらないことがわかります。

ライブ直前と思われる円陣のシーンでも、19本の腕、うち12本は袖つき衣装、ということで
律子はライブに参加しない、ということははっきり表されてしまっています。ただ、これについては
8th横浜公演で律子に対する声援も収録した、ということで、25話同様になんだかんだで
途中参戦、ということはあると楽観視
はしています。というかこれで本当にライブに参加せず、
収録自体がミスリード、なんてことがあったとしたら、これはとんでもないこと
です。
だからいくらなんでもそんなことはないと信じていますが…果たして。

mpv3_10.jpg



765プロのメンバーといいつつ、ここまで主に春香について厳しく色々と書いてきましたが、
言うまでもなく、春香のことは大好きですよ、本当に。彼女なしではアイマスは
アイマスたりえなかった
と思うくらいに。ただ、大好きだからこそ、変に動かされて欲しくないし、
今のまま「天海春香」として輝いて欲しい、という気持ちが強くあるんです。

しかし「変化」は止められない…というあたりはアニメ22話そのまんま、と感じてしまいます…。


「輝きの向こう側」へ行くために

とまぁ3つのトピックについて長々と書いてきたんですが、いずれもネガティブな内容になります。
今回のPVに対する反応を色々と見ると、私のようなネガティブな反応を示すPも
当然いるにはいますが、概ねポジティブなもので占められている、という風に見えます。

それはアニメからのPであったり、グリマスPであったり…という感じで、私とは属性が異なるから、
ということは当然あるのですが、そもそも私が保守的でネガティブだから、というのが一番のはず。

アイマス云々以前に、根本的に保守的で悲観論者である私が、過去のアイマスの展開を鑑みた上で
今回のPVをみてしまうと、こうなってしまうのはある意味必然なのです。しかしそれが
アイマスPにおけるマジョリティと大きくズレるのならば、それはそれでしんどいところです。

そしてそれを皮肉るが如く、今回のPVでも北沢志保の「今進める人間だけでも進めないと」
いうセリフもあるわけで、これも「続けていいのかな」と同様の意味を持つものだと思います。
公式からの痛烈なメッセージ、と受け止めるべきでしょうね。

mpv3_11.jpg


これを受けて、自分が現在「進めない人間」であることを再認識して、その上で今後もアイマスと
生きたいと思うのならば、やはり何らかの「劇薬」というものが必要になると思います。

そもそも私はアイマス以前はゲームこそすれ、アイドルにもギャルゲーにも声優にも興味は
ありませんでした。そんな私を変えてくれたのは煌めく765プロのアイドル達の輝きであって、
本当に心に響く輝きであるのならば、保守的な私の考えも変わる可能性はある、ということです。

そういう意味で不安もありつつ期待もあった8thははっきり言って不発に終わりました。
しかし今後もこの劇場版であり、SSAライブであり、というところで可能性は残っています。

「ギャルゲーなんて」と思っていた私をアイドル達が変えてくれたように、「劇場版は…」
という私をアイドル達がまた変えてくれるはず
、それは期待してもいいはずです。
というか本当はそんな受け身じゃなくて「変わる」という確信を持って臨むべきなはずです。
なぜなら当時と違って、今や私は「プロデューサー」なわけですからね。

現状では厳しい評価をせざるを得ない劇場版ですが、「輝きの向こう側」へ彼女たちと
行くためには、それを変えたいと思う覚悟、そして期待を持つことが必要
でしょう。
いうまでもなく作品としてのクオリティも大事ではあるんですが、それ以上に自分自身の
気の持ち方、というのが大事になると思います、ここまでくると。

また、「輝きの向こう側」へともに行きたい「彼女たち」は現在13人を意味しますが、
それが50人、あるいは250人を意味する日が来るべきだ
、と自分自身で思っておくことも
大事なんだということももちろんあるでしょう。それはSSAも含めて考えて、ですね。

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というわけでできることなら分割して前後編にでも分けるべき分量になってしまいましたが、
年末進行につきご勘弁いただければ。次回は予定通り、皆様にアンケートをとった
「2013年アイマス10大ニュース」をお届けすることになります。

第18話 たくさんの、いっぱい Bパート

kage

2013/12/27 (Fri)

というわけで律子あずさの代役を決意し、レッスンをするところからBパートがスタート。
伊織亜美は仕返しとばかりに律子に厳しく指導し、律子はヘロヘロに。

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そんなとき、律子あずさから電話が入ります。その電話を受け、心が折れ欠けていた
律子も気持ちを引き締め直し、ライブに臨む姿勢をつくり直します。

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そんな律子に対し、伊織亜美はライブで律子にソロ曲を歌うことを提案。
「アイドル時代の持ち歌なんて誰も知らない」と言った律子ですが、一曲だけ思い当たる曲が
ある模様。後で披露される通り、その曲とは「いっぱいいっぱい」ということになるのですが、
律子と言えばやはりこの曲、ということなんですね。現実世界の声優のライブでもこの曲は
若林さんのパフォーマンスもあって、毎回トップクラスの盛り上がりを見せるわけで、
律子にも複数の持ち歌がありながら、この曲だけが特別扱いと言うのは納得のいくところ

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さてライブ前日のゲネプロ、Pも見守る中「七彩ボタン」を踊るわけなんですが、猛レッスンの
甲斐あってか律子も上々の仕上がりと言う感じ。しかし実際のライブの風景を想像してしまい、
急激にプレッシャーが襲ってきてしまったことで、一度ダンスを止めてしまいます。
現在の竜宮小町のステージと、現役時代の自身のステージ、そのギャップだとか、竜宮小町の
ファンが求めるモノとか、そういったものが絡み合った結果のプレッシャー
というところでしょう。

そんな律子は夜中になっても公園で一人猛練習、というところなんですが、そこに帰宅途中の
小鳥がやってきます。ここで律子はその胸の内を吐露するわけなんですが、その聞き手に
なりうるのはやはり小鳥しかありえない
感じなんですよね。自分より年下のアイドル達では
やはりダメで、ここであずさというパターンもない。というかあずさが仮に健康であっても、
自身がプロデューサーである以上、こういった気持ちは言えないはず。Pの可能性としては
ありますが、同等の立場であり、かつ後輩であるが故、なかなか難しいところになってしまいます。
そうなると少し立場が違う、年上のお姉さんである小鳥こそが適任なんですね。

a18_22.jpg

一方のPはというと、伊織亜美、そしてあずさから電話で何らかのお願いを受けることとなります。
ここでサプライズがある、ということがわかるわけですね。

そしてライブ本番となるわけですが、律子は緊張のあまりとてもアイドルとは思えない表情に。
不安を感じさせることとなりますが、あずさのビデオレター、そして伊織亜美のMCによって
律子は気持ちは強く持てるようになると同時に、思わず目を潤ませてしまうほどに。

とはいうものの、ステージに上がる際にはやはりガチガチ。ファンが呆然としているということも
あって、歌い始めた「いっぱいいっぱい」も声が上ずるなど緊張度100%、と言う感じ。

まぁファンからしてみれば、伊織達の紹介があったとはいえ「誰?」というのは否めず、
「なんでプロデューサーが歌うの?」というという風に思っても全くおかしく
ないところ。
本来ホームであるはずのステージが完全にアウェーとなるのはやむをえません。

そんな状況で律子はアイドル時代の自身の初のミニライブを思い出し、現在の状況との
違いを痛感するのですが、その律子の目線の先にはのサイリウムを振るファンの一団の姿が
映り、そしてコールが聴こえます。そう、伊織亜美が招待したプチピーマン氏一行です。

それを受けた律子のテンションもピークとなり、歌も踊りも大きく躍動感が出てきます。
ここで会場全体がのサイリウムでいっぱいになります。ここは、本当は他のファンの持つ
サイリウムは変わらないけれども律子の目線からは変わったように映る、という見方と、
プチピーマン氏一行が他のファン達にのサイリウムを配って、本当に一色になった、
という見方、2種類ある
と思います。まぁどちらにせよ、大事なのは律子の心境。
この一面の会場こそが、「アイドル秋月律子」のポテンシャルを全開にするわけですからね。

さて、そんなライブが終わった後、律子はPにその想いについて語ります。ステージ自体は
楽しかったこと、けれども自身はやはりプロデューサーでありたいということについて。
ただ、アイドルに戻る可能性にも言及していて、その時はPにプロデュースを依頼する、
という風にも話します。この流れを汲んでの「ONE FOR ALL」になるのかそれとも・・・という
ところはわかりませんが、「アイドル秋月律子」の可能性はまだある、ということですね。

とにかく、律子あずさが復帰した竜宮小町を再び鬼軍曹として熱血指導、となります。
その雰囲気は一見今回のライブ以前と変わりませんが、内面的にはやはり影響があるようで、
気持ちを新たに、それでいてトップを目指す姿勢は変わらず、という感じに見えます。

というところでエンディングへいくわけですが、ここでの曲は「魔法をかけて!」。
「アイドル秋月律子」の原点ともなるこの曲、今回の18話のエンディングにはこれ以上ない
選曲ともいえるわけで、律子のオフの姿を描くBGMとしてうまく使われています。


この18話は律子回。「2nd VISION」において律子は13人の中でも特殊な立ち位置に立つことと
なり、それはこのアニメでも変わらず、ということで、「全員集合」の絵においても律子
加わらない、と言う描写は頻繁にみられました
。これは私としては非常に見ていられない
描き方で、このアニメ最大級の欠点だとも思っていて、個人回も気になっていました。

そしてこの律子回、現在の律子の立場における描き方としては、これ以上ない、という
くらいにうまく描かれたのではないか
、と思います。竜宮小町のプロデューサーとしての苦悩、
アイドルとしての姿、Pとの関係性、そしてアイドル復帰への可能性。このあたりをきちんと
描ききれた、というのは実にお見事、というところで、この回はケチのつけようがありません。

もちろん、それをもってして「全員集合」からハズされることも容認できるようになるかと言うと
そんなことはないのですが、少なくともアイドル13人の個人回をきちんとつくる、と言う意味では
ハズされなかったということで、その点については納得のいくところとなりました。



アイドルマスター 7(完全生産限定版) [Blu-ray]アイドルマスター 7(完全生産限定版) [Blu-ray]
(2012/04/26)
中村繪里子、長谷川明子 他

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第18話 たくさんの、いっぱい Aパート

kage

2013/12/26 (Thu)

竜宮小町のシークレットライブが開催されることになり、
毎日のようにレッスンに励む伊織、亜美、あずさの三人。
プロデューサーである律子も、「元」アイドルだった経験を活かしてアドバイスするなど、
いつにも増して気合十分。
ところが、直前であずさがおたふく風邪にかかってしまい、本番に出られなくなってしまう。
頭を悩ませる一同だったが、伊織と亜美は、
律子に代役としてステージに立ってもらうことを思いついて…。



18話は鬼軍曹の律子が竜宮小町の「七彩ボタン」を指導しているシーンから始まります。
伊織亜美だけでなく、あずさにも厳しく指導する姿、流石の律子、というところです。

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そんなレッスン風景をこっそり見学するのは春香千早、というところなんですが、
千早は携帯に着信が入ったことで席をはずします。16話から3話連続で類似の
描写がされており、必要以上の「千早推し」を感じてしまうのは否めないですね。

さて事務所に戻った竜宮小町一行、伊織亜美貴音律子の鬼軍曹っぷりを
愚痴るわけなんですが、そこに当の律子が颯爽と登場。貴音さえも後ずさる
その迫力、流石765プロの裏の権力者、といったところでしょうか。

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一方のPと小鳥はその竜宮小町のシークレットライブについて話しており、そのライブに関する
ファンレターをみてみるのですが、その中にアイドル時代の律子の写真を見つけます。
その写真を送ってきたのはアイドル時代からの律子の熱狂的なファンだというプチピーマン氏な
わけなんですが、一人のファンの名前が具体的にクローズアップされるのは意外な感じ
これは律子が「元アイドル」だから、という立場の特殊性があるからできる描き方で、
具体的に一人あげたほうがストーリーとして構成しやすいというのもあるんでしょうけどね。

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その写真を見た律子はというと、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分、というところ。
アイドルへの未練が全くないというのはさすがに嘘だろう、と思えるような描写です。

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そんな中、熱っぽいというあずさは帰宅。それをしっかりフォローする律子を見て小鳥
「すっかりプロデューサーですね」と言うのですが、Pよりも先輩に当たる律子を「すっかり」と
表現するのはいかがなものかと
。もちろんここでアイドル時代の写真を見たから、ということは
あるんだとは思いますが、これはこれで律子に対して失礼なんじゃないのかな、という感じ。

さて後日のライブ練習日、あずさが会場に来ていない、という状況となります。
伊織は「道にでも迷ってるんじゃない」なんて言うわけですが、確かにあずさを一人で
ライブ会場に来させようとしているのは危ないことなんじゃないか
と…。スケジュールの都合で
仕方ないのかもしれませんが、そのあたりは律子がちゃんと管理しておかないと、というところ。
もっとも、メンバー最年長、成人のあずさにそんなに気を使うわけにもいかないんでしょうが。

そのあずさはというと、なんとおたふく風邪にかかってしまったということで、見るに
堪えない容貌に…。よくもまぁこれを描いたものだとアニメスタッフに感心する程です。

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とにかくライブにあずさは間に合わない、ということになるわけですが、中止にはせず、
伊織亜美の二人で頑張ることに。しかしながらステージパフォーマンスにおいては
あずさの分をカバーしようとするあまり、うまくいかなくなってしまう、というトラブルが発生。

そこで伊織が思いついたのは、代役を一人補充をする、という案。それを突き詰めて
考えていくと、その代役というのは律子以外にあり得ない、という結論に至ります。

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というわけで伊織亜美律子にその代役を迫り、律子は考える時間を貰うことに。

そして事務所ではPとそのことについて話すわけですが、Pは律子がステージに上がることに
大賛成、という感じに。ここのPはもっともらしいことを言っていますが、面白がっているようにも
みえます
。まぁ、P自身には決してできない体験でもあるわけで、羨ましさみたいなものも
全くないというわけでもなさそうな感じ。貴重な体験であることは確かですからね。

一方の律子はと言うと、事務所にいた美希に対して、あずさの代役を頼もうとしてしまうのですが、
すぐさまこれが失言であることに気づきます。この件についてトラブルがあったにもかかわらず、
自分にとって都合のいい話を美希に対して持ちかける、というのはあまりにもデリカシーが
なさすぎる
わけですからね。精神的に厳しい状況にいたとはいえ、これはマズイ発言です。

一方の美希は大人の対応で律子に返し、律子こそ竜宮小町に相応しい、と話します。
既に美希はソロで頭角を現している、ということはもちろんあるのだと思いますが、
竜宮小町というユニットの姿というものが美希にはきちんと見えているからこそ、ですね。

そんな美希の言葉や、ファンからの手紙を見て律子は心を揺り動かすわけなんですが、
最後はPからの鋭い指摘で決心をする、というところでBパートへ。



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第17話 真、まことの王子様 Bパート

kage

2013/12/25 (Wed)

スカートを買って着替えたがPを引っ張って行った先は遊園地、ということで
「自転車」をBGMにデートシーンが描かれるところからBパートは始まります。
思いっきり「デート」といってのけるあたりがらしいというか、他にこれが言えるのは
美希亜美真美くらいでしょう。他のメンバーでは同じことをやっても「デート」とは
自らは言わない、言えない感じで、のキャラクター性を感じられる表現です。

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しかし一方のPはというと、デートとは思っておらず「きょうだい」にしか思われていない、
と話すわけですが、ここは流石に「兄弟」ではなくて「兄妹」だという意味合いのはず…。

それにしてもと自身も言うように、週刊誌なんかに見つかったらスキャンダルモノの
はずなんですが、自身はともなく、Pがあまりにも危機感がなさすぎる感じです。
これが例えば美希とだったらかなり厳重に警戒しそうなものですが、自身の言うように
とだと「兄妹」としか思えず、この状況の危険性を認識できていない様子です。
このあたりは明らかにプロデューサーとして失格でしょう…。

さては「鬼退治」をしながら、再びPに父との関係について話し始めます。
ここでさらに念を押すことで、Pもにとってこれが根深い問題だと認識できるわけですね。

そんな二人は女子高生がチンピラに絡まれているところに出くわします。
そしてここではこの状況を見過ごせない、として一人チンピラに立ち向かうわけですが、
その勇ましさといったら…外見だけでなく内面までもイケメン、これこそが王子なわけです。

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そんなに対し、スカートを穿いていることでチンピラは女性だということに気づくのですが、
さすがに女装とまでは思われなかったところが救いというか…。なんにしてもこの
チンピラ、石油王のSPすら撃破しているからすれば明らかに雑魚なわけで、
負けるなんてことはありえないのですが、アイドルという立場からは喧嘩自体が御法度。

というところで女子高生たちがの正体に気付き、その場の空気は一変。
元々ファンであったらしい女子高生からすればこの王子の登場、本当に奇跡的な
出来事のように思えますが、このシーン自体、ドッキリ的ななにかの撮影と
いうシチュエーションでもあると思われても不思議でないくらい、「出来過ぎ」
ですよね。

ところでチンピラのうち一人が「俺ら誰だと思ってるんだ!」とか言っているわけなんですが、
本当に誰なんでしょうか彼らは…。

とにかく、そんなに対し、チンピラの一人が殴りかかるわけですが、そこに割って入って
身を呈してを守ったのがP。ならカウンターでかわしてた、とかそんなことは置いておいて、
アイドルに暴力沙汰を起こさせない、というところで自ら身を張ったPというのはまさに
プロデューサーの鑑。この行動はにとってPが「王子様」たりえて、そして自身は
「お姫様」になる、そういう描写でもあり、非常に大事なシーンとなるわけです。

そしてPとはその場から無事退避。ベンチでこの騒動について会話がなされるのですが、Pは
を「女の子として」と前置きしたうえで、「アイドル菊地真」のあり方についてについて
語ります。ここは非常にうまい話し方で、まさにパーフェクトコミュニケーションといえるもの。
「誰かの支えになれるのは悪いことじゃない」はP自身の状況を踏まえて、のものでもありますね。

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そして日が暮れて二人が乗ったのはメリーゴーラウンド。「アイドル菊地真」としてではなく、
一人の女の子としてをお姫様扱いするPの姿はプロデューサーとして、というより男性として
素晴らしい姿
かと。そんなPをは「他にいないんだもん」として王子様扱いするわけですが、
これは照れというよりも、本心からにとってPは本物の王子様ではない、ということを
あらわしているように思えます。ここでがPを王子様、つまりは恋愛対象としてしまうとまた色々と
問題がありますし、ここではあくまでも「王子様役」としてしかPを見れていない、という感じ。
もっともその「王子様役」自体がにとっては大切な存在であることは間違いないんですけどね。

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さて事務所に帰った二人を待ち受けていたのは美希亜美真美。戻りが遅かったことを尋ねる
美希に対し、は「デート」とサラリと回答。これにより美希は嫉妬に狂うわけですが美希から
すればPと、二人の王子様をとられた
ということで、わけのわからないことに…。
一方の亜美真美は面白いネタで大騒ぎしているだけ、という感じですね。

そして最後はが「アイドル菊地真」としてのあり方を決心する、というところなんですが、
「ぺったんこランラン」なる番組の王子様特集に出演、ということでまた不満を述べてしまいます。
決心はしたものの、そう簡単に心の底から王子様にはなりきれない、というところですね。
もっとも、はありのままの姿のままで王子様たりえるとは思うんですけども。

そしてエンディングは新曲の「チアリングレター」。幼少期の姿から、王子様とお姫様、
それぞれの姿、そして浜辺での美しい今のの姿がイラストで描かれる中、暖かく柔らかい
バラード的なこの曲は見事に映え、この17話を綺麗に締めくくってくれます。


については3話、8話、10話とこれまでもその魅力が度々描かれてきたわけですが、
満を持しての個人回となったこのこの17話は、の魅力である王子様の姿、そしてお姫様への憧れ、
さらにはそのギャップに悩む姿までもが描かれ、の魅力が十二分に描かれたと思います。

さらにジュピターとの対立もきちんと描きつつ、Pとの信頼関係についてもしっかりと描写された
というところで、何一つ文句のつけようのない、個人回としては完璧な仕上がりでしょう。

こうしてみると直前の回である16話、回との落差というのは恐ろしいまでに顕著で、
側からすれば残酷とすら言える差がついてしまっているようにも思え、そこが逆に欠点、
というあたりにしか文句はつけようがなくなってしまっています。

回唯一の評価点、エンディングの新曲すらも今回もあったということで、
回のアドバンテージは完全に失われてしまっているわけですからね…。

は監督のお気に入りだからこうしてうまく描かれた、なんて話もあったりするわけですが、
それを信じるには十分すぎるのほどの優遇っぷりではあったと思います。

もちろんアイドルが魅力的に描かれる、ということは非常に喜ばしいのですが、アイドル間に
必要以上の格差があるというのは個人的にはいただけないところ。の描き方としては
これで大満足なのですが、もう少しバランスを考えてほしかった
な、と思えてしまいます。



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第17話 真、まことの王子様 Aパート

kage

2013/12/24 (Tue)

“男の子のような女の子”として、女性ファンに大人気の真。
『王子様』という愛称までついてしまい、
本当はお姫様になりたいのにと、思わずため息をついてしまう。
そんな折、ジュピターの3人と収録で一緒になった真は、
彼らの付き添いに来ていた黒井社長に屈辱的な言葉をかけられる。
うっぷんを晴らすため訪れたゲームセンターで、ふと真は、
プロデューサーに今日一日「女の子扱い」してもらうことを思いついて…。



17話はの女性人気っぷりを紹介するテレビ番組から始まります。「王子様」として
若い女性だけでなく年配の女性からも人気がある様子がうかがえるのですが、
当のは少女漫画に夢中、ということで、のギャップが見事に描かれているわけです。

また、ここではジュピターの冬馬と比較されるようなシーンもあるわけですが、
普通に考えれば男性アイドルと女性アイドルは競い合うものではない、という理屈はにだけは
通用せず、765プロの中でもだけは正真正銘、ジュピターと競い合う立場なわけです。

それにしても765プロ前で女性ファンが待機しているわけなんですが、男性ファンは他の
メンバーを待ち伏せしたりはしていないものなんでしょうか…
これだとだけがダントツの
人気がある、もしくは女性ファンは男性ファンと比べて常識がない、なんて風にしか見えません。

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さては買ってきた少女漫画をノリノリで音読するわけなんですが、そのストーリーは
サッパリわけのわからないものです。千早の「馬も生徒らしいですよ」のシュールさは
異常
なくらいですが、作業中のPはツッコミもしません…。

その千早はが自身の人気について熱弁しているところ、携帯に着信を受けて席を外す
わけですが、春香がそれに気付くというのがポイント。の熱弁は恐らく日常茶飯事で、
もはや話半分にも聞いていないのだとは思うのですが、それでも大事な描写ですね。

そんなが女らしさについて語る中、爽やか過ぎる王子のハミガキのCMが流れる
わけなんですが。それを見た春香が「カッコイイ…」とポツリ。春香雪歩美希程ではないに
せよ、に惹かれている部分もある
ので、それが浮き彫りになったシーンといえるでしょう。

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しかしそんな春香のつぶやきを受けて、は意気消沈し、逆に春香に「アイドルとしてどう
みられたいか」を訊ねます。ここで春香は即答できずに悩むわけなんですが、この「どう
みられたいか」が確立されていないことは、些細でありながら実は非常に大きな問題
です。

春香が「アイドルになりたい」がまずあって、それは自分がどうありたいか、ということです。
そこに「どうみられたいか」という見方は欠けているわけで、「あるべき姿」が定まっている
ようで実は全く定まっていない
。このことが後の展開において大きく響いてくるのです。

さて、ここではPがに対して「最近色っぽくなってきたと評判」とのセリフをのほうをチラりと
見ることすらなく吐くわけなんですが、それに対しては流石のも半信半疑。しかしPの
咳払いもあって気付いた春香もその流れに乗る、ということでは完全に信じてしまいます。

ここはPと春香の息の合い方がポイントで、これまでも度々視線だけで会話するような描写も
あったわけなんですが、ここでも如実にそれが描かれたわけです。ここまでくるとまるで
夫婦が如く
、という感すらありますが、このお互いの信頼の強さはリスクでもあるわけですね。

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そして11時になったところでPとは仕事現場へ出発、となるわけなんですが、「Pを独り占め」と
いうに対して「いいなあ」とストレートに言う春香このあたりからは恋愛的なものは一切感じ
られません
春香にせよにせよ、そんなものがあるのならもっと雰囲気は違うはず。
軽くこういったセリフがお互い言える、この描写こそが恋愛的なものを否定しているのです。

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さて、仕事となる「王子様の昼下がり」という番組に向かう車中でもは王子様/お姫様の
問題について話し始めます。くどいような描写ですが、にとってそれだけ大事なところ。

そしてその番組ではジュピターと共演、ということになります。それぞれの紹介の際に
上がる女性の歓声、明らかにのほうが大きいようなんですが…。まぁ出演者の女性達の
立場上、男性であるジュピターに歓声を大きく上げるのは色々良くないはずで、
が女性だからこそ、声を大にして「カッコイイ」と言える、ということはあるのでしょう。

それにしても、つい先程まではグチグチ言っていた王子様扱い、番組ではきちんと演じている
あたりは流石にプロといったところ。ここもまたの魅力の一つであるわけですね。

しかし一方のジュピターはそんなに対して番組中にもかかわらずつっかかてきます。
このあたりは彼ら、というか冬馬のプロ意識に問題があるような感も…。もっとも冬馬から
してみれば、黒井に吹き込まれた通り、「765=悪」なので、そんなことは問題ではない、
とかなんとか思っているのかもしれませんが…。

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番組中はうまく回避したですが、番組終了後はジュピターに対する怒りが収まらない様子。
そこに当のジュピターが登場し、一色触発となるわけですが、ここは冬馬が黒井の悪事に
ついて知らないのでは、というあたりがPのほうにも伝わるようなシーンにもなります。

そしてここでは当の黒井社長自身までも登場。765プロに対して暴言を吐きまくるわけですが、
いくら冬馬が765プロが悪だと思い込まされているとは言っても、ここまでの発言に対し
何も反応しないのはいかがなものか
と。北斗や翔太についてはわかっていてやっている感も
あるので、彼らの正義というのも黒井ほどではないにせよ、ある程度歪んでいるようにも思えます。

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さてとPはストレス発散のためにかゲームセンターで一遊び。ここではと父親の関係に
ついて語られるわけですが、千早ほどではないにせよ、の家庭環境というのはかなり
ナイーブなものである
ことが伺えます。実際にの父、真一というのはドラマCDなんかで
登場していて、ギャグキャラ的な扱いになっているのでそういう風には感じられないのですが、
性別の問題はかなりデリケートなところで、本来はギャグにすべき描写でもないはず。
当のがこうして悩んでいるわけで、非常に深刻な問題のはずなんですが、千早
ようにシリアスに描いてしまうと、色々とというキャラクターが扱いづらくなってしまう、
というところで、ある程度ギャグ的に中和されて描写されている
んだとは思いますけどね。

そんなこんなでゲームが苦手なですが、一方のPはかなりの腕前の様子。これは、このPの
キャラクターと、視聴者であるゲームプレイヤーとしてのPをかけている、とも考えらえる描写です。

そんなゲーマーなPをが無理やり連れ出す形でBパートへ。



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第16話 ひとりぼっちの気持ち Bパート

kage

2013/12/23 (Mon)

Bパートは765プロでいぬ美の様子をうかがう面々の場面からスタート。そこにPからの
電話があり、が車から勝手に降りて行方不明、という情報が伝えられます。

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Pも小鳥も当然そんなことを信じられるわけもなく、オカマDもを車に乗せたADを
問い詰めますが、終始歯切れの悪い答えばかり。DやPの対応を見て分かる通り、
明らかに無理のある設定なわけで、時間が経ってでもちゃんとが帰ってきてくれば、そんな嘘は
完璧に破られるはずなんですが…あまりにも黒井の作戦が稚拙といわざるを得ません。

それでも担当が必死にフォローをして嘘に妥当性を持たせようとし、そしてジュピターを推す、
という流れに。もうこの辺で勘が良ければ気付きそうな展開となっているわけです。

一方のは崖の下で必死に声をあげますが、誰にもその声は届きません。
そんなに対し、ハム蔵が自分を崖の上にあげるように伝えるわけですが、これは自分を投げて
上に行かせろ、ということだったのでしょうか…。の身体能力なら可能なのかもしれませんが、
ハム蔵自体が大変なことになってしまうような、かなり無謀な願い、という感じ。

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しかしそんなハム蔵の願いに対し、いぬ美と喧嘩しているという理由でそれを断ります。
この緊急事態に意地を張ってもしかたないところなのですが、この辺はまだまだコドモの
そんなにハム蔵は眼に涙をためながらビンタを食らわし、自らが崖を上っていきます。

ハム蔵からすれば、そんなつまらない意地よりもの身のほうがよっぽど大事で、
それを理解していない本人にしびれを切らした、というところでしょう。

そしてそのハム蔵が降り出した雨の中、765プロの事務所を目指す際にかかる曲が
「TRIAL DANCE」。もちろんの持ち歌で、非常にダンサブルでカッコイイ曲なんですが、
自身が活躍するシーンではなくて、ハム蔵が活躍するこのシーンで使われてしまったがために、
「ハム蔵のテーマ」扱いされてしまいます。曲には一切罪はないですし、ここでBGMとして
何らかの曲があってしかるべきなのは確かですが…9話の「Next Life」のこともありますし、
もう少し何とかならなかったのでしょうか…。

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さて、そんな雨の中、Dと担当はジュピター起用について話し合っているわけですが、
Dはジュピターを評価しつつも、やはりのほうを買っている様子。この番組がにとって
天職であることを見抜き、そしての人柄にも惚れこんでいるということが伺えます。
この当たりの描写は、Dの見る目もそうですが、こうやって業界の人間からきちんと評価されるほど
、そして765プロがアイドルとして輝いている
、ということをあらわしているわけですね。

さてハム蔵は途中で電車に乗るといったハムスター離れした荒技を駆使して765プロへ
帰還するわけですが、の状況を伝える必死のジェスチャーも春香達には通用しません。
しかし、それをいぬ美は理解し、春香を引っ張ってのところに向かおうとします。
ここでいぬ美のその動きを理解したのは雪歩、ということで、雪歩の成長っぷりが
少しばかり伺える描写としてもみることができる場面になっています。

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一方のはいぬ美との喧嘩を思い出し、仕事が忙しくなってからの自らの動物達に対する
態度が間違っていたことに気づき、反省します。このあたりについては売れっ子になったことに
よる弊害、ということで非常に難しいところで、一概にが悪いとも言えないわけです。
ただ、やはりいぬ美達の気持をが理解できていなかった、というあたりは問題点
にとって動物達は家族なので、その家族の気持ちをちゃんとわかっていなかったのは
いかに仕事が忙しかろうとも、あってはならないことだったはずですからね。

しかしこれ、実は終盤の春香に対するものと似た構造にもなっています。家族ではありませんが、
仲間である春香の気持ちに、忙しいが故気付かなかった、こういうことが起こるわけです。
もちろんそれはだけの問題では全くありませんが、今回こういうことを経験したこそ、
そこをもう少し考えられないといけなかったはず。それができなかったのは当然シナリオの都合の
問題なわけですが、それを踏まえてもを上手く描けていないといえてしまうのは厳しいところ。

それはともかくとして、ここではいぬ美たち動物がのいる崖の上にかけつけます。しかしハム蔵が
ここを出て、いぬ美達を連れて帰ってくるのに一体どれだけの時間がかかったのか…
元々のこのロケ地は結構な山奥のはずで、事務所から近いとは思えず、そしてはADに
さらに山奥のほうにつれてこられたはずなので、ハムスターの足で、電車を使っても、
事務所まで片道十数分で済む、なんてことはないと思われるわけですが…。
挙句の果てにはブタ太たち、の家にいたはずの動物達までつれてきているわけで、
それにも少なからず時間がかかったはず。軽く数時間経っていそうなんですよね。
こんな雨の中数時間野ざらしだったらの体調もかなり悪くなりそうなものですが、
そこはだから、なんとか持ちこたえた、ということで納得するほかないでしょう…。

とにかく雨もやんだので、番組の撮影は再開、ジュピターをメインで撮り直し、という流れと
なるわけですが、それを担当が黒井に報告しているところをPが盗み聞きし、決定的な
セリフを聞いたところで自ら表に出ていきます。しかしこんな重大なこと、できるものなら
録音でもしておけばいいものを…というところですが、さすがにそんな準備まではできなかったの
でしょう。なんにしても、今回の件は明らかに犯罪めいているわけなんですが、それを
全く悪びれもせずに開き直る黒井社長、悪人であると同時に、この程度の事実なら簡単に
もみ消せるような力を業界内で持っている
、ということが伺えるシーンでもあるわけです。

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しかしそんなとき、が現場に駆け付け、事なきを得ることとなります。
そしてここでは開口一番、自らが迷惑をかけたことを謝罪するのですが、普通はADに
よって連れ去られたことを真っ先に報告してしかるべき
はず。それをせずに、まず番組の
進行を妨げてしまったことを謝罪をしたここまでの酷い描かれ方を打ち消すような、とまでは
いかないまでも、素直で綺麗なの心をあらわす、いい描き方
だと言っていいでしょう。

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また、それによって黒井とジュピターは撤退をするわけですが、担当をあっさりと切り捨てます。
この切り捨て描写も含め、悪役っぷりがチープ過ぎて逆に様になっているようにすら映ります。
一方で冬馬は黒井の言葉をそのまま受け取る素直さをみせるのですが、このあたりは
後に彼らが黒井と対立することを予感させるものとなっているわけですね。

そして番組はが家族である動物達みんなを引き連れての撮影再開、となるわけですが、
ここで動物達を載せてきたであろう車と、それを運転したと思われる小鳥、そして春香
描かれます。こんな車どこで調達したのやら、というのもそうですし、やよい雪歩はいないのに
春香だけここに来たのは一人だけ暇だったからなのか、とか色々あるわけですが、
とにかく最後はが打ち切り漫画っぽいセリフと動きで綺麗に締めてくれます

というわけでエンディングとなり、曲はの新曲、「Brand New Day!」。と動物達との
日常風景が描かれるイラストに、これまでのの持ち歌にはなかった、爽快感溢れるストレートな
楽曲
が重なり、ストーリー同様、雨上がり後のスッキリした雰囲気を感じさせてくれます。


というわけで16話は回となるわけですが、なんとも評価しづらい回となってしまった感が大いに
あるものとなっています。一つは、がアクティブに動いて話が動く、というものではなかった
ということ。「ハム蔵回」と揶揄される通り、実際に活躍したのはハム蔵であって、は動物達との
ことを反省して精神的な成長を見せたとはいえ、それ以上のものは描かれなかった、というのが
非常に大きなものとしてあるわけですね。もちろんのまっすぐな心とか、動物達との絆といった
ものは重要で、それは良いのですが、それどまりに終わってしまった感が否めないのです。

また、その動物達との関係というのも実は問題で、動物とが喋れる、というファンタジック
設定と、961プロとの闘い、というシリアスな展開とはどうやってもマッチしない

ということをどうしても感じてしまいます。実際、犬やハムスターはともかくとして、ワニなんて
出てきた日には、ギャグ描写以外の何物でもない
はず。それで無理矢理シリアスな
展開で描こうというのは明らかに無理があります。8話や9話のようなコメディ展開で描くなら
ともかく、さらにそこに961プロという存在を描かなければならなくなったということで、
かなりアンバランスなものとなってしまっているわけです。

さらにはその961プロも問題で、黒井本人の描写はともかく、今回の作戦はあまりにも稚拙で、
愚かなものにしか映らない
、ということがあります。この後に担当とADは一体どうなったのか、
というのも当然描かれておらず、担当はともかくADはに訴えられたら警察沙汰、というあたりは
どうにも消化不良なまま残ってしまっているわけです。このあたりもコメディならなんとかなった
ものの、961の作戦として描く以上そうもできず…というわけでチグハグな感じなんですよね。

また、最狂のネタ回である15話と、個人回として完成度の高い17話の間に来てしまった
というのもタイミングが悪すぎるとしか言えず、この回の評価を落とす要因にもなっています。

ここまでアニメトータルでみて、はかなり不遇な描き方ばかりされてきて、それを払拭する
だけのものがこの個人回に期待されたわけなんですが、蓋を開けてみればこれです。

アニメスタッフはに何か恨みでもあるのか…とすら言いたくなるようなものなんですが、
最後の最後、「Brand New Day!」だけは、高く評価できるものです。これまでのダンサブルな
曲と違い、の性格面をよりあらわしたような、爽やかな楽曲。終わりよければすべてよし、
でもありませんが、最後だけは綺麗にみせてくれたのかな、というところ。

まぁいいところは最後だけ、ではどうしようもないわけなんですが…。



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第16話 ひとりぼっちの気持ち Aパート

kage

2013/12/22 (Sun)

今日は、響とペットのいぬ美がメインで出演するバラエティー番組
『飛び出せどうぶつワールド』の収録日。
ところが、収録当日にいぬ美とケンカをしてしまった響は、いぬ美不在のまま収録に臨むことに。
いぬ美がいなくたって…と強がる響だったが、
いぬ美の代わりとして連れて来られたのは、いかにも獰猛そうな黒犬。
さらに急遽番組内のゲストとして、ジュピターが収録現場に現れて…。


16話はやたらとシリアス雰囲気のモノクロシーンから始まるわけですが、千早の見ていた夢で
あった、ということで、今後また「千早回」があることを予感させます。

そしてそんな千早の部屋の外ではがいぬ美を散歩させている、もとい逃げられている姿が
みられるわけですが、千早がかなり近いところに住んでいるということでしょう。
まぁならかなり遠くまで散歩に出ていそうな感もありますが…。

というわけではいぬ美を事務所で説教しているわけですが、普通に会話ができているのが
らしいというか、なんというか…。かなりファンタジックな設定ですが、4話なんかで普通に
ハム蔵とも話しているわけで、唐突でもありませんが、やはりフィクション色を強く感じます。

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さていぬ美に対しては、当然雪歩とPは恐れるわけですが、Pだけではなく、雪歩
もう恐くないと強がってみせます。3話時点では犬は全く克服できていなかったわけですが、
13話を乗り越え、そしての番組でレギュラーとなっているいぬ美に対しいつまでも
恐れているわけにはいかない、という気持ちから強がりをしている
のでしょう。

また、ここでは悪夢を見た千早が暗い顔をして通り過ぎるのですが、春香律子がそれを
気にする中、Pは全く気付かない様子。いぬ美にビビっていたからとはいえ、ここで千早
状態を気にかけられなかったところはプロデューサーとして失格
、でしょう。

そうこうするうちにといぬ美は完全に喧嘩別れしてしまうことに。そして動き出したいぬ美に
対して、強がっては見たもののやはり怯えていた雪歩春香に飛びつく形となります。
ここで逆隣りのやよいではなく春香に飛びつくあたりは、雪歩の最低限のプライドというか
なんというか…春香も年下ではありますが、やよいとの距離感とはまた違いますからね。

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そして場面は961プロに。いかにも小物、という感じのの番組担当者と黒井社長が
ワルイ話をしているわけですが、なんともチープな悪役の密談、という風にしか見えない雰囲気。
この16話の方向性がある意味ここで見えてしまっている感もあります。

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さての番組の収録先ではオカマ系ディレクターが登場。唐突に強烈なキャラが出てきた
感じですが、担当が連れてきたブラックファルシオン三世、改めいぬ三郎に対して
「愛想がない」と言ってのけるあたりでにとっての味方になるキャラだとわかることとなります。
それにしても「ブラックファルシオン三世」とちゃんと名前がありながら「いぬ三郎」と勝手に
名前を付けるは…いきなり放尿されても仕方のないレベルの暴挙じゃないでしょうか。

そんなこんなで番組は始まるわけですが、当然いぬ三郎はの言うことをサッパリ聴きません。
もちろん担当が「そういう犬」を連れてきたことが要因ですが、のほうも大概ですしね…。

そんなが休憩中、Pが番組にジュピターがゲスト参加するようになった、ということを
聞いて厳しい姿勢を見せます。14話を受けての流れで当然の態度ではあるんですが、
SP時代を知っていると皮肉というか滑稽というか、そんな風にも感じられるシーンです。
もちろんパラレルの話ではありますが、961時代があったからこそ、ジュピターを回に
出した、ということもあるんではないだろうかと思える描き方ですね。

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さてそのの前に挙動不審な番組スタッフが登場。いかにも危険な雰囲気を漂わせます。

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一方のPは到着したジュピターの様子を見に行くわけですが、番組スタッフがかけつけるだけでなく、
ファンの女性達が大挙して声援をあげているところから、その人気は伺えます。
もっとも、急きょ決まったはずのゲストについて、このファン達はどこから情報を仕入れたのか、
というのも気になる感じ
。いくらなんでもサクラではないはずなので、Pの情報収集能力が
劣るのか、ファンの能力が優れているるのか、というところかと。まぁ後者なんでしょう流石に。

そしてここでPと冬馬が邂逅となるわけですが、お互いがお互いを誤解しているため、当然会話が
全くかみ合わない感じ。一方で北斗や翔太はある程度理解しているようにすら見えます

またここでは黒井と担当が悪巧みについて会話しているわけですが、Pとが離れたのは
あくまでも偶然によるもの
。その偶然に頼っての計画だったらお粗末極まりないのですが…。
流石に二人を切り離すための作戦というのもちゃんとあったのだとは思いますけどね。

そしてその悪巧み通り、はどこともわからない道すがらに捨てられてしまい、
挙句の果てには崖が崩れて滑り落ちてしまう、色々な意味で酷い展開でBパートへ。



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第15話 みんな揃って、生放送ですよ生放送! Bパート

kage

2013/12/21 (Sat)

Bパートは春香がお得意のムセ芸を披露するところからスタート。まぁ、ムセ芸は
中村さんの得意技なわけなんですが…典型的な「中の人ネタ」ですね。

さてコーナーとしては「チャレンジ!」を改めて確認してみる、というシーンに。
流石のも疲れている感じですが、何よりクマが「出没注意」となっているエリアに
いる、というのが何よりアブナイことに・・・本当にルートがあってるかすら怪しい感じですが、
美希はさらっとそれすら流します。の不憫さが見ていられないレベルに・・・というところ。

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お次のコーナーは「四条貴音のらあめん探訪」。もっともらしい演出から始まるわけですが、
やることはただのラーメン店レポート・・・。そしてここで登場するのが亜美真美
「あみまみちゃん」もあるはずですが、あちらのほうが収録でこちらが生、という感じでしょうか。

ここで気になるのは貴音が「真美亜美」と真美を先に呼ぶ、というシーン。ほとんどの場面で
ほとんどの人は「亜美真美」と亜美を先に呼びますが、貴音は逆をついたわけです。
こうした理由としては、竜宮小町の亜美よりも真美のほうが親しいから、なんてことではなくて、
SPにおいて貴音が一人二役を演じていた亜美真美が別々の人間であることを当たり前の
ように見抜いた、という事実をなんとか描きたかった
、ということがあるような気がします。
貴音真美亜美の認識が、他の人とは違っている、ということを示すための描写ですね。

さて、「ラーメン二十郎」に入店し、食券を買おうとするわけですが、先にお金を入れないと
買えない、という当たり前のことが貴音は知らなかった様子。一般常識に欠ける貴音ならではの
シーンではありますが、ドヤ顔でメニューを選んだり、さらには謎の呪文を唱えたりすることを
考えれば、不自然な感じ
も。まぁ、貴音にはラーメンそのものしか見えていないのでしょう・・・。

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さて、一方の春香達はまたも休憩。たった1コーナー挟んだだけで休憩とは、休み過ぎ
ような気もしますが、とにかくここで千早春香に「私まだ固いのかしら」と問いかけます。
それに対し春香は「そんなことないと思うけど」とサラリと回答。4話から比べれば当然の
答えではあるんですが、千早自身はイマイチ納得のいかない様子。千早にとってある意味
春香美希は憧れでもあるわけで、二人と並ぶ分、その差を肌で感じてしまうのでしょう。
千早千早らしく、でいいはずなんですが、アイドルとしてのあり方として、難しいところですね。

そしてここで春香は「楽しいよね。みんないっしょにこうやって番組やってるといつも時間経つの
あっというまだもん」と満面の笑みで話します。ここはそのまま春香の正直な気持ちが出た
シーンになるのですが、これがストーリー終盤の展開に響いてくるものとなります。

さて、貴音のほうはラーメンを無事完食、というところなんですが、亜美真美は全く
食べ終わらない様子。どうみても無茶苦茶な量にあえて挑んだ亜美真美の芸人魂は
お見事
ですが、アイドルの仕事ではないような感も・・・。まぁ亜美真美ならではでしょう。

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そしてここで唐突にスタジオに「あいパック」なる郵便物が届く展開に。ここで繰り広げられる
ネタは中村さんと今井さんの番組「PreStar」での一幕を再現したもとのなるわけですが、
一応元ネタはアイマスそのものではないだけに、まさかの採用、といった感じ。
なんにしても古参Pも新規層も楽しめるようなネタとして展開で来ていると思います。

お次は映画の予告、ということなんですが、ここで展開されるのが「無尽合体キサラギ」。
XENOGLOSSIAという過去があって度々「ロボ」「ロボ」といわれてきたことを
逆手に取りつつ、千早の胸ネタや、あずいおみきりつたかゆきといったカップリング、
さらには春閣下ネタまでもぶっこむという怒涛のネタ要素満載
、という劇中劇。
劇場版ということはテレビ版を放送してるのか、とか、こんな壮大なものをいつどうやって
撮影したのか、とか、予告で色々見せすぎとか、そんなことを突っ込むのは野暮
、としか
言いようのないネタっぷりで、この15話を象徴するものとなっているといえます。

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これを見た美希春香に対し「意外と悪役がハマる感じ」とコメントするわけですが、春香
嬉々として「そうなの」と返す
流れに。「I Want」等々の閣下ネタを考えれば納得の答えですね。

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そしてコーナーは「菊地真改造計画」へ。満足感溢れる雪歩に促され登場するイケメン
やたらとノリノリでイケメンセリフを連発してくれます。このノリの良さもの良さで、
自分自身の欲求よりもファンの期待(というかこの場では雪歩の期待ですが)に
ちゃんと応えるという姿勢を見せてくれます。ここは17話につながる描き方でもありますね。
一方雪歩はというと、暴走し、フヒ歩っぷりを存分に見せてくれることとなります。

また、ここで春香の先程の寸劇が番組ホームページで配信される、という説明が入るのですが、
実際に現実のサイトでも配信されるということとなり、見事な演出となっています。

そしてお天気コーナーはやよいが担当。ここで原稿を読むやよいは漢字がちゃんと読めず
グダグダ・・・というところで伊織のフォローが度々入るのですが、ここはやよいおりよりも、
やよいが中学生でこの学力、果たして大丈夫なのか・・・ということが気になる感じ・・・。

そして最後に「チャレンジ!」の確認となるのですが、やままべ・・・じゃなくて山間部を
雨の中走るが映される、ということになります。放送終了間際で一体どこを走っているの
やら、ということももちろんそうですが、テレビ放送時には喋っているはずのの口が
全く動いていない、という制作ミスが発生していたこともあって、この15話に至るまでも
十分に不憫だったの不憫さが完璧なレベルにまで上がってしまい、「は不憫」の
レッテルが正式に貼られることとなってしまいました。こうると「前が全然見えない。
本当に道合ってるの!?」と問うの言葉が別の意味にすら聞こえてきます・・・

とにもかくにも、をこんな目にあわせたアニメスタッフの罪は重い・・・

さらに番組がもうじき終了、ということで「チャレンジ!」は失敗に終わるわけですが、
それでもは完走を目指す、という無茶ぶりまで展開するあたりは目も当てられません。

とにかく、そうして番組はエンディングへと向かうわけですが、小鳥はそれを自宅で
煎餅をかじりながら一人みていた、というシーンが描かれます。小鳥の「行き遅れ」っぷりが
見事に描かれている
感じですね…。それにしても雪歩の絡みは全然貴重では
ない
ような気がするのですが…この番組においては、ということなんでしょうか。

そしてこの15話自体もエンディングへ、ということで、エンディング曲は「MEGARE!」。
アイドル活動自体を歌うこの曲、全編番組を描いたこの15話にこれ以上ないくらいあった曲です。
ここで使われるイラストは、今回の番組の各コーナーのその後、ということで、いずれも
魅力的なシーンばかり。中でも夕日に照らされ走るの笑顔が眩しい・・・。


さてこの15話、765プロ担当のテレビ番組をそのまま描いた形となり、13話のライブを
受けての彼女たちの活躍っぷりが14話に引き続き披露されたこととなるわけですが、
今回はネタ満載、というより基本的に全編ネタだけで構成されたものとなりました。

アニメ化に至るまでのアイマスの6年間には色々あったわけですが、その中で色々な
笑いどころというか、お決まりのネタ的なものが多数生まれてきた
、ということがあります。

そんなネタをこの15話では惜しみなく放出する、という形となっていて、既存のPにとっては
非常に嬉しく、笑えるものに、そして新規層にとってはアイドル達の新たな魅力が
発見できた
、ということになって、非常に素晴らしい回になったと言えるのではないでしょうか。

14話を受けてシリアス展開が続くのか、と思いきや今回のネタ回、ということもあって、
この先も必要以上にシリアスにはならない、ということも示しているようにも思えます。

とにかくこの15話、構成から演出から何からネタ尽くし、全26話の中でも異端の存在では
ありますが、それだけに印象的で、非常に魅力的な回になったと思います。



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第15話 みんな揃って、生放送ですよ生放送! Aパート

kage

2013/12/20 (Fri)

765アイドル全員が出演する生放送バラエティー番組『生っすか!?サンデー』。
MCを務める春香、美希、千早の3人がいるスタジオから中継でお届けするのは、
響が毎回様々なことに挑戦する企画コーナーや、
雪歩による『菊地真・改造計画』のコーナー、
亜美・真美によるショートコントなど、内容盛り沢山!
生放送ならではのハプニングもまじえながら、
アイドルたちの魅力がたっぷり詰まった内容でお届けします!



15話は唐突に「生っすか!?サンデー」のオープニングシーンから始まります。
この始まり方だけで、今回の15話がそのまま「生っすか!?サンデー」の
内容になる、ということがわかるようなものになっているわけですね。

また、収録スタジオはもちろん、モニター前にも客が多数、というところで、
765プロの現在の人気の凄まじさも感じるとことができるようになっています。

そして番組では早速「チャレンジ」というコーナーが紹介されることに。
どう見ても都内ではなさそうな田園風景が広がる場所から、都心部のテレビスタジオへ
収録時間内に走って目指す、という誰がどう見ても無理な企画が展開される
わけですが、ツッコミを入れる千早はともかく、ナチュラルにを煽る春香美希は・・・。
何から何までネタ尽くしの今回をこの時点で予感させるものとなっています。
それにしても長距離走でのクラウチングスタート、何の意味があるのか・・・。

とにかく、「生っすか!?サンデー」という番組名通りの掛け声のもとに、
このアイマスアニメ最狂のネタ回であるこの15話が幕を開けることになります。

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さて次のコーナーはやよいが担当のもの。幼稚園に来ているということで、やよい
お助けパートナーである伊織あずさもスモッグを着ての出演、ということになっています。

うちあずさは言うに及ばずアブナイ感じが漂う着こなしなのですが、やよい伊織
結構似合っている感じ。もっとも、中学生がスモッグというのも本来はアブナイんですが…。

そしてここで千早が「高槻さんとってもかわいい」と思わず漏らします。これは今井さんの
嗜好が漏れだしたものだと思われがちですが、「Your Song」の時点で使われているネタなので、
中の人の成分がまだ少なかった時期からのネタである、ということは言えるわけです。

そしてここでやよいが歌うは「スマイル体操」。MA2の曲になるわけですが、よくもまぁこんな
状況でベストフィットする楽曲があったものだと感心する
くらい、見事な選曲になっています。
もっともここは曲ありきで考えられたシーンになるのかもしれませんけどね。

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さて、舞台裏ではPと律子が見守っているわけですが、そのPに向かって美希が投げキッスを
送ります。こんなものがファンやマスコミに見つかったら大スキャンダルなわけですが…。
ここは後でちゃんとお説教しておかないといけない場面ですね。

そしてここではPと律子が14話での事件を受けて961プロについて話し合うわけですが、
この15話をトータルで見た場合、申し訳程度のシリアスシーンで、逆に浮く感もあります。
もっとも、14話のシリアス展開を受けてこの15話のネタ回、ギャップが大きすぎるがゆえに、
そこのフォローが必要だった
ということで、舞台裏を見せつつ描いたシーンになるのでしょう。

さて、番組のほうでは次のコーナー、「菊地真改造計画」なるものが展開されます。
春香の感じだと、やよいの定例コーナーとは違う、今回だけの企画っぽい感じですね。

というわけで中継先の雪歩と繋がるわけですが、ちょっとした放送事故が発生。
これに対する春香美希の対応の違いというものが、二人のキャラクターの違いを見事に
あらわしている感じで、ちょっとした描写でありながらも、上手く描けていると感じられます。

さて、コーナー自体は雪歩をよりカッコよく改造する、というものになっているのですが、
最初はが自分で選んだ衣装の発表、ということで「まっこまっこりーん」が披露されます。
このネタ自体はML02のネタになるわけですが、ビジュアルで実際に見るとやはり中々・・・。

そしてこれに対する客の反応はともかく、雪歩までもこの反応、というのは中々考えどころ。
ML02の時点でも卒倒していたので、おかしな反応でもないはずですが雪歩ならば
どんな格好でどんな言動をしようとも褒めちぎりそうな感じもしてしまう
わけです。
カッコイイだけでなく、カワイイ雪歩は大好きなはずですからね。ただ、やっぱりこの
ネタは厳し過ぎた、というところで、この反応になってしまったのでしょう…。

それにしてもいつになく気合の入っている雪歩。まぁこういうシーンだから、というのは大いに
あるはずですが、13話を乗り越えての成長というものも少しだけ感じることができます

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そしてここで挟まれるのが亜美真美の謎のコーナー「あみまみちゃん」。異様なシュールネタが
展開されるわけですが、これぞまさしく亜美真美ワールド。客にも大受け、ということで、
双子ならではの息の合ったネタが展開されるわけですが、こうしてみると、亜美真美を分けた
竜宮小町というグループの存在自体がやはりおかしいものだった
と感じてしまいます・・・。
やっぱり亜美真美は二人揃ってこそで、こうしてネタが120%稼働するわけですからね。

それはともかくとして、その間に春香らメインパーソナリティーは小休憩に入ります。
ここで美希がPを「ハニー」と呼びそうになりますが、慌てて「プロデューサー」と訂正。
765プロ以外の人がいる前でそう呼んではいけない、という常識はさすがにわきまえている
感じですが、そうなると先程の投げキッスもダメだと分かっているはずなんですが…。
リスクが高いほど愛が深まる、とかなんとか思ってそうな感じがするところですね。

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また、ここでPは千早にもっと肩の力を抜くように言うわけですが、4話のゲロゲロキッチンの
ときと比べれば、随分表情も柔らかく、リラックスして番組に臨めている
ように思えます。
それでもPの期待はもっと上、ということのようですが、千早自身は自分がもう固いとは思って
いない様子。アイドルにはそれぞれキャラクターがあるのだから、それを活かしてやっていく
べきなのは確かで、Pの考えが正しいのかどうかは難しいところとなってきますね。

そしてが残り37分に迫りながらも、未だ森の中を駆け抜けるシーンが映される場面で
Bパートへと続いていきます。


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第14話 変わりはじめた世界! Bパート

kage

2013/12/19 (Thu)

Bパートは765プロ事務所とは全く逆の、巨大なビルの上階にいる黒井社長と
ジュピターのシーンからスタート。典型的な悪役っぷりを見せつけてくれる黒井社長に
対し、「実力で」を強調する冬馬らからは悪意というものは感じられません

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そして場面は765プロに。善澤記者の調べにより、テレビチャンの表紙差し替えは961プロの
圧力によるものだと分かり、それについて高木社長が語り始めるのですが、この際に小鳥
映すカットが入るのが印象的。アイマス最大の謎といってもいい、小鳥の過去について
関係があるものであることが伺えますが、真相が明かされることは当然ありません。

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それにしても黒井社長が765プロに因縁をつけてくるのは、高木社長との関係が問題なので
あって、アイドル達は何一つ悪くないわけなんですが、それについて社長からは特に何も
言うことはありません。普通ここで謝罪というか、断りの一言があってしかるべきなんですが、
高木社長はそれをしないのです。もちろん高木社長に非があるわけでもないでしょうが、
目下の被害者はアイドル達。事務所の最高責任者として軽々しく謝罪もできないのかも
しれませんが、アイドル達に何か一つ言葉があるべきじゃないのかな、というところです。

いずれにせよアイドル達は社長を責めるなんてことはせずに、961プロに対しておびえたり、
あるいは困惑したりするわけですが、最も顕著な反応を見せたのが伊織。「権力には権力」と、
水瀬財閥の力を使って961プロに立ち向かおうとします。ここは10話のこだまプロに対する
脅しと似たような場面になるわけですが、相手が実際に765プロへの妨害を実行した分、
伊織も本当に電話しようと、実際的な行動に出ます。10話のときもそうでしたが、伊織
本来「水瀬」の名前を使ってアイドル活動なんて絶対にしたくない
はず。それでも
ここでこういった行動に出る、というのは765プロ全体のことを考えてであり、
自身のプライドよりもそれが大事、という伊織の姿勢を如実にあらわすものとなっています。

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しかしそれは結局Pによって止められます。当然亜美真美を筆頭に伊織以外のメンバーも
納得がいかない感じになるわけですが、Pが「泣き寝入りはしない」と宣言することで、
その困惑した空気感を変えようとします。しかしそれでも961プロに対する対応というところで
明快な答えは出せず、アイドル達が今度はPを攻め立てるような流れになってしまいます。

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この異様な空気を変えるべく発言するのは、これまで黙っていた春香…ではなくて美希
実際には春香が発言する直前で割り込んだ感じになるのですが、「負けてないよ」という
力強い発言はまさに覚醒美希ならでは。春香のお株を奪う感じになっており、このシーンで
メインヒロインの交代劇を見せられたかのようにすら思えてくる描写です。

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なにはともあれ、その美希の言葉を受け取って、Pがそれをうまく噛み砕いて、他のメンバーに
納得がいくように話を展開していきます。このあたりの話しっぷりは実に見事というほかなく、
まさにパーフェクトコミュニケーション。また、途中春香が「うん」と相槌を入れるのは、
春香が言いたかったことがPの今言っていることと近いから
だと考えられ、そういう意味では、
まだメインヒロインの座も美希に譲るわけではない、ということを見せてもくれるわけです。

とにかく、これでアイドル達が完璧に納得がいくわけがないこともわかっているPは、自分と
社長、そして律子で対策を考えると明言。さらに、自分が不満のはげ口になるとまで言い切り、
アイドル達に何も言わせないところまでもっていき、この場を上手く収めます。

とはいえ亜美真美を中心に、やはり納得はいかない感じで、帰宅のタイミングになっても
グダグダとしている雰囲気になります。そんな中、小鳥が一人ファンレターの整理をするところを
春香が手伝う形に。そもそも、とても一人では整理しきれないであろう量のファンレターを
小鳥一人で整理する、ということ自体無理がありそうで、他のメンバーが手伝わないのは
おかしくも思える場面なわけですが、ファンレターの中には悪質なものもあって、それを
アイドル達に見せないために、小鳥一人でやるべき仕事、と決まっているもの
なのでしょう。

そう考えればここで春香が手伝うという申し出も断るべきなのでしょうが、小鳥春香
精神的な成熟性を買って、それを受けた
、と考えるべきでしょう。もっとも春香も17歳。
後半の展開にあるように、精神的に成熟しきっているとはやはり言えないんですけどね。

とにかく、そこにやよい亜美真美が混ざってきて、ということになって、結局全メンバーが
ファンレターの周りに集まってくる、という流れになっていきます。そして似顔絵であったり、
ファンレターであったりをお互いに読みあって、再び皆が元気を取り戻すということに。
ファンあってのアイドル、ということで、貴音の言うとおり、戦うべきは961プロではなくて
自分自身、ということを再認識することに。それこそが765プロのあり方
ですからね。

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そんな中、千早は姉弟からのファンレターを読んで複雑な表情。言うまでもなく伏線となる
シーンですね。またここで、亜美/真美が「いつものやつ頼むよはるるん!」と春香
円陣を組む流れを催促するわけですが、「いつもの」と言いつつこんなシーンはこれまで
見られませんでした。
当然これはアニメ内で描写されてないシーンで「いつも」されていた
ことだということになるはずですが、全員での円陣の中心が春香、ということで、ライブ以降
春香が完全にリーダー格に位置づいた
、ということを意味するものでもあります。

そしてこの円陣で「765プロファイトーオー!」の掛け声とともに、エンディングへ突入。
ここで社長が「どうしたものかな961プロの一件は」とつぶやくのですが、それを受けたPが
「俺がなんとかしたいと思います」と力強く発言。それを聞いた善澤記者の不敵な笑み
ここは気になるところです。例えばかつて若き日の高木社長が同じような状況で、
同じようなセリフを言ったとか、そんなことがあったのではないか
…とか。

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とにかく、エンディングは「Colorful Days」ということで、それぞれが個性的な彼女達を
歌う曲、劇中にあった個性的な果物の衣装での撮影シーンをイラストとして使っている
このエンディングにはピッタリなものとなっています。まぁ12colorsバージョンでない
ことは非常に残念
なわけですが、最後の色のパートまでここで入っているわけでも
ありませんし、「キミはメロディ」とメンバー分割している関係で、フルメンバーでの曲と
いうわけでもないので、ここは仕方のないところかな、という感じでしょうか。

ちなみに今回の撮影での衣装は以下になっています。

春香・・・イチゴ
美希・・・メロン
千早・・・ブドウ
やよい・・・オレンジ
雪歩・・・さくらんぼ
亜美・・・レモン
真美・・・バナナ
伊織・・・桃
あずさ・・・グレープフルーツ
・・・パイナップル
貴音・・・りんご
・・・キウイ

基本的にはパーソナルカラー準拠、という感じですね。


さてこの14話は、後半戦最初の回ということもあって、当然の全員回。13話でのライブ成功を
受けての飛躍と、後半戦のキーとなってくる961プロとの対立という2つのトピックが大きく
描かれることとなりました。前者については前半とはうって変わっての展開なわけですが、
アイドルの「売れない時代」と「売れてからの時代」、この両方を描くのこそアイマスらしさ
ともいえることとなっていて、2クールあるからこそちょうど半々それを描けるわけです。
そういう意味でもやはり1クールじゃなくて良かった、といえるところですね。

また、後者については「売れてからの時代」となっても、それはそれでまた問題が出てくる、
ということの象徴として961プロが出てくる、ということになるわけです。一見するとこの14話
時点でも十分売れっ子アイドルで、下手すればトップアイドル級の扱いではないか、と
思えてしまう
んですが、961プロという存在が、そうはみさせない、まだトップは遠い、
ということを示しているわけです。もっとも、ジュピターというのは男性アイドルなわけで、
765プロとの競争相手とした場合、どうしても不自然極まりない
感じになるのですが…。

とにかくこの13話での熱を逃がさず、後半戦へ突入する、その入り口として十分機能し、
今後の波乱の展開を期待させるような構成にも十分なっていると感じられました。



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第14話 変わりはじめた世界! Aパート

kage

2013/12/18 (Wed)

765プロ感謝祭ライブが終わり、
765プロに所属するアイドルたちの日常に変化が起こっていた。
感謝祭ライブでの活躍が注目を集め、竜宮小町に続いて
他のメンバーたちの人気も急上昇しはじめたのだ。
スケジュールボードはアイドルたちの仕事の予定でびっしり埋めつくされ、
ソロでのTV出演も増えるようになった。
そんなある日、765プロのアイドルみんなで雑誌の表紙を飾ることになり、
大はしゃぎの一同だったが…。



さてストーリーが後半に入るこの14話は、春香のナレーションで始まるわけですが、
描かれるシーンは1話のオープニングシーンをトレースしたもの。1話では春だった季節が秋へと
移ろっている、ということで時間の流れを感じさせるのと同時に、駅の改札で1話ではコケて
しまった春香が今回ではコケない、という描き方でその成長っぷりを表現
しています。

その他にも、電車の中吊り広告であったり、人が大勢乗り込んでくる駅では春香がちょっとした
変装をしたりと、13話のライブを経て彼女たちの人気が大きく上昇したことが伺えます。

また、事務所に春香が到着しても他のメンバーは誰もおらず、ホワイトボードは仕事の
予定でびっしり…ということで、ここでよりはっきりと彼女たちの忙しさというものがみてとれます。

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さらにはやよいが冠番組を持つなど、ゲロゲロキッチンのゲスト出演で大騒ぎをしていた頃とは
比べ物にならないくらいの人気が出ている765プロなのですが、いくらライブが大成功したと
いっても、それだけでここまで人気が爆発しているという様は、かなり不自然な感
があります。

しかしそれはあくまでも現実世界の感覚。アイマス世界においてはライブ成功でファンを大きく
増やし、そうしてランクが上がると、仕事内容・量が飛躍的に向上する
、ということになるのです。
そう、アニメでもゲーム版と全く同じ構造になっていると考えればこの展開はおかしくないのです。
もっとも、新規層などからみればやはり不自然なまでの人気爆発に見えるとは思いますけどね…。

さて、この14話から2クール目ということで、オープニング曲も「CHANGE!!!」に変わります。
タイトル通り「変化」を歌う曲ですが、ポップさやキャッチーさは「READY!!」と変わらず、
その勢いのまま、新たなステージへと駆け上がっていく彼女たちの姿が印象的なOP

なっています。「READY!!」をリスペクトした曲調だけあって、初見でも違和感ゼロですね。

ストーリーのほうはというと、彼女たち全員での雑誌の撮影、ということになるのですが、
ここでは春香は思いっきりコケています。この14話のOPでは成長っぷりを見せてくれましたが、
本質的には何も変わらない、というか大事な個性を失ったわけではないとわかるシーンですね。

また、春香同様、外では変装しているわけなんですが、は自身の男らしさというものを
イマイチ理解できていない感じ。一方のは明らかに不審者…変装にも個性が出ています。

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雪歩貴音は別室で雪歩が出演するミュージカルについて話しているわけですが、ここでの
雪歩の「自信ありです」や、貴音雪歩に対する接し方などは、11話との対比として見事に
描かれている
と感じられます。あのライブを最高の笑顔とウィンクで乗り越えた雪歩だからこそ
ここで「自信あり」と言える、浅倉さんお気に入りのワンシーンであることも納得の場面です。

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また千早もやっとちゃんと歌の仕事ができるようになったようで、葡萄の衣装を着ながら
新曲について春香と熱いトークを展開するわけですが、よくよく見ると千早が一方的に春香
話まくっているようで、この「自分の好きなコトを一方的に話しまくる」姿はまさにオタク…
それを笑顔で聞いてあげているのであろう春香はやはり優しい、というよりは、千早の笑顔が
見られること自体、春香は嬉しいと思っていそうで、これこそはるちはそのものですね。

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そして伊織はPと衣装について話しているわけですが、「コドモっぽくないかしら」と言いつつも
「似あっている」というPの言葉にまんざらでもない感じ。しかしそんなところに美希が割り込んで
Pを「ハニー」と呼びかけるわけです。そう、ここで美希が「覚醒」したことになるわけですが、
その要因はもちろん、12話のトラブル、そしてそこでの約束を受け、美希が13話でライブを
成功に収めた、そしてその後のステージ裏でのPとのやりとりもあった、というところでしょう。

とにもかくにもPと美希の関係性は大きく変わったことになるわけですが、ナレーションの
春香の雰囲気通り、他のメンバーがそれを受けて何かが変わる、ということはないようです。
ここでPとの会話を邪魔された伊織美希に喰ってかかるのには多少の嫉妬があるようにも
思えますが、だからといって伊織がPに特別な感情云々、というのはないはず
アイドルとプロデューサーという関係が特別な絆であるのは確かですが、それは伊織に限り
ませんしね。ここで描きたかったのは、それよりもみきいおの関係性に他ならないでしょう。

それになんといっても美希のに対するPの側の対応が「受け流し」であり、それを徹底している
わけで、そこが他のメンバーからの信頼というか、安心につながっているように感じられます。
これでPがデレデレになってしまうと、とたんに泥沼化してしまいますしね。そういう意味でPは
聖人というか、仕事人間というか、視聴者に嫌われないキャラクターとして完成
しています。

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さてそんなこんなで撮影は無事終了するわけですが、その写真には当然律子は映りません
ストーリー的には言うまでもなく当然のことなんですが、私としては非常に厳しいシーン。
13人が揃わないこの絵を心の底から素晴らしい絵だとはどうしたっていえなくなってしまいます…。

それはともかくとして、ここから「キミはメロディ」をBGMに、765プロの快進撃が描かれていく
シーンへと入っていきます。次回第15話で描かれる「生っすか!?サンデー」や「高槻やよい
お料理さしすせそ」、竜宮小町の「七彩ボタン」、雪歩が泣いて喜びそうな、貴音
王子様&お姫様姿での撮影、ある意味スターシステムの「ぷちます」のキーホルダー、
第17話で描かれる、のの「動物探検隊」、前述の雪歩のミュージカルの練習風景、
千早のレコーディング、美希のファッションショー出演と、彼女たちの活躍が眩しく見えます。

さてそんな中、春香やよいがテレビ番組の撮影を終えた風なところに、ジュピターと
(物理的に)接触するということが起こります。意味深なセリフを吐いていく3人に対して
呆然とする春香やよいなわけですが、気になるのは3人との身長差やよいが低いのは
ともかく、158cmの春香と163cmの翔太に頭一つ分近い差があるはずはないのですが…。
単純な作画ミスといえばそれまでですが、ここではジュピターの威圧感・961プロの大きさ、
そういったものを演出したかった、と捉えることもできる
でしょう。まぁミスなんでしょうけどね。

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さて事務所では律子小鳥が事務所に届いた大量のファンレターを整理しているわけですが、
ここが今回の重要なポイントとなるわけですね。また、先日表紙のグラビアを撮影した
「テレビチャン」は伊織が買ってくることになっているようですが、なんとも律儀な伊織…。
自分でわざわざ本屋によって買ってくるなんて、伊織にとってよほど大事な仕事だった
だと感じられます。伊織は竜宮小町として他のメンバーより一足先に活躍し、雑誌の表紙は
今回が初めて、なんてこともないはずですが、それでも自分で買うわけです。
考えられることとしては、やはり「みんなで」撮った初めての雑誌表紙だから、というあたり。
少なくともここにいるメンバーは自分で買おうとはしない中、買おうとする伊織の765プロ愛と
いうものをひしひしと感じます。もっとも、ここにいるメンバーが買わないのも、伊織が買うのも、
この後に続くストーリーの都合上、と言ってしまえばそれまでなんですが…。

というわけで亜美真美あずさの発言からしょうもないセクハラ系ギャグを飛ばしているところに
雑誌を買った伊織が事務所に到着する、という流れになっていきます。そしてその伊織
Pに向かって「どういうことなのよ!」とジュピターが表紙のテレビチャンを叩きつけます。

そのジュピターが表紙となっているテレビチャンに対してメンバー各々が考えを述べるわけ
ですが、雪歩のネガティブっぷりはいつものこととして、「なんかダメだったのかな」としょげる
亜美がやたらと可愛く映ります。
普段が爆発的に元気で、つい先ほどまでもセクハラギャグを
飛ばしていた姿もあり、そのギャップというのが大きいのでしょうが、個人的にツボなところ。

話がそれましたが、Pはこれに対して編集部へと電話をかけ、問い詰めます。しかしその
電話相手の歯切れがやたら悪く、全くお話にならないまま電話は切られてしまうことに。

そんなとき、社長がどこからともなく登場。テレビチャンを片手に「まさかな…」と意味深な
セリフを吐くわけですが、表紙だけで一体何が分かるのか…というところでBパートへ。



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アイマスアニメまとめ

kage

2013/12/17 (Tue)

第1話
Aパート Bパート

第2話
Aパート Bパート

第3話
Aパート Bパート

第4話
Aパート Bパート

第5話
Aパート Bパート

第6話
Aパート Bパート

第7話
Aパート Bパート

第8話
Aパート Bパート

第9話
Aパート Bパート

第10話
Aパート Bパート

第11話
Aパート Bパート

第12話
Aパート Bパート

第13話
Aパート Bパート

前半総括

第14話
Aパート Bパート

第15話
Aパート Bパート

第16話
Aパート Bパート

第17話
Aパート Bパート

第18話
Aパート Bパート

第19話
Aパート Bパート

第20話
Aパート Bパート

第21話
Aパート Bパート

第22話
Aパート Bパート

第23話
Aパート Bパート

第24話
Aパート Bパート

第25話
Aパート Bパート

特別編
Aパート Bパート

後半総括

キャラクター総括
前編 後編

アニメ総括

L4U
前編 後編

シャイニーフェスタ
Music in the world Aパート Bパート
Music is a friend  Aパート Bパート
Music of love    Aパート Bパート

総括

アニメ版 アイドルマスター 前半総括

kage

2013/12/16 (Mon)

アニメ版アイマスは、アーケード稼働から6年目の放映となったわけですが、
その間にはXENOGLASSIAやらL4Uやらといった紆余曲折もあり、
さらには9.18というコンテンツ事態の危機もあった状況の中での登場になりました。

この6年の想い、そしてアニメ自体の事前情報からは高い期待が寄せられていた
わけですが、この前半13話だけでも、その期待に十分に応えられたといって
いい完成度になった
と感じられます。

アイドル達の造形自体はXBox360版で極めて高いクオリティで完成されていたわけですが、
アニメとなるとまた違った魅力が感じられ、そこに新鮮味というものを感じられました。

そんなアニメ絵で描かれた彼女たちの姿は、ゲームではほとんどみられなかった
アイドル間同士の交流であったり、複数アイドルでの仕事姿であったり

というところで、これまで脳内補完せざるを得なかった部分もしっかり描かれたもの。

さらに圧巻はライブシーンで、ゲームとは違った魅力が十二分に感じられました。
ゲームではハイクオリティのCGで美麗に舞い踊り、歌う彼女たちの姿がみられたわけ
ですが、アニメでは荒削りながらもゲームでは感じられない躍動感や臨場感が感じられ、
アニメーションならではの魅力を十二分に発揮
してくれたように思います。
CGを一切使わなかったのも、使ってしまってはゲームと被る、そして負けてしまう、
というところがあったはずですが、アニメであそこまで描けたのはお見事というほかありません。
13話の「自分REST@RT」というのがその象徴で、このアニメ版アイマス最大のハイライトで
あると言っても過言ではないほどの、圧倒的な輝きが見てとれるくらいのものでした。

肝心のストーリー自体は徹底的に王道を貫いた感じ。駆け出しアイドル達が苦悩しつつも
切磋琢磨し、上のランクへ駆けあがっていく、という流れはまさにアイマスそのもの。
各回のクオリティに関してもほとんどバラつきがなく、2クールあるという余裕もありながら
きちんと1話1話に重みがあり、不要な回が一切ない
、という出来だと感じられました。

また、アイマスにおいて最も重要視されていたはずである「アイドル達自身のキャラクター性」と
いうものも、ゲーム、そして各種展開で描かれていたものをきちんと踏襲する形で、
ほとんど違和感を覚えることはありませんでした
。もちろん気になる点、不審な点がないと言えば
嘘になってしまうわけですが、それでも6年間で積み上げられてきたキャラクター性というものを
崩さず、さらに上積んでいくという形になったのは、素晴らしいの一言でしょう。

そしてプロデューサーの存在。アニメ放映開始まで存在自体伏せられていたわけで、
1話の最後に登場した時点でも、かなりの困惑があったかのように思われます。
アイドルの女の子たちが「キャッキャウフフ」している世界に男性が一人現れて
どうなるのか、というところで。しかしながら、アイマスとは本来、そうしたアイドル達と
プロデューサーとでともにトップへと駆け上がっていくストーリーです。
始まってみれば「キャッキャウフフ」もないわけではないですが、本質はそこでは
なくて、ゲーム同様、アイマス本来の「ともにトップへ」がきちんと描かれていたわけで、
嫌みのないキャラクター性も相まって、プロデューサーの存在というのは非常に大きく、
そして大事なものへと認識されるようになっていったように思います。
冷静に考えれば、Pなしでアイマスをしっかりアニメ化なんてそもそも無理なんですが、
それでも不安要素になりうる男性Pのキャラクターをしっかり描けたアニメスタッフは
非常に難しい壁を見事にクリアしたと言え、そこも高く評価されてしかるべき
でしょう。


この前半戦は、第1話から伸び悩んできた765プロのアイドル達が第13話のライブという
大きなステージを乗り越えるまでのストーリーを描きました。この先の後半戦は、それを超え、
人気アイドルになった彼女たちの姿を描くこととなり、少し違ったものとなってきます。

前半戦はまさに「READY!!」、そしてここから「CHANGE!!!!」していくわけですね。



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第13話 そして、彼女たちはきらめくステージへ Bパート

kage

2013/12/15 (Sun)

Pが社長にライブ開始時間遅延等々の事後報告をするところからBパートはスタート。
アイドル達も本番直前とあって緊張はピークに達しますが、Pがそこでうまくフォローし、
さらに緊張知らずの美希がやる気を見せることで、程良い緊張感で本番に臨むこととなります。

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オープニング曲はもちろん「THE IDOLM@STER」となるのですが、その時会場に光る
サイリウムはピンク黄色の3色だけ
。本来はもちろんホームであるはずなのですが、
異様なアウェー感に包まれた状態での開幕となってしまったわけです。
それでも社長は8色のサイリウムを手にもってくれているのですが、その8色とは黄緑
オレンジ黄色臙脂ピンク浅葱がなくて、ピンクがある、という構成に
なっていて、現実世界での市販のサイリウムとほぼ同じ構成となっています。

続いて春香は「乙女よ大志を抱け!!」を披露するのですが、イマイチ盛り上がらない様子。
その裏では他のメンバーがアクシデントの嵐で混乱状態。さらには竜宮小町の一行も
車が渋滞で一向に動かず…ということになり、想像以上に状況は悲惨なものに。
その上ファン達も竜宮小町が一向に登場しないことにイラ立ち始めてしまいます。

挙句の果てに雪歩のスカートが破れてしまう、ということとなり、状況は最悪の展開に。
美希がステージで踏ん張っているものの、逆にモチベーションの高い美希が楽屋に
いないことがマイナスになってしまっている状況
です。

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しかしその空気を変えるのはやはり春香。駆けつけたPが言葉を発する必要もないくらい、
圧倒的なエネルギーを放つ春香が、他のメンバーのモチベーションをあげていきます。

そして様々な楽曲を次々と披露していくわけですが、ファンの空気というものは一向に変わらず。
竜宮小町が登場しないことに困惑を隠せない姿が目立つようにすらなってきます。

さらには急場しのぎのセットリストにはやはり穴があったようで、美希がダンサブルな楽曲を
連発する流れとなってしまっていました。同じメンバーのソロ2曲連発なんて普通はすぐに
気付きそうなものですが、それにすら誰も気づかないという状態だった
わけですね。

それにしても、このシーンでは9人全員が楽屋にいることとなっているわけなんですが、
これ、果たして大丈夫なんでしょうか…。美希の連発を避ける云々以前にここに
ポッカリ穴が空いてしまっているわけで…アニメ制作側のミスだとは思うんですがね。

とにかく美希はそのダンサブルな曲連発にあえて挑戦することを選択します。とはいっても、
自身でもそれが成功するかどうか半信半疑、というところなんですが、そこをPが12話の
やりとりも交え、力強くフォロー。これにより美希のモチベーションは最高のものとなります。

そしてまずはMCで美希はステージに登場。拍手すらも寒々しい状況となっていますが、
そこを正直で、かつ軽快で、そして魅力的なトークを展開することで、ファンたちを魅了します。
これこそが美希の持つ圧倒的なカリスマ性で、ここまでの空気を一変させるものとなります。

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また、その美希の様子は真美から亜美にメールで伝えられ、誰よりも律子が安堵と喜びを
みせます。竜宮小町入りの云々の一件はもちろんのこと、それがなくとも律子美希
気にかけているはずで、ここで美希の活躍を聞けたのは何よりの朗報
でしょう。

そしてその美希は「Day of the future」を歌い終え、会場の空気はこれまでとは全く
違うものへとヒートアップ。この時点で美希はすでに息を切らしているわけですが、
その勢いのまま、をバックダンサーに従え、新曲の「マリオネットの心」を披露します。

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ダンサブルでいて、それでいて悲恋の曲。美希の最初の持ち歌である「relations」を彷彿と
させつつも、それをさらに洗練させたかのような楽曲であり、それを圧倒的な躍動感で見せつける

という出来となっていて、会場のファン、そして視聴者である既存のPも、新規のPも一気に
虜にするような、圧巻のステージとして完成されたものを披露してくれます。

歌い終え、ステージ裏に戻った美希千早は彼女なりの最大の賛辞を送り、熱の残った
ステージをさらに盛り上げるために登壇。一方の美希は疲労からPに倒れ込む形になるのですが、
それをPがしっかりとささえ、美希の想いに、言葉に応えます。ここで12話の約束をしっかりと
守った
こととなり、14話での覚醒へとつながっていくわけですね。

そしてそんな美希に酸素ボンベを手渡すのは春香。二人だけの空間となるわけですが、
実はメインヒロインであるこの二人だけでの会話というのはここまでみられなかったもの。
決して仲が悪いなんてことはないはずですが、ある程度距離があったようにも思えるこの二人は、
ステージへの、そしてアイドルへの想いをともにすることで、一気に距離感が縮まったようにも
思えます。もっとも、この時点では春香から美希に、という方向だけが強いのでしょうけれども。
いずれにせよ、このあたりはストーリー終盤にも響く関係性となってくるところです。

そしてそんな春香美希を含めた9人全員が円陣を汲み、気合を入れて臨む楽曲が
「自分REST@RT」。11話で汗水たらしてみんなで練習したこの曲を、会場のボルテージが上がり、
そして彼女たち自身が最高のモチベーションになった状態で披露することとなる
わけです。

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スピーディーでありながらも、地にしっかりと足がついたような力強い曲調。そしてそこに載る、
ストレートで飾らない歌詞。アイマスの代表曲に共通のポップさとキャッチーさももちろん
兼ね備え、そして11話からのレッスン、この13話での苦闘、全てが伏線として機能し、
最高のカタルシスとして昇華されたこの楽曲。ステージの描写自体もこれまでいくつかあった
ステージシーンのどれよりも圧倒的に華やかで、躍動感があり、ウルトラオレンジのサイリウムで
埋め尽くされた会場とあいまった彼女たちの姿、そして笑顔とは何より美しい。


何度となく失敗してしまったステップをやよいは成功させ、雪歩は破れてしまい、その場で繕った
かたちとなってしまったスカートをまとって踊り、そして出場さえも断念しそうになったステージ
で、最高の笑顔とウィンクを披露
。他のメンバーも晴々とした笑顔と息の合ったダンスを披露、
という形で、このライブ、この13話、そしてこのアニメ前半最大の盛り上がりをみせてくれます。

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そしてこの楽曲が終わるころにようやく竜宮小町が到着。それに気付いたたちは
やりきった満足感と安心感に包まれ、涙を目に浮かべることとなります。

そしてその後は竜宮小町が引き継ぎ、「SMOKY THRILL」を披露…となるのですが、ここはカット。
ライブ自体が終わり、楽屋に竜宮小町が走って戻るシーンへと続きます。

その竜宮小町が見た姿は、そして満足感と達成感にひたりつつも、疲れ果て、倒れこむように
眠ってしまっている春香らの姿。それを見た伊織の「おつかれさま」の言葉でエンディングへ。

そしてこのタイミングでこの13話のタイトル「そして、彼女たちはきらめくステージへ」が
表示されるわけですが、これはこの回のタイトルであることと同時に、このライブを乗り越えた
彼女たちがこの次からステップアップし、きらめくアイドル界というステージに本格的に
乗り込んでいく、ということをあらわしている
と考えるべき演出でしょう。

さてエンディング曲は「ⅰ」。ゆったりとした曲調の中で「アイドル」そのものを歌い、
メッセージ性の強いこの楽曲が、ここまでの12話の印象的なシーンをバックに流れるという構成に
なり、前半最後を締め括るに相応しいエンディングとなっています。また、最後の1カットは
春香達が目覚めた後にとったであろう記念写真。この上なく綺麗な笑顔を皆みせてくれます。


さてこの13話、11話からレッスンをし、準備をしてきたライブ本番を描いたわけですが、
「自分REST@RT」という楽曲の圧倒的な存在感を含め、非常に印象的な回となりました。

もちろんその「自分REST@RT」のステージシーンというものは、単独でみても非常に
素晴らしく、あっけにとられるほどの凄味を感じさせる、それほどの完成度だと思います。

しかし、そこに彼女たちのこれまでの努力、具体的には雪歩やよいが苦労してきた
シーン、あるいは美希のライブに対する想いなどが重なることで、さらなる凄味が出てくる

もっといえば、1話時点から鳴かず飛ばずだった彼女たちが、大勢のファンの前で
最高のステージを披露するということ自体が、これ以上ないカタルシスとして機能するわけです。

アニメの折り返し、前半最後を飾るのにこれ以上相応しい回などないと思えるくらいで、
後半まで含めた全ての回を含めてみても、これほどまでに感動的な回もそうそうありません。

アニメ版アイマスの凄味が全てここに詰まっていると言ってもいいくらいの、圧倒的な回でした。


ちなみにこのライブのセットリストは以下の通り(アニメ内で把握できる範囲ですが…)

1.THE IDOL M@STER (春香美希千早やよい雪歩真美貴音)
2.乙女よ大志を抱け!! (春香)
3.キラメキラリ (やよい真美)
4.My Best Friend (春香千早)
5.私はアイドル♡ (美希)
7.スタ→トスタ→ (真美)
8.思い出をありがとう (雪歩)
9.Next Life (春香美希)
10.フラワーガール (貴音)
11.Day of the future (美希)
12.マリオネットの心 (美希)
13.目が逢う瞬間 (千早)
14.自分REST@RT (春香美希千早やよい雪歩真美貴音)
15.SMOKY THRILL (伊織亜美あずさ)

美希が異様に多く、やよい雪歩貴音が少ないという構成に。実際にはもう少し曲があって、
人員バランスもよいのだと思うのですが、やよい雪歩が少ないのはストーリー的にも
妥当なところなのかな、と。貴音が少ないのはちょっとおかしいんですけどね。



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第13話 そして、彼女たちはきらめくステージへ Aパート

kage

2013/12/14 (Sat)

ついに765プロ感謝祭ライブの本番の日がやって来た。
はじめての大規模なライブに、興奮と緊張を隠しきれないアイドルたち。
ところが、地方のイベント先から駆けつける予定だった竜宮小町のメンバーと律子が現れない。
なんと台風による暴風雨で、新幹線が運休になっており、本番に間にあうか分からないという。
緊急事態に不安を隠せない765プロのメンバー。
果たしてライブを成功させることができるのか…!?


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13話は清々しい晴天、絶好のライブ日和をPと社長が喜び合うところからスタート。
そんな中、よく見るとテレビのニュース番組では台風についてやっていて、
波乱の雰囲気も感じさせます。もっとも、初見で気付くレベルでもないでしょうが…。

そしてこの13話はオープニング曲「READY!!」もないままに進んでいきます。
この構成はアニメとしてはありがちではあるんですが、本編に尺を大きく取るということで、
前半最後の13話の重みというものをそれだけで感じ取ることができます。

さて会場では着々と準備がされているわけですが、当然ちゃんとしたスタッフがいて、
ちゃんとした設備が整っていて、ということで、765プロの面々は驚きを隠せません。
ライブの準備と言えば3話で自分たちが手作りで作ったようなもの、という経験しか
彼女たちにはないはず
で、本来アイドルとしては当然のこの「ホンモノのライブ」、
非常に新鮮で、驚きがあり、そして緊張と興奮を隠しきれないものとなっています。
もっとも、そんな彼女たちがこのステージに立てるのは、竜宮小町のおかげなんですけどね。

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そんな中、春香千早が語らうシーンが印象的。春香が幼き日に参加したライブでの
「一番後ろの人もちゃんと見えてるからねー!」というアイドルのセリフ、これを後の
25話で春香自らが言う
、ということになり、非常に大事なセリフだと言えるもの。

また、「ファンに楽しんでもらいたい」と語る春香に対し、やや間があって「そうね」と
答える千早、ここもポイントでしょう。もちろんファンあってのライブということは千早
よくわかっているはずですが、まだこの時点での千早は自分本位での考え方で、
「ファンのために」というあたりが欠けている感じ
。ここもまた後に響くシーンです。

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さて美希と話すPのところに律子から電話が。竜宮小町の前の仕事現場に台風が直撃して
いて、新幹線が動かない、ということが伝えられます。そもそもライブ当日に別の現場にいる
というスケジュール自体がかなり厳しい感
もあるのですが、それだけ竜宮小町が人気が
あるという証拠で、ライブ自体もこの日しか抑えられなかった、という765プロの事情も
垣間見えるところで、特に不自然感はないかと。もっとも、台風なんてニュースでいくらでも
やっているはずで、Pはもっと気にしておくべき問題だったと思うのですが…。

とにかく、そんな状況がPから他のメンバーに伝えられて、不安感が募ってくる展開に。
案の定雪歩がネガティブ発言をしてしまうのですが、11話を受けてだとやはり
あまりこういう発言はして欲しくなかった感じも。もっとも、このセリフ自体は雪歩らしくて、
不自然なものでもなく、11話を受けてでも雪歩なら言いそうかな、という感じですけども。

また、真美亜美と謎の暗号…ではなくて絵文字でメールでやりとりをしているのですが、
これは亜美真美の趣味がメールであることをあらわすネタになっているのかな、と。ゲームでは
P相手にある程度ちゃんと文章を書いていますし、亜美真美間だけでのやりとりなのでしょう。

また、場当たり中にPは律子に状況を電話で聞くのですが、電車は止まり、借りた車は
パンク、という状態であることを聞きだし、慌てふためくことに。その様子を見たアイドル達も
不安が増大。アイドル達に聞こえてしまう状況でこういった電話をしてしまうこと自体、
明らかなバッドコミュニケーション…かと思いきや、彼女たちは電話越しに
律子らを励ます、という行為に出ます
。自分たちだって不安で、緊張しているはずなのに、
さらに大きな不安にさいなまされているであろう竜宮小町に声援を送る、という姿。
これこそが彼女たちの団結力を示すもので、765プロの強さの証明でもあります。

そしてリハーサルを終え、ライブ会場がついに開場。客が雪崩を打って入場してくるの
ですが、物販等、何から何まで竜宮小町仕様、ということで、このライブにファン達は
竜宮小町だけに期待してきている、ということがわかってしまうシーンとなります。

そしてその開場はメンバー達にも伝えられるわけですが、律子から更なる電話を受けたPは
険しい表情。それをたちに問われ「竜宮小町は本番には間に合いそうもない」と正直に
伝えます。それを聞いたメンバーは当然困惑し、不安を爆発させることに。ライブ中止さえも
検討する展開になりますが、それは避け、竜宮小町到着まで踏ん張る形に決めます。

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さてこのとき、Pは本当のことを伝える必要があったのか、というあたりは考えどころ。
もちろん結果論としてはそれでよかったのですが、この時点では不安を爆発させ、
彼女たちにマイナスの影響を与えているようにしか見えません。そしてそうなることは
Pにだってわかっていたはずで、ここは嘘をついて騙し騙しライブに突入する、ということ
だってできた
はず。しかしそうはせず、正直に話した、というのは、Pが彼女たちを心の
底から信頼し、この苦境を乗り越えられる、と判断したから
、ではないでしょうか。
あるいは、12話での美希との約束、「嘘をつかない」ということもポイントになっているはずで、
それらをひっくるめ、ここでは正直に話すこととした、というところになるのだと思います。

仮にここで騙し騙しやってなんとかなっても、真の信頼関係は築けず、このライブの先を
ともに進んでいけなくなる、ということにもなってしまうかもしれませんしね。そう考えれば
ここでのこのPの判断は賢明で、パーフェクトコミュニケーションだと言えるでしょう。

とはいうものの、とにかくこの時点では竜宮小町の不在は大きく、セットリスト変更も
あってか、開幕は30分延長することに。しかしそれを社長は知らされない、という
あたりはどうなの…
というところなんですが、現場の全てをPに委ねている、という
見方もでき、社長がPを強く信頼しているという風に考えることもできるわけです。

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そんなPではありますが、当然混乱状態となっているわけで、スタッフ達との打ち合わせも
激化。さらにアイドル達自身がセットリストの調整、という展開にもなっており、非常に
緊迫した状況であることがよくわかります。また、このシーンで、本来竜宮小町の歌うはず
だった「私はアイドル♡」を、美希真美が歌える、と宣言するあたりは、アイマスらしいシーンと
なっていて、嬉しいところ。「持ち歌」というものが一応あるものの、みなが他のメンバーの
歌を歌うことができる、というのがアイマスの魅力の一つでもある
わけですからね。
ちなみに「私はアイドル♡」は春香伊織の持ち歌。アイドルとしてより大成しているこの
時点での伊織にはピッタリで、この選曲となったのではないかと思います。

さて、とにもかくにも混乱の中、がまた余計なネガティブ発言をしたところで、
Bパートへと続いていきます。

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第12話 一方通行の終着点 Bパート

kage

2013/12/13 (Fri)

美希が「街のカワイイ女の子」的なテレビ番組の特集らしきものにインタビューされている
ところからBパートは始まるわけですが、インタビュアーは「アイドル星井美希」のことを
全く知らない
、というところで、現在の美希のアイドル活動の厳しさがうかがえます。

それにしても「もしかしてモデルかアイドル?」に対し「うん、アイドルだよ」という返し、
随分奇妙なやり取りに感じてしまいます。インタビュアーは自称アイドルを信じる根拠は
どこにもないはずなんですが、その後の「持ち歌とかってあるの?」が煽り・茶化しでは
なくて割と本気っぽい質問になっている、というところがその奇妙さの原因かと。

これについては、このアイマス世界における「アイドル」と、現実世界における
「アイドル」のあり方がかなり違う
、というところをあらわしているのかな、という感じ。
ゲームではよくわかるように、このアイマス世界は「アイドル戦国時代」であるわけ
なんですが、現実世界以上に有象無象のアイドルが存在しているような感があります。
そう考えれば、「街のカワイイ女の子」が実際にアイドルである確率は決して低くなく、
珍しいものではない、ということがあるんではないだろうか、と思えるわけですね。

さて、美希は持ち歌のリクエストに対して「Do-Dai」を歌うわけなんですが、「Do-Dai」は
美希の持ち歌ではないはずでは…
。まぁ765プロの歌だからいいんでしょうけど。

そんな美希は思わず歌ってしまったものの、「元アイドル」であると言おうとするわけですが、
その厳しい表情は、どう見てもアイドルに対する未練たらたら。というより、そもそも
まだアイドルを正式に辞めたわけでもないわけで、その複雑な心境を感じさせます。

そしてそこにPが登場し、美希は逃げ出します。それを追いかけるPの姿は一歩間違えれば
変質者ですが、まぁカップルの痴話喧嘩みたいに周囲からは見えているのでしょう。

結局捕まった美希は、先程楽しそうに歌っていたことに対し、「全然楽しくなんかないよ!」
と叫ぶのですが、その表情はやはり非常に複雑なもので、どう見ても本心ではない感じ。

そしてそんな美希に対し、Pが真っ先にしたことは、頭を下げ、謝罪をするということ。
Pの非が全くないわけではありませんが、基本的には美希の幼稚さが要因で起こった
今回の出来事。美希本人がそれを自覚していたからこそ、面食らい、「怒らないの?」と
Pに聞く、という反応を示すこととなった
わけですね。続く美希の「そうだよ」も
非常に気不味そうな感じで、引くに引けなくなった美希の幼さが感じられるところです。

そしてそんな美希は「今までお世話になりましたなの」とPに頭を下げ、去ろうとするわけ
ですが、今回は走り出すわけでもなく、歩いて去っていきます。この時点で、もう美希
心は決まっているというか、「Pに引き留めてもらいたい」という意思表示をしている

ようにみてとれます。自分から「戻ります」と言えるほどオトナではありませんが、
Pの先程の謝罪から、「Pならきっと自分を引き留めてくれる」という確信を得たのでしょう。
そう考えれば、先程のPの謝罪、まさしくパーフェクトコミュニケーションだったと言えます。

一方、春香たち他のメンバーはレッスン場で「美希がもし戻らなかったら」ということを
話合っているわけですが、その話を切り出したのがというのもまた…。
ネガティブな話題は雪歩の専売特許のはずなのですが、これをに言わせてしまう
あたりが、なんともの描き方としてはうまくないところ。基本的ににポジティブな
不安に感じ、口にしてしまうくらいの状況である、ということを示したかったのでしょうが、
だったら真美あたりのほうがまだ自然というか、嫌な感じはなかったように思えます。

そんな重苦しい雰囲気を変えるのは、春香、ではなくて千早となります。ただ、これは
Aパートの描写同様に、美希とPを信頼して、というよりも、自身がライブに真正面から
立ち向かいたい、余計なことにかき乱されたくない、という姿勢にも見えます

この段階で千早は仲間に対する絶対的な信頼を置けていない、この状態こそが、
後のスキャンダルに端を発する千早の事件が泥沼化してしまった原因にもなるわけですから。

さて美希とPは、美希が勝手気ままに街を散策するのにPがついていく、という形と
なっていて、実質デートかのようなシーンに。そして美希がアクセサリー屋で
目にとまったアクセサリーをPが見抜く、というところで、Pがちゃんと美希の趣味嗜好を
把握していることを美希に知らしめることととなります。続く服の着こなしについても
美希の好みと完全にマッチ、というところで、美希の中のPに対する評価はうなぎ上りと
なっていく
わけです。このあたりは普段のPの努力の結果でもありますね。

そして場面は美希の先生であるカモ先生のいる川にかかる橋での会話シーンに。
美希が自ら心情を吐露するところで、先程までのPに対する信頼、評価向上の結果、
この流れとなった、ということが大いにあるでしょう。そんな美希が最近ドキドキワクワクした
ものは「竜宮小町」ということで、アイドルというものに対する美希の想いを、
Pはここで初めてちゃんと認識する、ということとなる
わけです。

そしてその想いを受けて、Pは「次のライブで成功すれば、竜宮小町と同じくらい、それ以上に
輝ける」と美希に宣言するわけです。ここはPの話し方が非常にポイントとなっていて
「多分」「かも」「はず」なんて言葉は一切使わず、断定する形で美希に話す形

この強い姿勢こそが、美希の揺れる心を引き留めることに大きく役だったわけです。
もちろん、そうはならない可能性だって十分あるはずで、美希を裏切る結果になるかも
しれないわけですが、今の美希に対してはこの言い方がベストで、そしてそう言いきる
ことで、「予言の自己成就」を引き起こすことを狙うものとなっている
とも言えます。
それはもちろん、P自身が美希達のアイドルとしてのオーラを客観的にと捉えられていて、
そして彼女たち自身を強く信頼できている、ということが大前提としてあるわけです。

それに対する美希は、やっと正直に765プロに戻ることを表明。Pにいくつか約束を
とりつけながらも、その約束は守られるはずだという確証があるようにも思えます。
ここまでのPの姿勢や発言を考えれば、美希が信頼するのも必然と言えるもので、
まさにパーフェクトコミュニケーション
、といったところでしょう。
ちなみに最後の指きりは3話の雪歩のシーンと同じ手法となってしまっているわけですが、
「約束」といえばこれ以上の描き方もないわけで、仕方ないところかな、と。

そして765プロに戻った美希は他のメンバーに頭を下げて謝罪。それに対し千早
「謝って欲しくない」「プロとして」というセリフで返し、美希に厳しい姿勢ながらも結果的には
フォローする、という形となるのですが、これも前述の通りかなり危うい形かと。
この場を収めるにはこれでよし、ではあるんですけれども…。

そして最後は衣装に着替えた美希が、Pに対して満面の笑みを見せるところでエンディングへ。
エンディング曲は「ショッキングな彼」。美希らしいファッショナブルな姿を見せるイラストを
背景に流れるこの曲は、歌詞的にはやはりストーリーと微妙にズレている感もあるのですが、
テンション的にはここに来るのにピッタリで、ベターな選曲だと言っていいでしょう。


さてこの12話、前半戦折り返しの13話直前というタイミングで、春香と並ぶもう一人の
メインヒロイン、美希の個人回となったわけです。美希というキャラクターは、SPのときにあった
ように、その是非はともかくとしても、非常に不安定な立ち位置にいるものとなっています。

そんな不安定さが、ライブという大きなステージを前に一騒動、というストーリーの構成に
おいてフィットしたことで、ここに美希回が来た、というのがまずあるのかな、というところ。
また、後半の所謂「覚醒」を描くためにも、ここでその伏線を張って置く必要もあったのでしょう。

この回自体では、美希のコドモっぽさが前面に出てしまっているところもあるのですが、
それ自体を美希の魅力としつつ、さらにその裏返し、「やるときはやる」という姿勢を
暗示することで、さらなる魅力を引き出している
ように思えます。

全編通して見た際のストーリーの起伏として、そして美希というカリスマ性溢れるキャラを
描くにあたって、この12話はうまく描けていると言え、アニメ前半戦のラスト、13話の直前を
務めるに相応しい出来になっているのではないかと感じられます。



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第12話 一方通行の終着点 Aパート

kage

2013/12/12 (Thu)

以前プロデューサーと交わした会話から、
「頑張れば、竜宮小町に入れる」と信じていた美希は、
律子によってそれが誤解だったことを気づかされる。
目標を失い、やる気を失くしてしまった美希は、
765プロ感謝祭ライブの練習にも、本番用の衣装合わせにも顔を出さなくなってしまう。
自分の不用意な発言が、美希に期待を持たせてしまったことを反省したプロデューサーは、
必死に美希を探すが…。



12話は11話のラストで描かれた美希律子の詳細な会話シーンから始まります。
正論を話す律子に対し、失望をはっきり出してしまう美希、というところなんですが、
美希の竜宮小町への想いというものを律子は理解できていない、という感じですね。

これは別に律子が悪いわけではもちろんなくて、美希の考え方がやはり少しズレている、
というべきでしょう。美希にとって、765プロでアイドルとしてきちんと活躍できることは、
イコールで竜宮小町入り
、となってしまっている、ということがあるのだと思われます。
逆にいえば、竜宮小町入りできない=アイドルとして活躍できない、という風に。

実際にはもちろんそんなことはないわけで、そんな風に考えてしまう美希が幼稚、といえば
それまでなのですが、これについてはP、律子、社長らのフォローが根本的に欠けていた、
という見方もできるわけです
。竜宮小町の3人が選ばれたことに対し、他の9人は
選ばれなかった、これについて全員が納得いく説明ができていなかった、ここが問題でしょう。
3人はスター路線にのり、他の9人は以前と変わらない状況なわけですしね。

これについて、普通であれば9人は竜宮小町に嫉妬等の感情があってしかるべきで、
真美なんかそうでないほうがおかしいのですが、そういうシーンは全くない。
これについては彼女たちのお互いに対するリスペクト、団結力の高さ、高潔さを描いていると
言えば聞こえはいい
ですが、実際のところはそんなものを描いてしまうと、ドロドロの
展開にしかなりえなく、アイマスとしてありうべきものでは全くなくなってしまいます。

だからこそ、ゲームもですが、このアニメでもそんなものは描いていない。彼女たちを
美化し過ぎているようにも感じますが、そうせざるを得ない
、といったところになるでしょう。

しかし、それについてやはり一悶着あったほうが、シナリオ的にメリハリがつく、といった
ところもあって、そこで抜擢されたのが美希なのかな、と。SP時代のこともあってか、
美希はこういうときに動かしやすいキャラクターになっている事もあるのだと思います。

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さてその後美希はレッスンを欠席するようになってしまったわけですが、それについて
春香達は当然心配をすることになります。そんな中、だけが非常に楽観的な感じ。
この描き方は、一見前回11話の春香と似たような感じにも思えますが、それよりはもっと
説得力に欠ける感じで、他のメンバーに対する求心力が全く感じられない
ものとなっています。

半端に春香と似てしまっているだけに、そのセリフの重みというものが比較できるようになって
しまっていて、の株がまた下がるだけ、という感じとなっていて、非常に厳しい感じですね。

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美希については、Pと律子が話し合うことで、その欠席理由に思い当たる節がでてくる
わけですが、それは他のメンバーには説明できないものとなっており、歯切れの悪い
ことしかいえない、ということに。そんな中、「家から連絡があるはず」なんてセリフも
出てくるわけですが、本来であれば家族に連絡、というのは最優先でやるべきことのはず。
彼女達個人を一社会人としてリスペクトしている、といえば聞こえはいいですが、かなり
不自然な感じもあります。ただ、これについては、メタ的な意味で、家族という存在を
必要以上に前に出さない
ことが徹底されているからこそで、まぁ仕方ないところかな、と。

そんな中、千早は「美希には美希の事情がある」として、千早なりに他のメンバーに
ハッパをかけるような発言をします。ただ、その後の表情は暗く、春香も心配そうに見つめる
様子がうかがえます。これについては、千早が意図して他のメンバーに働きかけた、というより
個人主義的な意味合いでの発言で、そしてそれは千早には「千早なりの事情」というものも
また存在する、ということを匂わせるもので、それを春香が嗅ぎ取った
、という感じでしょうか。

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さてPは何度も美希に電話やメールをし続けており、美希が「おさかなやさん」にいるときに、
やっと電話を取ってもらえることとなります。そこでの会話の美希というのは、非常に幼稚で、
コドモそのものなわけなんですが、それに対しPは叱りつけることしかできない、という形。
これではこの状態の美希の心に届くはずもなく、バッドコミュニケーションに終わります。

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そしてその電話を聞いていた小鳥がPに美希の心情について、小鳥なりの解説を展開。
「15歳のオンナノコ」が「間違っているとわかっていても感情的に動いてしまうこともある」と
いうあたりは、かつて自分が「15歳のオンナノコ」であり、その時期をとうに過去のものと
している大人の女性ならではの意見
、という感じ。これが仮にあずさでも似たようなことは
言いそうですが、言葉の重みがまだ足りず、小鳥ならでは、というところでしょう。

一方でPからしてみれば、美希(達)をプロとして、ある意味対等の一社会人として見ている
節があり、それはそれで良い姿勢でもあるとは思うのですが、ここではそれが逆効果

という感じに。彼女たちへのリスペクトは当然大事で、評価すべき姿勢ではあるわけですけどね。

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さて美希を除くメンバーが、ライブの衣装のサイズ合わせをする、というシーンに。ここでは
当然のごとくみな嬉しそうなのですが千早までも非常に嬉しそうなのが印象的

しかしここでも美希は不在、というところで、雰囲気がやや暗くなってしまうのですが、
そこを春香が天然のネタ発言でフォロー、という形に。これぞ春香、というところですね。
また、ここではのツッコミもきちんと活きていて、それなりに良い描き方かと。

その頃、美希は一人で街中を気ままに遊び回る、というシーンに。ここでのBGMである
「ふるふるフューチャー」は歌詞的には少しズレていますが、曲調的には休日の美希
過ごし方をそのままあらわしているようなこのシーンにピッタリのもので、ベターな選曲
かと。

そんな美希の過ごし方というのは、一人でプリクラをとったり、男達にナンパされたりと
いうところなんですが、ところどころで765プロを、竜宮小町を思い起こすことが起きてしまい、
純粋には楽しめない感じ。美希の揺れる心情をしっかりと描いているシーンとなっています。

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また同じ頃に、Pと律子はライブ会場の下見をしており、そこでPは「美希にもこのステージに立って
もらいたい」という力強いセリフを放ちます。この姿勢こそ、Pにあるべき姿ですね。

そしてそのPは当然美希のことが気になって仕方なく、律子の後押しもあって、美希の探索に
乗り出します。そして美希のいる街を探し回るわけですが、そこで通るルートというのが
美希の通ったルートをそのままなぞる感じ
。「美希ともっと話しておけばよかった」とはいう
ものの、それがなくとも自然に美希のことが趣味嗜好が把握できている、という描写で、
Pのプロデューサーとしての生来の才能を感じさせるシーン
、ともいえるものです。
あるいは後の美希からすると、「ハニーとの運命の赤い糸」みたいに言えるかもしれません。

とにかく、そんな美希がどういうわけだかテレビの取材のようなものを受けている、という
場面にPが出くわすシーンで、Bパートへと続いていきます。

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第11話 期待、不安、そして予兆 Bパート

kage

2013/12/11 (Wed)

Bパートは春香の足がどうやら本当に大丈夫になった、というところからスタート。
こんなにすぐ治って、一体この故障はなんだったのか…という感もありますが、
これは春香の肉体的疲労というより、精神的疲労が蓄積した結果の故障
という風にみてとれ、雪歩やよいの言葉を受けて、その精神的な疲労が
緩和された、というあらわれだとみるべき描写なのだと思います。

さて、そんな春香を含むメンバーは竜宮小町の練習風景を見て、その気迫に圧倒される
感じに。普段ポジティブなも思わず「春香、どう思う?」と弱々しく問いかけるのですが、
その春香は「早くあんな風になりたいよね」という力強い言葉で返します。

その様子を見ていた善澤記者もそういった春香の存在を高く評価。
765プロにおける春香の存在の大きさが、内外問わず感じられる描写となってします。

そしてその春香は自主的な居残りで苦手のボーカルレッスンを敢行。そこに千早
やってきて、春香を指導する流れに。これぞはるちは、といったところで、これがもし
春香ではなかったら千早も残ったのか、というのはかなり難しいところだと思われます。

さて、そんなレッスンの結果、ボーカルはある程度鍛えられたようなんですが、
遠方に住む春香の終電がなくなってしまい、千早の家に泊まることとなります。

そして春香千早は夜中のスーパーに夜食の買い物に行くわけですが、そこでの会話が
非常に印象的。普段の食事はコンビニで買い、サプリメントで栄養補給もしている、
という千早に対し、唖然とする感じの春香それを察したのか、千早は「ときどき(料理を)
つくるようになった」と返すわけですが、実際に千早の家に行ってみると、鍋なんかは
全く使われた形跡もなく、千早の発言が嘘となってしまっている
ことがわかります。

しかしもちろん春香はそこにツッコんだりするほど野暮ではないわけで、春香を安心させる
ための嘘だった、ということはきちんと分かっているはず。それよりも問題はやはり千早自身で、
春香を安心させるためとはいえ、すぐにバレるような嘘をついてしまうあたりが、
コミュニケーション能力の難
というべか、非常に難しいところとなってしまっています。

また、二人で実際に料理している際の家族に関する会話というのも印象的なシーン。
春香にとっての家族という存在は、パーソナリティー的に大きな意味を持ちえないのですが、
一方の千早は非常に大きな意味を持つ、というところもあり、その対称性が色濃く描かれます

結局春香は家族というデリケートな話題に対して、ゲロゲロキッチンの話題に移すことで、
避ける形をとってしまうのですが、これは仕方のないところでしょう。いかにはるちはといえども、
これは千早個人の問題で、軽々しく意見したりはできない話題であるわけですからね。

ただ、もしここでうまいこともう一歩踏み込めていれば、後の弟の事故のスキャンダル問題に
対して、また違った展開になっていたのでは
、という見方も否めないところではあります。
もっとも、それはやはり難しいところで、ここの春香を責めるべき場面ではまったくないでしょう。

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そして食事の際には、千早春香に「どうしてアイドルになろうと思ったの?」と問いかけます。
それに対する春香の答えは「憧れだったから」で、目を輝かせながらその想いを熱く
語ります。
そんな春香の話を聞く千早の表情もまた、かなり印象的なもの。呆然というか、
驚きというか、まったく予想だにしていない答えだった
、といったところでしょうか。

これが例えば雪歩のものだったらまた違った反応となっていたと思われますが、
純粋に「アイドルになること自体が憧れ」という答えに対しては、千早は理解するのは
難しいこととなってしまう
わけです。そしてこの認識のありかたが、後のスキャンダル時の
展開に響いてくる
、といったことになるわけで、非常に重要なシーンだと言えるでしょう。

さて、ここではまた春香千早にテスト勉強のことで泣きつく、ということにもなるわけですが、
同学年の二人、学力的には千早が上、ということがここでみてとることができる場面です。
歌一筋の千早がきちんと学校の勉強をしているのか、というのは気になるところなんですが、
少なくとも高校までは必要な一般教養としてちゃんと勉強しておく、という姿勢が千早には
あると考えるべきでしょう。一方の春香だって普通に勉強をしているはずですが、そこは
春香偏差値的には多分50ぴったりくらいなんじゃないだろうか、という感じですね。

また、ここでは雪歩やよいが自宅でダンスの練習をするカットや、美希が竜宮小町の
動画を見てその想いを募らせるシーンも入り、それぞれの想いが伝わってくる演出です。

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そして後日のレッスンシーン。雪歩やよいもトチることなく、通しで踊りきることができた、
というところで、真美やよいに抱きつき、貴音雪歩を褒めたたえます。ここまできたのは
もちろん雪歩やよい個人の頑張りが最も大きいはずですが、それを支えたメンバー、
そしてそのエネルギーを与えた春香の言葉、というのもまた大きな意味があったはず
です。

そして完成度が高まってきたところで、美希律子からも高い評価を貰えているはずだとの
確信を持ったのか、「今のミキなら竜宮小町に入れてもらえるよね」と問いかけるわけですが、
それに対する律子の答えというものは…。美希は本気で竜宮小町入りを目指していたようですが、
常識的に考えればいくら頑張ろうともそうはならない、ということは分かるはず。
それが分からないのはひとえに美希の幼稚さ、ということが大きいわけですが、
なんにしてもこれが次の12話まで響く流れとなってくるわけです。

レッスンスタジオで春香やよいがテストがうまくいったことを報告し合う中、Pの元に美希から
「…うそつき(><)」というメールがきたところで、この11話はエンディング、12話へと続きます。

そのエンディング曲は春香の「START!!」。正直このエンディングを見るまで、この11話が
春香回であるということにすら気付かなかった
んですが、ここで春香ソロの持ち歌、
ということで、そのことが明示されたこととなったわけです。

もちろん春香の出番は多い回であったわけですが、なぜ春香回だと思えなかったのかと
いうと、春香の心情的な描写がほとんどなかった、ということが一つ上げられます。

これは8話のあずさ回とも同じ構図ですが、今回はより他のメンバーとの絡みが大きく
描かれていた分、春香にスポットライトが強く当てられたという感もなかったわけですしね。

ただ、裏を返せば、春香というキャラ自体が他のメンバーに対して大きな影響を与える
存在であり、「アイドル天海春香」個人としてではなく、「765プロの天海春香」として
のほうが、より強い輝きを放っている、ということのあらわれ
でもあると感じられます。
もちろんこれはアニメにおける春香であって、ゲームにおける春香だとまた変わってくるんですが。
ゲームではソロでもきちんと輝きを見せてくれているわけですしね。

また、春香はいうまでもなくメインヒロインで、11話というタイミングで個人回がくるというのは
その意味でも予想外だったわけですが、これは同時に終盤にもう一度春香の回がくる、
ということをあらわしていることにもなっています。少なくとも、この回の春香はあまりにも
聖人的で、春香の魅力が描ききれたとはいえない
わけですしね。

なにはともあれ、このエンディングは春香の学校生活、そして事務所へ向かう姿というものが
イラストで描かれます。これぞ日常の春香、というところで、非常に素晴らしい絵です。
「START!!」という曲が選ばれたのも、ここからが春香が765プロのリーダー格としてスタート
という意味合いもあるように思え、ベストな選曲になっていると感じられます。


というわけでこの12話、春香回でありつつも、ライブという大きな舞台に向けての765プロの
胎動を描いており、ストーリー自体が次のステップへ進むターニングポイントとなっています。

雪歩やよいの苦戦というのは観ていてやや辛いシーンでもありましたが、必要な描写で
あり、これがあったからこそ13話でのカタルシスにつながるという意味で非常に大事なところ。

春香千早の会話シーンもストーリー終盤の展開に直接響いてくるところとなっており、
こうしてみると、この11話はアニマス全編からみても非常に重要なことがわかります。

その重要な回に、個人回を被らせる、というのはかなり挑戦的だったかもしれませんが、
その個人がメインヒロインである春香だった、というところはやはり納得の描き方かと。

13人は極力平等であるべきと考えますが、このくらいの春香贔屓というのは許容範囲内。
むしろセンターに立ってこそ映える春香を描くには、こうであってしかるべきだとすら思えます。



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第11話 期待、不安、そして予兆 Aパート

kage

2013/12/10 (Tue)

念願の765プロ感謝祭ライブの開催が決定! メインの竜宮小町のほか、
765プロ所属のアイドルたち全員が出演できるとあって、アイドルたちは大喜び。
さっそく本番に向けて、歌やダンスの猛特訓をはじめる。
しかし当然のことながら、メンバーのなかでも個人の実力差はバラバラ。
全力のライブにするため、難易度を下げたくないアイドルたちだったが、
次第に疲れもピークに達していき…。


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11話は鼻歌交じりに事務所で雑巾がけをする小鳥の元に、制服姿の春香が出勤する、
というシーンから始まります。春香はレッスン前にテスト勉強を事務所でやっていこう、
というつもりのようですが、既に同じ状況のやよいが出勤済み。

さらにここにはもいるわけなんですが、はどうも試験前ではないようで、小鳥にも
カウントされていません。というより、ここでもまたセリフ一つない、ことになっています。
恐らくやよいの勉強を見てあげていたんだと思うんですが、それについても何一つ
触れられず、同学年の春香がやってきても、特に何も話すわけでもなく…・。
もはやここにがいることの意味すら感じない、ということになってしまっているわけです。
一体何のためにこんな描き方にしたのか…いくらなんでも酷過ぎる描写です。

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それはそれとして、ここにPが電話しながら登場。765感謝祭ライブが決まったことが告げられます。

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というわけで竜宮小町以外のメンバーが揃い、早速新曲が披露されることとなります。
といってももちろん収録前なので、伴奏だけ、というものになるのですが、それでも
勢いと力強さを感じる曲調で、アイドル達ならずとも、視聴者もワクワクさせられます。
ちなみに言うまでもありませんが、この曲は「自分REST@RT」ですね。

また、アイドル達はこの曲を聞いて一様に笑顔を見せるわけですが、千早だけが
少し呆けた表情をみせます。しかし、これはもちろん千早なりの嬉しさのあらわしかた
春香もそんな千早の表情をチラリとみて、それに満足したような表情も垣間見せます。
これは言うまでもなくはるちはなわけですが、4話あってこそのシーンでもあるでしょう。

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そして早速場面はダンスレッスンのシーンに。ここではやよい雪歩がうまくダンスできない、
スピードについていけない、という描写となっているわけですが、雪歩はともかくとして、
やよいがこうもダメなものなのか、というのが引っ掛かる感じ。10話に続いてのこの
やよいをこう描いてしまうと、本当にやよいが弱々しくしか見えなくなってしまいます
せっかくの7話が台なし、ということも、10話と続けて同じことが言えてしまうわけです。

もちろんこのレッスンシーンを描くにあたっては、みなで苦労しながらも成長していく、
ということをしなければならない
わけで、その象徴となりうるのは、キャラクター的にも
能力的にもどうしても雪歩やよいになってしまう、ということがわからないわけではありません。

しかし、やよいについては10話から連続で、となってしまっているわけで、これがどうしても良い
構成だとは思えない。逆に言えば10話さえなければ…と言う感じなんですが、10話自体は
それはそれで良い話なので、そうとも言い切れません。まぁ、一重にやよいというキャラクターの
描くき方、というところが問題なんですけどね。そういう意味では10話のほうがやはりおかしい

そのあたりの話はこの辺にしておいて、一方の美希はレッスンの先生から「走り過ぎ」
と叱られるのですが、美希は「ミキ、もっと早く踊れるのに」と思わず漏らしてしまいます。
もちろんこれは、美希はスピーディーに踊ることで、竜宮小町入りへのアピールになる、と
思っていることがあっての発言となっているはずなんですが、それを聞いた雪歩が委縮して
しまう、という反応を見せたことで、美希も失言だと気付いた描写が描かれるものとなります。

このシーンについては、美希をちゃんと常識のあるキャラクターとして描けている、という
風に見れて、非常に嬉しいところ。自由気ままな美希ではありますが、ちゃんと他人に気遣いが
できるし、自らの失言を失言だと気づき、恥じる姿もみられる。ここは良いシーンだと思います。

一方の美希とさして変わらない発言をしているものの、美希のようなシーンは描かれず…。
喋っても喋らなくても株が落ちる一方の、本当になんとからななかったんでしょうか。

とにかく、ダンスレッスンについては、雪歩がこけてしまったこともあって、一時休憩に。
そしてダンスの先生とPがダンスのレベルを下げることも検討するわけですが、それに
美希が真正面から反対をつきつけます。これもまた竜宮小町意識、というものでしょう。

しかし真美雪歩やよいを気遣い、その美希の反対意見に反対を出す形に。
このあたりは非常に難しい問題ですが、にやっと良い場面が見られたのは良いところかと。

そしてこの問題に対し、「まだまだこれからだよ。そのための練習なんだし」と正論であり、
かつこの上なくポジティブで、誰もを納得させるセリフを放つのはやはり春香


これで緊迫したような雰囲気がガラリ変わり、かなり柔らかくなった感じに。まさに春香
本領発揮、というところで、ナチュラルなリーダーシップの強さを感じられるシーン
今後765プロの実質的なリーダーとなっていく、第一歩ともいえる場面でもあります。

そしてその雰囲気の中で、9人を3つにわけることに。雪歩には貴音がつき、
やよいには真美、そして後半ところどころズレテきているという春香には美希千早が、
それぞれつくという形に。良いセリフを言っておきながら、早々に美希千早に指摘され、
綺麗には終わらないあたりもまた春香らしいかと。決して春香は聖人ではないですからね。

雪歩については、まさか「計画通り…!」なんてことはないはずですが、「雪歩ハーレム」が
結成される形になったことで、否が応でも頑張らなくてはならない、となる組み合わせ。
一方のやよいは仲の良い真美と、ヤヨイスキーの、ということで、ここも良いトリオ。
この9人を3つに分けるなら、これ以上はないというトリオ3つ、とも言えそうな感じです。

そして次なる場面、ボーカルレッスンに。ここでトチってしまうのは春香なわけですが、
ここで本来ボーカルタイプである春香が選出されてしまったのは、十中八九かつての
中村さんのことがある
はず。声優のネタをキャラに取り込むのがアイマスのキモの一つ
わけで、それをここでやってのける、という事に対しては評価できるところです。

実際、能力的にはここでも雪歩やよいが厳しくなってしまうはずなんですが、ここでまた
この二人に追い打ちをかけると、本当に目も当てられなくなってしまう。だからそれを
避けるためにも、ここは春香に犠牲になってもらった、そんな描写だと言えるでしょう。

また、ここでは真美も「自己主張すればにいいってものじゃない」と叱られるわけですが、
これは間違いなくお得意の「こぶち」ネタ。こういうネタを拾ってくれるのも嬉しいところです。

さて、レッスンを終えたアイドル達の帰宅シーンとなるわけですが、暗い顔をするをやよい
雪歩を見て、春香が飴を差し出す、というシーンに。ここも極めて自然に差し出せるあたりが、
本当に春香をうまく描けている、と言う感じ。このナチュラルさこそ、春香の魅力ですからね。

また、レッスンのことから話をそらすかのように、試験勉強の話を出すあたりもうまいところ。
この流れでゆきまこやよいおりを描くのも上手い見せ方だと思えます。

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そしてここで春香の「笑って」とをBGMに、春香の試験勉強中の姿や、みなのレッスン姿が
描かれていくシーンとなります。「笑って」という非常に優しく、美しくも力強いこの曲の、
ここでの使われ方というのも非常に綺麗なものだと感じられます
。また、同時にこの
シーンでは遠距離通勤で頑張る春香に疲労が蓄積していく描写にもなっていて、曲終わり後の
レッスンシーンで疲労困憊の春香は足をくじいてしまう、ということになってしまいます。

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そして春香は一時休憩、ダンスレッスンはもう必要なさそうな春香の足の状態を
みるような感じになりながらも、他のメンバーは振りを合わせていくわけですが、
やよいがまたしてもダンスがうまくいかず、先生もダンスのレベルダウンを再検討する流れに。

そしてここでとうとう雪歩が「出るのをやめる」と発言してしまいます。その理由としては
「みんなに迷惑をかけられない」というもので、本来ドタキャン率の低い雪歩がこう言ってしまう
状況に陥ってしまったのは「自分が出たくないから」ではなくて「みんなの足を引っ張るから」で
ある
、としたあたりは非常に上手い描き方だと感心させられます。こっちのほうが明らかに
雪歩らしく、雪歩のイメージ自体も大きく下げることにもなりませんからね。

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そして、そこで雪歩を叱咤するのは貴音4話以降、イマイチ存在感がなくなっていた感の
ある貴音
ですが、非常に大きな役割が回ってきた感もあります。ここでボロボロの雪歩を
宥めすかすのではなく、尻を叩くことができるのは、貴音しかいないわけですからね。
雪歩にとって、憧れの貴音だからこそ、その言葉は非常に重いものとして響くわけです。

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また、そんな貴音の強い言葉に一時叩きのめされる雪歩を優しく助けるのはやはり
貴音、この二人でここでの雪歩にとってワンセット、アメとムチになるわけです。

そして雪歩同じ状態のやよいも「私も頑張ります」というのもやはり大きいはず。
自分と同じ状態であり、かつ年下でもあるやよいのこの言葉は、それこそ雪歩のプライドに
触れるところのはず。これら諸々が重なって、雪歩は再び立ちあがり、貴音に対し
自ら「絶対に弱音は言いません」と宣言。それに対し「ともに高みを目指しましょう、雪歩」と
笑顔で返した貴音の言葉、これ以上価値のあるものは雪歩にとってそうそうないはず


また、ここでのポイントは貴音雪歩に対する呼称。本来「2ndVISION」における貴音
765プロメンバーに対する呼称は「下の名前呼び捨て」なのですが、ここでは
あえて他人行儀状態の「萩原雪歩」とフルネームで呼びかけ、雪歩の宣言を受けて
雪歩」と変える、ということで、雪歩の誓いに対する敬意をあらわしている
ように思えます。

そしてその様子を見て、自身も笑顔となった春香がいつのまにやら足が治っていた、
というシーンでBパートに続きます。



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第10話 みんなで、少しでも前へ Bパート

kage

2013/12/09 (Mon)

さてBパートはやけに安っぽい弁当であることを伊織がPに指摘するところから
始まります。ここでやよい伊織の隣にいるはずなんですが、綺麗に画面からは
ハズれ、全くその表情をうかがうことができない
、という見せ方となっています。

そんなときに、陣中見舞として876プロの絵理が差し入れを持って登場する、
というサプライズが。絵理「覚えてていただけましたか?」は765プロのメンバーと
いうよりは、視聴者であるP達に向けて
、そして「私たちの出番はもう終わったので」は
DS展開自体がもう終わってしまった
、という風にもとることができるものとなっています。

いずれにせよ、この876プロについては説明らしい説明は一切なく、どういう立ち位置かも
不明、というところなんですが、これこそまさにスターシステム、といえるものでしょう。

さて、昼休憩後最初の競技は借り物二人三脚、ということなんですが、ここでも伊織
組むこととなっており、険悪ムードは続行。途中変更ができないのはともかくとしても、
なぜPはこの組み合わせにこだわったのでしょうか…完全なバッドコミュニケーションでしょう。

そしてそんな状態で競技に出てしまったがために、が膝を怪我するというアクシデントが
発生。そこに嫌味を言いに来た新幹少女3人のうちの一人、のぞみがに一目ぼれ、
というシーンがあったりもするのですが、とにかくの負傷というのは765プロにとって
大きな打撃となってしまい、最後の全員リレーにも暗雲が立ち込める展開となります。

そんな中、表情が暗いままのやよいに最初に声をかけたのが貴音。何を考えているのか
わからないようでいて、ちゃんと周囲に目をやり、気を配っている、そんな貴音の姿勢が
あらわれたシーンだとも言えるでしょう。そしてそこに伊織がのっかり、
追求することでやよいがその胸の内を暴露する、という流れとなっていきます。

さらに泣きだしてしまったやよいの姿を見て、「ボクも出るよ」と力強く立ち上がるのは
いくらなんでもカッコ良すぎる…としか言いようがないシーン。雪歩美希、のぞみで
なくともこの姿を見れば誰もがノックアウトされるであろう、圧倒的な勇ましさを感じます。

そしてPからこだまプロに物申しに行ったのか、それともこだまプロ側から呼び出されたのか
判然としませんが、Pとこだまプロのプロデューサーと一騎討ち、というシーンに突入。

いかにもな業界人的態度のこだまプロPに対し、目の前で事務所に電話をかけ、社長に
つなげる、というやり方は非常にうまいところ。765プロの最高責任者の意見をとることで、
現場の一判断ではない、という姿勢を見せ、こだまプロPに前面から立ち向かいます。

そしてそれを独り言で愚痴りながら歩くこだまプロPに対し、待ち伏せしていた伊織
逆に脅しをかける、という場面に。本来であれば絶対に伊織は「水瀬」の名前を使って
相手を威圧する、なんてことをしない
はずなんですが、この禁じ手を伊織は使ったわけです。

これはそれほどまでに伊織がこの件に対して怒りを覚えている、という証明であり、自身の
プライド以上にやよいが、765プロが大事
である、ということをあらわすものでもあります。

それにしても、水瀬グループの実質傘下にアイドルを抱える芸能事務所がありながら、
伊織の父は伊織を傘下では全くない765プロに入れさせた、ということになるわけですが、
このあたりの事情というのも伊織と父との関係性をうかがわせるものだと言えそうです。
もっとも、こだまプロなんてもの自体はアニメオリジナルの後付けに過ぎないんですけどね。

さて、競技に戻って最後の種目は対抗リレー。ここからは「L・O・B・M」に合わせて
熱いレースが展開されることとなるわけです。

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765プロのトップバッターは間違いなくに次ぐスピードの持ち主であろうとなるわけ
ですが、4話同様謎の出遅れを見せます。これはもちろんその後の追い抜きシーンの
演出のためなんでしょうが、こうも続くとの反射神経が悪いのでは、なんて思えてしまいます。

そんながバトンタッチするのは貴音。これもまたひびたか、というところでしょうが、
貴音は非常に良い姿勢で、リードを保ったであろう状態で駆け抜け、雪歩へとバトンタッチ。

その雪歩はやはり足は遅いようで、こだまプロに抜かされてしまう、という展開に。しかし続く
美希がそれをすぐさま抜き返し、再びトップに返り咲き、かと思いきや次のあずさで一気に
ごぼう抜きにされてしまう、という形に。激しいデッドヒートが繰り広げられている感じですね。

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しかしその遅れも亜美真美の息のあったバトンパスもあって取り返し、追いつく展開に。
続く春香は「頑張らなきゃ」と気合を入れますが、やはり目立つところもなく、混沌とする
レースのど真ん中を駆け抜け、千早へバトンパス。その千早は結構足が速いようで、
トップでやよいへとバトンパスしたようなんですが、やよいが一気にごぼう抜きにされて
しまい、万事休す。挙句の果てには目に涙をためて歩く形になってしまう、ということに。

さてこのシーン、非常に難しいところです。そもそもやよいは基本的にダンスタイプで、
足が遅いなんてことはないはず
。しかしこれについてはまわりのアイドルが皆年上で、
基本的な身体能力に差があるということ、そして気落ちした状態でしっかり走れないこと、
というあたりを考えればまだ納得のできる描写ではあります。しかし、抜き去られたことで、
ひかりの言葉が事実となってしまったと感じたのか、歩きだしてしまった、この描き方は
さすがにやよいを見くびり過ぎではないか
、という風に感じずにはいられません。

いつも元気なやよいですが、結構打たれ弱いところもある、それにそもそもまだ14歳の
少女である、というところはわかります。ただ、他のみんなの頑張りをここで無駄にして
しまうような行為に及ぶほど、やよいのプライドは情けないものではないはず
なんです。
そもそもこのアニメの7話で「やよいのプライド」についていい話があったにもかかわらず、
こんな姿を晒してしまっては、その話自体が台なしになってしまう
こともあるはず。

にも関わらずやよいをこう描いたのには、もちろん最後のの発奮材料、という大きな
理由があるのでしょう。しかしその理由を差し引いても、やよいをこう描いてしまったのは
どう見積もっても評価はしづらいところ。やよいのパーソナリティー自体に深くかかわる
ところで、なんとかここを上手く描いて欲しかった
ものですが…残念なシーンです。

とにかく、そんなやよいに発破をかけるのはやはり伊織。前を走る走者とかなりの差が
あるにもかかわらず、一人とはいえ抜き去る伊織の身体能力はやはり侮れないもので、
さらにその先をに託す、というシーンはここまでの喧嘩があったからこそ映えるもので、
非常に美しい描き方
。お互いを認めあっているからこそ、普段は真正面からぶつかる
いおまこの、ここ一番のこのコンビネーションというものは非常に素晴らしいものでもあります。

そしてそのは一気に前方数人をごぼう抜き、ひかりに続く2位へとつけるわけですが、
そこではが声援を送るシーンも描かれ、DSのシナリオを彷彿とさせるところでもあります。

また、黒井社長がここで初登場。慌てふためくこだまプロPを「小物が」と嘲笑し、
こだまプロは765プロのライバルたりえず、961プロが今後強敵として立ちふさがる、
ということを匂わせるような演出
を見せてくれます。

さて、はやはり足を痛め、ひかりとの距離を詰められなくなってしまうわけですが、
やよい伊織たちの声援を受け、雄叫びを上げながらの怒涛のラストスパート。
ビデオ判定の結果、見事に勝利を収め、やよい亜美真美が飛んで抱きつくシーンに。
まぁ最後の走者は何百メートル走ったのやら、ということも感じなくはないんですが、
の驚異的なイケメンっぷりが発揮され、非常に見事なゴールシーンとなったわけです。

ちなみに確認すると、765プロの走者の順番は以下の通り。

1.
2.貴音
3.雪歩
4.美希
5.あずさ
6.亜美
7.真美
8.春香
9.千早
10.やよい
11.伊織
12.

そして彼女らのスピードをレベル分けすると以下の感じになるでしょうか。

最速:
次点:美希千早貴音
早め:亜美真美伊織
普通:春香
遅い:やよい雪歩あずさ

こう見るとまぁ、うまくバランスをとった順番になっているのかな、という感じですね。

また、リレー後すぐに新幹少女のギャグシーンも入っていて、彼女たちは決して
憎むべき存在ではない
、ということが改めて描かれているのはいいシーンだと思います。

そして優勝した765プロを見ての876プロの感想というものもまた、印象的。外部の人たち
から765プロの結束力が語られる、というのは実は非常に難しいシーンであるはず
なんですが、
876プロだとそれが容易にできる、ということで、876の存在意義というものも感じられ、
そしてもちろん765プロの結束力の強さ自体も客観的に感じられる、うまい見せ方ですね。

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そして最後は伊織お得意のツンデレがに対して発揮される、というシーンで、エンディングへ。
それにしても最後の写真、その伊織を差し置いて、やよいの真横、ほぼセンターに入る
春香のセンター力
、これはやはり侮れない感じですね…。

それはともかくとして、エンディング曲は「GO MY WAY!」。言わずもがなのアイマスの代表曲が、
876プロとの共演バージョンで歌われ、背景絵の祝賀会シーンでも876プロが参加している、
という形で描かれていて、非常に楽しそうな雰囲気が伝わる、素晴らしい描き方です。

一体どこで出てくるのか、と身構えていた「GO MY WAY!」はこうして非常に適切な場面で
使われ、非常に納得のいくものとなったことに対し、非常に嬉しく思いました。


さてこの10話、7~9話と続いた個人回とは異なる全員回なんですが、フューチャーされたのは
やよい伊織、そしての3人。うちやよいは前述の通りあまり良い描き方もされなかった
わけで、実質的には伊織の二人の回だったと言っても過言ではないでしょう。

伊織については2話で早々に個人回を終え、そこで描写不足を感じたものの、7話でも
しっかり描かれ、そしてこの10話でもまた見せ場があった、ということで、伊織というキャラの
魅力はこの3話分で十二分に描かれた
のかな、ということを感じられます。

一方のは個人回はまだで、3話ではそれなりに見せ場があったものの、今回はより
大きく描かれた感じ。リレー出場宣言や、そのリレーのラストスパートなど、この上なく
カッコよく描かれたこともあり、少なくともの一側面はしっかり表現できている感じです。

またこの回自体をもう少し俯瞰的にみるならば、新幹少女を始めとする芸能界、アイドル界
自体がきちんと描かれたという意味で、非常に価値があるもの
であり、あるいは876プロが
登場するということで、既存のPを喜ばせる演出もできていて良かったのではないかと思います。

この回がこのタイミングできたというのは、竜宮小町とそれ以外のメンバーの対比を描きつつも、
765プロ自体の結束力には何ら影響を及ぼしていない、ということを表現するためであり、
ここしかない
、というものだったのだと思います。また伊織の二人で竜宮小町とそれ以外の
メンバーというものについて、描いた、という見方もできたりするわけですね。

この10話、やよいの描き方というところの不満は大いにあるわけですが、それを補って余り…
ありはしませんが、それはそれとして、しっかりとその役割は感じられる回だったと思います。



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第10話 みんなで、少しでも前へ Aパート

kage

2013/12/08 (Sun)

年に一度開催される『芸能人事務所対抗運動会』に、
竜宮小町の活躍のおかげで初出場することになった765プロ。
アイドル部門での優勝めざして、力を合わせて競技に臨む一同は、
人気絶頂のアイドルグループ「新幹少女」をかかえるこだまプロと、
僅差でトップを争う接戦を繰り広げる。
そんな中、新幹少女のメンバーのひとりに心ない言葉をかけられたやよいは、
ひどく落ち込んでしまい…。



10話は小鳥のナレーション通り、運動会回、ということで始まります。

競技自体は既に始まっていて、伊織の口喧嘩、というシーンになるわけなんですが、
お互い遠慮せず本気でぶつかりあえるこの雰囲気こそがいおまこ、といったところでしょう。
もっとも、P自身も反省していますが、この二人で二人三脚、ということ自体無理があったはず。
は個人競技、二人だとしてもとペアで、伊織もやはり個人競技が向くはずですしね。

また、そんな二人を仲裁しようと雪歩は間に入ろうとしますが、そこで「雪歩は黙ってて!」が
炸裂。本来はではなく春香のセリフですが、この流れ的には当然この二人になるわけです。

一方の貴音は飴食い競争で1位を獲得。二人三脚のような形だったのかどうかは
わかりませんが、ひびたかの相性の良さと、二人の身体能力の高さが伺えます

さて、亜美真美は「ミスター大運動会」ことスター綿野、テクノポップユニットのバリウムと
いったどこかで聞いたことのあるような芸能人達を双眼鏡でチェック。こういう名前を
あげることで、この大会の規模というものを表現している、といった感じですね。

その頃あずさはパン喰い競争に出場。上位には入れなかったものの、強いインパクトを
残したということで、こういうイベントにおいてはポイント獲得以上に大きな役割を果たした
ことになるわけですが、それを面白くなさそうに見つめるのが今回のキーマンユニット、
「新幹少女」ののぞみ。ここから伏線が張られていくことになるわけです。
また、ここで気になるのはあずさを呼び捨てにしている、というところ。
普段は「さん」付けのはずなんですが、本人に対して直接でなければ呼び名を変えるんでしょうか…。
ひびあずというのは非常にレアなカップリングであり、その関係性が定まっていない
ということが大いにあるのでしょうが、のキャラ付けのあり方をやはり疑ってしまう描写です。

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さていおまこは依然喧嘩中になっていますが、そこに律子が割って入り、伊織を呼びだす
というシーンに。ここで伊織は「お仕事が入っちゃったわ」と嫌味を残して去るのですが、
本来の伊織であればこんなセリフは絶対に吐かないはず。竜宮小町であること、
そしてそのリーダーであることにプライドを持っていることは当然あるのはずなのですが、
それをもってして現状売れていない他のメンバーを貶める、なんてことはそのプライド自体が
絶対に許さないはずなんです。それでもこのシーンではあえてそのことを口にする、
というあたりは伊織がまだまだコドモであると同時に、喧嘩の本気度も感じられるものです。
律子に指摘されずとも、心の底からそんなセリフが言いたいわけではないはずですからね。

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そうはいってもを始めとする他のメンバーは、竜宮小町との格差をやはり羨む、という
ことはある感じで、そこにはPも困ったところ。そしてそんな状況に対してハッパをかけるのは、
やはり春香
になるんですね。このあたりから765プロにおける春香の存在感というものの
大きさが目立つようになり、安堵の表情を浮かべるPからの信頼の厚さも感じられます


そんなハッパもあってか、765プロのメンバーは躍動。竜宮小町入りを狙い、テンションの
上がる美希を筆頭に、好成績をあげますが、それが新幹少女にとってご不満の様子。
彼女たちの言動からは、ライバルアイドルユニットということもあり、この芸能界、
アイドル界はキレイゴトだけではない、ということを感じさせられると同時に、
波乱の展開を予感させるような、そんな雰囲気も感じられるシーンとなっています。

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そしてその予感は「みんなのために勝たなくちゃ」と気合を入れるやよいが参加する、
仮装障害物競争で的中してしまうわけです。もっとも、ここでのアクシデント自体は
偶然によるものので、新幹少女のひかりに悪意があったわけではないはず。
ぶつかってしまった時の表情からは、明らかにそのことが読み取れるようになっています。

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そしてそんなやよいはひかりに対し、2位に対する称賛と、ぶつかったことに対する謝罪をする
わけですが、そんなやよいにひかりは非情な言葉を突き返し、激しいショックを与えます。

ここについてはひかりから直接絡みにいったわけでもなく、前のシーンをみての通り、
むしろ自分からぶつかってしまった事に対する罪悪感も多少はあったはずです。しかし、
汚れた考え方をもってしまった自分に対し、純粋でまっすぐ過ぎるやよいがあまりにも
眩しかったために、それが強い反感となり、この言葉になった
、と考えるべきでしょう。
ひかりだって絶対悪なわけでは全くないですし、こういった人間的なシーンがあることで、
ライバルでありながら憎めないキャラクターにもなり、同時にこのこと自体に対しては
765プロ側が憤りを感じてしかるべき、といううまい描写になっていると思います。

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ともあれやよい自身はショックを隠せず、他のメンバーにも心配をかけてしまうことに。
この時点ではまだ深刻なものとしては捉えていないようでもあるんですが。

そしてここで唐突にジュピターが登場。2話で冬馬が顔見せをして以降、全く出番の
なかった彼らですが、雪歩も知っているように、人気ユニットとして活躍しているという
ことがわかります。春香にしても冬馬とぶつかったシーンのことを覚えているようなんですが、
そのときにジュピターだと気づいていたのか、それとも後で知ったのか、というあたりは
何とも言えない感じ。なんにしてもかなり唐突な感じのジュピターの登場となったわけ
ですが、その状況がきちんと描かれたことで、今後の登場も予感させるものとなります。

続いて春香はチアリーディングを披露するのですが、それがまたも目立つシーンと
なってしまったことで、新幹少女の反感をさらに買うことに。さらにはその新幹少女の
いかにも悪そうなプロデューサーが登場、というシーンでBパートに続きます。

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第9話 ふたりだから出来ること Bパート

kage

2013/12/07 (Sat)

雪歩の残した言葉を受けて、捜査を続けようとする亜美真美に対し、デカ長改め律子から
捜査打ち切りという非道な宣告が。仕方なく亜美は次の仕事現場へ向かうことになる
わけなんですが、この時点でPは完全にこの捜査をコドモの遊び扱いしています。
まぁ、確かに遊びは遊びであり、亜美真美自身もそれを分かってやってる感じですけどね。

また、本来の被害者である伊織はもう何も言わないあたりは、やはりオトナというか、
セレブの余裕というか、そんな感じだと思われますが、一方のあずさの表情が作画の崩れ
なのかなんなのかよくわかりませんが、かなりコワイものになっています

このとき、あずさは一体どんな気持ちでいたんでしょうかね…。

というわけで亜美は仕事へ向かうわけですが、真美はPを引き連れて捜査を続行。
のいるレッスンスタジオをPの車に乗って張り込むわけですが、ここでのPからの
問い、「亜美と遊ぶ時間が減ってつまんないか」のあたりからの流れは少しだけシリアスに。
それに対する真美の「つまんないよ」の回答は実にストレートなものではありますが、
正直不自然な感じも
あります。それは「一緒に遊べない」ということに不満があっても、
「竜宮小町に亜美が選ばれ、真美は選ばれなかった」という事実については一切不満を
漏らさない
からです。普通に考えれば、この事実について嫉妬し、不平不満をPにぶちまけて
しかるべきのはずなんですが、真美はいっさいそんな事を口にしません。

ハッキリ言ってこれではあまりにも真美が聖人過ぎる、と感じてしまうわけなんですが、
本当にそういう感情を亜美に対してもっていない、とするならば、亜美真美の絆は
恐ろしいまでに強いも
ので、もしその感情があっても押し殺しているのなら、
それはそれで真美は恐ろしいまでにオトナ
、ということになるんだと思います。
これについては何とも言えませんが、前者であると信じたいし、また本編で描かれていなく
とも、律子やPからこれについてきちんとフォローがあったものだとも思いたいところです。

まぁ、亜美真美の両親、あるいは友達が一体これについてどう捉え、どう対応しているのか、
というところも気になるところですが、それを言いだしても埒が明かないでしょう…。

さて、レッスンスタジオからは貴音だけが出てきて、は出てこない、というシーンに
なるのですが、よくよく考えると貴音こそもっとも疑われてしかるべき人物のはず
なんですよね…。今回は容疑者候補にも上がらないあたり、亜美真美からはやよい
にはない信頼性がある、ということなのかもしれません…。

とにかく、は既にレッスンスタジオにはいない、ということで、真美は雨の降りだす中
事務所へ走って戻る、という展開に。そして一方の亜美はラジオ番組で冒頭の
ドラマについて番宣をしているうちに、ドラマと今回のプリン事件のシンクロ性に
気付く、という流れになってきます。そしてそのシンクロ性は亜美真美の動きにも
つながってくる、というあたりで、非常にうまい見せ方
だな、というところ。

もっとも、番宣で盛大にネタバレしてしまっていいのか、とか、765プロの照明はなぜ
全て消えていたのか、とかツッコミどころは満載
ではあるんですけどね…。

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なにはともあれ、の容疑も晴れ、竜宮小町の一行も事務所に帰還、雪歩の供述も
とれた、というところで事件はクライマックスを迎えるわけですが、ここでのシーンには
またしてもあずさがいない、ということに。ここでも逃げ隠れしているんでしょうか…。

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というわけで残った容疑者3名に対し、大がかりな罠を仕掛けるのですが、即席にしては
物凄い完成度の高さ。元々用意してあったとしか思えない
んですが…。またこの罠に対し、
皆が亜美真美に協力するあたりが765プロの団結力、なんでしょうかね。方向性が
思いっきり間違ってる感もありますが…。なんにしても、これにより犯人の特定に成功、
というより、美希があっさりと「食べたよ」と白状することで、事件は一応の解決となります。

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もっとも美希がプリンを食べたのは、食べようと思っていた「イケイケファンシーゼリー」が
何者かに食べられてしまったから、ということで、その「何者か」は亜美真美だったというオチ。
結局のところ亜美真美の独り相撲、ならぬ二人相撲だった、というような感じですね。

そして非常に楽しそうな二人の姿を見て、「今日のところはいいんじゃないか」と述べるP。
車中での真美との会話があってこそのセリフで、Pなりの配慮がうかがえるシーンでもあります。

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その流れのままエンディングに入り、曲は亜美真美の持ち歌「黎明スターライン」となります。
奇想天外・摩訶不思議なこの楽曲の世界観とバックの亜美真美のイラストの世界観、
このカオスな雰囲気こそが亜美真美で、この二人らしさ、この9話らしさが良く出ています。

…というわけで綺麗に終わるかに思われたのですが、その後にまさかのCパート。
衝撃のオチをまさかのあずさがかっさらっていく、というシーンがここに挿入されます。
このCパートというパート、アニマスではこの9話にしか使われておらず、その意味でも衝撃です。


さてこの9話、8話とは違ったタイプではありますが、基本的にはコメディー回、という形で
描かれました。亜美真美のキャラクターを考えればこの表現というのは非常にマッチして
いて、8話以上の完成度であった
、といってもいいのではないかと思います。

また、この亜美真美回については亜美真美の立場の違いを描くためにも、竜宮小町結成以降、
765プロ躍進以前に入れなければいけなかった
わけで、このタイミングでこの回がきた、という
ことについては非常に納得がいくところ。立場に差がついてしまったとしても、二人の関係性には
何の影響も及ぼさない、最高の双子、最高のコンビ、ということを描く必要があるはずですからね。

そういう意味で、この9話、前述の真美の気持ちが多少不自然に感じる点があるにはありますが、
非常にうまく描けていたのではないか
と思いますし、面白い構成であったとも思います。

構成という意味では、あずさが最後にオチをもっていったわけですが、直前の8話にあずさ回が
あり、かつまさかあずさが、という感じもあって、非常に大きなサプライズになったと思います。

では、そのあずさは今回の一連の騒動をどんな気持ちで俯瞰していたのか、というあたりは
非常に気になるところなんですが、恐らくバレないのならバレないままで逃げ通したい、
という気持ちがあったのではないか
、という風に思えます。一見するとあずさらしくもない
姿勢にも思えますが、あずさだってまだ21歳の若者。こういった姿勢・態度になってしまう
こともある、としたほうが、より人間的で、自然だという風に感じられます。そういう意味では、
あずさ回であった8話以上にあずさの内面が描けた、とも言えるかもしれませんね。

亜美真美に話を戻すと、「1st」では一人二役を演じ、「2nd」で別々に活動をするようになった、
という経緯があるわけですが、それでも今回の9話のように、「二人で一人分」として
アイマスコンテンツの中で描かれることは少なくありません。「13人」という人数は素数で
非常に扱いづらいので、「12組」として扱ったほうが楽
、ということも多分にあるでしょう。

「13人」はそれぞれ別、亜美真美もそれぞれ別の人間であるのだから、その扱い方について
100%肯定できる、ということはありませんが、この9話なんかをみると、やっぱり亜美真美
二人一緒にいてこそだな
、という風にも感じてしまうところでもあります。2クールある以上、
亜美真美、別々に個人回をつくることだって不可能ではなかったはずですが、そうは
しなかった。この9話は、その妥当性を感じさせてくれるくらいの、高い完成度だったと感じます。



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第9話 ふたりだから出来ること Aパート

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2013/12/06 (Fri)

竜宮小町の3人が主演する探偵ドラマの撮影が終わったある日の午後、
765プロを震撼させる事件が起こる。
伊織が自分へのごほうびにと、事務所のメンバー全員に買っておいた話題の超人気スイーツ
『ゴージャスセレブプリン』が行方をくらましたのだ。
プリンを食べた犯人を見つけるべく、探偵役をかってでた亜美・真美の2人は、
ノリノリで捜査に乗り出すが、その犯人はあまりにも意外な人物だった…!



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唐突に謎のシリアス展開から始まるわけですが、どうみてもおかしな雰囲気で、すぐに劇中劇だと
いうことが分かります。それにしても真犯人はどういった立場の人物だったのでしょうか。
身なりからして明らかに不審な人物なんですが…。とにもかくにも、小鳥のナレーション通り、
このドラマのつくりは今回の9話全体にもかかってくるものとなっているわけです。

さて収録を終えた竜宮小町のメンバーは律子の運転する車で次の現場に向かうわけですが、
その車中の亜美と、Pの車に乗る真美、いずれも同じことを言っている、というところがポイント。
双子のシンクロニシティというのはこの9話はもちろん、亜美真美というキャラクターにとって
非常に大事なところになってくる
わけですからね。

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さて竜宮小町側の車中では、伊織が自分へのご褒美として「ゴージャスセレブプリン」なる
スイーツを買っていたことを明かすのですが、このときのあずさの反応が極めて重要なところです。
もっとも、初見でこのあずさの反応からオチを見抜くのは相当に難しいわけなんですけどね。

そして事務所に戻った伊織亜美真美とともにウキウキ気分で冷蔵庫を開けるのですが、
そのゴージャスセレブプリンがなくなっている、という衝撃の事態に。

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というわけでプリンを食べたであろう犯人をつきとめるべく、推理(ごっこ)が始まるわけですが、
この場にあずさがいない、というところが実はヒントにもなっている感じですね。このとき
どんな気持ちで、どこに逃げていたのやら、というところは気になるところなんですが…。

ともかくこの展開になったことで亜美真美は完全にノリノリ。それに乗っかる小鳥もどうなのよ、
というところですが、事務所の誰かが食べてしまったのは確実で、その犯人を見つけたいという
のはあるでしょうし、とりあえず亜美真美に乗っかっておこう、というところでしょうか。

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そんな小鳥からの供述を得た亜美真美は、事務所に戻ったやよいに事情聴取を行います。
完全にネタモードに突入している亜美真美に困惑しつつもちゃんと乗ってあげるやよいの姿を
見ると、亜美真美がこういうネタを展開することは日常茶飯事なんだな、という風にも感じます。

また、「プリンぐらい食べたことあるよ」というやよいに対し、「またまた」「ありえないっしょ」
と返す亜美真美は流石に馬鹿にし過ぎな感もありますが、一応ギャグ描写なのでそこに突っ込ん
でも仕方のないところ。恐らくこの言動自体は「Eternal Prism 02」の、高槻家に自家用車が
ない事に対する指摘のオマージュ
なのではないと思われるわけなんですが、そのときとは
シリアス度が全然違う感じではあります。もっとも、プリンと車では全くレベルが違う話ですが…。

さてやよいの容疑が晴れたところで、今度はにターゲッティング。まぁ言いがかりというか
無茶苦茶な理屈でを責めるわけですが、も当然シロ、ということがわかるわけです。
もっともこのシーン、の乙女チック度をあらわす場面にもなっていて、それをこういう描写で
描いた、というあたりは上手い表現
だな、という風には感じます。

そしてそんなから、雪歩についての供述を得て、今度は雪歩にターゲッティング。とはいえ
雪歩に対しては犯人だとは思っていないようで、そのあたりがやよいとは違う感じ。
日ごろの行いの違い、ということなんでしょうかね。亜美真美から見た姿ですが…。

そして雪歩は悲鳴をあげると同時にキッチンで倒れてしまうわけですが、「ひび…」という
意味深な言葉を残し、亜美真美に次なるターゲット、を指名する形になってしまいます。

そんな無茶苦茶な流れでBパートへ。


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第8話 しあわせへの回り道 Bパート

kage

2013/12/05 (Thu)

BパートはあずさもPもいなくなり、美希一人で撮影を続ける、というところからスタート。
あずさ達の状況を聞いても、を「菊地くん」と呼ぶ女性スタッフも、男性カメラマンも、
美希の話なんて多分信じていないんじゃないか、というくらい軽い返しとなっているわけ
なんですが、実際のところ限りなく胡散臭い話ですからね、現実ではあるんですが。

また美希はこのチャンスを逃さず、カメラマンに猛アピール。ウィンク一発で
カメラマンを魅了するあたりが美希ならでは、といったところでしょう。

さてあずさを追い続けているわけですが、ウェディングドレス姿の花嫁をあずさ
勘違いし、抱きついてしまいます。服装が同じでも、明らかに髪が違うのに、
果たして間違えることなんてあるんでしょうか…。まぁウェディングドレス姿で
中華街を闊歩する女性なんてあずさ以外いない
、と思っていたのでしょうけれど…。
そんなに対し、花嫁も「結構カッコ良かったわね」なんてコメント。女性受け抜群の
のイケメンっぷりが再確認できると同時に、花嫁の面食いっぷりもここでわかるわけです。

そして場面はあずさが海に面した公園を歩き、悩める画家のイマジネーションをかき立てる、
というシーンに。ここでなんと新曲、「晴れ色」が流れるというサプライズがなされます。
5話で新夏曲の2曲こそあったものの、個人の新曲としてはアニメ初となるこの曲。
これまでの個人回でも新曲はなかっただけに、ここでの登場に非常に驚きました。
実際のところ、あずさの持ち歌でここでの雰囲気に合うものが既存曲になかった
ということが大きいのだとは思いますが、13人の中でも「推される」メンバーとは言えない
あずさに対し、誰よりも早く新曲が与えられたのは非常に嬉しいことでもあります。

さて、そんな「晴れ色」をバックに、あずさは港町を満喫。街行く人はもちろん、
外国人グループや多数の猫達、赤ん坊、サーカスのゾウやキリンまで魅了するのは、
他称大げさではありますが、あずさの内外からあふれ出る美しさの表現に他ならないでしょう。

一方のは中華街で黒服軍団と激しいバトルを展開。ハリウッドのアクションスターか、
あるいはそれ以上の脅威の身体能力を発揮
し、黒服に対し互角以上に渡りあいます。
この黒服、後に分かるように石油王のSPなんですが、そういう人物は、プロの格闘家を除けば
身体能力は世界トップクラスのはず
。そのSPに対し互角以上に戦えるの戦闘能力は…。
持ち歌である「エージェント夜を往く」をバックにその凄まじさを痛感させられます。

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その頃あずさはというと、路上で腹痛を起こした占い師に店番を頼まれて、それを引き受けて
しまうわけですが、そこに謎のエスニック系イケメンが登場。明らかに日本人ではありませんが
非常に流暢な日本語を操り、あずさに占いを頼みます。占い好きなあずさではありますが、
易占いはできないようで、非常に適当な方法で占いを実施。イケメンも本気で占いに
頼ろうとしていたわけでないようで、笑顔と小切手を残し、その占い結果に従います。

一方の美希はノリノリで撮影。カメラマンを完全に虜にする一方で、女性スタッフは
イマイチの様子
美希のカリスマ性は女性さえも虜にするものだと思うんですが、ここでは
一人冷静な立場の人間が必要な描写なので、この女性がこの態度なのは仕方ないでしょう。

そしてあずさはタクシー乗り場に行くはずが、観覧車に乗ってしまう展開に。並ぶ列を間違えたに
しても、それに律儀に乗ることはないはずですが、乗ってしまう。このあたりもあずさらしさかと。

また、は「迷走Mind」をバックに黒服との戦闘を継続中。ステレオタイプ的な中国人シェフを
はじめ、何もかもがコミカルな演出。さらにはそのコミカルさを強調するような、あずさ
デュオ曲、「shiny Smike(REM@STER-A)」も使われる始末で、コメディ色一色に。
それにしてもREM@STER曲がまさか使われるとは思っていなかったので、これもサプライズ

とにかく、花嫁を追いかけるあずさと、そのあずさを追いかけるP、、黒服、etc…。
このドタバタ感はこれまでのアイマスにはなかった演出で、かなり意外な感じ
まぁ、ここまではっちゃけられると、もうそれはそれで笑うしかない、という感じなんですがね…。

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そして公演で撮影をしようとする美希の前に、花嫁があらわれるわけですが、美希もまた
花嫁をあずさと間違えます。この演出を2回、黒服を含めれば3回やるんだったら、
花嫁のビジュアルをもう少しあずさに似せればよかったのに…
と言わざるを得ませんね。

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なんだかんだであずさは無事花嫁に指輪を返すことに成功。そこにエスニック系イケメン、
改め石油王が夕日をバックに参上し、すぐさまプロポーズ。元々決められていたことだとは
いえ、相手がイケメンと知ってOKを出す花嫁はどうなのよ、という感じですが…。

後日の765プロ、今回撮影された写真が掲載された雑誌は増刷に次ぐ増刷で、あずさ
竜宮小町の知名度アップ、ということなんですが、雑誌の増刷というのは普通はあまりなく、
その凄まじい売れ行き、そして竜宮小町の人気のアップ具合
がよくわかる表現です。

最後はあずさへ友美からメールが届き、それがオチとなってエンディングへ。
そのエンディング曲も新曲、竜宮小町の「ハニカミ!ファーストバイト」。あずさの妄想結婚式を
バックにかかるこの曲、非常にコミカルな感じの曲で、この8話のエンディングにピッタリです。


この8話、これまでとは全く雰囲気の異なるコメディ回となっていて、他の回とは違った
楽しみ方ができるものとなっています。もちろん、大前提にはあずさ回、というものも
あるわけなんですが、2話~4話の他の個人回と異なって、あずさの成長的シーンで
あったり、Pとの信頼構築であったり、というものは一切描かれていません


今のあずさの魅力というものを、コメディーという世界観の中でうまく表現した、という
形のもので、この回を受けてあずさの何かが変わる、というものではないんですね。
そういう意味ではあずさは既に完成しているキャラクター、といってもいいのかもしれず、
最年長メンバーということもあり、そういう扱いにせざるをえないということもあるでしょう。

ただ、あずさだって実際にはまだ21歳。成長の余地は十二分に残っているはずで、それを
描く、ということも可能ではあったはずなんです。さらに言えば、今回はあずさの心理的なものは
ほとんど描写されておらず、「周りの人を幸せにする」という持ち前のオーラが描かれただけ

と言ってしまってもいいものになってしまっています。

コメディータッチの表現自体は決して悪いものではなく、全体を通して言えばメリハリのために
あってしかるべきでもあるんですが、あずさ回としてみると、どうしても物足りない
キャラクターの性質上、成長表現が難しいこともわかるのですが、彼女だってプロデュース対象の
アイドルなんです。Pとの信頼関係についてはやよい同様描写しようもないのは事実でしょうが、
それでももう少し彼女なりの悩みなりといった心理的な描写がないとには、どうしても
浮いてしまうというか、「プロデュースしている感」が伝わってこなくなってしまうのです。

個人回のこの8話以降、あずさの見せ場はそれほど多くありません。キャラクターの立ち
位置的にそうならざるをえないのは、ある意味仕方ないところ。でも、だからこそ、
この個人回ではあずさの内面をもっと描き、そのパーソナリティーを見せて欲しかった

あずさは「あらあらうふふ」と笑っているだけのお姉さんではないのですから。



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第8話 しあわせへの回り道 Aパート

kage

2013/12/04 (Wed)

教会で結婚雑誌のモデルの仕事をすることになったあずさ、美希、真の3人。
三者三様のウェディング姿で、ドレスのよく似合うあずさは嬉しそうな笑顔を見せる。
ところが撮影の合間に、突然現れた黒服の男たちにあずさが連れ去られてしまう事件が発生。
黒服たちは逃げ出した花嫁を探しており、誤解はすぐに解けたものの、
見知らぬ場所にひとり残されたあずさは、完全に道に迷ってしまい…。



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結婚式会場でウェディングドレス姿のあずさが撮影されるシーンから8話はスタート。
これが大きい仕事かどうかはともかく、きちんと仕事のシーンが描かれることで、
あずさの所属する竜宮小町がそれなりにうまくいっていることがすぐにわかる描き方です。

また、美希も同様にウェディングドレスですが、はタキシード姿…。765プロにおける
扱いというものが良く分かるシーン
になっているわけですが、美希がそれを上手くフォロー。
このあたりがみきまこの関係性、といった感じですね。

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撮影が一旦休憩に入る際、あずさは「自分はもっと早く結婚するものだと思っていた」という
衝撃の発言をかますわけですが、周知の通りあずさは現在21歳。一体何歳で結婚するつもり
だったのやら…
というところですが、それをスルーするPはなかなかの敏腕っぷり。

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そしてあずさは自身のウェディングドレス姿の写真を唯一の友人である友美にメールで送る
わけですが、その返信電話が異常に早く、あずさも思わず「はーやい」とあまり普段は言わない
ようなセリフを、言わないようなテンションで呟きます。妙に素っぽく、普段が何か演じている
声なのではないか
、と思ってしまうくらい、普段のあずさとは違う雰囲気です。

そして電話をしながら、席を外すために控室からでるわけですが、あれよあれよといううちに
建物の外に。あずさ方向音痴&超移動能力の一端が垣間見れるシーンとなっています。

そんなあずさの元に一人の花嫁が駆け抜け、小さな箱を落としていったかと思うと、謎の黒服
集団が登場。今までのアイマス世界の世界観にはあまりいなかったタイプのキャラクター像で、
ちょっと驚きもありますが、この時点でもコミカルさは既に滲み出ている感はあると思います。

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そして戻らないあずさは探しに出るわけですが、たまたま黒服集団があずさを連れ去る
場面を目撃。すぐさまPに報告し、「今すぐ助けに行きましょう!」と提案するのは
流石ののイケメンっぷり
。Pもそれに乗っかるわけですが、常識的に考えて警察に通報する
のが最優先事項のはず
では…。あまりにも非現実的な場面に遭遇したが動転するのはともかく、
Pはもうちょっと落ち着いたほうが…。美希に代役を頼む冷静さはあるようなんですけどね
無論、このあたりはシナリオの都合だということはわかりますが。

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一方で誘拐されたあずさは人違いの可能性を申告。このあたりの落ち着きっぷりは
Pとの対比にもなっていて、流石あずさ
というところ。それにしても写真を持っていながら
人違いを起こす黒服…そのマヌケっぷりが思いっきり露呈されます。またあずさの捨て際の
セリフが丁寧語であることも、ユーモラスに感じられるものです。しかしその黒服連中、
すぐさま本物の花嫁を見つけ出します。この能力は一体どこから出てきたのやら。

そして車から捨てられたあずさは当然のごとく迷子に。街中をウェディングドレス姿で歩く、
というのは非常に目立ち、人目を惹くわけですが、街ゆく人々の視線は、単にそれだけでは
なく、あずさ自身の美貌に目が捉われて、ということもよくわかり、あずさの高い
ビジュアル能力を客観的に表現するのに非常にうまい描き方だと思えるシーンです。

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さて、タクシーに乗る、という選択肢がすぐに見つかるあたりはあずさにしては意外と
ナイスな発想なのですが、道行く老婆を助けるためにそのチャンスを潰してしまいます。
このあたりは外面だけではない、あずさの内面の美しさを描くシーンになるわけですね。

一方のとPは黒服軍団の乗る車を発見。タクシーに乗って追いかけるわけですが、
どういうわけだか黒服軍団は達の目的を勘違い。誘拐シーンが目撃されたことに気付いて
いないにしても、常識的に考えればあずさの身内だとわかるはずですが…。
これもストーリーの都合、と言ってしまえばそれまでなんですけどね。

逆送する黒服車に対し、タクシーを降りて追い掛けるわけですが、Pがしっかり領収書をもらう
シーンも描かれます。このあたりは普通のサラリーマンっぽさを感じる、生々しいシーンですね。

一方のあずさ老婆を無事息子と引き合わせることに成功。目的地にたどり着けずとも、
本質的な目的は達成できてしまうあたりが、あずさの持った運の強さを感じさせます
ね。
これまでもこういう調子でうまく生きてこれたんだろうな、という風にも思えるシーンです。

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そして黒服軍団はあずさのいる中華街まで追いかけるところまで成功しているわけなんですが、
なぜかが上空から飛び降りる形で颯爽と登場。カッコイイシーンなんですが、どこから
飛び降りてきたのやら、と思わずにはいられない演出
でもあります。また、黒服は
を「さっきの奴」呼ばわりしますが、多分を女性ではなく男性だと勘違いしいそう…。
まぁこの格好で、この大アクションを決めればそう思ってもしかたないのかもしれませんね。

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その頃あずさはというと、母親と逸れた子供たちに肉まんを買い与えているわけですが、
一体どこからお金が出てきたのか…。撮影用のウェディングドレスであっても、貴重品として
お金はちゃんと身につけていた、ということなら、結構危機管理意識が高い感じですね。

そして子供たちに肉まんをふーふーしてあげるシーンを目撃した人々が、こぞって肉まんを
買おうと店に詰めかけるわけですが、このあたりからここまでもあったコメディ色がかなり
強くなってくる感じ
。人だかりからドタバタ感を強く感じる、ということもあるからでしょうね。

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子供たちを無事母親と引き合わせることに成功するシーンで、Bパートに続きます。



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第7話 大好きなもの、大切なもの Bパート

kage

2013/12/03 (Tue)

Bパートは妹弟たちと伊織が待つ食卓にやよいが大盛りのもやしを持って
参上するシーンからのスタートします。

そう、予告通り「もやし祭り」が始まるわけですが、伊織はかなり不審そうな顔。
そもそも伊織はもやしなんて食べたことがあるのかさえ怪しいですしね…。

そしてやよいが準備を始めたタイミングで、がテレビをつけますが、勝手に人様の
家のテレビをつけるというのは結構マナー的にダメだと思うんですが…。
奔放なだからこそ、かもしれませんが、だってもう少し常識があるはず。
もちろん、それに伴う停電、というネタを出すための演出であることは十分わかるんですが。

さて、テレビをつけたときにやっていた番組は「ヤキニクマン」。アイマス世界において
子供たちに大人気のアニメ番組で、亜美真美も大好きな番組ですが、そこにさりげなく
「ブンタ」「アシゲ」「モニョ」という、R4U時代につくられたキャラクターが登場
こういった細かいネタからも、アイマスが積み上げてきた歴史の重みを感じられます。

というわけで停電がありつつも「もやし祭り」を高槻家とは楽しむわけですが、
伊織は箸を付けられない様子。それでもやよいに勧められたために食べてみたところ、
その表情は一変。普段A級どころかS級グルメばかり食べているであろう伊織にとって、
B級どころかC級、下手したらD級の「もやし祭り」、さぞかし新鮮な味がしたのでしょう


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また、味噌汁にもさりげなくゴーヤが使われており、を喜ばせることにも成功。
しかし、そもそもは自分で沖縄料理をご馳走する、とか言っていたはずでは…
やよいの気遣いと同時に、のいい加減さが感じられてしまうシーンとなってしまっています。

そしてやよいは自然な形で伊織に「毎日来てくれたら」と思わず言ってしまうわけですが、
長介としては面白くない表情。自分の日ごろの手伝いが足りていない、と言われてしまって
いるのも同然ですからね…。さらにタイミングの悪いことに、浩二が長介のもやしに
手を出してしまったために、思わず叩いてしまいます。そしてそれに対するやよい
「叩くことないでしょう。浩二に謝りなさい」のお叱りが飛ぶわけですが、この口調は
765プロにおけるやよいからは絶対に聴けない「お姉ちゃん」としてのやよいのもの


亜美真美に対してもお姉さん振ろうとする姿はありますが、ここまでの厳しい口調は
まずありえないわけで、姉弟だからこそ、というシーンで、異様なまでの生々ささえ感じます

さらに反論する長介に対し、「一番お兄ちゃんなんだから」と返すやよいきょうだい関係に
おいて「お兄(お姉)ちゃんなんだから」は一種の禁句
であるわけですが、そこまでやよい
頭がまわらない様子。というよりも、自分自身が「一番お姉ちゃんだから」頑張っているわけで、
それを当然と思っている節もある感じ
。このあたりは家庭によりけりでしょうが…。

実際長介も普段はそれを意識して頑張っているようですが、今回はここまで溜まった
フラストレーションもあって、「好きなアイドルなんかやってくせに」「姉ちゃんなんか嫌いだ」と
爆発し、思わず家を飛び出してしまうことになってしまいました。

それに対してやよいは呆然。普段はこんなことないからこそで、そのままもやし祭りを
続行しようとする姿は、痛々しさを感じる以外の何ものでもなくなってしまい、また心配する
対しても敬語ではなくてタメ語で返してしまう
あたりも、動揺の大きさをうかがわせます。

そして食後も一向に帰ってこない長介に対し、「ショック」と口にするやよい。しかしそれに
対し「多分本心じゃない」と長介の言動を鑑みてのフォローを伊織がするわけですが、
伊織にとっては兄弟が「アイドルを応援」する姿が非常に印象的に映ったのでしょう。
自身の兄達は応援などしてくれていないわけですからね。一方のは動物に例えてすぐ探すよう
促すわけですが、これはちょっとどうなのよ、という感じ…。「大切な家族に何かあったら」と
いう言葉もあって、そのあたりに説得力が生まれたのは良い感じですけどね。

というわけでやよいが長介を探しに外へ、伊織は他の妹弟達のお守で家に残ることに。
そこで伊織はPの言葉を思い出し、「念のため」Pに連絡し、やよいの元にPが駆けつけます。
そこでPがやよいにかける言葉、「必ず見つけるから」はやよいにとって非常に心強いものと
なったでしょう
。たとえ伊織が自分より年上であったとしても、同年代であることに変わりない
わけですが、大人であるPからのこの言葉というのは全く別。Pとアイドル、というよりも、
大人と子供、という意味でここでは非常に大きな価値のあるコミュニケーションになったはずです。

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一方の伊織はかすみ達を寝かしつけるわけですが、中々うまい感じで布団に入れることに成功
しています。子供たちとの遊びがやや苦手っぽかった伊織ですが、すっかり馴染んだ感じですね。

そして伊織はPに再度電話。「まだ見つからない」と返すPに対し、一瞬躊躇しつつも、
ハッパをかける形で叱責。このあたりは伊織ならではのやり方ですね。呼んだら実際に
駆けつけてくれたPに対する感謝と敬意はこの時点でもあるはずなんですが、それを
ストレートには表現しない、できない
。その気持ちをこう表現するのが伊織、というところです。

さてPとの会話で「家の中」というヒントを得た伊織は長介を物置の中から発見します。
そしてここからの伊織と長介の会話が非常に印象的なもの伊織からすれば「友達の弟」、
長介からすれば「姉の友達」、こうした微妙な距離感だからこその会話ですが、同意を
求める長介に対して「わからないわ」と切り捨てるのも伊織ならでは、というところ。

実際にはもちろん切り捨てたわけではなくて、ハッパをかける意味が多大にあるんですが、
こうしてみるとPに対する対応と長介に対する対応、やり方はあまり変わらない感じですね。
もちろん、中身は違っていますけれど。そしてやよいのプライドについて伊織は語り、
その言葉は長介にも響くわけですが、後の10話があることを考えると、中々…
この時点では非常に良い話となっているんですけどね…構成ミスとしか思えない感じです。
それはともかくとしても、これだと長介は伊織に惚れちゃいそうな感すらある流れなんですよね。
それはそれで中々面白そうな話ですが、妄想の域は出ない話でもあります。

そしてやよいとPとともに自宅に駆け付けて帰宅。長介と抱き合うシーンは伊織
でなくとも思わず涙ぐんでしまうような、綺麗な演出となっています。

その後、伊織はPとともに帰路につきます。ここのPに対する伊織の態度も
電話のときと変わらないものですが、対面なことでそれがより強く出ている感じですね。
なんにしても、伊織からPへの信頼がまた強まった、とうことは確実に言えそうです。
また、竜宮小町結成によりPと伊織との距離も少し離れてしまうのでは、という雰囲気も
あったように思われましたが、この描写でそんなことはない、ということが描かれたという
こともあり、そういった意味でも些細ながら非常に大事な場面だと言えそうです。

さて、その翌日だと思われる高槻家の朝。普段はやよいに起こしてもらっているであろう長介が
朝から自分で起きており、やよいが驚くというシーン。「プライド」はそのまま伊織
受け売りではあるんですが、その姿にやよいは「頼もしい」と感じるわけです。

そして最後はやよいの「朝ごはんできたよー!」でエンディング入り。曲はそのまま
「おはよう!!朝ご飯」へと綺麗に流れていくわけです。バックに流されるのも、やよい
仕事姿でもありつつ、やよいの姉弟たちとの姿も描く、という、この7話にこれ以上なく
相応しいシーン
。最後のやよいの満面の笑みも美しいものです。


さてこの第7話、竜宮小町結成の6話の直後ということなんですが、その竜宮小町の
話はほとんど関係ない、やよい回が展開されたわけです。やよいについては家族の存在が
そのパーソナリティーにとって非常に重要なわけですが、それを真正面から描き切った

ということで、個人回としては非常に素晴らしい出来になったものだと感じられました。

一方で、Pとの信頼構築という意味では、長介探しを手伝ったとはいえ、あまりそこに重点が
置かれたものとして描かれませんでした。しかしそれはそもそもやよいは基本的に、全面的に
Pを信頼するようなタイプであるために、そこを描く必要がなかった
ことのあらわれでもあります。

また、伊織についても見せ場が多く、活躍度から言えばやよいをも上回るくらい。
伊織については2話で個人回を終えているわけですが、竜宮小町結成後、改めてPとの
関係性を描く必要があった
ので、やよいおりにかこつけてここで描いた、という感じでしょう。
竜宮小町のプロデューサーは律子であるわけですが、Pと竜宮小町メンバーとの関係性が
これまでとは大きく変わるようなものではない、ということを示す必要があるはずですからね。

もちろん、2話で描ききれなかった伊織の魅力を補足的にここで描けた、と言う意味でも
非常に上手い構成
で、やよいおりでありながらも、その関係性だけに捉われず、二人の魅力を
同時に表現する、ということができた、非常に完成度の高い回だと言えるでしょう。



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第7話 大好きなもの、大切なもの Aパート

kage

2013/12/02 (Mon)

ひょんなことから、やよいの家で夕飯をご馳走してもらうことになった伊織と響。
大家族の長女であるやよいは、仕事で帰りの遅い両親の代わりに、
毎日食事の支度や弟たちの世話をしているのだという。
今日は毎週恒例の『モヤシ祭り』が行われるとのことで、
スーパーのモヤシ特売をくぐり抜けながらやよいの家を訪れる2人だったが、
そこで元気いっぱいのやよいの兄弟たちの出迎えを受けて…。



第7話は水瀬家の豪邸に生放送のテレビ番組がやってくる、というところから
はじまります。メインのターゲットではないにせよ、レポーターが伊織を軽視し過ぎで、
流石に違和感がある内容。セレブの一人娘が現役アイドル、なんてこれ以上ないネタの
はずなのに、対応が酷すぎます。もっとも、これは竜宮小町がまだまだ名前の売れていない
レベルである、ということをあらわすための描き方
に過ぎないはずですが…。

また、家族の話について振られ、露骨に不機嫌になる、と言う描写もまた、
伊織のパーソナリティー
の表現の一つであり、大事な場面ではあると思います。

そして、そのテレビ番組を見るやよいにはあまりの豪邸っぷりが伊織の「家」だとは
思えず、「博物館」などと思ってしまうわけですが、はちゃんと家だとわかっていたようです。
そもそも冒頭でちゃんとレポーターが説明したいたのもありますが、少しはが大人に
見える描き方になっていて、ちょっと安心できるシーンでもあります。

さて後日、番組で無茶をしてしまった伊織に対し、Pが少しお小言を言う場面となる
わけですが、「チャンスを利用しようと思っただけ」と語る伊織には当然悪意があったわけもなく、
Pとしては難しいところ。挙句の果てには「事前に相談くらい」というPに対して「竜宮小町の担当は
律子でしょ!」「あんたには関係ない」と伊織は返してしまいます。

しかしそこで極めて真面目な姿勢で「そんなことない。同じ765プロの仲間なんだし」と返答。
この対応は伊織も厳しい表情を崩すくらい効果的で、非常にうまい接し方だと思われます。
まさにパーフェクトコミュニケーション、といったところ。

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最初の返答とは異なり、「あんたのアドバイスなんていらないわよ!」とは言いつつも、
「頼りにして欲しかったらもっと頑張りなさいよね」と言うことで、何かあれば頼る可能性も
ある、という返事になっている
わけです。そしてこれが後への伏線にもなってきます。

そんな伊織の怒りはPではなく番組、そして家族に対する思いへと変わっていくわけですが、
その場に居合わせたと意気投合。さりげなくの家族構成についても僅かながら
触れられるわけですね。のパーソナリティーにとっても家族というのは大事な位置づけに
なる
ので、こういった些細な描写ではあっても、きちんと触れられるのは嬉しいところ。

一方やよいの家族はみんな仲良し、という話を聞いて思わずため息の伊織。恐らく伊織
そういったやよいの家族のあり方に対する羨望があると思われるわけですが、ここでは
ため息となってしまうところ。そして気晴らしにやよいに「美味しいものを奢る」と話を
持ちかけるわけですが、ここで「奢る」なんて言ったのはやよいがいるからに他ならないでしょう。
曲がりなりにも年上のだけなら、誘いこそすれ「奢る」なんてことは多分言わないはずで、
そのあたりは伊織の気遣いかと。もし亜美真美だったらどうか、というのは難しいところですが…。

さてそんなお誘いをやよいは「夕ご飯作らないと」と断りを入れそうになりますが、それを
逆手にとって「うちでご飯食べようよ!」に転換。これには伊織も非常に嬉しそう。
ここまで計算づくで伊織は誘ったのではないか…なんてことは流石にないでしょう…。

そして夕食の材料を回に伊織曰く「庶民のスーパー」に3人で立ち寄る流れとなります。
「食事の支度はコックがするものでしょう?」なんてセリフはセレブ以外の何ものでもない
わけですが、このスーパーにおいてはやよいのほうが何枚も上手で、適当に買おうとする
伊織に対し、普段見られない剣幕でちゃんと選ぶように迫ってしまうシーンも。これには流石の
伊織もたじたじ、というところで、やよいの魅力の一面が見られる場面でもあります。

お得意のガルウィングまで披露するやよいに対する伊織の視線というものも、いつもの
やよいに対するものとちょっと違った感じで、尊敬的な意味も込めたもの
に思えます。

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そしてもやしを大量に買い込んだ一行は、寂れた感すらある道のりを歩き、やよいの家へ
向かうわけですが、道中の会話では今回のキーでもある「もやし祭り」の話であったり、
あるいはやよいのパーソナリティーにおいて重要な家族の話であったり、というものが
展開され、些細な描写ながらも大事なワンシーンだと言えるでしょう。

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高槻家に到着した3人なわけですが、は「二階建てだぁ」、伊織は「ジャンバルジャンの
家より小さい」と漏らします。どちらも馬鹿にしているわけではなくて、は恐らく沖縄に
おける平屋のイメージから
(実際には現代の沖縄は平屋が多いわけではないようですが)、
思わず出たセリフで、伊織については悪気など一切なく、正直に出たセリフになるでしょう。
伊織にとってこういう家自体が想像の範囲外であった、ということですね。

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そしてそんな3人を出迎えるのはやよいの5人の妹弟たち。小さいながらも楽しい家で
ある、と言う雰囲気はこの時点で存分に感じられます。

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さて、赤子である浩三のミルクやもやしを買うのに伊織に手伝ってもらった、と話す
やよいに対し、長介はちょっとおもしろくなさそうな感じ。このあたりから既に長介の
気持ちに僅かながらの傾きが生じ始めてしまっている
ように思えます。

一方のは浩太郎達と仲良く戯れ、伊織はそれを見て笑う、というシーン。
子供との接し方と言う意味では、のほうが伊織より上手い感じですね、流石に。

そしてやよいはエプロンを身につけ、夕ご飯を含めた家事全般に取り掛かるわけですが、
ここでかかる曲が、やよいの代表曲である「キラメキラリ」。曲をバックに、伊織がかすみ達と
遊ぶシーン、やよいが家事に全力で取り組むシーンなどが描かれ、大変そうでありながらも
非常に楽しげな雰囲気と言うものがこれ以上なく伝わってくる
ものとなっています。
中でも印象的なのは、浩太郎や浩二と戯れると、かすみと漫画のようなものを読む伊織
という描写です。元気ハツラツなは幼い少年たちに人気、一方もう少し女の子っぽい
伊織は、かすみからすると憧れ的存在になるのか、慕われているような感じです。

やよいが妹弟たちに765プロのメンバーについて日ごろどう話しているのかわかりませんが、
仲の良いうえに、竜宮小町としてテレビでも活躍した伊織についてはよく話していると
思われ、かすみはそれを聞いて伊織に憧れを抱いていた、なんてこともあるのかもしれません。
その憧れと言うのはやよいから見た伊織、というのと非常に似たものでもありそうですね。
あるいは長介なんかも伊織について既に何か思うところはあるのかもしれません。
もっともこの年頃の少年に、少し年上のお姉さんというのは非常に接しづらいものでも
あるはずで、そのあたりに悶々としいててもおかしくないわけですが…。

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さて、そんなこんなで日も暮れ、伊織が疲れ果ててしまうわけですが、そんなときに
浩三にミルクをあげている長介に伊織は「あんたは遊ばないの?」と声をかけます。
それに対し「できることはちょっとずつ手伝うようにしてる」と返す長介。これに対して
伊織は感心する表情を見せるわけですが、ここも伏線となってきます
それにしても、長介より年上、つまり姉のはずのかすみはこれでいいのか、という
あたりがどうにも気になってくるとことですが…。「お姉ちゃんなんだから」は
あまりよい言葉でもありませんが、やはり長介と比べた時のかすみの呆けっぷりは
ちょっと違和感があるというか、大丈夫なのかなと心配になってしまうくらいですね。

そしてやよいが夕ご飯を作り終えたところで、Bパートへと続いていきます。



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(2011/12/29)
中村繪里子、長谷川明子 他

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