9thライブで危惧される事案について 前編

kage

2014/07/13 (Sun)

7/27 23:55追記

該当企画について、主催者より中止が発表されました。具体的には以下でご確認ください。

http://twipla.jp/events/99237


(仮)9thツアーファイナルにて「虹色ミラクル」で
765ASに虹をかけませんか?


さて、気付けば目の前に迫っている9thライブですが、現在こういった企画が持ち上がっています。

http://twipla.jp/events/99237

簡単に言えば、9thライブ東京二日目の「虹色ミラクル」の際に、サイリウムで会場に虹色に
見える風景をつくろう
、という企画なわけですが、これは当然有志のPによる企画であります。

私は散々このブログでアイマスの公式展開を批判してきたし、ライブにおいてマナーが悪い、
「不特定の人たち」などをも批判してきましたが、これまで「特定の人たち」に対して
意見をしたことはありませんでした。それは当然、「マナー」としてそんなことをするべきでは
ない、という大前提があるのはもちろんのこと、そもそもそうまでして意見しようというものが
存在しなかった、ということでもあるんですが、今回はあえて「特定の人たち」に対して
意見をする形
をとらせていただきます。これについては当然自分としてもするべきことか
どうか迷ったわけですが、やろうとしている企画の規模などを考え、こうした形で
名指しして意見をすることは妥当性があると判断し、今回そうさせていただきます


さて、この企画について結論から先に言いますと、私は反対です。

9th東京二日目に私は参加しますが、たとえこの企画用のサイリウムを手渡されたとしても
それを受け取るつもりはありませんし、「虹色ミラクル」においては8色、ないしは13色の
サイリウムを振る予定です。一万人中私以外の9999人が企画に参加してもそれはブレません。

そう思う理由についてはいくつかあるわけで、それは以下の通り。


1.企画者の自己満足臭

一言で言えば生理的嫌悪感、と言っても良いかもしれません。とはいうもののそれだけでは
どうかと思うので、もう少しきちんと書くと、「ライブの私物化」を強く感じるということです。

企画である以上は当然主催者というのがいるわけで、事実この企画もそうした立場の人たちが
いるわけなんですが、もうその時点でアウトというか、受け入れられない事案です。

この企画を何のためにやるのか、といったときに、建前として当然上がってくるのは
「声優陣を喜ばせたい」というものがあるはずで、それは本音としてもあるとは思いますが、
それと同時に本音の部分には激しい自己満足臭というのも感じてしまいます。

周年ライブという大きな舞台で「ぼくたちのかんがえたきかく」が成功したという充実感、
そして声優陣のリアクションが欲しい、「嬉しかった」と言って欲しいんでしょ
、と。

その気持ちは当然わからなくはなく、事実その小規模なものはフラワースタンドであるわけで、
私自身フラスタではありませんが楽屋花を贈っているという事実もある以上、
同族嫌悪と言われても仕方ありません。しかし、これは規模が全く違う、という話です。

別に自己満足という概念自体は良いのですが、ライブという大きな場面において、
全ての観客=Pを巻き込んでやろう、という規模になっている時点で全く良いわけがありません。
>なお、企画は強制ではなく、参加されるのは個人の自由です
とも書いていて、こんなことは当たり前のことなんですが、こんなことを書く必要がある
規模のことをやろうとしている時点で「私物化」という表現が出来る
かと思います。

自己満足がしたい、声優に喜んで欲しいという気持ちがあるのならば「私物化」にならない
レベルのことをやるべき
であり、この企画はそのレベルを間違いなく超越しているのです。


2.「虹色ミラクル」の歌詞を無視している

そもそも該当の楽曲となっている「虹色ミラクル」にはこんな歌詞があります。
「みんながそれぞれの、カラーを持ち寄ってRainbow」
これについては企画のページでも引用しているように、当然気に留めているはずなんですが、
やろうとしてる企画は「みんなが決められた、カラーを持たされてRainbow」になって
いるわけで、全くもって逆のことをやろうとしている、とすら言えるものです。

もちろん歌詞は歌詞でしかなく、それに絶対的な意味を求めることは正しくないのかも
しれませんが、この企画をやろうとしていること自体、この楽曲のタイトルに合わせている
わけで、それをやるんだったら歌詞をしっかり読めよ、としか言いようがありません。

本来の歌詞の意味合いをもう少し考えると、この「カラー」というのはアイドル達の
「個性」でもあるわけですが、ライブという会場、サイリウムというところまで考えるなら、
我々Pの「カラー」、つまりは「個性」をも内包する歌詞として捉える事ができます。

プロデューサーと一言で言っても人それぞれ立場が違い、キャリアが違うのは当然です。
今回は765単独(のはず)で、SSAなどに比べるとある程度はまとまっているとは思いますが、
それでも人それぞれ各々の想いを持って参加し、各々の想いの籠ったサイリウムを本来は
振るはず
です。それは13色かもしれませんし、8色かもしれませんし、お気に入りのアイドル、
声優の1色や2色かもしれません。あるいは個人的にはあまり好ましくは思っていませんが、
仁後さん、やよいに捧げる意味ではない、全員に向けるウルトラオレンジもあるはずです。

こうした「それぞれの想い」でつくられる光景こそがこの楽曲がライブで披露される際に
生み出される「虹」のはず
で、席によって決められたカラーを振らされることで生み出される
虹にはそうした「想い」は全く感じられないし、単なる照明器具と変わらないレベルのものです。

もちろん「声優陣にキレイな虹」をみせたい、という「想い」がある、というのはわかりますが、
それが本来生み出されるはずの光景より本当に綺麗なものなのかは疑問でなりません。


3.主催側の本気度が疑わしい

そもそも「虹色ミラクル」が披露されるかどうか、というのが現状不明であり、開幕の大阪公演、
そして名古屋公演で披露されなければこの企画自体が立ち消え、というのはわかります。

とはいうものの、披露される可能性自体は極めて高く、だからこそこうした企画をやろうと
しているはずなんですが、その本気度は果たしてどの程度なんでしょうか。
>少なくともTwitter上だけでも700〜1000人の参加者、興味ありの
数字がなければ本企画として実行するのは難しい

という数字の妥当性はどこから出てきたのか、という話はさておいても、
>東京公演2日目に会場付近にて可能な限りの数のサイリウムとチラシの配布を行います
と言っている以上、一定度の本気度というのは見てはとれます。

しかしながら、もし仮に私がこうした規模で企画をやるとしたら、例えばツイッター上で
東京2日目の参加を表明している全てのPに対し、一人ひとりお伺いを立てる

くらいのことはすると思います。そんなことまでする必要がない、大袈裟すぎる、なんてことを
言うかもしれませんが、やろうとしている企画はそういうレベルの話だ、ということです。
しかし現状その動きは見えず…もちろん大阪、名古屋後にそれをするのかもしれませんが。

はっきり言ってその程度の事が出来ないのならばこんな大規模な企画を立ち上げる
資格もないし、本気とも言えないと私には感じます。中途半端にやって身内で盛り上がる、
という話で終わらせたいのならそれで結構ですが、企画自体はそのレベルではないですからね。


4.今後の悪しき風習になりかねない

今回の企画が成功したとのならば、「また次も」となり、失敗したとしても「次こそは」と
なりかねない、これもまた問題
です。さらには企画が一本、一曲だけでも全く望ましくない
事態なのに、それが複数になる可能性というのもあって、こうなったらもはや目も当てられません。

実際にはこれほどの規模でなくとも、アイマスライブにおける企画の過去の前例というのは既に
あるにはあって、だからこそ今回の企画が生まれたのだとは思いますが、そうした「楽曲の私物化」
という風習がさらに広がりかねない
、その危険性が極めて高いものだとこの企画に感じるのです。

もっとも既に「コール本」なんていう存在もあり、そもそもサイリウムの色というもの自体、
ウルトラオレンジを筆頭に暗黙のルールというか、そういったものが発生しているわけですが…。
「企画」によって「(一部の)P側が勝手に決めたルール」がさらに明文化されることが望ましい
わけもない
、と私は思っていますし、それに拍車をかけかねないのが今回の企画でしょう。


5.プロデューサー間の内紛のきっかけになる

まさに私が書いているこの記事こそが火に油を注いでいるということは全く否定しませんが、
そもそも火種が蒔かれていること自体が問題です。この企画が成功しようがしまいが、
「協力しない奴がいるから失敗した」「もっと賛同者がいればもっと綺麗になった」などという
意見が上がるのは火を見るよりも明らかであり、これは非常に由々しき問題だと思います。

もちろん主催者自体はそんなことを言わないはずですが、賛同者・参加者からはそういう声が
上がるのは必至であり、主催側が「企画は強制ではなく、参加されるのは個人の自由」と
言ったところで、あまり意味をなさないと思われます。昨今のPの状況を見ればなおさら。

この問題は主催側がどんなに頑張ろうとも対処できないレベルの話であって、じゃあどうするか
というと、企画そのものをやらない、以外の選択肢は私には見当がつきません。


優先すべきことは

これらの問題があるからこそ、私は「反対」の立場をとるわけですが、それに対する
意見として「P個人の意見よりも声優が喜ぶかが大事」なんて反論があるかもしれません。
確かにアイマスというコンテンツを考えた場合、P個人の考えよりも、アイドルを、声優を
優先する、という考えが間違っているとは思いません。しかしながら、今回の企画が
果たしてそれに見合っているのか、それ自体が問題
だと私は考えています。

続きます。