デレマスアニメ9話 「“Sweet”is a magical word to make you happy!」 雑感

kage

2015/03/14 (Sat)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


「CANDY ISLAND回」

前回は蘭子の個人回だったわけですが、今回は個人、ではなくてユニット回、と呼べる形でした。
これについてはコメントでも「残り話数を考えれば個人回ではなくてユニット回になるのでは」と
いうものもいただいており、蘭子にしてもソロユニットであったわけで、まぁ納得はいく形。
もちろん「一人ひとり別」のほうが理想的というか、そうあってほしいとは思っていましたが…。

肝心なのは3人の魅力がしっかりと描かれるのかどうか、というところだったわけですが、
それについてはそれなりに、というか、可もなく不可もなく、だったと感じました。

今回の3人は、それこそNGと比べればこれまで描写も少なかったわけですが、
そのうちかな子や智絵里については、「他11人」の中ではそれなりには描写もありましたし、
そこをさらに膨らませる、魅せる、ということはできていたのではないのかな、と思いました。
もっとも、前回の蘭子のような「掘り下げる」ということがしっかりとできていたわけではなく
(もっとももしかしたらこれ以上掘り下げようもないキャラクターなのかもしれませんが)、
そのまま出番を多くしただけ、というような感じであったのも否めません
だとしても、私としてはこの二人のキャラクターは好きなタイプでもありますし、
それを「1人回」ではなくて「3人回」であったにせよ、しっかりと魅せてくれたのは何より。

となると問題は杏になってきます。これまではあまりにも酷過ぎる描写しかされず、
「そういうキャラ」だとわかっていても、存在意義を疑わざるをえないメンバーだったわけですが、
今回はこれまでとは違った側面を見せ、それこそ「掘り下げ」「ギャップ」が描かれました。

「それこそが杏の魅力」なのだろうと思うし、それ自体は理解もできるのですが、
「普段はやる気がないのに本気出したら凄いキャラ」は私の好きなタイプでは全くなく、
残念ながらこれまでについたネガティブイメージを覆すどころか、それを積み重ねただけ
でした。

もちろんこうした側面をみせたことで「存在意義を疑う」をある程度解消できたのは事実ですが、
蘭子のように評価をあげるには全く至らなかった、という点については残念なことでした。
ただ、これについては好き嫌い以外の何物でもないし(というか最初から一貫して好き嫌いの
話しかしてはいないですけれども)、「魅力が描写された」事実自体は良かったと思います。


構成について

今回はCIのデビューということで、テレビ番組で宣伝を、という形で、その番組の様子が
そのほとんどを占める、という構成でした。その中で注目すべき点は、
CP以外のメンバーがこれまでになくしっかりと描写された、という点になるでしょう。

具体的には番組の司会であった川島瑞樹 と十時愛梨、ライバルユニットとしてあらわれた
「KBYD」の輿水幸子、姫川友紀、小早川紗枝の5人です。これまでこのアニメでCP以外に
しっかりと描写されたのはせいぜい城ヶ崎美嘉くらいだったわけで、「CP以外も描く」が
なされた事自体は何より。もっともじゃあ5人の魅力が描かれたのかというと、KBYDは
ともかく、司会2人はあまり…ですが、それでも出番があったこと自体が良かった
かと。
アニメ内でシンデレラのキャラ200人を描き切るのは事実上不可能なわけですが、
それでも可能な限り多くを、というのは私としては望ましい展開でもあるわけですし。

ストーリー自体について少し触れると、物語自体何も進んでいないとも言えるかもしれませんが、
着実にCPからユニットがデビューしている、という事実だけで十分だと思いますし、「芸能界」を
描くストーリーにおいて、こういう話があるのは必然でもあります。765でもありましたしね。
だからその意味では非常に満足いく構成でしたし、これはこれで魅力的な回だと思いました。

細かい点を言えば、冒頭のCDのお渡し会で客がいっぱい来てるじゃん、というのがあって、
6話のNGとLLのライブは何だったのか…とも思えてしまう事があります。もちろんこれは、
先鋒のこの2ユニットとREが結果を残し、「CP人気」が高まった結果、だとは思うんですが…。
だから不自然な描写、とまでは言いませんが、違和感というか、あまり気持ちの良くない
描写になってしまっているかな
と感じました。リアリティがあると言えばその通りですけれども。

逆にリアリティに欠けるのが、観客席に平然と座り観覧するNGの3人。特に関係者席にも
見えないわけですが、「346プロの番組」にもかかわらず、周囲の客が全く反応している
描写がないというのは…。オトナなファンばかりだった、ということなのかもしれませんが、
なんとも不自然な描写。NGの3人ではなく、CDデビュー前の5人のうち何人か、だったら
まだ自然だった感も
。あそこに未央のキャラクターが必要だったのはわかりますけどね…。

他には、346プロの実質冠番組だろうに、内容の変更がCP側に伝わっていないのはどういう
わけか
、というのもありますが、これはCP(のP)が346内では冷遇されている、閑職的立場に
あるから、という説を後押しする形
にも感じます。それでも番組出演自体が叶ったのは、
やはり先行ユニットがある程度結果を出せているから、という形なのではないかと。
まぁそもそもギャグテイストの回ですし、単なるギャグ要素として、と言えばそれまでですけどね。

あとはツッコミどころでもないですが、Pの口調はやっぱり丁寧語のままなんだな、という事。
まぁ前回のようなやりとりが続くとくどいですし、このまま今後も落ち着かせていく感じですかね。


総括

ということでこの9話、個人回ではなくてユニット回、というのはやはり残念ではあります。
しかし内容自体はベタだったものの、十分面白いものでしたし、3人がしっかり描かれたのが
一番。今後この3人の個人回の可能性だって、低いですがゼロではないですしね。

かな子や智絵里については、これまで通りと言えばこれまで通りでしかないし、
「アイドルとしての成長」もほとんど描かれませんでしたが(智絵里はあったと言えるかも
しれませんが)、「そのままの魅力」が十分に伝わるものであったので、良かったかと。

杏については前述の通りで、どうにもならなかったのが事実。結局こうしたキャラの存在が
シンデレラというコンテンツが好きになれない理由の一つとして、壁として立ち塞がってしまう

わけですが、「1/14」に過ぎず、もっと言えば「1/200」に過ぎない、というのも事実
もちろん、その「200」の中でも彼女は「推される」存在ですし、なにより杏以外にも好意的に
思えないキャラが多数いるのが、私にとってのシンデレラというコンテンツの現状です。

しかしそればかりを見ても仕方ないですし、シンデレラにもシンデレラの魅力がある、
少なくとも魅力的なキャラクターはいる
、というのもまた事実。それがこのアニメで
見えてきているわけですし、このアニメ自体のクオリティも、アップダウンは激しいながら、
トータルでは「アニメとして面白い」ものになっている
と、そうも感じられます。

依然としてシンデレラガールズというコンテンツに対する、否定的な気持ちの大部分が
解消したとは言えませんが、しかし肯定的な部分が出てきた、というのは大きなところです。
だからこの先も、このアニメでそうした部分をみせて欲しいし、それができると期待しています。

ここまで来て思うのは、このアニメが終わるころに、「このキャラは良かった」と言える事、
何より「このアニメは良かった」と言える事、そういうことになればいいな、ということで、
その可能性については全く低くはない
、そう感じています。


今後の展開について

…というところまでは先に書いおいたのですが、本日発表された新情報として、
このアニメは4月頭の13話までで1期、7月から分割された2期、実質2クール目であろう形で
放送される
、というものがありました。これにより、残りも「個人回」ではなくて「ユニット回」
なのは濃厚で、そこで2話使い、ラスト2話で締め括る、という形になるのでしょう。

実際(私の知る限り)「2クール」とは明言されていなかったので、最初からこの構成を
考えていたのでは、とも思いますが、少し残念な形ではあります。
現実の10thライブや、「10周年」そのものと絡めて、という部分もあるとは思いますが…。

まぁそれはもう確定事項ですし、この形ならこの形で、まずは1期、13話までを
しっかり完結させてほしいですし、前述の通りになってくれれば
とも願っています。