デレマスアニメ13話 「It's about time to become Cinderella girls!」 雑感

kage

2015/04/21 (Tue)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


最終回として

結論から言うと、面白くなかったし、違和感も目立った回、そういう印象です。

ライブ本番での体調不良、そして野外フェスならではの悪天候、というベタ過ぎる演出を
使った事、これ自体が特別に悪かったとは思いません。これまでこのアニメでは
散々ベタな演出を使ってきたし、「そういうアニメ」だともう分かっていたわけですからね。

ただ、それ以外にあまりにも微妙過ぎる演出、表現が多すぎたのが問題です。

例えばNGがステージに立った際、雨が弱まったからこそ再開したわけですが、
客の戻りがあまりにも悪過ぎる、そこが引っ掛かってきます。

これは6話との対比で、似たような条件でも未央の感じ方は変わった、ということを
示すための演出だったはずですが、この346のフェス、346ファンしかいないはずなのに、
ロクに客がステージ前に集まってこない、というのは違和感しかありません

再開一曲目だから、とはいえそのアナウンスをきちんと掛ければもっと戻るはずでは…。
激しい雨に打たれてまで見る価値がない、という判断を下されたから、ということなのかも
しれませんが、346ファンというのはそこまで新人アイドルに厳しい人たちなんですかね…。
ステージ終了時には客がたくさん集まっている、という演出にもなっているはずですが、
その割には終了後に客席全体を映すカットすらなく、それすら微妙になっています。
一応「客密度の高いカット」はありますが、もっと引きの絵をなぜ見せなかったのか。

また、雨での中断があったとはいえ、美波が平然と復帰しているのはいかがなものなのか
39度に迫る高熱、そう簡単に下がるものなのでしょうか…。急な発熱だから
下がるのも急だった、という話なんでしょうが、ストーリーの都合としか感じられず…。
まぁ熱は下がりきらなくとも、彼女の強い意志がPの制止を振り切った、という
話なんだと受け止めるほうが自然な話なのかもしれませんしね。

また、その美波の代役としてLLで出演した蘭子については、優遇が過ぎるのでは
とも思います。8話で個人回をやり、12話でも良い扱いで、そしてこの13話でも…。
結局個人にスポットライトが当てられることのなかったアナスタシアとのユニット、
というのも皮肉にしか受け止められないというか、もう少しバランスは取れなかったんでしょうか。

そして最後、ファンレターを受け取った時の彼女たちの反応。どう見ても初めて
ファンレターなるものを受け取った、というリアクションなんですが、これまで一通たりとも
来なかった、ということなのでしょうか…。活動開始から何ヵ月たったのか知りませんが、
CDリリースイベントなども散々展開しているわけで、これまで手紙がゼロのわけもないはず。

まさかPが彼女たちにこれまでは渡さなかった、この日、このフェスが終わるまで隠し通していた、
そんな話なのでしょうか。だとすればそれがどんなプロデュース方針なのかサッパリわかりません。
アイドルとしての一つの喜びであろうもの、最速のタイミングでそれを渡すべきではないのか。
それともそんなもの渡してしまったら気が緩むとでも思っていたのか…?

結局はそういうPのプロデュース方針ではなくて、ストーリーとしてメタ的にここでこうした
演出として見せたかったから、という話なんでしょうし、だとすれば下手過ぎる描き方
です。

これは765のアニメ・映画でもそうなんですが「描きたいシーンのために無理やりな展開をする」
というのが平然と行われていて、そのシーンだけを切り取れば「良い話」になるものを、
そこまでの経緯が余りにもアレなので「良い話」に感じられない
、という事になっています。

これを何の違和感もなく受け止められる人もいるんでしょうが、どうしても私には
それはできないし、その意味でただただ残念、と言わざるを得ません。


ただもちろん、この13話の全てが悪かった、とは全く思っていません。

例えば蘭子。個人回においても頑なにその口調を崩さなかったのに、
ここにきて、この大事な場面ではきちんと皆に伝わる話し方をした。
これは、一つの「成長」と呼べる描き方ですし、それ自体は良かったと思っています。

また未央。6話で落とすだけ落としておきながら、7話でフォローが足りなかったと
感じられましたが、ここにきてあのミニライブを対比させて、彼女自身の心境の変化、
成長を描いた、これ自体も良かった
と思います。

…いずれにしてもその演出がうまくない、という話ではあるんですが。

また、もちろん6話でしっかり描かれなかった「できたてEvo! Revo! Generation!」や、
新曲の「GOIN’!!!」については、ダンスシーンも流石ですし、曲調自体も勢いが
あり、ここでこうした曲を持ってくるのはやはりベタですが、それでも良かった

(もっとも「自分REST@RT」そして「M@STERPIECE」を見てしまった後だと
インパクトに欠けたというのもまた事実ではあるんですが…)

そしてもちろん、最初はバラバラに見えた彼女たち自身が、この13話までに築いてきた
絆を、このフェスで、この形で見せた
、これもまたベタですが、これはこれで良かったです。

あるいは、最後、NGの3人が実はCP加入前に同じライブに関わっていて…という話で、
1話の伏線回収にもなっていますし、「運命」という、ベタではありますが大事な要素を
しっかりと描いた、そこも良いシーンだった
と思います。


とまぁ良い点も悪い点もある、という話。その上で、ベタベタベタベタ書いてきたとおり、
あまりにも予定調和過ぎて何も面白くない、というのもポイントとして一つあがってきます。
そういったものを加味してトータルで「最終回」として見た場合は…最初に書いた通り、
面白くなかったし、違和感も目立った
、というのが私の率直な感想です。


2期に向けて

とにかく、一旦ここで物語は締められ、2期に続く、という話になります。

それに向けて、新アイドル(候補生?)の二人や、謎の女社長(?)も姿を見せ、
十中八九2期の物語で鍵を握るキャラになるのだろう、ということを示してきています。
新アイドルは既存のシンデレラのアイドルのようですが、女社長は…真っ先に
思い浮かんだのが876の石川社長ですが、室内装飾が明らかに876的でなく、
そもそもここで石川社長が出る意味もあまりわからないですし…
順当に考えれば、1期では登場しなかった346プロの社長、かと思いますが、果たして。

いずれにしても、「分割二期」にした以上は、ここまでで「一つの作品」となるわけで、
だからこのタイミングで「総括」ということもできる、ということになります。

ということで次回はこのシンデレラアニメ1期の総括になります。