アイマス10thライブ総括 後編

kage

2015/07/31 (Fri)

長々と続いた10th記事、今回でラストになります。


会場

ついにたどり着いたドームが今回の会場だったわけですが、「真のドーム」東京ドームとは
色々な条件が異なり、交通の便や環境の違いなど、様々なリスクのある場所だったのは
確かです。けれども、環境については恐れられていた酷暑になることもなく、迫っていた
台風もギリギリで回避して、ということで、奇跡とも言えるほど良い環境になったと思います。
「地球がアイマス10周年を祝ってくれた」とはアイマスタジオでの談ですが、まさにそう思います

とはいえ交通の便についてはどうしようもないものはどうしようもないまま厳しいものでしたし、
「またここへ」と中村さんやミリオンが誓っても、ここに舞い戻ることはあるのかどうか…。
演出的にはいずれ戻る日が来た方が美しそうですが、現実的には…どうなんでしょうね。

また会場のハードの話ではなくてソフトの話として、いつものように「Pの民度」という問題が
あったのも事実です。いかなる曲でもウルトラオレンジを振りまわすことしかできない病人は
今回も当然のごとくいましたし、これはもう一定の割合で発生する異物なので回避も不能でしょう。
また、奇声を発する病人についても存在していましたが、これは体感的には明らかに
2日目の方が多かったように感じられ…やっぱりソシャゲの声優により多くこういう病人が
ついている、ということがハッキリわかったと言える結果が得られたのはある意味収穫
でした。

キャパが大きくなり、これまでアイマスライブに参加した事のない人も増えてどうなることやら、
と危惧したほどには酷い惨状ではなかったと思いますが、とはいえアイマスPお得意の
自称「紳士」「民度が高い」と言えるかというと…それはもう夢物語
、と言って良いでしょう。
まぁ、今回は「Pだけじゃなくてファンも多かったから」とでも何でも言えるんだとは思いますが…。

それはともかくとして、危惧していたほど空席もあったようには思えず、
「満員」の表現で間違いない程のプロデューサーとファンがこのドーム会場を埋め尽くし、
更にはライブビューイングまでも、というのは、一人のPとして感無量、というのも事実。
この10thはこの西武ドームでやって良かった、そう、今なら思えます。


新情報

ライブ本編同様に重大なモノであった新情報についてですが、まず765に関しては
事実上予告されていた通り、「PS4版アイマス」がついにお披露目となりました。
「765に関しては」と書きましたが、これがまず765であった事、それが何よりの話です。

PVの内容については、グラフィックがどうも微妙で、2=OFAより劣化している…と私は
感じたのですが、表情が、良い言い方をすれば滑らかになったことで、「不気味の谷」
現象が発生してきているのでは
、といえるものなんじゃないかと思っています。
また、合宿所とされた背景もやたらチープに感じましたが、これまでの美麗な一枚絵に
比べて3DCGが違和感を強く生み出すのも無理はないのかな、という感じも…。

そして春香のみ登場、というのはメインヒロインの貫録としてまぁいいのですが、
美希やよい律子の3人の声が、ということについては、ライブ不参加の3人の分のフォロー、
というよりは、「メインから外れるかも」「声優が変わるかも」という危惧に対する
アンサー、という意味合いで出したのではないかと私には感じました。
とはいえ、一応13人のシルエットが出てたからと言って、「13人横並び」が
保証されたわけでもなんでもなく、あらゆるリスクは想定しておくべき
だと思いますが・・・。

5thで2がお披露目になったときに比べてインパクトが弱いように感じるのは、
新曲初披露に加えしっかりゲーム画面を見せ、ナンバリングを発表したPVと今回のPVとは
全く質が違うから、としか言いようがありませんが、こうして中途半端に進捗だけ
見せられた事で、これから先どう情報を出してくるのか、というのは気になる限りです。
早ければ今年の東京ゲームショーで何か、なんてことはあり得るんでしょうか…。

また765に関しては太鼓の達人アイマスVer、というのもサプライズ新情報としてありましたが、
これはサプライズとは言えインパクトが大きい、と言えるほどのものでもないでしょう。
とはいえ、このライブを超えてのこの先の明確な未来が一つ見えた、これは大きな話です。
そして余談ですが、私は今回もアイマスのためにゲームハードを買う事になるわけです。
765ではほかに鉄拳とのコラボやSFのセール等の情報もありましたが、まぁそれはいいでしょう…。

逆に「なかったもの」としてはMA3第4弾の情報が無かった、というのは気になるところ。
若林さんもボイス収録は出来る状態になっているようですが、歌は厳しいのか…?
少し前のニコ生でたかはしさんが収録の話をしていたはずですが、一体いつ発売されるの
でしょうか…。まぁいずれ発売されるのは確定なわけで、焦らず待つほかありませんね。


次いでシンデレラ。既に放送が開始しているアニメ2期の既存PVは白けるだけでしたが、
スターライトステージの新情報、新曲「とどけ!アイドル」の発表というのはシンデレラのPには
嬉しい話でしょう。また新CDシリーズや、2ndライブBDの発売日決定等の情報もそれなりには
大きめの話でしょうが、いかんせんパンチ力に欠ける情報であったのも確かなはず
まぁその辺はこの夏開催の夏フェスで何かしら大きな発表があるのでしょう。


そしてミリオン。このライブで披露された新曲「Dreaming!」を含む新CDシリーズが、
というのは想定の範囲内にせよ、やはり嬉しい話。ベストアルバムでなかった、という意味でも。
それより何より大きいのが早くも3rdライブ開催決定、しかも全国ツアー、
そしてなんといっても37人総出演決定
、これになるでしょう。

「3rdの発表は早過ぎる」と私もライブ前の記事に書きましたが、確かに早過ぎるのは
事実でしょう。8月16日の生放送番組にて詳細発表、とされていますが、
過去の発表から開催までの期間を考えると11~12月開催、という形になります。
しかし12月にはSideMの1stライブもありますし、いくらなんでもぶつけてはこないはず。
また夏フェスとは別にシンデレラの3rdが先にあってしかるべきで、それこそそれが11月頃に
だって、という話。何より前回の今年4月から半年そこそこではやはり早過ぎる、という感じです。
となると年明けから、と考えられますが…。交通に支障が出る雪のリスクがある冬場に
どうなの、という気もしますが、台風リスクのある夏と似たりよったりでしょうか…。

会場が5会場7公演、とされていることについては、8thと全く同じ件数であり、これが
参考になるはず。つまりは、関東2会場3公演、大阪1会場2公演、名古屋・福岡1公演ずつ。
これに札幌や仙台、あるいはもしかしたら北陸あたりが絡んでくるかも、という感じでしょうか。

そして出演者について。37人がついに、というのは私の一つの大きな願いであったので、
ここでそれが叶うのは何より。現実的には地方1公演ぽっきりのメンバーも多数出そうですし、
「いつものメンバー」が幅を利かせ、全通が何人出る事やら、というのも不安ですが、
どうあれ37人がここでようやく横並び、というのはミリオンにとって大きな一歩です。
私としては関東公演と大関さん出演公演は必須で、他は様子見、というのが現在の
姿勢ですが、まぁこれは情報が出次第ですし、何よりチケットが手に入らない事には、ですね。

最後にアニメPV、という話。文字通りPVであってテレビシリーズではない話ですが、
シンデレラの前例を踏まえれば、テレビシリーズへの布石以外何物でもないはず。
それこそ3rdライブ最終公演でテレビシリーズ決定発表、という流れなら極めてスムーズです。
映画との兼ね合いや765プロメンバーの扱い、そして37人という多さ、といういくつもの
課題を抱え、一筋縄ではいかないでしょうが、やらないはずがないテレビアニメ化。
その一歩としてのPVに、期待を込めて待つとしましょう。

そして最後に「3rdVISION」が発表されなかった事について。これはつまり、
現状の「2ndVISION」のまま、大きく基本設定が変わらないまま進む、ということを
示しているわけです。まぁ「3rdVISION」なんて商標登録された事実と、
5thライブで2ndVISIONに移行したのだから10thライブで…という妄想に過ぎませんでしたし、
そんなものはなく、このまま走ってくれるならば、それに越したことはありません。


10thライブとは何だったのか

さて、この10thライブ。アイマスにとって、765にとって夢であった「ドーム」と名のつく会場で
ライブを行えた事、これはとてつもなく大きいことであったのは今さら言うまでもありません。

けれども、ここがゴールではなかったのも事実。以前中村さんが言っていたように、
ゲーム同様に、ここが終着点、ここが最後の舞台、というイメージも以前には強くありましたが、
「そうではない」というのはこのライブ前からの話でも、このライブ自体でも感じさせました。

例えば楽曲において。期待したMA3楽曲のうち、いくつかは披露されましたが、いくつかは
披露されませんでした。「ドームですよ、ドーム!」と謳った春香の、どの曲よりも春香曲らしい
「ステキハピネス」すらなかった。あるいは、多くのPが期待していたであろう「隣に…」も
なかった。「765の10年」を示した1日目にも、あずさの誕生日であった2日目にもなかった。
この「手落ち感」「完成度の低さ」こそが、「まだ先がある」と思わせる仕掛けとも感じられます。

あるいは、それこそ「13人揃わなかった」という事実もまた、「ここがゴール」とは感じさせない
演出として機能したとも言えるでしょう。逆にいえば、次に13人が揃った時こそ終わりでは
ないのか
、とすら感じる状況である、とも言えてしまうわけですけどね…。

ともあれ「終わらない」事を示し、「到達点」であったけれども「通過点」でもあったことは、
当然のごとく「765至上主義」の私としては諸手をあげて喜ぶべき事
です。
具体的な「未来」をみせてくれた、という事も含めて。

ただ、諸手をあげて喜べなかったこととして、シンデレラとミリオンの参加という事もありました。
「765の周年ライブ」においてなぜ彼女たちがしゃしゃり出てくるのか、という感情は
いかなる理由があったとしても消えることなく、不満感として残ったのも事実です。

「アイマスの10年」として見るならば、シンデレラもミリオンもアイマスの10年を彩ってきた
メンバーでなんら間違いなく、だからこそ2日目の出演、というのは理解できましたが…。
1日目のサポートメンバーについては、危惧していたよりはるかにマシだった、
というのは安堵できるものでしたが、あれだったら出演した意味すら疑わしくも感じました。

まぁ私の感情はさておいて考えれば、SSAで合同ライブをやった後、各々が1st、2ndライブを
経て成長した姿をこの大舞台で見せ、その先の未来をもまた描いてみせた、という
演出自体は至極まっとう
に思えますし、それこそミリオンであればここでの新情報は
やっぱり嬉しかった。それもまた事実でもあります。

ただ、ではこの先どうなるのか、という話もあって、それこそ11thライブはどうするのか
というのも出てきます。8th以降、765単独ライブ自体が異様なまでに希少になり、
9thが必要以上にありがたくなった、という現状で、11thは誰が、そしてどこでやるのか。
それこそ長谷川さんはともかく、若林さんの復帰は期待できますが…。そして仁後さんはいかに。

その前に冬ライブの可能性もなくはないですが、それこそミリオンがツアーを冬にやるならば
バッティングしかねず、開催自体非常に怪しいラインになってきますが…。

「PS4版アイマス」が765単独のゲームかどうかも定かではありませんが、どうあれ、
「765の11年」を11thライブで魅せてほしいし、今回「あえて」披露しなかったのであろう
MA3楽曲など、これまでになかった曲をそこで見せてほしい、そう願います。

とにもかくにも、この10thライブは「完璧」でもなければ「最高」でもなく、私にとっては
7thとはやはり比べ物にもならない、というものに感じましたが、それでも、その不完全さこそが
一番嬉しいことに感じた、というのはある意味演出としては完璧だったのかも
しれません。

この10周年を迎えるにあたり、公式からは「10周年は区切りだが特別ではない」
「1年1年勝負でやっている」といったフレーズが出ていますが、まさにその通りに、
このドームという夢の舞台であっても「集大成」にはしなかった

それは一つの演出、魅せ方としては「最高」で、この10thはこれで良かった、そう思います。


アイマスとGO!

長々と続きましたが、書くべき事も書いたし、この10thの記事をそろそろ締めくくろうと思います。

この10thに向けて、自分の生き方を、アイマスとの関わり方を少し見なおそう、
と思い、挑んだわけですが、まぁこうして記事を書いていると依然として何も変わらず…
という風にもなってしまいます。けれども、とりあえず記事も書き終わるし、
ここからその気持ちを持って、という姿勢で生きようとは思っています。

とはいえこのブログも続けますし、太鼓の達人もPS4版も買うし、ミリオン3rdも、
11thもあるなら当然行く、その姿勢もまた変わりはしないんですけどね。
まぁ、それは変わらずとも、その他の面で色々と、ということです。

そして改めて、この10thライブについて。前述のように最高でも完璧でも
なかったけれど、それでも素晴らしいものであったとは思うし、「アイマスの魅力」を
また感じることができた、それは本当に嬉しい事ですし、満足しています。
そしてこの先も、アイマスと生きたい、改めて、そう思いました。

最後に、私にとってのこの8年を充実したものにしてくれた、
さらに命そのものまでをもくれたアイマスと、アイドルに、感謝を。
そして、この10年、頑張って高みへと到達したアイドルに、祝福を。

キミたちにアリガトウ キミたちにオメデトウ