私にとってのシンデレラガールズ アニメ全話視聴を受けて

kage

2015/10/31 (Sat)

今回はアニメ全話視聴をしての「シンデレラガールズ」というコンテンツ全体に対する
自分自身の感想というか、考え方、付き合い方について書いていきます。


「アンチシンデレラガールズ」

これまで私はこのブログにおいて、シンデレラに対する考え方を何回か、
タイミング毎にその時点のものを書いてきました。

私がモバマスを嫌いな13の理由 2013/7/13 8thライブツアー開始
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

シンデレラガールズ アニメ化決定! 2014/4/7 アニメ化発表
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-317.html

私にとってのシンデレラガールズ 2014/5/5
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-344.html

シンデレラ2ndライブとアニメ続報についての私見 2014/12/9 2ndライブ後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-460.html

アニメ「シンデレラガールズ」に対する当ブログの対応について 2015/1/8 アニメ直前
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-481.html

私にとってのシンデレラガールズ アニメ1期を受けて 2015/4/27 アニメ1期終了後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-549.html

見ての通り何度も書いているわけですが、要するに「アンチシンデレラガールズ」という
立場であった、ということになります。

その立場から今回のアニメを観てきたわけですが、そのアニメ自体の感想については
ここまで書いてきたとおり、高評価をつけることは決してできません。
というか、単純にアニメ作品としては「駄作」という評になってしまいます。

よって、「このアニメを観たことでシンデレラの事が好きになった」なんてことは
全く言えませんし、「コンテンツ自体は嫌いだけどアニメは良かった」という事もできません。

けれども、このアニメを駄作と感じさせたスタッフの制作能力の低さ、
その中でも、とりわけアイドルの扱いの下手さ加減が酷かったということから、
アイドル達に哀れみという名の情が持てた
、ということにつながりました。
そしてその「情」こそが、私にとっては何よりも大事なことになってくるのです。


「情」

765プロの13人は、私にとって他の誰よりも愛おしく、大切な存在ですが、
13人全員が必ずしも「好きなタイプ」のキャラかというと、そういうわけではありません
というか13の個性全てに対して淀みなく「好きなタイプ」と言える人がいるのならば、
それは不自然で、胡散臭い、それくらいに思っています。

けれども、私が2007年に彼女たちと出会ってから8年、様々なメディアで、
様々な形で、様々なプロデュースをしてきたこと。生来の「平等至上主義」をもってして、
13人(でなかった時期もあるけれど)を可能な限り平等にプロデュースしたことで、
本来は「好きなタイプ」ではなかったアイドルにも、「情」が芽生え、「好きなタイプ」という
壁を粉砕し、13人が等しく愛おしく、大切な存在になった
、そういった経緯があります。

ミリオンについては、13人に比べて37人と単純に人数が多いこと、そして展開される
メディアが少ないこと、そして私がプロデュースを初めてまだ年数が短いことなどから、
765と同様に37人が愛おしい、と思うには依然として至っていません。元々のキャラ性からなる
「好きなタイプ」と「そうでないタイプ」は確実に存在し、そしてその差は埋まっていないのです。
けれども、「好きではないタイプ」に対しても、少しずつではありますが、確実に「情」は芽生え、
765と同じ方向に進みつつある、というのもまた紛れもない事実です。

そしてシンデレラに関しては、やはり「好きなタイプ」が存在するのは確かで、
「好きではないタイプ」が存在するのも同様ですが、後者の比率がひときわ高い、
ということが特徴としてあげられます。また、コンテンツのあり方そのものが
「嫌い」だからこそ、「アンチシンデレラ」になっている、という話になるわけですが、
このアニメをもってして、「好きではないタイプ」も含めて、「哀れみ」という名の「情」が
生まれたことで、多少なりコンテンツそのものへの観方も変わってくることになったのです。

このアニメで、言ってしまえば「偏向報道」されたとしか思えない、脚本に動かされた、
個性を潰された、魅力を殺された、そんな描き方をされたことに対する「哀れみ」


冷静に考えれば、コンテンツとキャラクターは一蓮托生であり、公式で描かれた
キャラの姿自体は「正解」であるはずで、「この描き方はおかしい」という
ユーザーの声こそおかしいはずなのですが、ことアイドルマスターというコンテンツに
関しては、「キャラクター」は「アイドル」として、現実の一人の人間であるかのように
思える、どうしてもそう捉えてしまいがちになる
、そういうことになっています。
8年も「アイマスのプロデューサー」を続けたサガ、と言えばまさにその通りでしょうが。

だから「このアニメがおかしい」「アイドルが可哀そう」という感情が生まれ、
それが「情」となる。「もっとアイドルは魅力的なはずでしょ」という感覚に結びつき、
結果そのアイドル達が活躍する「シンデレラガールズ」というコンテンツそのものに対し
「情」が沸き、そして情が沸いた以上、「嫌い」とは言いにくくなる
、ということになるのです。

「競争」「混沌」を大前提とし、「ソシャゲ」を基盤とし、「好きではないタイプ」の
アイドル達が溢れるシンデレラガールズというコンテンツを好きになることはできません

けれども、「情」を持ってしまった以上、「嫌い」と切り捨てにくくなったのも事実なのです。

私のような人間が、このような感想を持つこと、それが狙いで、アニメ制作陣があえて
稚拙な脚本を描き、演出を施し、アイドル達を貶めて描いた、というのならば、
完全にその術中に嵌ってしまった、ということになるわけですが、さすがにそれはないでしょう。

ただ、「アニメ化による新規層の開拓」は間違いなく狙いとしてあったのは確かで、
変則的な形ではありますが、それに嵌ったという事は確か、そうは言えると思います。


「シンデレラガールズ」に対する今後の対応

今のアイドルマスターというコンテンツは、たとえ765だけを追っかけようとしても、
シンデレラやミリオンがどこかで必ず付随してくる、そういう形になっています。
だからこそ、開始当初は好意的に思えなかったミリオンもなんとか打開しようと思い、
それは実現し、シンデレラもまた打開できればと思い、その願いをこのアニメに込めた
という形になります。それこそ、「お願い!シンデレラ」と願った形です。

そしてその願いは、これまで書いてきたとおり、変則的な形で
叶ったといえば叶った
、そんな形になりました。

それを受けて、具体的にシンデレラガールズというコンテンツに対してどう接するかというと、
原作であるモバマスをプレーするつもりもなく、絶好調のスターライトステージを
するつもりもなく、CDを買うつもりもなく、ライブに行くつもりもなく、もちろんアニメBDなんて
買うこともありません。つまりは、何もこれまでとは変わらない、ということですし、
「シンデレラガールズのPにはならない」ということでもあります。

けれどもそれは、「嫌いだから」ではなくて「そんな余裕がないから」という意味からで、
その意味ではこれまでとは違うことになります。「平等主義」そして「完璧主義」の
私は、スターライトステージなんて触れたら可能な限りやり込むだけになりますし、
CDだって一枚だけ、なんてならずに全部買わずにはいられなくなります。

それを可能にするだけの余裕が自分にあればよいのですが、765とミリオンをプロデュースしている
現状において、そんな余裕は、時間的にも、経済的にも、精神的にもありません。

だから結局、行動としてはこれまでとは何も変わらないことになるわけですが、
それでも気持ちの上では変わる、そういう形になります。

依然として8thやSSA、10thのような形の「合同ライブ」が望ましいなんて全く思いませんが、
それはミリオンとて同じこと。線引きはきちんとしてほしい、それは変わりません。

ただ、自分自身が「平等」「完璧」を満たせずに不満を感じる、そうはならない程度に
触れられるような展開があるのならば、それについては触れてみたい
、そうは思っています。
それこそ、映画化があるのならば、一度は観に行ってみる、というような形で。

「シンデレラガールズを好きになる」という夢自体は、夢で終わるかもしれません。
コンテンツの根幹が嫌いな以上、好きになることは現実的には限りなく難しい
けれども、このアニメを受けて、「新たなヒカリ」に会うことが出来た、という意味では良かった。
コンテンツのあり方が気に入らなくとも、アイドルに「情」は持てた、そしてそのアイドル達の
中には、スペック自体は「好きなタイプ」で、魅力的と感じられるアイドルはいる
わけですから。

だから、自分がシンデレラの「プロデューサー」になって、積極的にコンテンツに触れる、
「プロデュース」することはなくとも、そうした魅力的なアイドル達の姿をたまに見て、
ごくごくライトな「ファン」のような形で接すること、「応援」することができれば、
それが理想かな
と思いますし、それが次なる目標になるのかなと、そう思います。

アニメ版シンデレラガールズ 総括 概括

kage

2015/10/27 (Tue)

総括の概括というのもわけがわかりませんが、
今回が総括のラスト、まとめ、ということになります。


制作スタッフ

脚本がどうとか、演出がどうとかという話以前の問題として、今回のこのアニメ、
1クール目に途中1回落とし、さらに2クール目を丸々3カ月落とし、にもかかわらず
その2クール目の最終盤に2回連続で落とす、という異常事態が発生していました。

765の再放送を含め、丸々一年間放送枠を確保していた、というところから、
ある程度の予期はしていたのかもしれませんが、だとしてもそれに甘えるような形で
進行をした制作陣、というか監督の責任は果てしなく重いものでしょう。
監督の高雄統子は、監督において、まだ、その域に達していない、という話です。

実際放送が延期したからと言って視聴者である私に直接の悪影響があったわけでは
ありませんが、しかしながらその社会人としての最低限すら守れなかった監督が
作った作品、という印象で作品自体の評価にはマイナスしか付与されませんし、
「延期したから完成度が上がるはず」というハードルを上げてしまったということもあります。
そしてそのハードルを全く超えられなかったわけで、いよいよ救いがありません。

実際問題、「アイドルマスター シンデレラガールズ」というコンテンツにおいては、
原作ゲームがあるもので、アニメ自体をそのゲームと連動させる必要があり、
CD発売を筆頭としたクロスメディア展開もあり、という多くの制約があったはずで、
「アニメとして作りやすい作品」だったとは全く思いません。むしろ極めて難しいでしょう

だとしても、「アイドルを魅力的に描く」ことはして欲しかった。いやそれ以前として、
「アイドルを貶める描き方はしない」という最低限の最低限は守って欲しかった。
しかしそれが出来なかった、という時点でもう何の擁護もしようもありません


あるいは、22話のフラスタの件のような、モラルを疑うような行為もあったわけで、
作品の出来云々以前のレベルで破綻している、というのではどうしようもありません。

モラルの欠如と言えば、アイマスの最高責任者である石原さんが真っ先に思い浮かぶ
わけですが、今回彼は「スーパーバイザー(SV)」という形で制作にかかわっているようです。
このSV、いわゆる「監修」にあたるようですが、アイマスに関しては何でも関わりたがる
石原さんが、実際には一体どこまで口を挟んでいたのか…その影響は小さくはないでしょう。

それも含めて、改めて気になるのが、アニプレックスの鳥羽さんがインタビュー記事などで
しきりに自慢げに語っている制作陣の「アイマス愛」
という言葉です。

常識的に考えれば、「愛」があるのにアイドルを貶める、というのは明らかにおかしいはずです。
貶めたつもりすらないのかもしれませんが、視聴者に悪印象を与えてしまう表現は
絶対にしてはならないし、それを避けるのが何よりも優先されることのはずです。
しかしそれを避けようとは全くしなかった。むしろ積極的に描いているようにすら見えた。
果たしてこれが「愛」だと、これでも言い切れるのか…?

ただ、一歩引いて考えれば、制作陣の「愛」と我々P(ファン)の「愛」がイコールではない、
ということを想起することもできます。そもそも立場が違う、という大前提から考えるのです。

制作陣の「愛」とは何か。それは、「彼らにしかできないこと」、つまりは「コンテンツの存続」
であり、もっと言えば「ビジネスとしての成功」
という話になります。

アイドルを貶めたとしても、作品が売れればそれでいい。作品に、アイドルにアンチがついて、
そのアンチにいくら批判されようとも、アンチが何も買わなかろうとも構わない。
なぜなら、それと同数以上の信者を生み出すことができれば、その信者に買わせられるのだから。
アンチへの抵抗という意味合いで信者の信仰心をより強め、より購買意欲を促すことすらできる。
あるいは、具体的に言えば、「アニメはアレだったけど、このアイドルはこんな娘じゃない。
スタステでもっと魅力的に輝かせよう」と思わせ、そちらからの搾取を促すこともできる。

こうしたビジネスモデルの構築こそがこのアニメの目的、と考えれば、アイドルを
貶めるのはむしろ戦略の一環として正解で、それこそが「制作陣のアイマス愛」
なんでしょう。

そう、ここで思い出されるのがかの「ディレ1語録」の中でも有名な、石原さんの迷言です。
>皆さんもアイドルマスターのことを『好き』になったり『嫌い』になったりして下さい。
https://bandainamcoent.co.jp/blog/2008/03/l4u.html

この「石原イズム」が実現されたのが「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ」であり、
765ではできなかったこと、彼の本当にやりたかったことそのものなのでは
、とすら思えます。

そう、765では9.18で猛反発を食らったように、「団結」「いっしょ」が求められたし、
アニメでもそれが徹底的に意識された。その先に、その象徴ともいえるOFAも発売された。

しかし「765ではできないこと」を、恐らくは求めて作られたと思われるシンデレラにおいては、
「競争」「混沌」を徹底し、その象徴としての「総選挙」が大々的に掲げられ、
そしてこのアニメで「好きになったり嫌いになったり~」をまさに実現してみせたのです。

前回の記事で「常務と石原さんの類似点」で書いた通り、アイドル個人個人については
自らの手駒としてしか考えず、それをどんな使い方をしてでも利益を上げる、というスタンス。
ビジネスパーソンとしては有能でしょうが、人間としてはどうなの、としか思えませんが、
これでやってきたのがアイマスというコンテンツ、という事実もあるのです

実際これで利益が最大化しているのかどうかも定かではないわけですが、
それでもこれでアイマスは10年、シンデレラは4年やってきた、これは確かなのです。

このアニメにおいて、どこからどこまでが高雄監督の領域で、どこからどこまでが石原SVの
領域なのか、我々視聴者においては判断することはもちろんできません。

けれども、出来上がったものは紛れもなく、俗に言う「石マス」そのものです。
だから「監督がすべて悪い」とも言えないし、「脚本家がすべて悪い」とも言えません。
…具体的なセリフ運び、構成、流れ、細かなディティールや演出等は恐らく監督・脚本の
責任領域だと思いますし、だからやっぱり「悪い」とも思いますけどね…。

いずれにしても、一つ間違いなく言えるのが、制作陣の「愛」と我々の「愛」は違うということ。
いかなる手段を尽くしてでも利益を上げ、コンテンツを存続させる事、
それが彼らなりの「愛」なのであって、我々ファン側の「愛」とは意味合いが違う。
そのスタンスの象徴がこの作品
、というところなんだと思います。


アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」とは何だったのか

「石マスです」とは前項で書いてしまったのですが、それ以外の点からも考えます。

このアニメ化の発表にあたり、ここまで順調に来ていたシンデレラに火種を
放り込むことになるのでは、と私は予期しましたが、それは見事に当たることになりました。
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-460.html

9.18、「2」でブランドが崩壊したタイミングで放送され、再生の礎となった765とは異なり、
順風満帆に来ていたシンデレラにこのタイミングでこれを投じてどうなるのか、
と思っていたら案の定「荒れる」要因になった
、というわけです。

ただ、批判が多かろうともアニメというメディアの影響力は二次元コンテンツ界では
絶大であり、ファン層の拡大に成功したことは間違いではないでしょうし、
否定的な層に対しても、それと重なるタイミングで、高評価な「スターライトステージ」を
投入したことで、溜飲を下げることに成功したのは見事というほかありません。

ただ、「ここから」というのもまた大事なはず。すなわち、今後の各種展開が、
「アニメ準拠」にどれだけ寄るのか
、という話になってきます。

これについても765という前例があったわけですが、それ以降の展開が必要以上に
アニメに寄る形になったために、一部批判もありましたし、私も快くは思いませんでした。

今後シンデレラがどうなるかはわかりませんが、少なからず影響があるのは必至で、
それをシンデレラのPがどう受け入れていくのか、という話は興味深いところです。
既にPの存在について批判の声が少なからず上がっているようですが…。

アニメ自体については、今後映画化というのは十分すぎるほど可能性があり、
また続編アニメ(2期というべきか3期というべきか…)の可能性もある話です。
それこそ、膨大なアイドルを抱え、「CP二期生」まで見せた以上、どうとでもなるでしょう。

まぁそれは今すぐどうこう、という話ではないわけですが、なんにしても、
「シンデレラガールズ」というコンテンツにおいて、このアニメは大きなターニングポイントに
なったのは間違いなく、これから先に多大なる影響を与えていくでしょう


私としては、このアニメをもってして石原さんの欲求が満たされ、十中八九あるであろう
ミリオンのアニメ化においては彼の望む路線ではなく、765路線、団結路線をちゃんと
継承してくれる、そうなってくれることを祈るばかり
です。

そしてもちろん「その域に達していない」監督には一切関わってもらいたくありません
なぜか高評価となっている「アメフラシ」を十八番とする演出家としての関与も御免です。


「新たなヒカリに会いに行こう」

「可能性」がこのアニメの大きなテーマであったことは、この2期OPの歌詞からもわかります。
そしてその「可能性」自体は、その描き方はさておき、感じさせてくれたとは思います。
25話雑感でも書きましたが、このアニメ以外の可能性を、各々のPが、様々な展開で
プロデュースしていくことで成り立つコンテンツ、それがシンデレラ
だとわかったからです。
問題だらけの作品だとは思いますが、そこがわかったのは収穫だったと思います。

それを踏まえて「非シンデレラP」というか「アンチシンデレラP」であった私はどうするのか、
という話については次の記事に回したいと思います。話はまた長くなりますから。

ただ、一つ言えるのは、このアニメを観たことは決してマイナスにはならなかった、ということ。
作品はマイナス評価とすら言えたかもしれませんが、観たことはマイナスではなかった。
それだけでまずは満足と、ここではそう締めくくるのが良いかと思っています。

また、アニメそのものが高評価だった人においてはもちろん「観て良かった」でしょうが、
低評価でも私同様に、「観たこと自体は良かった」と思えた人が他にいたのなら、それはそれで
良かったのかなと思います。もちろんそうとすら思えなかった、「こんなアニメ化いらない」という
声もあるでしょうし、一概に「良かった」とも言い切れないとは思いますが、
シンデレラの世界を広げ、深めた、そしてファン(P)も(少し減らしたかもですが)増やし、
深めた、という意味で、メディア展開の一つとして間違いだった、とは決して言えない
でしょう。


※アンケートについては10/30(金)24:00を締め切りといたします。
まだお答えいただいていなくて、回答いただける方、よろしくお願いいたします。
http://enq-maker.com/j6ytLEd

アニメ版シンデレラガールズ 総括 キャラクター編 後編

kage

2015/10/24 (Sat)

後編はCP以外のアイドルの中で出番が多かった、かつ私の印象に残ったメンバー、
及び346プロの社員3名について取り上げます。


城ヶ崎美嘉

コンテンツ内ではかなりの優遇を受けているキャラであり、だからこそ「CP入りならず」には
アニメ化内前からシンデレラのPにとっては、少なからず驚きもあったようですが、
実際には「親しみやすい先輩」という絶妙なポジションを得て、それこそ765プロでは
決して描けなかったうまい位置に立てたということで、ある意味最大の優遇
でした。

「ギャルキャラ」ということ自体については私としては好みのタイプではないのですが、
しかしながら先輩として、その強さも、あるいは弱さもしっかりと描かれた、ということには
魅力も感じました
し、良い印象が残る形になったのは良かったと思います。

1期前半では「過去にPと何かあったのでは」と匂わせるものもありましたが、
そんな描写は結局なく。そんなものあったらどう転んでもマイナスにしかならないと思えますし、
「なくてよかった」と心より思います。


高垣楓

美嘉同様の先輩ポジションながら、「憧れ」として別の位置に立ち、うまく描かれた
キャラだと思います。しかしながら、ある意味完成されてしまっている部分もあり、
「プロデュースしたいアイドル」という観点からでの魅力は見出すことはできませんでした

まぁそれはこのアニメでこうしたポジションに立つことになったからこそ、とも思いますが…。

15話、彼女の個人回とも呼べるもので、ファンへの姿勢をしっかりと見せてくれたのも
良かったと思いますが、稚拙な脚本のおかげでそれがNGには何の役にも立たなかった、
ということについては残念極まりない話です。楓個人には何の問題もない話ですが。


安部菜々

彼女もまた先輩キャラだったわけですが、とりわけ「キャラづくりアイドル」として、
みくにとっては憧れのような存在であり、実際に16話でそこが描かれました。

そこでの描写からは、私としてもやはり悪い印象は受けなかったし、
そうなると彼女の個人曲に対する印象もまた多少は変わってくるものとなりました。

…諸々考えると、同じ「キワモノ」であっても、それがナチュラルなのが私にとっては
「否」であり、キャラづくりなのが「可」、というような形になるわけですね。

現実世界のアイドルに対してだったら、一般的にはそれが逆になるような気もしますが、
「プロデューサー」という立場でアイマスのアイドルを見ると、「キャラづくり」の
姿勢のほうが私にとっては好印象なんだな
、ということに気づくことができました。
プロ意識の有無、それが「職業アイドル」としては必要で大事な要素、ということですね。


木村夏樹

「にわか」の李衣菜に対しての「ホンモノ」の夏樹として、19話でもそう描かれましたが、
彼女もまた「完成されたアイドル」のように感じられ、プロデュースの余地がないというか、
隙が感じられないようで、その意味で魅力はどうしても感じられるものではありませんでした。

とはいうものの、そうした立ち位置もまた、シンデレラならではであり、765では
描けない立場、ということで、その意味ではよかったのではないか
と思います。

もっとも、常務の企画に反旗を翻しながら、346プロにとどまったあたりが本当に「ロック」
なのかについては疑わしい限り
ですが…。メインキャラですらない夏樹の346プロからの離反、
という物語を描く余地なんかない、と言えばその通りだったのかもしれませんが。


小日向美穂

はっきり言うと、21話ラストで卯月と組むという話になるまで、
きちんと存在自体を認知していなかった
というか、なんとなく「こんな名前の
こんなビジュアルのアイドルがシンデレラにはいる」という程度の認識しかなくて、
アニメでそれ以前に出ていたことすら記憶にありませんでした。

結局彼女のパーソナリティーについてはほとんどなにも描かれなかったわけですが、
だからこそ、数少ない描写における聖人っぷりはただただ眩しいばかりであり、
ビジュアル的な良さも含め、このアニメにおける全アイドルの中で
最も私の中での評価が高くなったアイドル、という位置づけにまで一瞬で上り詰めました

実際にはそんな聖人でもないのかもしれないし、というか聖人過ぎてもアレなんですが…。

あらゆる意味で描写が足りなすぎる、としか言いようもないですし、
それこそ脚本によって聖人にせざるを得なかった、というのもあるとは思うのですが、
それでも印象としてはブッチ切りで良かった、そう感じたのが率直な感想です。


輿水幸子

「ウザキャラ」であり、それ自体が彼女の魅力、ということなんでしょうけれども、
私には単純にウザさしか感じなかったし、何一つ好印象を得ることができませんでした

まぁ膨大なアイドルの中にはこういうアイドルもいるし、それがシンデレラガールズなんだ、
ということを認識するためのキャラ、という意味では良かったとは思います。


佐久間まゆ

14話、2期1話で唐突に個人回的な扱いを受けましたが、その後はサッパリ…。
こうなるとネタキャラ以外の何の印象もないわけで、そしてそれは私としては
全くもって良い印象が残るものではありませんでした。

ただ、全体的にシリアス一辺倒なシナリオの中で、唯一ネタというか、ギャグの要素のあった
14話のメインキャラだった、という意味では貴重な存在だった
とは思います。


北条加蓮・神谷奈緒

この二人を連名で書かなければならないこと、書くことしかできないこと、
これ自体がこのアニメの大きな欠陥の一つである、それくらいに思っています。

これからアニメを見直す人がいたら確認してほしいのですが、この二人が一緒にいるカットが
全話(といっても実質2期だけですが)のうち何カットあって、一緒ではないカットが
何カットあったでしょうか
。暇な人にはぜひ数えてみてほしい、そう思っています。

見直してもいない私の印象ですが、おそらく後者はゼロに限りなく近いはずです。
2期ではストーリーにおいても重要性がある程度あり、出番がそれなりにあったにもかかわらず。

「二人一緒のアイドル」と言えば真っ先に亜美真美が思い浮かびますが、彼女らは
「双子」という明確な属性があり、その上で「竜宮小町」という設定による強制的な
分離があったにせよ「いついかなる時も同じ」などという描かれ方はされませんでした。

しかしこの加蓮と奈緒に関して言えば、竜宮小町とは逆に、TPというユニットで一緒に
なったとはいえ、双子なんて属性があるわけではなく、明確に別々の個人のはずです。

にもかかわらず、ありとあらゆるシーンにおいて二人一緒にいる、ということは、言葉を選ばずに
言えば「グロテスク」と表現できるもので、「気持ち悪い」という感想になるものでした。

こんな感想は「嫌い」な杏にすら出てこないもので、この二人の異様性を如実にあらわします。

そもそもTPという存在が、シナリオの都合上、もっと言えば原作の設定をただ使いたかったから、
だからこの二人がアニメに出てきたのであって、それ以上でもそれ以下でもなかった、
そう受け取るべきなのかもしれませんし、そうでなければおかしいとすら思えます。
なにせ、彼女らの個性も、魅力も、何一つ感じられず、「装置」としか思えなかったのですから。

その意味では脚本の犠牲者以外の何物でもなく、哀れみを感じないこともないですが、
しかしそれを超える「気持ち悪さ」をこの二人に感じてしまったのは紛れもない事実です。

そんな感想を抱いたのが私だけならいいんですが、少なくとも「二人一緒」が常態化していた
彼女らに、好印象を抱きようがあったのかどうか、そこについては甚だ疑問
です。


千川ちひろ

346プロの事務員ということで、小鳥のようなある程度の活躍があるのかと思っていましたが、
完全なる脇役で、表に出てくることもなく、印象らしい印象も残ることはなく終わりました。

まぁこれについては、彼女は所詮事務員であり、膨大な人数のアイドルの描写を
優先すべき、という今作においては、これはこれで何ら問題はなかった
と思います。


プロデューサー

765のPとは別のタイプのキャラクターで、それでいて目立ち過ぎないように、という
バランスを持ったキャラクターを生み出すのは、決して簡単ではなかったと思います。

結果として、キャラは765Pよりはずっと濃く、完全にアイデンティティをもってしまった、
そういうキャラになりましたが、しかしながら恐れていた「過去話」なんてものは
言及されず、ギリギリのラインで踏みとどまった、その点は良かった
と思います。

また、思えばそのキャラの濃さも、このアニメ自体が「彼によるプロデュースの物語」に
過ぎず、汎用性があるものではなくて、無限にあるプロデュースの形、プロデューサーの形の
「一例」を描いたもの
だと、そう受け止めれば納得がいかない話でもありませんでした。
もっともこれは、私が「非シンデレラP」だからであり、もし私が「シンデレラP」だったら
やはりこのPのあり方には納得が行かない、ということになるとは思いますが…。

彼自身に対し、いくつも感じられた「未熟さ」については「Pとしても成長する物語」、
ということでそれはそれで良かったのですが、しかし最初から最後まで一貫して「笑顔」を
アイドルに求め、ファンのことなどロクに考えなかったことについては「無能」としか
言いようがなく、彼自身に魅力を感じたかという観点でも「NO」
ということにもなります。

まぁそれ以上に、彼、あるいは彼の声優に対する、視聴者であるP(の一部)の異様な
リアクションについては、私としては全くもって良い印象を得ることができず、
これは彼自身の責任ではないにしても、マイナスの印象にしかつながりませんでした。


美城常務

2期の荒れっぷりの象徴であり、まさに「戦犯」とは彼女のためにある言葉、そう感じるくらいの
圧倒的な存在感で、このアニメ内で大暴れを見せてくれたのがこの常務
でした。

例えば彼女にイエスマンがついていて、「流石常務!常務が来てからというものの、
毎月売り上げは右肩上がりですよ!」とか何とかいうセリフが一つでもあれば、
彼女の有能さが多少なり分かったのかもしれませんが、そんなキャラもセリフもなく、
周囲のスタッフは困惑顔、アイドルには離反されるだけ。これでは無能にしか見えません。

凛やアナスタシアの引き抜き、定例ライブへのCP強制参加など、擁護しようのない
パワハラを展開し、あげくお抱えのPKはプレッシャーでダウン、というあたりもどうしようもなく、
「権力を持った無能な働き者」という最悪のキャラとしての輝きすら感じました

どうもポエムを趣味としているらしいにもかかわらず「おとぎ話」は嫌う、という感性も、
効率至上主義であり、かつ感情論もきちんと展開する柔軟性も、いずれもハイセンスで、
このアニメの「歪み」「ガタツキ」をまさに体現している、そんなキャラだといえるでしょう。

そもそもこの常務は、シンデレラの「継母」をモチーフにしているはずであり、
その意味で道理のある存在にする必要がなかったのかもしれません。
最初から「悪役」ではなくて「悪人」を描く、そういう意味で生まれたキャラなのだと。

しかし悪人なら悪人の正義を通してほしかったし、無能さ+ポエムのコンボでは
「滑稽」にしか見えず、本当に救いようのない存在にしかならなかったのは残念極まりません。

この救いようのない存在であるこの常務、どこかで似たような人物を見たことがあると思ったら、
我らがアイドルマスターの総合ディレクター、石原章弘氏との類似点が見られるんですよね。

2期で登場した常務、アーケードからいる石原さん、というところでは違いはありますが、
1期(1stVISION)でそれなりにうまくいっていたものを、2期(2ndVISION)でひっくり返し、
勝手なユニットを生み出し(PK/竜宮小町)、しかしそれは咬ませ犬に成り下がり…。

成果至上主義で、アイドルを貶めることを平然とやってのけ、それでも売り上げが
上がるのならばそれでいい、というようにしか見えない冷徹で残酷な方針。

ひっくり返したやり方自体があまりにも横暴で、散々批判を浴びるものの、
どういうわけか結果は残すことには成功し、周囲に有無は言わせない。

頑固で自分のやりたいことをただ貫き通す、というスタンスを基本的には見せつつも、
ギリギリのラインでは周囲の声も聴く(最終回/OFA等)。

結果、人間性がアレでもビジネスマンとしては有能で、地位を確立する、という
常務の最終回/石原さんの現在まで、まるでトレースしたかのように一致しています


これを意識して常務というキャラを監督・脚本が描いたというのならば、
その妥当性はともかくとして、そのセンスについてはむしろ称賛したいくらいですし、
もし石原さん自身がそれを承知していたのならばそれはそれで面白い話ですが、
それについては流石に真相が語られることはないでしょう…。
というか本当にトレースして描いたという確証もないわけですけれども。

まぁいずれにしても、常務の存在が2期のあり方のすべてをあらわしていたわけで、
彼女なしには何も語ることもできないくらいのものでしたが、「彼女なしの2期」が
あったのならば、どんなものになったのか、というのはifとしては興味深い
ですね。


ということで、次回が総括のラストです。

アニメ版シンデレラガールズ 総括 キャラクター編 前編

kage

2015/10/22 (Thu)

キャラクター個別の印象について書いていきますが、私の彼女達に対する
「アニメ以前」の印象も、それがあるメンバーは含めながら、という形とします。
まず今回は前編として、シンデレラプロジェクトの14人について。


島村卯月

「シンデレラガールズのセンター」として、このアニメでもメインヒロインとして
特別扱いを受けた卯月ですが、「王道アイドル」たる彼女のパーソナリティーは、
そもそも私は好きなタイプであり、その意味で元々アドバンテージはありました。

ただ、思っていた以上に聖人過ぎる描写が続き、その優位性がグラつきもしましたが、
終始「頑張りますマシーン」であったこと、そして「普通」の属性を持っていたことが、
23話の笑顔喪失につながった、という伏線的な扱いについては、
うまくキャラの特性を活かしているように感じました
し、
彼女個人の魅力として活きた、そう感じることもできました。

ただ、「ですますキャラ」であったことや、「ファンなんて知ったこっちゃない」と
しかとれない姿勢、NG最優先で美穂との仕事がやっつけとしか取れないような振る舞いに
ついては、脚本の杜撰さが要因としても、どうやっても好印象にはなりませんでした。
プロとしての姿勢の欠如という未熟さ自体が「成長」を描くファクターである、
と言えば全くその通りだとも思いますが、その甘さはどうしても拭えず…。

まぁ「普通」を「普遍」として昇華した、というところに関しては脚本に救われた
部分も大きく、そもそも特別扱いで多く描写されたということもありましたが、
「メインヒロイン」の体裁を保ち、トータルでは魅力的なアイドルだったと感じます。


渋谷凛

シンデレラ初の「声有アイドル」であり、その経緯から765における千早とも
やや異なる立ち位置で、卯月とは別に「シンデレラの象徴」としての存在であるというのが
私の認識で、このアニメにおいても特別な扱いを受けるのだろうと思っていました。

そして蓋を開けてみれば、確かに「特別扱い」ではありましたが、
「何一つ魅力が感じられないアイドル」という、言わば最悪の印象になりました。

人間的な未熟さも、アイドルとしての未熟さも、それはそれで一つの魅力だと
私は思いますが、けれども、それとは別の魅力が何一つ描かれているようにも
思えなかった、というのは致命的以外何物でもなかった
、という話です。

「クール」という属性の看板で、彼女もまた「笑顔」をPに評価されてアイドルに
なったのならば、「クール」という立場からの、彼女だけの笑顔を魅せてほしかった。
その笑顔が輝くシナリオが欲しかった
。けれどもそんなものは全くなく、卯月の笑顔に
感化されこそすれ、ただそれだけで、NGとTPの間でフラフラウダウダするだけ。

私は元々クール系のキャラが好きなタイプではない、というのがあるのですが、
それ以前の問題、というくらい彼女には何の魅力も感じられませんでした。
アニメの脚本の被害者だからなのか、そもそも渋谷凛というアイドルが「その程度」
だからなのかは定かではありませんが、私にとっては残念極まりない存在
でした。


本田未央

「アニメの脚本の被害者」というのであればまさにこの未央がその該当者のはずで、
6話7話でネットイナゴに目をつけられ、散々な目に合ってしまいました。

私自身の印象としては、卯月や凛同様、その「未熟さ」は悪いものと思っていないし、
ああした経験を踏まえた上で、後半は盛り立て役として、NGのリーダーとして
引っ張る姿勢が感じられ、むしろ上手く描けていたのではないかとすら思えます


後半においても演劇という意味不明な展開でドン引きもさせてくれましたが、
それもまたしょうもない脚本の犠牲、と受け取れ、哀れみという感情が先立ちました。

ただでさえ優遇されたNG、その中でも最も活発な性格、ということで
脚本にいいように扱われた存在、ということになってしまったとは思いますが、
その不遇さに対して「情」すら沸いてしまうレベルで、逆に印象が良くすらなりました
それを除いても、本来は快活で前向きなアイドル、という魅力はトータルでは感じられました。


赤城みりあ

ただのコドモ、という最初の印象を脱せたかというと、答えは「NO」です。
17話において、彼女個人の魅力が描かれたのはわかるのですが、
そこにおいても「一人の女の子」として輝いていてはいても、「一人のアイドル」としての
輝きも感じられず、それ以外の回、全編通してみるとやっぱり「CP最年少メンバー」という
属性がただあっただけ
、という印象しか残りませんでした。

そもそもその「最年少」の属性が重く、+αを出しにくい立場なのは重々承知ですが、
それでももう少しなにかあれば…という感じ。最初から最後まで、CP内の個性の
バリエーションとして、最年少キャラとしていた、それだけにしか感じませんでした。


アナスタシア

CPの中でただ一人、ユニット回もなければまともな個人回も与えられず、
不憫極まりない存在であったアナスタシアですが、凛とともにPKに勧誘され、
あげく自分の口からしっかりとした説明もなくPK入りでCPは放り投げ、
という荒業をやってのけた以上、好印象はどうしても受けられませんでした

彼女もまた、そんな脚本の犠牲者、という意味での哀れみは感じましたが…。

そもそも「外国人アイドル」という属性を持ち、+αを出しにくい立場なのは
確かでしょうが、一々日本語とロシア語を混ぜるのは「みくや蘭子みたいな
キャラづくりなの?」というツッコミどころにしか感じられなかったのも確かであり、
良い印象が残ったかというと、そんなものはサッパリ残りませんでした。


緒方智絵里

元々大人しいキャラで、口数が少ない以上目立ちにくいのは仕方ない側面もありますが、
それにしても影が薄い、というのはやはり彼女もまた脚本の犠牲者、とみるべきでしょうか。

とは言え、9話や18話のユニット回の中で、掘り下げられたというレベルでないにしても、
魅力はきちんと描かれたように感じましたし、私にとっては魅力を感じられるキャラでした。
まぁ、元々こうしたタイプのキャラは私の好みのタイプでもあるので、それだけで下駄を
履かせてしまっているのも事実
で、アニメ内で活躍していたとはサッパリ言えませんが。

雪歩に似たタイプで、「成長」を描きやすいタイプのキャラのはずなのに、
その描写が非常に弱かったこと、それが残念でなりませんでした。


神崎蘭子

シンデレラ特有のキワモノキャラの一角だと思いますが、それでも8話、ソロユニットとして、
個人回として恵まれた回が与えられたこともあって、私としてはアニメ視聴前から
視聴後への印象が好転した数少ないメンバーのうちの一人
になります。

その8話を含めての、1期での扱いの良さはNGに次ぐもので、相当の優遇を受けていた
ようにも感じましたが、その反動か2期では一気に存在感を失い、ユニット回もなく、
目立つ外見に反した圧倒的な存在感の薄さを発揮してしまうことになりました


初めから1期は優遇、2期は冷遇にすることで、トータルのバランスをとろうとされたのか
どうかは定かではありませんが、どう考えてもうまく扱えたとは思えないバランスであり、
この蘭子の扱いというもまた、脚本というか、構成の甘さを感じられるものとなっています。

とはいうものの、彼女の持ちうる「ギャップ萌え」的な魅力は私には感じられたので、
その点においては良かったと、そう思っています。


城ヶ崎莉嘉

みりあと並び、(タイプは二人とも別々ですが)「コドモ」の印象しかない莉嘉でしたが、
全話見終えてもなお、そこはやはり変わりませんでした。同じ凸レーションの
ユニットメンバーということで、やはりみりあ同様10話や17話で魅力を描こうと
していたことは伺えましたが、それは私には残念ながら届かなかった、という話です。

姉である美嘉との絡みも多かったわけですが、逆に言えば姉ありきで成り立つ
キャラ、という感じで苦しい印象しかなく、どうにも好印象にはなりえませんでした。


多田李衣菜

「にわかロックキャラ」とわかっていても、19話においてのにわかっぷりは
想定を超えていて、「今まで何をしてたの?」「何がしたいの?」としか感じませんでした。

彼女もまた脚本の犠牲者、と言えばそれまでなんでしょうが、「にわかであること」が
彼女のアイデンティティであるのならば、そこに成長性はみられないわけでもあり、
そこに私としては魅力を感じることは全くできないもの
となります。

また、にわかロック要素を除けば何一つ印象が残るものがないのも事実であり、
もう少し別のパンチがあればまた違ったのかな、とも思えます。


新田美波

CP最年長ということで、「お姉さんキャラ」としての立ち位置だったと思いますが、
12話で明確にリーダーとして立ったこと、22話で毅然とした姿勢を見せたこと、
それによってキャラとしてもそれ以上に立ち、魅力として受け取ることはできました。

アナスタシア同様、1期のLL回はNGに捻り潰されたわけですが、
個人回があって救われた、ということでそもそも扱い自体悪くはなかったとは思います。
一方で13話で体調不良ネタの犠牲になるなどといった不遇があったのも事実。
まぁ、それに伴って彼女自身に悪い印象が残らなかっただけマシではありますが…。


双葉杏

そもそもこの双葉杏のCDがシンデレラのCDで売り上げが当時一位になったことが、
私にとってこのシンデレラガールズというコンテンツに対する違和感を
肥大化させた要因であり、その意味では、私のアンチシンデレラ化に関して、
アイドルとしては最大の「戦犯」である存在
とも言えるのです。

その戦犯っぷりは結局このアニメでも何も変わらず、9話や18話で
一応魅力を描いていたように思いますが、それは私にとっては不快な点としてしか
機能せず、何一つプラスの感情を得られることのないキャラで終わりました

また、結局この杏がなぜCPに入ったのか、アイドルとして何がしたかったのか、
サッパリわからないまま終わったわけですが、まぁこれはCPのほとんどのメンバーが
そうであったが故、必ずしも杏だけの問題でもないとは思います。
それでも「それ」が描かれなかったことによる違和感が最も強いキャラで
あった、というのもまた事実ではあるんですけどね。


前川みく

5話で事実上の個人回があり、それでいて普通にユニット回もあり、という点で
優遇されていましたし、そもそも積極性があり、発言の多いキャラであることもあり、
目立っている、という意味では非常に印象が残るキャラであったと思います。

また、それほど直接的ではなかったにせよ「キャラづくりをしている」という描写もあり、
ある意味痛々しさを感じさせる「ネコキャラ」もまた悪い印象を受けるものではなく、
高いプロ意識を持ち、それを実行をしているという事も、「アイドル」としての魅力に感じました


正直言って全体的なまとまりに欠けたCPにおいて、発言の多さというのがあったにせよ
(これは未央も同様)、バランサーとして機能した、というのも好印象で、
彼女もまた、私にとってはアニメにおいて印象が好転したアイドルの一人になります。


三村かな子

極端に言えば「デブキャラ」の類だとは思いますが、ビジュアル的にはデブというほどの
ものでもないし、むしろトータルバランスではビジュアル力が高いとすら感じたかな子。

性格面において、デブキャラの要素は多分にありましたが、それが嫌気が差す
レベルに到達していたとも思えず、個性の一つとして収まっていたのは何より。

まぁアイドルとして魅力的に感じられる描写があったかというと、それがなかったのも
事実ですが、そもそも私としてはタイプ的に好きなキャラでもあるので、
ユニットメンバーで仲良しの智絵里同様、下駄を履かせたまま登りも下りもしなかった、
というところに落ち着いた
、というのが印象になります。


諸星きらり

身長の高さはともかくとして、その口調からキワモノ感に溢れていたきらり。
その意味で蘭子や杏同様、「要警戒」キャラだったわけですが、
蓋を開けてみれば、言動の内容自体は至って常識人のものであり、
決して嫌な印象が残るようなキャラでなかったとわかったのは大きな収穫でした。

まぁその口調などトータルで見れば私としてはどうしても好きなキャラには
なりえない存在でもあるのですが、それでもアニメによってマイナスからプラスの方向に
動いたという意味では良かった
、というのも事実です。


次回は後編、CP以外のアイドル達、そして346プロの社員たちについてです。

アニメ版シンデレラガールズ 総括 観点別評価編

kage

2015/10/20 (Tue)

さて、シンデレラガールズのアニメ全25話の視聴が終了しましたので、
今回からは総括を何回かに分けて書いていきたいと思います。
初回となる今回はアニメにおいて大事な各要素について観点別に。


ストーリー

1期は前半こそNGだけにスポットを当てたような構成で、バランスもへったくれも
ありませんでしたが、後半はそれ以外のCPメンバーにもきちんと見せ場があり、
紆余曲折、乱高下のあるクオリティというか、物語の構成だったとは思いますが、
トータルで見れば「アイドルのサクセスストーリー」として良い出来だったと思います。

しかしながら2期に入ると話は一転。美城常務というキャラクターが新たに登場し、
全てのバランスをぶち壊す、という展開になっていきました。
つまるところ、彼女の存在に「妥当性」「必然性」があればよかったものの、
それが全く感じられなかった
、ということが極めて大きな問題だったと思います。

キャラの性質上「有能」でなければならないはずの存在において、それを示す描写が
事実上ないに等しく、離反者ばかりがクローズアップされる形で、「無能」にしか見えず

ご自慢のプロジェクトクローネは本番前にあっさり倒れ(このアニメでライブで倒れたのは
PKだけじゃないですが…)、CPから引き抜いたNGとアナスタシアを除けば、
まともなステージシーンすら描かれず、新曲すらなく、何がすごいのかも
サッパリわからないまま、しまいにはシンデレラの舞踏会に引き抜かれ、という始末。
それでも彼女なりの正義があれば救いがあったものの、無茶苦茶な引き抜き、横暴なパワハラ、
そしてシリアスな物語から浮いた十八番のポエムと、「無能パワハラポエマーおばさん」に
しか感じられないキャラになっており、何一つ魅力のない「悪人」と化していたのです。

結果としてその常務に物語も引きずられ、「トップアイドルを目指す物語」でもなんでもなく、
「部署の存続をかけた物語」というしょうもない展開になっていったのはあまりにもあんまりです。
実際にはそこからさらに「各々の可能性を求める物語」になっていったわけで、
765の二番煎じでしかないトップアイドル云々を避けて、別の物語を描こうとしていた、
ということはわかりますし、それが間違っているとも思いませんが、
その描き方がベストだったとは口が裂けても言えない
、そういう構成だったのが致命的でした。

元々のシンデレラガールズというアイドル達を、全て346プロ所属扱いにしないといけない、
という制約があったはずで、それが脚本の足を引っ張った、ということが理解できないわけでは
ありません。本来の「プロデュース対象アイドル」を外部プロダクション所属の、ライバル扱いには
できないでしょうし、それこそPKの扱いで相当ギリギリのラインでしょう。

ただ、そうした条件の下、ただでさえ内向きになってしまいがちな話の中で、オリジナルキャラで
ある常務という「敵」さえも内部に抱えることで、完全なる「内向き」の物語になり、更に閉塞感が
強まった
、ということについては擁護もできないし、明らかに失敗しているとすら思えます。
それこそ20話辺りまでは、表向きは「部署存続の物語」としか見えなかったわけですから。

また、本当に描きたかったであろうテーマである、「可能性を模索する」という方向性も、
字面はカッコ良いですが、結局アイドル達は終始「自分がどうありたいか」ばかりを考え、
「ファンあってのアイドル」という本来当たり前であるはずの発想は15話を除けば全く見られない
という描き方としか感じられず、「アイドルの物語」として相応しかったとは全く思えません。

23話のような目を惹く回もありはしましたが、トータルで見れば、そうした印象的なシーンを
描くためだけに無理矢理につないだだけのガタガタの構成としか感じられないもので、
お世辞にも「素晴らしい物語だった」なんて評価はできやしません


アイドルたち一人ひとりの心理描写においては765より踏み込んで描いていたような印象で、
「格差」「個性」「可能性」といった作品固有のテーマに対し深く切り込んだこと自体については
良かったと思います。ただ、それを含めて全体的にリアリティを感じさせるような描き方で
あったからこそ、無理のある展開や理不尽な流れ、不条理な状況が浮いて見え、より違和感を覚え

作品全体を通して言えば、やはり「ガタガタ」以外の表現がしようもなくなっているのです。

それこそ765においては8話のようなコメディ回、15話のようなネタ回を含んでいたからこそ、
多少の無理のある展開は一種のファンタジー要素として受け止めることもできたわけですが、
そうした遊びの部分が一切ない、終始シリアスに走ったこの作品においてはその無理な展開は
ただ本当に無理があるだけ
で、擁護のしようもないものと感じるのです。

かろうじて2期初回である14話に、佐久間まゆというキャラの力を借りて、ギャグ要素を
取り入れた感もありますが、そのタイミングで入れるのも納まりが悪いだけで、
結局一番笑えたのが、「落とした」ために発生した特別編における「スマイルヒストリー」の
エコー連発、というあたりは、狙ったのかそうでないのか判断も難しいところ
です。

あるいは、765の5話のような水着回・温泉回のような美少女アニメの王道さえも
外しているわけで、そもそも「アイドルマスター」を描こうとしたかどうかすらも疑問
に思えます。
もちろん露出度が高ければそれでいい、という単純な話でもありませんが、
アイドルマスターは「そういうコンテンツ」であるという面は間違いなくあるわけで、
その魅力の一部を切り捨ててでもこの徹頭徹尾シリアスな物語をやる価値があったのか

というかそれこそ765の5話はそれを含んでなおシリアスな展開も描くことに実際成功していた
わけで、今作ではそこから逃げておいて物語の出来がこれ、というのは…。

構成がガタガタに感じられた要因である、「説明不足」という大きな問題、すなわち
物語における「穴」については、モバマスのゲーム内で補完された、ということも
少なからずあったようで、「アニメだけで完結させない」「ゲームに視聴者を呼び込む」が
大前提として作られたものであった
、というのが正直なところだった、と考えるのが
一番自然で、その意味で必ずしもこの脚本だけを責めるのは間違いなのかもしれません。
けれども、「アニメにマイナスを作ってゲームでゼロにする」=「補完する」のではなくて、
「アニメはゼロで、ゲームでプラスを加えられる」=「補足する」という形にすることが
できなかった、という面においては、やはり脚本の力不足というべき
でしょう。

そして何より最も大事だと、少なくとも私が思っているのは、「アイドルが魅力的に描かれたか」
というところになりますが、「誰も彼も全員ダメ」とは言いませんが、プラスの魅力以上に
マイナスの欠点が目立ち…
。欠点自体は魅力にもなりえますが、それを映えさせるだけの
絶対的な魅力があって初めて成り立つもので、それが見られないメンバーがいた、
ということはこのアニメの致命的な欠陥と言えます。「ダメな脚本にアイドルがつぶされた」としか
言いようがない話で、こうなるともう、ストーリーという点では明らかに失敗だった
というのが私の率直な感想であり、非常に残念な作品だったと言わざるを得ません。


演出

雨、落ちた照明、倒れるアイドル、不審者P、常務からの離反…。「天丼」としてウケ狙いで
やっていたのかもしれませんが、シリアスなシナリオであることを考えれば、
明らかにそうではないでしょう。単に「演出力不足」「ネタ切れ」としか感じられない
ネタの繰り返しに辟易するばかり
でした。1話の時点での「繰り返し」については
ソシャゲー特有の「繰り返し」の表現としてうまくも感じられましたが、物語が進むにつれ、
シリアスが進んだ結果、そうしたギミックが滑稽にしか感じられなくなったわけです。

また、「シンデレラ」のモチーフについても、普段口数の少ないPや常務がこれに基づいて
開いていたポエム大会だけが悪目立ちし、明らかに浮いていただけ
で、
物語の中でうまく使いこなせていたようにはとても感じられません。

時計の針の描写にしても、CP全体のものではなく、卯月個人のものに過ぎなかった、
ということについては呆れるほど
です。結局メインヒロインだけ優遇されるのか、と。

「アイドル」と「シンデレラ」、二つのテーマから容易に発想できる「シンデレラストーリー」も
扱おうとしていた節は伺えますが、これについてもうまく描けたとは到底思えません。
前述のとおり「内向き」「自分の事ばかり」の描き方になったがために、
「アイドルとしての大成」というシンデレラストーリーは全く感じられなかった
のです。
せっかく卯月や凛のスカウトシーンを1話で描き、765では描けなかった
「アイドル以前」を見せ、シンデレラになる物語を描く土壌を作っていたのにこれ、
というのは残念極まりない話
で、「下手」以外の表現は思い当たりません。

また、765との対比についても、意識的に取り入れていたであろう描写は
多数ありましたが、ファンサービスの域を全く超えているようには感じられず
その演出に具体的な目的があったかどうかについては疑わしい限りです。
アイドルの扱いのバランスも含め、ストーリーにおいて「765にはできないこと」を
積極的に見せていて、それはそれでよかったと思いますが、演出との関連は薄く、
「とりあえずなぞってみました」というだけにしか感じられませんでした。

花言葉がどうとかリフレインがどうとか、マニアックな演出が好みの人にとっては
喜ばしい演出もあったようですが、演出というものは万人に受けてナンボ、と私は思います。
繰り返し見たり、細かく見ている人だけが喜ぶ演出なんてものは単なる制作側の
自己満足でしかない
でしょう。もっと大事な脚本がガタガタで、目立つ演出としては
雨の繰り返しのような芸のないものばかり、などという状況では何も褒める点はありません。


楽曲

765では既存曲を中心に新規曲を取り入れて、といった形でしたが、このシンデレラでは逆に、
新規曲を中心に、既存曲をまぶして、といった感じの使われ方をされていたようでした。
それはアニメ化までの曲のストック数の違い、と言ってしまえばその通りなんでしょう。

だからそれは良いのですが、実際に自分の印象に残った曲が何かあるか、となると、
オープニング曲の「Star!!」「Shine!!」くらいで、他は正直ほとんど記憶にすらありません

エンディング曲も専用のものが1期と2期で違ったものとしてありましたが、
高確率でその回専用の曲が使われるなどして、回数も少なく、印象としてはサッパリでした。

これはまぁCDを買っていないとか、繰り返し視聴もしていないからそうそう記憶になんか
残りはしない、と言えばその通りなんですが、楽曲面において「これは良かった」と
私としてはっきり言えるものが残らなかったのは残念な話
でありました。
まぁ「Star!!」と「Shine!!」については良かったといえば良かったのですが、
OP曲というのはそもそも特別なので、それ以外にインパクトが欲しかった、という話です。


アイドルの扱い

1期前半は、まさに「アイドルマスター ニュージェネレーションズ」であったわけですが、
後半にCPのほかのメンバーはある程度描かれ、そして2期前半ではやはりCP全体、
そしてCP以外のメンバーも、一部ではありますがある程度描かれた、ということで
1期前半に感じたほどのどうしようもない格差は是正されてはいきました。

けれども結局2期後半ではまたNGばかりクローズアップされて…ということで、
結局この3人の物語が描きたかったのか、としか思えないバランスに感じました。

NG以外のCPの中でもみくのような積極性のあるキャラは目立ちはしましたが、
一方でユニット回もなければ個人回もなかった不憫極まりないアナスタシアや、
元々大人しいキャラだからか存在そのものも薄くなった智絵里、
1期では無双(ただしNG以外の中で)しながら2期ではその反動か空気と化した蘭子など、
「それ以外」の11人においてもバランスが取れていたようにも思えません

「CP以外」においては、「頼れる先輩」としての美嘉、「憧れの先輩」としての楓、
実質個人回があてがわれ仲間入りした菜々、夏樹あたりは良い扱いでしたが、
やたらいっぱい出てきた「先輩アイドル」や「イロモノアイドル」、そしてライバルとして
立ちふさがるかと思いきやサッパリそんなことのなかった「プロジェクトクローネ」の
メンバーについてはまともな紹介もなく、誰が誰やら、という印象しかありません


ただ、元々シンデレラのコンテンツの性質上、アイドルがすさまじい数いるのが大前提。
その中で可能な限り顔を見せ、既存層を喜ばせ、新規層には少しでも興味を持ってもらって
ゲームに引き込む、という事ができていたのであれば、これはこれでよかったのではないか

思います。あるいは、このアニメではリアリティをある程度追及していたことを考えれば、
この人数の多さ、それに対する紹介の少なさもまた、そのリアルの一環だったとも感じます。

例えば現実世界で、学校生活において部活動に所属したら、たくさんいる先輩の名前と顔が
すぐ覚えられるか、他校の生徒の名前が覚えられるか、といったらNOでしょう。
だから視聴者視点=NG視点と考えれば、「名前も知らない人たち」がたくさんいる、というのも
またリアルと言えばリアルで、その意味では「こういうもの」と受け止めやすくはあります。

そもそも200人に迫るアイドルを「平等」に描くことなんて無理だし、CPの14人を特別にしても、
なお180人ほどのアイドルを、その中でも平等に、なんてのは無理な話の中で、
一部はキャラを立たせ、個人回的なものさえ用意され、一部は「たくさんいる先輩」として扱い、
一部はモブと化す、というのは仕方のない事なんだろうとは思いますし、
「平等至上主義」の私としても目をつぶらざるを得ないというか、納得するほかありません
それが「シンデレラガールズらしさ」と言えばその通りなのかもしれませんし、
「声がついた」「背景にいた」で喜ぶ既存Pが対象なら、これで間違いもない
のでしょう。

新規層に辛いのも事実ですが、前述の通り「名前も知らない人たち」はリアルであるし、
それこそ少しでも興味が持てれば、調べて、ゲームでプロデュース、という流れにできる、
というかそれが制作側の狙いとしてもあったのでしょうし、これがおかしいとも思いません


CP内のバランスについてはこれで良かったとは全く思いませんせんが、
それを別とすれば、全体としてはこんなもん、というのが率直な感想です。


…とまぁ長くなりましたが、次回はそのアイドル達(+α)の一人一人について、
主なメンバーについてですが、私なりの印象を書いていきたいと思います。

デレマスアニメ25話 「Cinderella Girls at the Ball.」 雑感

kage

2015/10/17 (Sat)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


最終回として

実質的にはストーリーは前回で終了していて、あとはライブシーンを描いて締めくくるだけ、
というのは765と同じ構成で、そしてこの構成自体に不備があったとは思いません。

ですが、最後の最後までくだらないポエム合戦を展開したPと常務については
呆れかえるばかり
であり、なんとかならなかったのか、というように思います。

実際にこの「シンデレラの舞踏会」を描かない限りは、常務というキャラの処理は
なしえないわけで、最終回にこうせざるをえなかったというのはわかりますが、
この期に及んで過去最大級のポエムとは…。最終回だけに大盤振る舞いなんでしょうか。

また、そのポエム合戦の中で常務は346プロという「城」を、そしてPは「灰かぶりの夢」を守る、
というスタンスの違いを相互認識したわけですが、あくまでもビジネスと捉え、
成果至上主義というスタンスをこれまでにも見せてきた常務についてはまだしも、
「一番大切なのは彼女たちが笑顔であるかどうか」などとのたまい、「ファンありきのアイドル」と
いう視点が完全に欠如しているとしか思えないPの無能さは流石にどうしようもない
というか…。

もちろん「アイドルの笑顔がファンの笑顔につながる」ということになるのはわかりますが、
それについての言及が一切ない、というのにはプロデューサーとしてのセンスを疑います。
これではまるでP自身がアイドルの笑顔が見たいだけ、そうとれる有様です。

CP、というかこのアニメが最後の最後まで「内向き」の物語に過ぎなかった、ということの
象徴ともいえるシーンだった
という意味では、わかりやすくてこれで良かったのかもしれませんが。

そのあたりを除けば最終回としてキレイな構成で、キレイな展開になっていたと思いますし、
それこそ1話とこの25話だけ見れば「イイハナシダナー」という感想はもてるものだったと、
そう思います。もちろん実際にはその途中が色々な意味で問題だらけなわけですが…。

最終的にはCP「1期生」は解散した、という扱いなのかどうかはハッキリしませんでしたが、
常務の言う「城」に反するのがPのプロデュース方針ならば、解散したと判断すべきなんでしょう。
ラストシーンは346プロの大型ライブにおけるサービスというか、たまにこのメンバーでも
ライブはやりますよ、という程度のものと考えるべきかと。…それにしたって、
あれほど3人が渇望していたNGのカットがなかった、というのはどうかと思いますが、
「CP臭」を残さないためには描くわけにもいかなかった、とみるべき
なんでしょう。

まぁ、良くも悪くもこのアニメを象徴するような最終回だったのは確かで、
「素晴らしかった」でも「つまらなかった」でもなくて、
「こんなもんでしょ」というのがこの25話全般の感想
になりました。


ライブシーン

流石に1週、というか2週落としただけあって、全体的に作画は良く、ライブシーンも綺麗に
描かれていて、これ単発で観る分には良いものだと感じることはできました。

ライブシーンというか、「シンデレラの舞踏会」というイベント自体の描き方としては、
一枚絵が多かったのも事実ですが、見せ方としておかしかったとも思いませんし、
こうしたバラエティ感のあるイベントを描くにおいてはこれはこれで十分良かったと思います。

しかしながら気になる点としては、NGだけの新曲、ステージがあったこと
3話の初ライブシーンと被らせての演出になり、そこにカタルシスを感じさせる、
というものになっていて、これは決して悪いものではないとも思いはしますが、
結局このアニメは別名「アイドルマスター ニュージェネレーションズ」である、
という事実を最終確認させてくれた
ようで、気持ちの良い形ではありませんでした。
まぁむしろ、最終確認をとってきたことはわかりやすくて気持ちよかったというべきかもですが。

もちろんCP全体の新曲、ライブシーンがあったわけで、完全にNG一辺倒になったわけではない
のですが、おかげで印象がニ分割されてしまったような感もあり、やはり残念な形でした。
新曲「M@GIC☆」は、曲としてはED曲というよりはOP曲、という感じで、「ここで物語は
終わらない」、「新たな始まり」を感じさせるようなものであったことは良かった
と思います。


美城常務

ポエムの閉店大セールをかましたのはともかく、彼女の過去などというしょうもない展開に
ならなかったのは良かったと思います。まるで彼女自身がかつてアイドルだったかのようにすら
とれる話もありましたが、視聴者の想像に任せる、というレベルでとどめたのは何より。

しかし、恐ろしいまでにわかりやすい形でCPを「認める」ことになったことについては…。
「統括重役として」とのたまい、あくまでもビジネスとしてを最優先する姿勢を見せながら、
結局「気に入らない」という感情的な本音をぶちまけた辺りについては潔いとみるべき
でしょうし、
ストーリー展開的に、こうするしかなかった、というのもまた事実だとは思います。

ただ、あれほどまでにやりたい放題で暴挙の限りを尽くしてきた割には
あまりにもあっけないというか、「これで終わりなの?」という感が残ったのも事実。

お抱えのプロジェクトクローネすら逆に引き抜かれる形になり、その無能さを最後の最後まで
露呈する形になったにもかかわらず、なぜか専務に昇進する、という同族企業ならではとしか
思えない人事異動をみせつけてくれたあたりには「彼女らしさ」すら感じられましたが…

常務は常務のやり方で成果を残していた、というのを脳内補完しろ、ということなんでしょう。
最後の最後まで脚本の負の象徴という役割を担った、という意味では逆に良かったとは思います。


無限の可能性

エンドロールではCPのメンバーが各々、別のアイドル達と活躍するシーンが描かれ、
しかし再びCPのメンバーで新たなステージへ、というシーンがラストとなりました。

この時の表情がやたらと凛々しかったわけですが、時間の経過、年齢を重ねた事を示したのか、
年齢ではなくアイドルとしての成長を示したのか、それとも単に作画が綺麗だっただけなのか、
定かではありませんが、「良い表情」をしていたのは確かだと思います。

その上で、「シンデレラプロジェクト」ではなくて「シンデレラガールズ」を名乗ったということ、
色々な解釈の仕方はあると思いますが、私としては、このアニメは終わっても、
「シンデレラガールズ」というコンテンツは続く、ということを示す表現だった
と感じました。

色々物議を醸したとはいえ、アニメ化によってキャラクターや世界観の掘り下げが進んだのは
確かなはずで、それを踏まえてさらに進んでいく、ということこそここでは大事なはずですから。

かなり高い確率で3rdライブで発表されそうな「映画化」という方向だけに限らず、
原作たるモバマスしかり、スタステしかり、それ以外にも、様々な展開はあるはずで、
そうしたメディアの広がりこそが「アイドルマスター」の持ちうる魅力であり、
アニメはその一つに過ぎない、というものを示すというのはある意味当然でもあるかと思います。

それこそまさに、ポエム合戦の中にあった「可能性」の話になってくるわけです。
このアニメではCPのP、あるいは常務ならではの「プロデュース」を示しただけであり、
無能にとれた成果至上主義のパワハラ路線も、笑顔至上主義のファン無視路線も、
一つの「可能性」に過ぎなかったということ。そしてそれ以外の可能性は、
このアニメを観た、あるいは観ていない人も含めて、各々の「プロデューサー」が
各々のプロデュースをすることで見つけていく、「シンデレラガールズ」とは
そういうコンテンツなのだと、それを示している
、そうとれるのです。

もちろん765プロだって、あるいはミリオンライブだって「そういうコンテンツ」なわけですが、
よりアイドルの人数が多いシンデレラにおいては、それがより明確であるとも言えます。
それこそ「アイドルマスター ニュージェネレーションズ」としてNGの3人ばかりが
クローズアップされた今作自体が、一つの可能性でしかなかったという話です。

そう考えることが出来ることを踏まえれば、ポエム合戦もあながち無駄ではなかった、
という気もしますが、他にも表現方法はあったでしょ、という気がするのも事実で…。

それはさておいて、アニメ内のユニットである「シンデレラプロジェクト」ではなくて、
「シンデレラガールズ」を最後に宣言したということにおいては、
このアニメの終わり方はこれで良かったし、これしかなかった
と、そうも思います。


ということで25話、最終回の雑感はここまでになり、次回からは総括を書いていこうと
思うのですが、ここで恒例のあの企画をこのアニメに対してもやってみようと思います。


アンケート

このアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」全25話を視聴しての感想アンケートです。
当然全話視聴済みの方が対象ということは了承いただきたいのですが、
この記事で私が書いた内容もあまり気にせず(参考にしていただくのは結構ですが)、
ご自身の素直な感想をそのまま書いていただければありがたいです。

結果についてはもちろん、いつものように集計し、記事にまとめたいと思います。
とりあえず回答期限は設けないでおきますが、いつもの通りなら10日前後で
概ね打ち止めになるので、そのくらいまでに回答いただければ集計対象になります


賛否両論、実に様々な意見が飛び交った今作ですが、それを視覚化すると
どうなるのか、非常に楽しみに思っておりますし、是非ともご協力いただけると助かります。

URLは以下になりますので、是非ともよろしくお願いいたします。

http://enq-maker.com/j6ytLEd

記事については、とりあえず次回からは前述の通り、このアンケートとは関係なしの
私個人の感想・総括について、いくつかの記事に分けてアップしていく予定です。

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 総括

kage

2015/10/15 (Thu)

アニメ版に準拠した「ANIM@TION MASTER」シリーズは全7作。
うちOP曲のフル版を収録した01と04のみシングル、他はアルバム、という
特殊な構成ながら、基本的には話に沿って収録していく、という形になっており、
アニメ視聴からの購入、という流れがスムーズにできるものとなっています。

また、既存曲と新曲が絶妙なバランスで散りばめられており、アニメからの新規層は
もちろん、元々のP層の購入も確実に促せるつくりとなっているのもまた大きなポイント。

楽曲の中にBGMを挟んでいく、という構成は、聴きやすさという意味では
それを損ねている感じは否めません
が、ある程度はストーリーの流れに沿っている
構成でもあって、必ずしも余計な存在、とも言い切れない形ではあります。

とにもかくにも、アニメにより大量の新規層獲得を果たした中で、既に膨大な数が
出揃っていた音楽CDのうちどれを買えばいいのか、という疑問に応える形で
まずこのCDシリーズがあった、という意味でも非常に大きな意義のあるものですし、
幅広く奥深いアイマスワールドにアニメから入っての第一歩目として機能したというのも事実。

また、楽曲だけでなく、ボーナストラックの小鳥の妄想暴走パートについても、
小鳥の紹介がメインになりつつも、一応アイドルの紹介にもなっていましたし、
こうした崩した展開もまたアイマスの魅力、というのが描けたという意味でも良いものでした。

そしてもちろん、「READY!!」「マリオネットの心」「自分REST@RT」「約束」といった
現実の声優のライブでも定番となった曲が初収録された、という意味でも大きな意義があり、
その後のアイマスのある意味スタンダードを築いたシリーズとも言えるかもしれません。

「9.18」という問題を経て、再生し、そして進展するきっかけとなったアニメシリーズ。
その音楽CDは、アニメ本編同様、アイマス史において大きな存在となっています。


THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 07

kage

2015/10/14 (Wed)

いつまでも、どこまでも



01.春香の葛藤
02.眠り姫 歌:如月千早
03.花(NEW MIX) 歌:音無小鳥
04.空 歌:音無小鳥
05.The world is all one !!(BGM VERSION)
06.My Wish 歌:星井美希高槻やよい萩原雪歩菊地真水瀬伊織秋月律子
07.Happy Christmas 歌:天海春香如月千早双海亜美/真美三浦あずさ四条貴音我那覇響
08.relations(BGM VERSION)
09.見つめて(TV VERSION) Instrumental
10.さよならをありがとう 歌:天海春香
11.まっすぐ 歌:765PRO ALLSTARS
12.激励
13.READY!!&CHANGE!!!! SPECIAL EDITION 歌:765PRO ALLSTARS
14.私たちはずっと…でしょう? 歌:765PRO ALLSTARS
15.いっしょ(NEW VERSION) 歌:765PRO ALLSTARS
ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜さらば地球編〜」 出演:三浦あずさ如月千早音無小鳥
ボーナス・トラック2「見つめて」 歌:萩原雪歩四条貴音


アニメをフィーチャーしたAMシリーズの最後は、当然のごとく21話から25話、最終盤が対象。
ここでも少ないながらBGMあり、既存曲あり、新曲あり、ボーナストラックありのボリュームで、
かつ最後にふさわしいフィナーレ感漂う曲が並び、シリーズの最後を締めくくっています。


02.眠り姫
歌:如月千早

MA2からの千早の持ち歌で、代表曲の一つ。童話をモチーフにした世界観を、
圧倒的な歌唱力で表現したバラード
で、アニメでも21話のステージシーンで描かれたような、
「歌姫」のオーラを感じさせる、千早の象徴的な楽曲です。


03.花(NEW MIX)
歌:音無小鳥

21話で小鳥のステージシーンで描かれた、MLからの持ち歌。アニメからの視聴者にとっては
「まさか」とすら思える事務員小鳥の歌ですが、その高い歌唱力は過去のCDシリーズで証明済み。
この曲ではその穏やかで美しい世界を、優しく、それでいて力強い歌声で見事に表現しています。


04.空
歌:音無小鳥

21話エンディング曲でMAでの小鳥の最初の持ち歌。アップテンポで軽やかに、前向きに、
それでいて美しく完成された曲は小鳥の代表曲であると同時に、アイマス屈指の人気曲。
アイドル達への応援歌として、あるいは自分自身への応援歌として、輝く一曲です。


06.My Wish
歌:星井美希高槻やよい萩原雪歩菊地真水瀬伊織秋月律子

22話、クリスマス回での挿入歌で、完全新曲。優しく温かいバラード調のクリスマス曲であり、
話の内容に合っているのはもちろん、アイマス楽曲の冬曲にまた厚みを加えてくれました。


07.Happy Christmas
歌:天海春香如月千早双海亜美/真美三浦あずさ四条貴音我那覇響

22話、クリスマス回のED曲で、前曲と歌唱メンバーは折半する形。つまり5話の夏曲2曲と
全く同じ構成で、ストーリー的な対比をこの楽曲の存在でも示している形
になります。
曲調としてはとにかく明るく、楽しいクリスマス曲。物語としては必ずしも明るいだけの
22話ラストではありませんでしたが、あえて弾けるタイプの曲で、クリスマスを彩りました。


10.さよならをありがとう
歌:天海春香

24話の挿入歌で、完全新曲。思い悩む春香が復活するシーンで使われる曲で、
春香ならではの温かさ、そして強さを、美しいバラードで表現。
アイマス代表曲の持つ「自分応援歌」を新たな形で昇華した、印象的な一曲です。


11.まっすぐ
歌:765PRO ALLSTARS

360版のED曲であり、「アイマスエンディング曲」の象徴が、24話のエンディング曲として披露。
圧倒的なフィナーレ感で、物語の事実上のラストを表現する形になりました。


13.READY!!&CHANGE!!!! SPECIAL EDITION
歌:765PRO ALLSTARS

25話、最終回でのライブシーンでの曲。言わずもがな、1クール目2クール目のOP曲で、
そのOPのステージシーンをなぞりながらも、2曲を繋げる、という試みを実現した特別版。
ライブシーンの音源化、という意味合いか、ファンのコールも含まれる形になっています。
また、アニメ本編ではステージに立っていなかった律子も音源上は含まれる形に
なっているよう
で、「13人」、オールスターズの物語であることをしっかりと感じさせます。


14.私たちはずっと…でしょう?
歌:765PRO ALLSTARS

25話のライブシーンでのもう1曲で、完全新曲。これまでの軌跡、これからの道程を謳う、
最終回に相応しい一曲。楽曲タイトルについてすったもんだでケチがついた感もありますが、
曲としての完成度は疑いようもなく、見事にカタルシスを感じさせる曲として存在しています。


15.いっしょ(NEW VERSION)
歌:765PRO ALLSTARS

MLからの曲で、複数人曲ではあっても全員曲ではない、という扱いの曲でしたが、
最終回のエンディング、当然の全員曲として大抜擢。タイトル通り、「いっしょ」を謳うこの曲は、
765プロにとってまさに象徴ともいえる曲
であり、必然の選曲とも言えます。
また、曲終盤にはアイドル達のメッセージパートも含まれる、まさに最終回、最終曲らしい形です。


ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜さらば地球編〜」
出演:三浦あずさ如月千早音無小鳥

シリーズ恒例のボーナストラックは、当然のごとく最後の二人が被害者になるかと思いきや…。
この二人、ということでラジオ「アイマスRADIO」のネタを入れるというサービスもありつつ、
いつもの妄想がまさかの展開に。けれども結局はいつも通り、テンプレ通りのラストとなります。


ボーナス・トラック2「見つめて」
歌:萩原雪歩四条貴音

23話EDでInstrumental版で初披露された曲ですが、このCDでは雪歩貴音のデュオ楽曲として
歌入りでボーナストラックに収録されました。曲調通りの重く切ない世界観の曲ですが、
二人の美しい歌声で見事に表現し切り、独特の世界観を聴かせてくれます



ストーリー終盤ということもあり、バラード系が中心となるラインナップ。
とはいうものの、メリハリも効かせ、一辺倒にはならないバランス感も保ってはいます。
また、既存曲と新曲のバランスも絶妙で、このアニメでのバランス感を象徴するかの如く。
アニメ本編では聴けない「見つめて」歌入り版など、お得感も感じさせる構成で、
見事にシリーズ最後を締めくくっています。

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 06

kage

2015/10/12 (Mon)

一生懸命



01.過去の出来事
02.CHANGE!!!!(TV SIZE) 歌:765PRO ALLSTARS
03.一生懸命
04.TRIAL DANCE 歌:我那覇響
05.Brand New Day! 歌:我那覇響
06.Jupiterのテーマ その1
07.自転車 歌:菊地真
08.チアリングレター 歌:菊地真
09.Jupiterのテーマ その2
10.いっぱいいっぱい 歌:秋月律子
11.魔法をかけて! 歌:秋月律子
12.ゆったりのんびり
13.フラワーガール 歌:四条貴音
14.風花 歌:四条貴音
15.みんなとの…
16.約束(TV VERSION) 歌:如月千早天海春香星井美希高槻やよい萩原雪歩菊地真双海亜美/真美水瀬伊織三浦あずさ四条貴音我那覇響
ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜中2病全開編〜」  出演:秋月律子四条貴音我那覇響音無小鳥
ボーナス・トラック2「約束」 歌:如月千早

アニメ16話から20話までをフィーチャーしたCDで、2クール目の個人回をそのまま
なぞる形になっています。そのため個人のソロ曲中心の構成となっているわけですが、
その中には既存曲あり、新曲ありとメリハリのあるものにもなっています。


02.CHANGE!!!!(TV SIZE)
歌:765PRO ALLSTARS

2クール目オープニング曲が、02の「READY!!」同様にTV SIZEで収録。このOP自体は
14話からなのですが、CDの収録は構成の関係上ここに来た、という感じでしょう。
765プロの新たな一歩、変わりゆく世界を描く曲としては短縮版であってもその
魅力は変わらず
、このCDでもその存在感を発揮してくれています。


04.TRIAL DANCE
歌:我那覇響

MA2からのの持ち歌であり、得意とするダンサブルでクールな楽曲…なんですが、
アニメではハム蔵が活躍するシーンで使われたことで、「ハム蔵のテーマ」が如き扱いに。
とは言え曲自体のカッコよさが損なわれたわけではなく、CDではその魅力をフルに堪能できます


05.Brand New Day!
歌:我那覇響

16話のED曲で、完全新曲となるのソロ曲。これまになかった、の明るさや前向きさを
表現する曲であり、散々だった16話の唯一の救い、と言ってもいいくらいの存在でした。
本来の魅力を曲として映し出し、自身の曲の幅を広げたという意味でも大きな一曲です。


07.自転車
歌:菊地真

MSからのの持ち歌。の爽やかさを詰め込んだ一曲で、アニメでも効果的に使われました。
自転車に乗った時のような爽快感と疾走感を味合わせてくれる、紛れもないの代表曲です。


08.チアリングレター
歌:菊地真

17話のED曲であり、の完全新曲。緩やかなバラード調の曲であり、これまでにない
の新境地ともいえる曲。とは言え、歌詞の世界観は彼女ならではのものであると
感じられるもの
であり、恵まれた個人回をより印象的にした、という効果もある曲でした。


10.いっぱいいっぱい
歌:秋月律子

MAからの律子の持ち歌であり、代表曲。ライブ映えする、テンションの上がる曲で、
アニメ18話でもライブシーンでこれ以上ない演出で描かれることになりました。
アニメではプロデューサーとして活躍した律子ですが、ここで、この曲で、
「アイドル秋月律子」の真骨頂を見せてくれたのは嬉しい限りです。


11.魔法をかけて!
歌:秋月律子

18話のED曲で、アーケードからの律子の持ち歌。プロデューサーとして、
あるいはアイドルとしてでもない、等身大の律子の魅力を描く曲であり、
この個人回のEDでこの曲を持ってきた、というのは非常に見事なチョイスと感じられます。


13.フラワーガール
歌:四条貴音

19話の挿入曲で、MSからの貴音の持ち歌。つまりは初の個人曲だったわけですが、
貴音はこの路線で来るのか」という驚きのあった一曲でもあります。
とは言え、これもまた「アイドル四条貴音」の魅力の一端であり、
その可愛らしさを濃縮した、圧倒的なパワーさえも感じられるものとなっています。


14.風花
歌:四条貴音

19話ED曲は、MA2からの貴音の曲。「妖艶」という表現がこの上なく似合う、
まさに貴音らしさが765%詰まった代表曲であり、その歌の世界観、表現力は脅威的なほど
アニメでは千早の引きに曲の魅力が半減させられてしまった感もありますが、
CDで一つの曲として聴けば、やはりその完成度は圧巻というほかありません。


16.約束(TV VERSION)
歌:如月千早天海春香星井美希高槻やよい萩原雪歩菊地真双海亜美/真美水瀬伊織三浦あずさ四条貴音我那覇響

20話、千早回において、千早復活のキーとなった曲。どこをどう切り取っても「千早の曲」として
完成された、ハイクオリティなバラード曲であり、その高い歌唱力がフルに発揮される一曲。
しかしこのバージョンでは、アニメのシーン同様に千早の声が出ないパート、そして仲間達が
歌うパートも収録される、という形
になっており、CDでもアニメのシーンを想起させます。


ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜中2病全開編〜」
出演:秋月律子四条貴音我那覇響音無小鳥

もはや説明もいらない小鳥の妄想暴走トラック。その対象はこれまで同様にジャケットの3人、
ということになっていて、意外なトリオ、という感じもして、新鮮味も出てきます。
とはいえ小鳥が妄想を…というのはテンプレ通りになっているわけですが…。
そしてさらに暴露される765プロの圧倒的なブラック企業体質、というのもポイントですね。


ボーナス・トラック2「約束」
歌:如月千早

ボーナストラックという形で収録された、千早の新曲「約束」のフルバージョン。
アニメのストーリーにおいて重要なポジションを担った曲、ということでより印象が
強くなった曲ではありますが、それ以前に、歌詞の世界観、メッセージ性が際立ち、
暖かく、優しく、美しい曲調が活きる、壮大かつ魅力的な一曲として仕上がっているもの

数多く新曲が生まれたアニメの中でも一際輝く一曲で、千早の代表曲としても定着しました。


16話から20話はちょうど個人回を積み重ねていったパートであり、その中で魅力的な
新曲が生まれてきました。その曲を詰め込んだのがこのCDであり、アイドル個々人の
新たな魅力を、新たな楽曲から感じ取れる
、というのが非常に大きなポイント。
「約束」がやはり目立つ形にはなりますが、それ以外も魅力的な曲が詰まっています。

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 05

kage

2015/10/08 (Thu)

今日も元気!



01.今日も元気!
02.笑って! 歌:天海春香
03.START!! 歌:天海春香
04.蒼い鳥(Piano Instrumental Version)
05.ふるふるフューチャー☆ 歌:星井美希
06.ショッキングな彼 歌:星井美希
07.GO MY WAY!!(BGM VERSION)
08.マリオネットの心(M@STER VERSION) 歌:星井美希
09.自分REST@RT(M@STER VERSION) 歌:天海春香星井美希如月千早高槻やよい萩原雪歩菊地真双海真美四条貴音我那覇響
10.i 歌:765PRO ALLSTARS
11.キミはメロディ(M@STER VERSION) 歌:高槻やよい萩原雪歩菊地真水瀬伊織三浦あずさ秋月律子
12.Colorful Days(M@STER VERSION) 歌:天海春香星井美希如月千早双海亜美/真美四条貴音我那覇響
13.MEGARE!(M@STER VERSION) 歌:765PROALLSTARS
ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜3度目の正直だけど、多分いつもと同じ編〜」 出演:星井美希双海亜美双海真美音無小鳥
ボーナス・トラック2「第13話LIVE曲メドレー」

アニメ準拠版シリーズ第5弾は10話から15話までの分をフィーチャー。
ここまでくるとBGMの数がかなり減り、歌が大半を占める、という構成になります。
その中でも特に光る曲は、やはり1クール目最終話となった13話での新曲2曲でしょう。
数多のアイマス楽曲の中でも鮮烈な輝きを見せる曲がここで初登場、となったわけです。


02.笑って!
歌:天海春香

MSSに初収録となった春香のソロ曲。暖かく、穏やかな曲調で、
春香の優しい歌声が響くバラード曲。MSSにおいては、一つの物語の終わりを示した
この曲ですが、アニメにおいては春香自身の歩みを示す曲として、存在感を発揮しました。


03.START!!
歌:天海春香

春香回」である11話のエンディング曲となったのがこの曲。EDであえて「スタート!」を
謳う、というのはここはまだ通過点に過ぎない、ということを示しているのと同時に、
明るく前向きな春香の魅力を、曲としてもここで表現したかった、そう感じられます。


05.ふるふるフューチャー☆
歌:星井美希

12話、美希回の挿入歌。MAでの新曲で、美希の緩い雰囲気を曲としあらわしたような
一曲。「この路線で来るのか」という衝撃もありましたが、カッコイイもカワイイも
表現できる美希ならではの一面を切り取った曲として、このアニメでも効果的に使われました。


06.ショッキングな彼
歌:星井美希

12話のED曲として使われた、MSからの曲。美希のカッコ良さと可愛さのハイブリッドな
曲調に、「美希らしさ」を詰め込んだ歌詞で、独特の世界観を表現

この話のEDとして相応しいかは微妙ですが、美希個人の魅力は描けていると思います。


08.マリオネットの心(M@STER VERSION)
歌:星井美希

13話、ライブシーンの山場で「カリスマアイドル星井美希」の才気を見せつける曲として
披露された完全新曲。美希のカッコよさを、ダンサブルな曲調と十八番の失恋歌詞に載せ、
華麗に展開
。アイドル星井美希の真価を見せつける一曲で、代表曲ともいえる曲となりました。


09.自分REST@RT(M@STER VERSION)
歌:天海春香星井美希如月千早高槻やよい萩原雪歩菊地真双海真美四条貴音我那覇響

13話、ライブシーン最大の見せ場で披露された完全新曲。アイマスの代表曲ならではの
ポップさとポジティブさに、アイドルとしての輝きと軌跡、それらを一気に凝縮し、
一つの曲として昇華させたかのような圧倒的な完成度と眩さを感じさせる楽曲であり、
絶対的な存在感を発揮
。アイマスきっての人気曲として、その地位を確立しています。


10.i
歌:765PRO ALLSTARS

13話ED曲は、MAでの共通楽曲。穏やかでいて、それでいて軽やかに。「アイドル」を、
また別の形で謳う曲、としてその存在感を示すこの曲が、1クール目のラストとして
使われたのは納得というか、絶妙なチョイス
だと感じられます。


11.キミはメロディ(M@STER VERSION)
歌:高槻やよい萩原雪歩菊地真水瀬伊織三浦あずさ秋月律子

14話挿入歌として、SPからの新曲であるこの曲が使われました。CDではMSWに挿入、
ということもあり、「冬曲」というテイストもありますが、ここではそれ以上に、
ポップでキュートな世界観を表現、という形で、14話、新たなステージを彩りました


12.Colorful Days(M@STER VERSION)
歌:天海春香星井美希如月千早双海亜美/真美四条貴音我那覇響

14話ED曲も、SPからの新曲。タイトルにはついていませんが、「12 colors」バージョンで、
765アイドル達一人一人のカラーをそのまま歌う歌詞のバージョンとなっています。
歌唱メンバーは前曲と折半、という形ですが、「765プロ」全体を感じさせてくれる曲です。


13.MEGARE!(M@STER VERSION)
歌:765PROALLSTARS

15話ED曲は、アイドル業界のポップに歌い上げる、MA2での共通楽曲。
「生っすか!?サンデー」というテレビ番組を丸々映したこの15話にはうってつけ、
と感じられる選曲
で、そのバラエティ感というものを良い意味で表現していると感じられます。


ボーナス・トラック「音無小鳥の秘密レポート〜3度目の正直だけど、多分いつもと同じ編〜」
出演:星井美希双海亜美双海真美音無小鳥

ボーナストラックは、そのままタイトルにもなっている通り、「いつもと同じ」流れが
展開されることになるわけです。…今回のジャケット担当、美希亜美真美を相手に。
相手が相手だけにさらに妄想が暴走…となりますが、オチはいつもと違う感じになっています。


ボーナス・トラック2「第13話LIVE曲メドレー」
THE IDOLM@STER 歌:天海春香星井美希如月千早高槻やよい萩原雪歩菊地真双海真美四条貴音我那覇響
乙女よ大志を抱け!! 歌:天海春香
キラメキラリ 歌:高槻やよい
私はアイドル♡ 歌:星井美希
My Best Friend 歌:天海春香如月千早
スタ→トスタ→ 歌:双海真美
思い出をありがとう 歌:萩原雪歩菊地真
Next Life 歌:我那覇響
フラワーガール 歌:四条貴音
Day of the future 歌:星井美希
マリオネットの心 歌:星井美希
目が逢う瞬間 歌:如月千早
自分REST@RT 歌:天海春香星井美希如月千早高槻やよい萩原雪歩菊地真双海真美四条貴音我那覇響

このCDではボーナストラックが2つ収録されており、この2つ目では13話で描かれたライブの
セットリストのメドレーになっています。現実のライブでもこれで十分やれそうな
感すらあるライブセットリストをメドレーという形に凝縮し、短い時間で楽しめる内容
です。


このCDではなんといっても「マリオネットの心」と「自分REST@RT」が強烈な輝きを見せますが、
それ以外にも、メンバー分割での14話の2曲あり、メドレーあり、とボリューム感も満点。
1クール目の締め、そして2クール目の開幕を見事に楽曲で描き、その世界の躍動を感じさせます

ミリオンライブ プレー雑感 その9

kage

2015/10/05 (Mon)

久々にミリオンのゲームのプレー状況、その他諸々について書きたいと思います。


プレー状況

まず現在の私の基本データについて。レベルは306。劇場レベルは131でカンスト。
プロデューサー称号は、ファン人数が1100万人を突破して「レジェンドプロデューサー」となり、
残すは1300万人の「キングオブプロデューサー」のみで、時間の問題となってきました。

デッキは「グレイトフル・ブルー 佐竹美奈子」が8枚まで揃い、艦隊完成が目の前に。そう言えば
2ndライブ未出演メンバーの「グレイトフル・ブルー」を出す気は本気でないんですかね…。

カードアルバム埋めでは1000種類を突破し、50%は超えてきましたが、
残るのは概ねスパークドリンクが数十から数百本必要な、無課金には厳しい世界。
数本で済むものもまだ残っているとは思いますが、バザーにはロクに出てこない状態です。

親愛度については、上限は全員600を突破し、実際に600に到達したのは美奈子、AS13人、
琴葉海美桃子ひなた未来可奈の20人
。現在は百合子志保をユニットに入れています。

時間さえ掛ければ50人全員600到達も可能なんでしょうが、それよりも上限が700に
拡張するほうが先になるのでしょう…。恐らくは全国キャラバン編終了あたり、ですかね。


全国キャラバン編

先日終了したシーズン3、西エリアのメンバーは以下の通りでした。

菊地真
高坂海美
高山紗代子
永吉昴
ジュリア
宮尾美也
篠宮可憐
豊川風花


カラーで言えばやや暗めですが、キャラ的にはマイペースなタイプのメンバーが揃っていました。
そして新たに始まった今回のシーズン4、上方エリアのメンバーは以下の通り。

天空橋朋花
松田亜利沙
木下ひなた
我那覇響
島原エレナ
高槻やよい
周防桃子
中谷育


明るいカラーのメンバーで、桃子ひなたが揃ったように年齢的にも非常に低いメンバー。
こうなってくるとやよいのお姉さんらしさが光ってきそうな気もしますが、果たして…。

何はともあれ、ここまで4チーム、8人ずつで計32人が出てきたわけで、最後2回は
9人ずつ、という変則的な形が残る形になります。それに伴って画面のレイアウト以外に
何がどう変わる、ということもないのだとは思いますが、どう組み分けるかは気になるところです。


「LIVE THE@TER DREAMERS 01」発売

ゲームの話ではありませんが、ミリオンの話題ということでこれについても。
ミリオン3rdの応募券封入、ということで「売れる」ことは想定できていたわけですが、
それにしてもオリコンデイリー1位になるなど、その好調さには怯えるばかりです。

ツアーということでもちろん票は分散するわけですが、だとしても厳しいのは確実。
特に都市サイズや出演者数とも見合わないキャパの大阪は非常に厳しそうな印象も。
逆に幕張は多少マシな気がしなくもないですが、いずれにせよ厳しいでしょう…。

それと同時に、LTP、LTH同様に発売記念イベントもあり、その応募券も
兼ねているわけですが、こちらはLTH同様に400×2の凶悪キャパ。
LTPからLTHは倍増しましたが、今回は倍増せず、なんですよね…。
これ以上大きくするとミニイベントとは言えませんし、本人確認も大変になってくる、
というあたりでキャパ維持なんだと思いますが、厳しい状況をもたらしているわけです。


それ以外にこのCDには、限定盤にアニメPVと2ndライブの映像を収録したBDが
特典としてついているわけなんですが…アニメPV、ゲーム内公開版は「短縮版」だと
私は勝手に思っていたのですが、あれで「完全版」だった
わけなんですね。

つまりは10人だけが優遇され、一部、というか多くのメンバーは動きすらない一枚絵、
ゲーム内のカードと何ら変わらない、というかメンバーによってはモブが如く小ささで
カード以下、という扱いになっている、残念極まりないPV
、ということだったわけです。

こんなザマなら出さなかったほうが良かった、とすら思えるレベルに思えましたが、
テレビシリーズ化の際に10人を優遇するための予告、という捉え方もできるわけで、
もうそういうものだと受け止めておいたほうが良いのかもしれません。

ただ、ライブ映像については非常に良かったと思います。これも勝手に短縮版が
収録されているものだと思っていたのですが、フルで4曲分しっかり入っていましたしね。

現地ではわかりませんでしたが、こうして映像で見ると、一人一人の表情がしっかりとわかり、
やはり場数によって表情や動きの硬さが違うな、というのもありありとわかりました。

そこからの成長を、という意味で3rdはやはり楽しみですし、この2ndにも出ていない、
まだ場数の少ないメンバーがどう魅せてくれるのか
、というのにも期待しています。

そしてもちろんこの2ndのライブBDにも期待…なんですが、ランティスがまたやらかすのは
既定路線
のはず。日本コロムビア担当のシンデレラ2ndのBDは非常に魅力的な商品に
仕上げてきているようで、ただただ羨ましいと、そういう感情しかわいてきません。


とにもかくにも、ミリオン3rdのチケットが入手できるか否か、というのが大事になってきますが、
前に書いたように入手できても行けるという保証が得られない状況がなんとももどかしく…。
これまでが恵まれ過ぎていた、と言えばそれまでですが、まぁなんとかするしかありません。

また、近いうちにLTD02も発売されるわけで、こちらも楽しみに待っています。

デレマスアニメ24話 「Barefoot Girl.」 雑感

kage

2015/10/03 (Sat)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


「裸足の少女」の話の評価

今回の話の感想は一言でいえば、「期待外れ」というものになります。
前回を私は絶賛したわけですが、そこからの流れでこれ、というのは非常に残念でした。

何が一番まずかったかというと、今回の話そのものが「間延び」にしか感じられなかった
ということになります。前回のNG間での本気のぶつかり合いを経て、なおも卯月が
完全に気持ちを固められなかった、というのはある意味ではリアリティがあり、
ある意味では現実の人間らしかったかもしれません。
そんなに人間の気持ちは簡単に動かないよ、という意味では、です。

あるいは、NGだけでなく、CPのそれ以外のメンバーのフォローも今回は描かれ、
その意味で、前回は希薄だった「仲間意識」を見せた、ということもあったかもしれません。

けれども、それを鑑みてなお、「間延び感」が全くぬぐえなかったのです。
前回のあの涙の対話はなんだったの、というくらい、卯月は何も変わっていなかったのですから。

結局のところ、仲間とのやりとり、そしてPとの対話で最後はステージで再び輝く、
という形になったわけですが、じゃあ前回のは一体…となるわけです。
もちろん、事務所を訪れる、という行動を起こすきっかけにはなりましたが…。

また、間延び感の原因としては、Pと常務のポエム合戦が滑稽以外何物でもなかった
ということもありました。ポエム合戦は何も今回始まったわけではないわけですが、
前回のNG間の話ではあれだけ具体的に話し合い、また今回においてもアイドル達は
アイドルとしての具体的な心持ちの話をしていたにもかかわらず、
オトナ達の会話はポエムに終始した、というのは印象としては最悪です。

また、そのポエムの延長によって直接的には卯月がステージに立った、というのも
せっかくの前回の話が台無し、というようにしか感じられず、残念極まりない話です。

「シンデレラ」というモチーフにこだわり過ぎるあまりにシナリオがボロボロ、というのは
今回に限った話ではありませんが、あまりに今回は酷過ぎました。


そしてさらに今回が酷く感じたのは、「放送延期」がここで発生したことです。
前回ああいう形で終わり、さぁここから、と感じさせておいて、なお卯月がウダウダ、
というのは、普通に1週空いても間延びに感じたでしょうが、2週空いたことでさらに
その印象は強まり、その間延び感が悪化する効果以外何物ももたらしませんでした。

1期にも放送延期はありましたが、7話から8話という一つ物語が区切れるタイミングであり、
それに伴う弊害は発生せず、むしろ効果的にすら感じられなくもありませんでした。
しかし今回に至ってはそのタイミングは最悪、としか言えないものとなっていたのです。

仮にこの23話、24話を全く同じような流れでやるにしても、例えば23話前半を少しふくらまし、
24話前半まで元々の23話の話を入れ、24話後半に元々の24話、今回の話を詰め込んで入れる、
という構成であれば、間延び感もそれほどなかったように感じます。
要するに、今回と前回のつながりがあまりにも悪すぎた、という話です。

とはいうものの、悪かったのはそれだけではありません。自分でTPに入り、秋の定例ライブには
そちらで出ておきながら、この期に及んで「嫌だ!3人で出たい」などとのたまう凛の印象は一気に
悪化しましたし、テンプレ行動しかとれない無能おばさんにはもはや笑いしかこみ上げてきません。
そしてさらに、今回の間延びの最大の原因、延期の直接の要因であろう作画について、
特に良くは感じなかった
、というのもこうなると大きな問題になってきます。

この状況下で何がよかったかといえば、よくわからない流れでコンビを組まされて、
しかもすぐにバックレた卯月に対して、聖人が如く献身的な対応を見せた小日向美穂の
印象が著しく良くなっただけ
、という話で、他には何も見当たりません。
他に強いて言えば、卯月のプロ意識の欠如を指摘したみくくらいでしょう。


最大の見せ場であった「S(mile)ING!」のステージについては、元々曲自体は魅力的だと
私も思っていましたし、歌詞的にもここではこれ以上のものはない、というものでしたが、
結局この歌詞に合わせてこのストーリーを作ったんだろうな、というのが
ダイレクトに感じられるものであったが故、感動もへったくれもありませんでした

また、何の説明もないまま、単に視聴者にカタルシスを感じさせるためだけとしか思えない、
卯月の制服でのステージ入りや、卯月の視線はファンではなくてCPの仲間たちにしか
向いていない、という表現
も含めて、ステージの演出は悉く私の琴線から外れていきました。

このブログで何度となく書いている話で、シンデレラに限らず765のアニメからずっと同じことでも
ありますが、「描きたいシーンありきの物語構成」ははっきり言って稚拙以外何物でもなく
そこから何かプラスの感覚を得ることは、少なくとも私には限りなく難しい話になっています。


そして最終回へ

なにはともあれ次回がいよいよ最終回、となるわけですが、ここでまた1回延期となります。
まぁ構成的にはここで1週空くのは、今回の23→24の流れに比べるとはるかにマシですけれども。

話としては卯月の問題が解決したことで、いよいよ常務の処遇だけが残りますが、
テンプレ通りのツンデレ話で終わらせるつもりなのか、それとももっと何か違うものがあるのか、
それに伴ってこのアニメの最終評価は固まってくることになるわけです。

そして「シンデレラの舞踏会」ということで、もちろんライブシーンが見せ場になるはずですが、
ここで1週、というか2週延期しただけの価値があるものを本当に見せてくれるのかどうか…。
アニメの公式サイトも特設仕様にするほどの気合の入れようとなっていますし、
765の25話と大差ない、というのではお話にならない、ということだけは確実に言えるはずです。


今回の24話、私としては極めて残念な内容になりましたが、こうなったら最後くらいは
キチンと締めて、有終の美を飾ってもらいたいものです。恐ろしく極端に言えば、
1話と最終話さえ綺麗に描けていれば、全体の評価の底上げにはなるはずですしね。

「1話は良かったけれども…」というアニメで終わらない最後のチャンス。
「1話も最終話も良かったよね」でせめて終わる、それを、期待はしませんが願いはしています