アニメ「シンデレラガールズ」についてのアンケート 基本集計編 後編

2015/11/03 (Tue)
アンケートの基本集計編、後編になります。Q9.アニメの【アイドル達の描き方・扱い方】の満足度をお答えください

一応「やや満足」が最多ではありますが、かなりバラけた結果であり、
なんとも言いにくい、という評価にトータルではなるのかな、と思います。
とは言え、アイドルが何よりも優先されるべきである作品において、
1/3が「やや不満」「不満」と答えている時点で失敗と言っても過言ではないでしょうが…。
Q10.アイドル達の中で、【好印象】だったキャラクターを【何人でも】お答えください

唯一の5割超えで堂々1位に輝いたのが前川みく。5話では実質個人回を
与えられるなど、CP内でもNGに次いで出番が多い印象でしたが、その立場を
見事に活かしてのこの結果で、良い扱いだったのは間違いないでしょう。
2位はみくと10ポイント差で神崎蘭子で、そこから小日向美穂までは一気に並ぶ感じ。
そこから少し離れてのアナスタシア、渋谷凛、城ヶ崎莉嘉と並び、
CPではワースト2を緒方智絵里と三村かな子の仲良しコンビが占めました。
まぁ、ユニット回以外ほとんど出番も活躍もなければ当然でしょうか…。
そこから下は出番自体がそもそも少ないから、という話になってきますが、
その中では北条加蓮と神谷奈緒のTP二人は明らかに出番が多かったわけで、
それでもこの結果、というあたりがTPの描き方のマズさをうかがわせます。
高森藍子以下は選択肢としては用意せず、自由回答から拾ったため
極端に低い結果となっています。選択肢としてあればもう少しは増えたでしょうが、
いずれにしても上位進出はありえないでしょう。
Q12.アイドル達の中で、【悪印象】だったキャラクターを【何人でも】お答えください

このアニメでメインとして描かれたNGの3人が仲良くワンツースリーフィニッシュ、
そしてそのNGにとって一つのハードルとして機能したTPの二人が4位5位、
という結果自体が、このアニメの歪みの象徴と言えるでしょう。
ワンツースリーフィニッシュ、と言っても凛未央と卯月とでは随分と差があるわけですが、
卯月が良かったわけではなくて凛と未央が悪すぎただけ、と見るべきでしょう。
3割もの視聴者に悪印象を与えた、という事実は非常に厳しいもので、
この結果だけでもこのアニメは失敗だった、と断じても誤りではないとすら思えます。
Q10×Q12.アイドル別「好印象」×「悪印象」

こちらはQ10とQ12の結果を単純に足して比率としてあらわしたものになります。
こちらで1位は蘭子であり、1期では出番が多かった中で、墓穴を掘ることなく、
悪印象を与えることもなかったことからこの結果になったのだと思います。
2位以下には先輩としての貫禄を見せた高垣楓、木村夏樹、川島瑞樹、小日向美穂が
続き、10位の安倍菜々に至るまで、CP以外で占める結果となっています。
11位にやっと城ヶ崎莉嘉、12位に諸星きらりが入りますが、1位の蘭子を別格として、
このCPの燦燦たる結果は…。CP入りが実は不遇への入り口だったとさえ言えそうです。
もちろん出番が多ければ多いほどマイナス面も増える危険性があるのは確かですが、
先輩陣でも出番が多く、かつ上位に入っているメンバーもいるわけですしね…。
そして何より酷いのが、ワースト層の結果で、こちらでも凛と未央がワンツーフィニッシュ。
特に凛は唯一の「悪印象」5割り越えでダントツの最下位となっています。
続いて加蓮、奈緒が仲良く並び、TPそのものが悪印象だった、とさえ取れる結果。
そしてこの次に鷺沢文香が割って入りますが、PKとして終盤登場し、出番が少なく、
好印象を得るシーンもなくシナリオの都合でライブで倒されては、そりゃこうなるでしょう。
その次に卯月が入り、数字の上では凛や未央よりはだいぶマシな結果となっていますが、
メインヒロインとしてこの結果、実に悲惨なものであることは確かだと思います。
まぁ要するにこのアニメ、出番が多ければ多いほど悪印象になりやすい、という形で、
その意味でもこのアニメの出来はやはり芳しくなかったと、そう言えると思います。
Q14.プロデューサーというキャラクターについてどのような印象でしたか

「非常に良かった」が4割になるなど、印象は良かったと、ハッキリ言える結果になりました。
「非常に悪かった」「やや悪かった」を足すと2割に迫るのもまた事実で、
「万人が満足」だったかというとそうではなかった、というのも確かでしょう。
Q15.美城常務というキャラクターについてどのような印象でしたか

「どちらとも言えない」が最多とは言え、明らかに「悪かった」に偏った結果で、
このアニメ(2期)の負の象徴という評はこの結果からも見て取れるものです。
「どちらとも言えない」にしても、このアニメ2期自体が常務ありきで成り立つ話だったから、
という見方からつけたというものも間違いなくあるはずで、「悪くはなかった」という
理由から、というだけではないでしょうし、非常に厳しい評価なのは間違いないはず。
最初から「みんなから好かれるキャラ」を描こうとして描かれたキャラであったとも
全く思いませんが、だとしてもキャラクターとしてここまで悪い印象を受ける存在を
描く必要はなかったはず。そしてそのキャラが活躍する終盤の展開の評価がボロボロ、
という結果を踏まえれば、明らかに失敗したキャラだった、そう言えるはずです。
Q17.楽曲の中で、特に【印象的】だった曲を【何曲でも】お答えください

1期2期OP曲がワンツーフィニッシュですが、これはまぁ妥当な結果で、
どんなアニメでとっても概ね近い結果になるのでないかと思います。
3位以下は「S(mile)ING!」「Trancing Pulse」「お願い!シンデレラ」「GOIN'!!!」が並び、
いずれもライブシーンとして、印象的に描かれた楽曲が順当に入った感じ。
少し差が開いての「M@GIC☆」も同様の形になりますし、その間に入った
「夕映えプレゼント」は1期EDであり、13話でもラスト楽曲として印象的な使われ方でした。
続く「メッセージ」は1話BGMであり、ここまでの楽曲とは少し違う扱いながら上位進出。
そして続いてCPのユニット曲では最上位に「ØωØver!!」が入りました。
11話の評価の高さは、この楽曲の評価の高さと直結しているのかもしれませんね。
逆に下位については、アンケートを作成した私自身どこで使われた曲かも
よく覚えていない曲であり、まぁ印象として弱くなる使われ方だったのでしょう。
あくまでも曲のクオリティ云々ではなく、使われ方という要素が強いとは思います。
Q18.モバゲー版「シンデレラガールズ」のプレー状況についてお答えください

アニメ視聴の感想とは直結しない、属性的な設問ではありますが、
アニメを視聴しての効果を知りたくて作った設問になります。
結果はまぁ「アニメ以前から」が6割越えと最多ですが、「決まってから」「観てから」も
1/6と、決して低くはなく、効果はあったと言って間違いないのではないでしょうか。
一方で「していないしやる予定もない」という私と同じ意見も2割を占め、
この層を取り込むには至らなかった、というのもまた見過ごせないポイントでしょう。
Q19.「シンデレラガールズ スターライトステージ」のプレー状況についてお答えください

こちらもQ18と同様の意図の設問ですが、「している」率がモバマスを上回っており、
短期間での普及、その凄まじい人気をこのアンケート結果からも感じ取れます。
とは言え1/6は「していないしやる予定もない」であり、やはり不動層がいるのも確かです。
ということで自由回答を除く設問は一通り見てみましたが、
続いてはこれらの設問を属性別に見ていきたいと思います。
ということでクロス集計編に続きます。
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