アイドルマスターSideM 九十九一希役 声優交代について

kage

2019/12/03 (Tue)

本日発表されたこちらの件について、普段はほとんど触れないSideMの話ではありますが、
内容としては非常に大きく重いものなので、今回は触れておきたいと思います。


【SideM】九十九一希役 徳武竜也さんご廃業につきまして
https://idolmaster.jp/blog/?p=74306

九十九一希役の徳武竜也さんが声優業を廃業する、と所属事務所のHPで発表し、
それに続いてアイマス公式ブログでも降板、交代する、と発表されたものになります。

事務所のHPを見ても、明確な廃業理由はわかりませんし、
仮にそれが分かったところで「廃業」が確定な以上、何がどうなるわけでもないわけですが、
アイマス的には「声優交代」という事態は非常に重いのは言うまでもありません。

アイマスとしてこの「声優交代」は2010年、5thライブ、アイマス2発表の際に
萩原雪歩役が、長谷優里奈さんから浅倉杏美さんに交代となって以来2件目であり、
14年で2件、という非常に稀なケースである、と同時に、
これが「稀」であること自体がある意味奇跡
、と言っていいくらいのものだと思います。

声優という職業が非常に不安定である、というのが通説としてあり、また声優でなくとも、
14年という歳月(実際にその期間を全うしてきたのは「ASの多く」だけですが)は、
一人の人間にとって何らかの重大な変化が起こっても何らおかしくはない期間とも言えるわけで、
この期間にこういう事態が2件だけ、というのはやはり奇跡的と言ってもいいでしょう。

ただ、その希少性もあってか、やはりショックというのは大きいのは間違いなく、
雪歩の時も今回も、悪い意味で「荒れる」というのは避けられないものとなっています。

さらに今回は、「周年ライブでの発表」「完全新作への世界観の移行」に加え、
「最高責任者による説明」というものがあった前回とは異なり、
「事務所からの急な発表」「交代後の声優は未決定」という事態であり、
言ってしまえば、きちんと段取りが組まれた、「タイミングの良いもの」ですらない、
「急なアクシデント」に近いものにすら見える
、という問題もあります。

前回:長谷さんからバトンタッチ――『アイマス2』雪歩役・浅倉さん最速インタビュー!!
https://dengekionline.com/elem/000/000/275/275837/

今回:公式ブログ
https://idolmaster.jp/blog/?p=74306
>現在新キャストについては検討を進めておりますため、
>発表まで今しばらくお待ちいただきますよう、
>どうぞよろしくお願いいたします。


その意味では前回よりも悪い意味でのインパクトは強い、と言ってもいいでしょう。

実際のところ、私個人としては「九十九一希」と聞いても、ビジュアルも声も全く頭に浮かばない、
というかSideMのキャラという認識すらきちんとできていないレベルなのが正直なところで、
徳武竜也さんという方もまた全く存じ上げないため、
「アイマスで声優交代となるとそりゃこうなるだろう」というレベルでしか受け止められておらず、
言ってしまえば「他人事」となるので、「SideMとしてのインパクト」は量り切れませんし、
ここから先の文章もその視点での内容は書きようもないので書きません

もっとも、公式自体が「後任検討中」としており、その扱い自体についても検討中、
つまり「わからない」のかもしれませんが、「SideMのP」としての見通し、
というのはあるでしょうし、それについて私がアレコレは言えない、ということになります。

ただ、「アイマスとしてのインパクト」としての大きさは十分理解できているつもりなので、
その視点で考えるのならば、キャラの立ち位置自体が今後も全く変わらないにしても、
キャラとしてその「物語」(という表現が適切かはさておき)を背負うことになるのは確かで、
他のキャラとは違う属性が付与されることになる
、ということです。

その属性は必ずしもネガティブなものと断言すべきではないと思いますが、
しかしポジティブとも言い切れるはずもなく、非常にナイーブな問題ともなります。

それがナイーブなのはもちろん、キャラと声優の結びつきがあまりにも強すぎる、
アイマスという作品の在り方がそもそもの要因
であるわけですが、
しかしその強さが作品の魅力の一部になっているのもまた間違いなく、
言ってしまえば「諸刃の剣」を所持している、そういう状態であるわけです。

その諸刃の剣が自分に牙をむいたのが2回目、となるわけですが、
これは前述の通り、2回に収まっているのが奇跡とも言えるはずです。

2次元キャラクターという、いわば「不死身」の存在に、
3次元の声優という、「普通の人間」を1対1で重ねる、繋げる、という行為は極めてリスキーで、
そしてそのリスクは期間が長くなるごとに、人数が増えるごとに膨れ上がる、
という構造のはずで、今後も発生する可能性は十分ある、
というかアイマス自体が今すぐ終了、とでも言わない限り、いつか必ず起きる

くらい思っていたほうが良いでしょう。それこそ、散々言われている「首都直下地震」くらいに。

ではそれに対して「プロデューサー」としてどうするか、「防災」の術はあるのか、
といっても正直ないに等しく、もしあるとすれば「声優は全く気にせずゲームのみに注力」
くらいですが、それは「今そうであるP」がそのスタンスを続けられても、
「今そうでないP」がスタンスを変える、というのは事実上不可能でしょう。

まさか公式側が「リスクヘッジのためにキャラ1人を声優3人くらいで分けて演じさせます」
なんて意味不明な判断をする可能性があるとも全く思えませんし、
要するに「回避不能なリスク」をずっと抱えることになるわけです。

そのリスクが恐ろしいからアイマスから離れる、なんてことができるPもそうそういないでしょうし、
少なくとも私は絶対に出来ませんが、しかしだからこそ、そのリスクは考えておかねばいけません。

…と半ば「他人事」のようにこうして書けるのは、前述の通り今回の件がSideMだから、
ですが、アイマスだからこそ「自分事」でもあって、こうして記事としても書いているわけです。

結局何が言いたいかと言うと、「こうした事態は必ず起こる」と改めて認識したうえで、
「永遠なんてないから限られた時間本気出せ」というスタンスを貫くべき
、ということです。
「べき」なのは私自身に対しての発破であり、アイマスPの誰もがそうすべき、
なんて言いませんが、プロデューススタンスとして間違っているとも思いません。

声優という「他人」の人生は何をどうやってもコントロールのしようもないですし、
自分にコントロールできるのは「自分」の人生だけ、
と散々語りつくされた人生論がここでも有効なわけです。

…と話が人生論まで飛躍しましたが、まぁ「アイマスは人生」ですからね。

話をアイマス、SideMというミクロに戻すと、後任の声優がいつどのように出てくるか、
キャラとして立ち位置は変わりうるのか、というあたりについては、
遠巻きながら注視はしておきたいと思います。

そう、「自分事」化したときの参考に、十分なるのかもしれませんからね。