星井美希特別生配信♪

kage

2020/07/11 (Sat)

本日放送されたこちらについて書いておきたいと思います。


「星井美希特別生配信♪」とは

>今年2月に横浜DMM VR THEATERにて開催された
>「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆ENCORE」にて、
>新型コロナウイルスの影響で開催中止となり、
>主演アイドル公演を行うことができなかった星井美希がこの日限りの特別生配信に挑戦!

ということで突如発表されたMRステージの代替企画。
とは言え単に代替というだけでなく、アイマスのアイドル自身が生配信を、
というのがこれまでにない試みであり、その意味でも非常に重大な放送であるのも確かです。

しかしMR最大の強みであり、キモでもある「実在感」がどこまでネット番組で表現できるのか
というのが課題でもあり、それは蓋を開けてみないとわからない、というものでもありました。


配信概要・雑感

放送自体は、事前に予想した「ソロ楽曲+トーク+ソロ楽曲」というMRの短縮版ではなく、
「トーク+ソロ楽曲」というものであり、また世界観の設定としても、
MRステージが中止になった代替として美希自身がこの生配信を思いついた、
というものとして行われ、ライブパート含め全て事務所を舞台に放送されました。

トーク自体は当然のごとく観客=視聴者とのやり取りとなりましたが、
個人指名はなく、コメントを拾って、という形式となりました。
課金上位者の指定はできる構造でしたが、色々リスキーなので避けたのでしょう…。

ライブパートは舞台が事務所、というところは違和感バリバリでしたが、
ゲームよりもアグレッシブでダイナミックなダンスというのはMR本編同様で、
さらに生歌で、というところも当然のごとくMR本編と同じでした。

また、大事なモーションとボイスの同期性ですが、全体的には極めて自然で、
それに関してはMR本編以上、とも感じられたと同時に、リップの合わなさ、
というのがMR本編以上に粗として目立ってしまった感もあります

もちろんここは極めて難しいところ、というのはわかりますし、
それこそ他が見事だから相対的に目立つだけではあるのですが…。

そして何より大事な「実在感」ですが、これに関しては残念ながらMR本編には到底及ばない
というのが率直な感想でした。

もしMRステージを一度も観たことがなく、初めてこの生配信で
こうして動いて喋るアイドルを観たのならば、それを強く感じられたのかもしれませんが、
しかしながらアレを何度も生で観た以上、その感覚を今回得るのはやはり難しかった、
というのが残念ながら実感になります。

MRはそもそも特殊な形式なので、よりその落差を明確に感じたのだとは思います。
しかしこうなるとやはり声優のライブについても、バンナムが実際考えているかは不明ですが、
生配信による無観客ライブが今後実現されても、やはり現地の感動と興奮は得られない、
となってしまうのが容易に予想できる、というか当然そうなりそうなのが辛いところです。

…まぁこれについては「有観客」であっても自分自身は配信で観ていた
「ミリシタ感謝祭」等のイベントで既に体感済みで、当然現地とは違うのは体感済みですが。


反響

私自身の感想は上記の通りですが、しかし視聴者全体の感想、というか反響は当然また別です。
視聴者数自体が9万人オーバー、というのがまず声優による普段の生配信と比べても多く、
またその後のTwitterでの感想などの反響も極めて多く、強く感じられるものであり、
今回の放送が強いインパクトをもたらしたというのはまず間違いありません


その中には、現在流行りのVtuberとの比較、というのも多々あり、
その妥当性については私はVtuberの配信を一度も観たことがないので何とも言えませんが、
流行の中心にダイレクトに働きかけた、というのはまた一つ大きな成果だったのではとも思えます。

実際のところ、今回の生配信でこれほどの反響を生み出した、つまり衝撃を受けた人たちが、
それよりはるかに強烈なMRステージ現地を体感すれば一体どうなる事やら、という気もしますが、
そもそもがクローズドなMRステージ本編と、オープンな今回の生配信では位置づけ自体が異なる、
というのもまた確かで、広告効果というだけでも十分すぎるものだった
、と言っていいはずです。
…まぁ現時点ではその広告対象自体が稼働していないのでその意味はないと言えばないですが…。

広告効果は置いといても、所謂「投げ銭」による収益というのは間違いなくあるはずで、
それがコストとの兼ね合いでどれくらいパフォーマンスが優れるのかは定かではありませんが、
元々予定していなかったアーカイブ配信を検討、と放送直後に発表する程度には、
「想定以上」の反響だったと言えるはずで、利益もまた悪くはないはず、と予想はできます。

こうなってくると当然、この企画は今回ポッキリではなく、今後も継続することが期待できます
実際765ASの他12人はMRステージ本編を披露済みでもあり、いつでも対応可能なはずです。

声優ライブの見通しが立てにくい今、完全な代替ではありませんが、
こうした形式で「ライブ」を展開できるというのは、それこそ不幸中の幸いと言っていいでしょう。

こうした逆境をバネに、さらに飛躍する、それもまた765プロらしいとも思えますし、
「これまでの15年」を糧に「これからの15年」への道を切り開いた、とも思えます。


世の中的にも、アイマス的にも先行きは見えない中で、
この新たな一歩は、間違いなくこれから先への道しるべとして機能していくでしょう。