MASTER SPECIAL SPRING

kage

2013/10/21 (Mon)

またね


THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL“SPRING”THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL“SPRING”
(2010/03/17)
ゲーム・ミュージック、天海春香(中村繪里子) 他

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1.チェリー 歌:天海春香水瀬伊織我那覇響秋月律子菊地真萩原雪歩
2.SCENE01
3.春 歌:我那覇響
4.色・ホワイトブレンド 歌:天海春香
5.明日、春が来たら 歌:菊地真
6.SCENE02
7.はるのきおく 歌:、水瀬伊織
8.For フルーツバスケット 歌:萩原雪歩
9.旅立ちの日に… 歌:秋月律子
10.SCENE03
11.またね(M@STER VERSION) 歌:天海春香水瀬伊織我那覇響秋月律子菊地真萩原雪歩
12.SCENE04
13.笑って! 歌:天海春香
14.またね(M@STER VERSION) オリジナル・カラオケ
15.笑って! オリジナル・カラオケ


MASTER SPECIALシリーズの特別限定版季節CDで、こちらは春のCD。
MSで組まれたペアのうちの一方が集まった6人が登場しています。

オープニングとなる1曲目は新曲の「チェリー」を6人で歌います。アイマス初の春CDに相応しい
春曲で、明るさと温かさが同居する素敵な楽曲。春らしい出会いと別れ、そして青春の美しさをも
描き出した
ような世界観で、アイマスの世界そのものをあらわしているようにも思えます。

トークパートではお花見の場面が描かれるわけですが、こちらでも当然のようにが765プロに
いる設定になっています。そしてそんなは当たり前のように不憫な役回りに…。
それにしても明らかに伊織雪歩のテンションがおかしく、律子のツッコミが追いつかないほど。
もっとも、当然そんなことになるのにはカラクリがあるわけなんですが…。
そしてそのテンションのまま、カバー曲の歌パートに突入します。

トップバッターは。タイトルはそのまま「春」で、暖かく優しい楽曲。がこうしたタイプの曲を
歌うのは初になるわけですが、全く違和感など無くの新しい側面を見ることができる感じです。

2曲目は春香。王道のアイドルソングという感じで、春香にピッタリ。甘い恋愛曲自体は珍しくも
ありますが、春の空気感が「春香らしさ」を引き立たせます、「春」だけに。また英語の歌詞が
多いこともポイントで、これも春香らしさがある、と言えるでしょう。

3曲目は。春の儚さが感じられる曲ですが、のハスキーボイスがそれをさらに際立たせ
切なさ、そしてそれで終わらない前向きさというものも強く感じさせてくれます。

トークに戻ると、またもが不憫なわけですが、との体育会系コンビは微笑ましく感じます
そして春香雪歩に歌うよう勧めるわけですが、ここでの雪歩の躊躇というのがポイント
なんだかんだで歌うことになるわけですが、ここからの流れはこのCDだけではなく、
アイマス自体の、「1stVISION」のラストスパート的意味合いのものにもなってきます。

まずは伊織から。卒業ソングであり、物悲しさというものがありながら、その先を見据える、という
世界観。「これまでのアイマス」と別れ、「これからのアイマス」を見据えるように聴こえます。

そして雪歩「儚さ」という単語を凝縮させたようにすら感じる楽曲ですが、長谷さんが演じる
雪歩最後のカバー曲
ということで、この世界観の深み、凄味というものがさらに増しています。
このタイミングでの長谷さんと雪歩にとって、これ以上の楽曲はないでしょう。

カバー曲最後は律子タイトルからしてこのときのアイマスのタイミングとベストマッチ
わけですが、曲自体を聴くと、その世界観の重なり方というものがさらに強く感じます。
「1st」から「2nd」に移行する際、最も立場を大きく変える律子が歌う、ということもまた、
「この楽曲がここで来る意味」、というものを引き立たせている
と言えます。

そしてトークパートに戻ると、春香が感動の言葉を律子らに告げるわけですが、そのとき
気付いた風景というのが…。そしてここでの雪歩のセリフというのが、非常に大きな意味を
持ってきます
。前のトークパートで歌うのを躊躇した理由、というものが明かされるわけですが、
ここでこのセリフを雪歩が言う意味、というのは当然、長谷さんの雪歩役降板、
ということに直接かかっているから
になるはずです。また、律子伊織のセリフもまた、
彼女たちが「2nd」で立場を変えることと無関係ではない
でしょう。
一方で春香がそれらしいセリフを言わないのも、彼女たちは立場を大きくは変えない、
あるいはいい意味での変化になる、ということをあらわしているようにも思えます。

そしてその流れでの曲が「またね」。ここまでのカバー曲でその「雰囲気」は十二分に作られて
いたわけですが、ここでアイマスオリジナル楽曲で、こういった「別れ」を描いた曲がくる、
ということがやはり大きい
。ただ、「別れ」ではありますが「じゃあね」ではなくて「またね」
ある、ということがポイントになります。「1st」は終わっても「2nd」が始まるわけですからね。
これが360版の人気曲「relations」の歌詞と掛かっているのは決して偶然ではないはずです。

そして最後のトークパートは、春香の独白「これまで」と「これから」を春香の言葉でそのまま
伝えてくれます
。また、プロデューサから何か大きな発表がある、というメールが入った、
ということもまた「2nd」をそのままあらわしている
ものになります。
最後の最後はやはり春香が締めてくれるわけですが、ここが春香のセリフであるというのは、
もちろん彼女がメインヒロインであるから、ということにほかなりません。

そして最後はその春香のソロ新曲。「MSW」ではトリオ新曲×2であったところが、
こちらの「MSS」では全員新曲×1+春香ソロ新曲×1、となっているわけで、
春香がかなり特別扱いをされている
ことは否めないわけですが、
これも前述したとおり春香がメインヒロインであるからで、文句は出ないでしょう。
曲自体、儚さ、優しさ、温かさというものが詰まった曲で、タイトル通りポジティブなもの。
「2nd」への移行に際し痛みを伴ったわけですが、そんな状態でも春香が「笑って!」と
言ってくれるなら、プロデューサーは彼女の期待に応え、笑顔を見せなければならない
はずです。


アイマス初の春CDは、その春という季節に合った「出会い」と「別れ」をフューチャーしたものと
なっています。ジャケット絵そのままに、が加入している形と言うのはまさに「出会い」
であるわけですが、同時に「1st」の雪歩の声優、長谷さんとの「別れ」の場にもなっています。

「765+876」という「1st」最後のベスト版でも新曲はあるわけですが、トークで長谷さん演じる
雪歩が出てくるのはこれが最後
。別れを匂わせるセリフが多いのもそれを指しているはずです。

雪歩に限らず、律子伊織の立ち位置など、「2nd」で大きく変化を見せるアイマス世界ですが、
このCDで「これまで」を大事にしつつ「これから」に臨もう、という姿勢を見せています。
前述したとおり、現実的には「2nd」への移行は痛みを伴ったわけですが、決してネガティブな
ことだけではなかったはずです。貴音の765プロへの正式加入、そして浅倉さんの参加。
こうしたポジティブな変化もあったからこそ、プロデューサーはまた「笑って」いられました。

「1st」最後のオリジナルアルバムとなった今作、単なる季節モノCDという枠を大きく超えた
メッセージがそこには多大に含まれており
、非常に大きな意味を持っています。
アイマス史に残る不朽の名盤、何度聴き返しても、そのメッセージの深みを味わうことができます。
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