第5話 みんなとすごす夏休み Bパート

kage

2013/11/28 (Thu)

一行が豪華なホテル、ではなくてその横の小さな旅館につくところからBパートはスタート。

亜美真美が「女風呂が覗けるかチェック」と駆け出すわけですが、これはもちろん覗かれることを
警戒して、なんて意味ではなく、おフザケ以外の何物でもない行動でしょう。

また、ここでは「765プロ御一行様」とちゃんと表記されているのが意外とポイントかと。
3話の降郷村では「756プロ」とされていたのとの対比とも見てとれます。
もっともこれは765プロの認知度が上がったのではなく、老舗(っぽい)旅館と、
なんでもいいからアイドルを呼んだのであろう降郷村との対応力の違い、に過ぎませんが。

部屋に案内された一同は思い思いにくつろぐわけですが、あずさはハム像を金庫に
入れようとしてしまいます。あずさのおトボケっぷりをみせるシーンではありますが、
流石にこれはあまり笑えないというかなんというか…。結構アブナイシーンでもありますね。

a5_11.jpg

さて亜美真美は風呂場が混浴でないことを確認。ここでの「チェッ」は男性(P)と入りたかった、
と言う意味ではもちろんなく、女湯のくだり同様、おフザケによるものでしょう。
もっとも、Pとの混浴ができるなら、それはそれで亜美真美は楽しみそうな感じはあります。
もちろんヘンな意味じゃなくて、ですけどね。

そんなPは一人狭い部屋で孤独に浸っているわけですが、765プロに残り仕事をする
小鳥はもっと寂しく、孤独と戦っているわけです。一人でデスクワークのシーンと
いうのはユーモラスではありますが、冗談抜きで寂しそうなシーンだと感じてしまいますね。

a5_12.jpg

しかしそこに社長から電話が入り「例の企画」についての会話になります。
ここで企画書らしきものに「竜」の文字と伊織亜美あずさ、そして律子の名前が見てとれる
カットになります。一瞬なので非常に分かりにくいんですが、少なくとも既存Pならば
これが「竜宮小町」についてのものだと分かるはず、というシーンになります。

そして場面は一行がバーベキューを楽しむ場面。ここでの立ち位置もチェック。

 亜美真美伊織やよい
P         千早     律子
あずさ
   雪歩春香
   貴音

これもまた不自然な感じ。というよりは明らかに春香サイドが少なく、伊織サイドが多い、
というおかしなことになっています。これは人間関係云々ではなく、メタ的な意味での
カメラ映りを意識して
、以外に説明はつかないバランスですね、流石に。

そんな中、焼き肉をとても美味しそうに食べるやよい、Pとともに焼くことに専念する
あずさ貴音に声をかける雪歩、といったあたりが「らしさ」溢れる描き方。
一歩引いてそれらのシーンをカメラに収める律子ももちろんそれに含まれます。

また、焼くことに専念するPに対し、交代を申し出るも断られた春香は「あーん」を
実行に移そうとするわけですが、これは流石に「あざとい」と言わざるを得ない感じ。
もちろん春香自身にとっては自然なアクションではあるんですが、天然であざとい、
ということになってしまっているわけです。それも美希に妨害されてしまうんですけどね。

そんな中、千早が飲み物を持ってきて、Pに渡す、という動きに出ます。これは言うまでもなく
4話を受けてで、パーフェクトコミュニケーションに至らずとも、グッドコミュニケーションを
修めた結果によるものでしょう。信頼関係と同時に、千早が気遣いを覚えたことを感じられます。

そして花火のシーン。ここでもある程度グループに分かれるわけですが…。

春香千早
美希亜美真美
やよい伊織雪歩
あずさ貴音・P

律子

撮影に専念する律子はともかくとして、またもが浮く描き方になってしまっているわけです。
どうしてこんな風に描いてしまったのか、としかもはや言いようがないシーンです、これは。

このままのグループわけだと、春香チームも美希チームもやよいチームも、が入るとちょっと
違和感があるのは否定できないわけですが、それこそ貴音と二人で、ならば
何一つ違和感なく見ることができたシーンなだけに、非常に残念な描き方だとしか思えません。

そんな中、律子宛てに小鳥から電話が。もちろん前述の「竜宮小町」についてものなわけで、
このときの律子の表情も含め、非常に重要なシーンとなってくるところです。

そして舞台はお待ちかね、大浴場での入浴シーンに。…とはいうものの色気らしい色気を
みることはできない
んですけどね。これだったらAパートの水着シーンのほうが…というくらい。

a5_13.jpg

もっとも、メガネを外した律子や、千早の「くっ」など、見るべきシーンはちゃんとあります。

a5_14.jpg

一方のPは一人(と一匹)で男湯に入るわけですが、そこに美希が乱入する形に。
ここで一応美希が色気のシーンを見せてくれます。あくまでも一応、程度ですけどね。

風呂上り後は雪歩が浜辺に携帯を忘れてきたかも…ということで、伊織と三人で
探しに出るわけですが、あっさりと携帯自体はみつかります。普通浜辺で携帯なんて
落としたら早々見つかりそうにない気がするんですが、まぁその辺はご都合ということで…。

ここで伊織は怪談話の続きをし始めるわけですが、そこに妖しい女の姿が…。
この5話冒頭から続けてきた怪談話、ここで活かすためだったんじゃないか、と言う感じですね。

その女の正体は貴音なわけですが、そこで声をかけるのはやっぱりの描き方で
おかしなところはあるにせよ、ひびたかが絶対的であることは揺るがない、という場面。
月を眺める貴音、というのも貴音個人にとって非常に重要なシーンですね。

また、部屋では春香千早の会話シーンに。依然として考え方の固い千早ですが、
それでも少しはほぐれているように感じられます。これももちろん4話を受けて、ですね。

一方の男部屋ではPとあずさ律子が酒を酌み交わすシーン。とはいえ律子は未成年で
飲めないわけですが…。ただ、わかっていたこととはいえ、律子が未成年というのは
改めて驚かされる事実
です。年齢等をしっかり把握していない新規層にとっては猶更でしょう。
一方のあずさはすっかり酔いが回って上機嫌。成人ならでは、あずさならではのシーンです。

そして場面は夜中、就寝のシーンに。ここでも布団の位置をチェックしてみます。

  ?亜美真美 伊織雪歩
??やよい美希 春香千早

ここではまたもやよいおりは離れ、ひびたかも離れた位置となっています。ただしこれは
よく見ると、高校生クインテットに伊織が入りこんでる、ということになっているわけです。
ここでこうした配置になったのは、無論ここでの春香伊織の会話というのが非常に
重要であるからで、それをさせるためにこうした配置になったのでしょう。

そしてその会話内容は、自分達の将来について。きっかけは春香千早に声を
かけたところから、なんですが、以降は千早は黙りっぱなし、というのもポイントでしょう。

さて春香は楽観体的に将来について語るわけですが、伊織は「もっと現実を見なさい」と
厳しい意見。「律子はともかく、あの頼りないP」というセリフからは、律子への信頼と、
Pへの不信感も感じられるわけですが、もちろん2話を乗り越えた伊織が全面的にPに
不振感を持っている、というわけではない
でしょう。「私達でフォローしないと」というくだりも
ありますが、Pを「自分達と接する」という内部的立場でのプロデューサーとしては信頼していても、
「外部から仕事をとってくる」などの外部的立場では不安がある、という感じなんだと思えます。
そしてその不安は実際に次の6話で的中してしまう、ということにもなっています。

いずれにしてもこの会話もまた、後の冬の忙しくなった時期との対比となるわけです。

そして翌日、一行は事務所へ帰還。小鳥曰く「さっきエアコンが直ったばかり」とのこと
なんですが、だとするとそもそもこの旅行は冒頭の旅行計画日の翌日からの一泊二日だった
ということになるわけです。「エアコンの修理は二日後」と言っていたわけですしね。
そう考えると随分な弾丸決行、よくもまあ皆参加できたものだと思えますね。
もちろんストーリーの都合以外何物でもないでしょうが…。

そしてここで社長が登場。ちょっと嫌味っぽくPに旅行について指摘しますが、これだと
まるで社長には黙って旅行を決行したかのような…。流石にそれはないんでしょうが、
これまでの社長の描き方を見るに、そうなっていてもおかしくないのが怖いところです。
そんな社長にお土産を渡すあずさは流石の大人の気遣い、といったところでしょうかね。

そして社長は律子に新ユニット「竜宮小町」の始動を言い渡し、皆がポカーン、というところで
エンディングへと移っていきます。最後に伊織あずさ亜美の宣材写真を映しながら。

a5_16.jpg

a5_17.jpg

エンディング曲も新曲「MOONY」。夏真っ盛りを感じさせた「神SUMMER!!」に対して、
夏の終わりを感じさせる曲調。「サニー」とはまた違った雰囲気で、エンディングにピッタリ。
修羅場トリオや、巨乳艦隊に囲まれる千早など、今回の旅行で撮られたであろう写真らしい
画像が流され、この旅行の楽しさを描き切ると同時に、この5話をしっかりと締めています。


さてこの5話は2話から4話まで続いた個人回と異なり、765プロ全体を描いたものとなりました。
一見すれば水着回、温泉回なわけですが、もちろんそれだけには終わらない、この先の
ストーリーにつながる伏線が張られている
わけです。直接的にはもちろん竜宮小町であり、
ストーリーがここから大きく動くことを予感させてくれる演出になっています。

そして伏線的な意味ではストーリー後半の冬回、具体的には22話との対比になるような
シーンが描かれており、765プロのアイドル達の成長した部分、変わらない部分というのが
あとで見返すことでわかる
、そんな構成にもなっているわけです。

また、旅行ということもありアイドル達の親睦を深める、という意味合いも劇中ではあったよう
です。もっとも、実際には1話時点で皆仲良しで、人間関係は基本的に完成していたので、
誰かと誰かが仲を深めた、なんて描写は特に描かれることはありませんでした。

しかしながら、雪歩伊織、という珍しいトリオが見られたり、やよいおりひびたか
そしてはるちはといった鉄板カップリングの描写も多く、関係性自体は描けていたと思います。

あるいは、伊織千早のPに対する対応から、2話や4話で信頼関係が結べたという事実を
再確認できた、ということも、大きな意味があったのではないでしょうか。

の扱い方など、おかしなところがないわけではないですが、ここまでのんびりだった
765プロが大きく動く大事な話を、水着回というアニメではある意味お決まりの回に
包み込む、という構成自体は、決して悪くないものだと感じられました。



アイドルマスター 2 【完全生産限定版】 [DVD]アイドルマスター 2 【完全生産限定版】 [DVD]
(2011/11/23)
中村繪里子、長谷川明子 他

商品詳細を見る
関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック