第9話 ふたりだから出来ること Bパート

kage

2013/12/07 (Sat)

雪歩の残した言葉を受けて、捜査を続けようとする亜美真美に対し、デカ長改め律子から
捜査打ち切りという非道な宣告が。仕方なく亜美は次の仕事現場へ向かうことになる
わけなんですが、この時点でPは完全にこの捜査をコドモの遊び扱いしています。
まぁ、確かに遊びは遊びであり、亜美真美自身もそれを分かってやってる感じですけどね。

また、本来の被害者である伊織はもう何も言わないあたりは、やはりオトナというか、
セレブの余裕というか、そんな感じだと思われますが、一方のあずさの表情が作画の崩れ
なのかなんなのかよくわかりませんが、かなりコワイものになっています

このとき、あずさは一体どんな気持ちでいたんでしょうかね…。

というわけで亜美は仕事へ向かうわけですが、真美はPを引き連れて捜査を続行。
のいるレッスンスタジオをPの車に乗って張り込むわけですが、ここでのPからの
問い、「亜美と遊ぶ時間が減ってつまんないか」のあたりからの流れは少しだけシリアスに。
それに対する真美の「つまんないよ」の回答は実にストレートなものではありますが、
正直不自然な感じも
あります。それは「一緒に遊べない」ということに不満があっても、
「竜宮小町に亜美が選ばれ、真美は選ばれなかった」という事実については一切不満を
漏らさない
からです。普通に考えれば、この事実について嫉妬し、不平不満をPにぶちまけて
しかるべきのはずなんですが、真美はいっさいそんな事を口にしません。

ハッキリ言ってこれではあまりにも真美が聖人過ぎる、と感じてしまうわけなんですが、
本当にそういう感情を亜美に対してもっていない、とするならば、亜美真美の絆は
恐ろしいまでに強いも
ので、もしその感情があっても押し殺しているのなら、
それはそれで真美は恐ろしいまでにオトナ
、ということになるんだと思います。
これについては何とも言えませんが、前者であると信じたいし、また本編で描かれていなく
とも、律子やPからこれについてきちんとフォローがあったものだとも思いたいところです。

まぁ、亜美真美の両親、あるいは友達が一体これについてどう捉え、どう対応しているのか、
というところも気になるところですが、それを言いだしても埒が明かないでしょう…。

さて、レッスンスタジオからは貴音だけが出てきて、は出てこない、というシーンに
なるのですが、よくよく考えると貴音こそもっとも疑われてしかるべき人物のはず
なんですよね…。今回は容疑者候補にも上がらないあたり、亜美真美からはやよい
にはない信頼性がある、ということなのかもしれません…。

とにかく、は既にレッスンスタジオにはいない、ということで、真美は雨の降りだす中
事務所へ走って戻る、という展開に。そして一方の亜美はラジオ番組で冒頭の
ドラマについて番宣をしているうちに、ドラマと今回のプリン事件のシンクロ性に
気付く、という流れになってきます。そしてそのシンクロ性は亜美真美の動きにも
つながってくる、というあたりで、非常にうまい見せ方
だな、というところ。

もっとも、番宣で盛大にネタバレしてしまっていいのか、とか、765プロの照明はなぜ
全て消えていたのか、とかツッコミどころは満載
ではあるんですけどね…。

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なにはともあれ、の容疑も晴れ、竜宮小町の一行も事務所に帰還、雪歩の供述も
とれた、というところで事件はクライマックスを迎えるわけですが、ここでのシーンには
またしてもあずさがいない、ということに。ここでも逃げ隠れしているんでしょうか…。

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というわけで残った容疑者3名に対し、大がかりな罠を仕掛けるのですが、即席にしては
物凄い完成度の高さ。元々用意してあったとしか思えない
んですが…。またこの罠に対し、
皆が亜美真美に協力するあたりが765プロの団結力、なんでしょうかね。方向性が
思いっきり間違ってる感もありますが…。なんにしても、これにより犯人の特定に成功、
というより、美希があっさりと「食べたよ」と白状することで、事件は一応の解決となります。

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もっとも美希がプリンを食べたのは、食べようと思っていた「イケイケファンシーゼリー」が
何者かに食べられてしまったから、ということで、その「何者か」は亜美真美だったというオチ。
結局のところ亜美真美の独り相撲、ならぬ二人相撲だった、というような感じですね。

そして非常に楽しそうな二人の姿を見て、「今日のところはいいんじゃないか」と述べるP。
車中での真美との会話があってこそのセリフで、Pなりの配慮がうかがえるシーンでもあります。

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その流れのままエンディングに入り、曲は亜美真美の持ち歌「黎明スターライン」となります。
奇想天外・摩訶不思議なこの楽曲の世界観とバックの亜美真美のイラストの世界観、
このカオスな雰囲気こそが亜美真美で、この二人らしさ、この9話らしさが良く出ています。

…というわけで綺麗に終わるかに思われたのですが、その後にまさかのCパート。
衝撃のオチをまさかのあずさがかっさらっていく、というシーンがここに挿入されます。
このCパートというパート、アニマスではこの9話にしか使われておらず、その意味でも衝撃です。


さてこの9話、8話とは違ったタイプではありますが、基本的にはコメディー回、という形で
描かれました。亜美真美のキャラクターを考えればこの表現というのは非常にマッチして
いて、8話以上の完成度であった
、といってもいいのではないかと思います。

また、この亜美真美回については亜美真美の立場の違いを描くためにも、竜宮小町結成以降、
765プロ躍進以前に入れなければいけなかった
わけで、このタイミングでこの回がきた、という
ことについては非常に納得がいくところ。立場に差がついてしまったとしても、二人の関係性には
何の影響も及ぼさない、最高の双子、最高のコンビ、ということを描く必要があるはずですからね。

そういう意味で、この9話、前述の真美の気持ちが多少不自然に感じる点があるにはありますが、
非常にうまく描けていたのではないか
と思いますし、面白い構成であったとも思います。

構成という意味では、あずさが最後にオチをもっていったわけですが、直前の8話にあずさ回が
あり、かつまさかあずさが、という感じもあって、非常に大きなサプライズになったと思います。

では、そのあずさは今回の一連の騒動をどんな気持ちで俯瞰していたのか、というあたりは
非常に気になるところなんですが、恐らくバレないのならバレないままで逃げ通したい、
という気持ちがあったのではないか
、という風に思えます。一見するとあずさらしくもない
姿勢にも思えますが、あずさだってまだ21歳の若者。こういった姿勢・態度になってしまう
こともある、としたほうが、より人間的で、自然だという風に感じられます。そういう意味では、
あずさ回であった8話以上にあずさの内面が描けた、とも言えるかもしれませんね。

亜美真美に話を戻すと、「1st」では一人二役を演じ、「2nd」で別々に活動をするようになった、
という経緯があるわけですが、それでも今回の9話のように、「二人で一人分」として
アイマスコンテンツの中で描かれることは少なくありません。「13人」という人数は素数で
非常に扱いづらいので、「12組」として扱ったほうが楽
、ということも多分にあるでしょう。

「13人」はそれぞれ別、亜美真美もそれぞれ別の人間であるのだから、その扱い方について
100%肯定できる、ということはありませんが、この9話なんかをみると、やっぱり亜美真美
二人一緒にいてこそだな
、という風にも感じてしまうところでもあります。2クールある以上、
亜美真美、別々に個人回をつくることだって不可能ではなかったはずですが、そうは
しなかった。この9話は、その妥当性を感じさせてくれるくらいの、高い完成度だったと感じます。



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