第11話 期待、不安、そして予兆 Aパート

kage

2013/12/10 (Tue)

念願の765プロ感謝祭ライブの開催が決定! メインの竜宮小町のほか、
765プロ所属のアイドルたち全員が出演できるとあって、アイドルたちは大喜び。
さっそく本番に向けて、歌やダンスの猛特訓をはじめる。
しかし当然のことながら、メンバーのなかでも個人の実力差はバラバラ。
全力のライブにするため、難易度を下げたくないアイドルたちだったが、
次第に疲れもピークに達していき…。


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11話は鼻歌交じりに事務所で雑巾がけをする小鳥の元に、制服姿の春香が出勤する、
というシーンから始まります。春香はレッスン前にテスト勉強を事務所でやっていこう、
というつもりのようですが、既に同じ状況のやよいが出勤済み。

さらにここにはもいるわけなんですが、はどうも試験前ではないようで、小鳥にも
カウントされていません。というより、ここでもまたセリフ一つない、ことになっています。
恐らくやよいの勉強を見てあげていたんだと思うんですが、それについても何一つ
触れられず、同学年の春香がやってきても、特に何も話すわけでもなく…・。
もはやここにがいることの意味すら感じない、ということになってしまっているわけです。
一体何のためにこんな描き方にしたのか…いくらなんでも酷過ぎる描写です。

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それはそれとして、ここにPが電話しながら登場。765感謝祭ライブが決まったことが告げられます。

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というわけで竜宮小町以外のメンバーが揃い、早速新曲が披露されることとなります。
といってももちろん収録前なので、伴奏だけ、というものになるのですが、それでも
勢いと力強さを感じる曲調で、アイドル達ならずとも、視聴者もワクワクさせられます。
ちなみに言うまでもありませんが、この曲は「自分REST@RT」ですね。

また、アイドル達はこの曲を聞いて一様に笑顔を見せるわけですが、千早だけが
少し呆けた表情をみせます。しかし、これはもちろん千早なりの嬉しさのあらわしかた
春香もそんな千早の表情をチラリとみて、それに満足したような表情も垣間見せます。
これは言うまでもなくはるちはなわけですが、4話あってこそのシーンでもあるでしょう。

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そして早速場面はダンスレッスンのシーンに。ここではやよい雪歩がうまくダンスできない、
スピードについていけない、という描写となっているわけですが、雪歩はともかくとして、
やよいがこうもダメなものなのか、というのが引っ掛かる感じ。10話に続いてのこの
やよいをこう描いてしまうと、本当にやよいが弱々しくしか見えなくなってしまいます
せっかくの7話が台なし、ということも、10話と続けて同じことが言えてしまうわけです。

もちろんこのレッスンシーンを描くにあたっては、みなで苦労しながらも成長していく、
ということをしなければならない
わけで、その象徴となりうるのは、キャラクター的にも
能力的にもどうしても雪歩やよいになってしまう、ということがわからないわけではありません。

しかし、やよいについては10話から連続で、となってしまっているわけで、これがどうしても良い
構成だとは思えない。逆に言えば10話さえなければ…と言う感じなんですが、10話自体は
それはそれで良い話なので、そうとも言い切れません。まぁ、一重にやよいというキャラクターの
描くき方、というところが問題なんですけどね。そういう意味では10話のほうがやはりおかしい

そのあたりの話はこの辺にしておいて、一方の美希はレッスンの先生から「走り過ぎ」
と叱られるのですが、美希は「ミキ、もっと早く踊れるのに」と思わず漏らしてしまいます。
もちろんこれは、美希はスピーディーに踊ることで、竜宮小町入りへのアピールになる、と
思っていることがあっての発言となっているはずなんですが、それを聞いた雪歩が委縮して
しまう、という反応を見せたことで、美希も失言だと気付いた描写が描かれるものとなります。

このシーンについては、美希をちゃんと常識のあるキャラクターとして描けている、という
風に見れて、非常に嬉しいところ。自由気ままな美希ではありますが、ちゃんと他人に気遣いが
できるし、自らの失言を失言だと気づき、恥じる姿もみられる。ここは良いシーンだと思います。

一方の美希とさして変わらない発言をしているものの、美希のようなシーンは描かれず…。
喋っても喋らなくても株が落ちる一方の、本当になんとからななかったんでしょうか。

とにかく、ダンスレッスンについては、雪歩がこけてしまったこともあって、一時休憩に。
そしてダンスの先生とPがダンスのレベルを下げることも検討するわけですが、それに
美希が真正面から反対をつきつけます。これもまた竜宮小町意識、というものでしょう。

しかし真美雪歩やよいを気遣い、その美希の反対意見に反対を出す形に。
このあたりは非常に難しい問題ですが、にやっと良い場面が見られたのは良いところかと。

そしてこの問題に対し、「まだまだこれからだよ。そのための練習なんだし」と正論であり、
かつこの上なくポジティブで、誰もを納得させるセリフを放つのはやはり春香


これで緊迫したような雰囲気がガラリ変わり、かなり柔らかくなった感じに。まさに春香
本領発揮、というところで、ナチュラルなリーダーシップの強さを感じられるシーン
今後765プロの実質的なリーダーとなっていく、第一歩ともいえる場面でもあります。

そしてその雰囲気の中で、9人を3つにわけることに。雪歩には貴音がつき、
やよいには真美、そして後半ところどころズレテきているという春香には美希千早が、
それぞれつくという形に。良いセリフを言っておきながら、早々に美希千早に指摘され、
綺麗には終わらないあたりもまた春香らしいかと。決して春香は聖人ではないですからね。

雪歩については、まさか「計画通り…!」なんてことはないはずですが、「雪歩ハーレム」が
結成される形になったことで、否が応でも頑張らなくてはならない、となる組み合わせ。
一方のやよいは仲の良い真美と、ヤヨイスキーの、ということで、ここも良いトリオ。
この9人を3つに分けるなら、これ以上はないというトリオ3つ、とも言えそうな感じです。

そして次なる場面、ボーカルレッスンに。ここでトチってしまうのは春香なわけですが、
ここで本来ボーカルタイプである春香が選出されてしまったのは、十中八九かつての
中村さんのことがある
はず。声優のネタをキャラに取り込むのがアイマスのキモの一つ
わけで、それをここでやってのける、という事に対しては評価できるところです。

実際、能力的にはここでも雪歩やよいが厳しくなってしまうはずなんですが、ここでまた
この二人に追い打ちをかけると、本当に目も当てられなくなってしまう。だからそれを
避けるためにも、ここは春香に犠牲になってもらった、そんな描写だと言えるでしょう。

また、ここでは真美も「自己主張すればにいいってものじゃない」と叱られるわけですが、
これは間違いなくお得意の「こぶち」ネタ。こういうネタを拾ってくれるのも嬉しいところです。

さて、レッスンを終えたアイドル達の帰宅シーンとなるわけですが、暗い顔をするをやよい
雪歩を見て、春香が飴を差し出す、というシーンに。ここも極めて自然に差し出せるあたりが、
本当に春香をうまく描けている、と言う感じ。このナチュラルさこそ、春香の魅力ですからね。

また、レッスンのことから話をそらすかのように、試験勉強の話を出すあたりもうまいところ。
この流れでゆきまこやよいおりを描くのも上手い見せ方だと思えます。

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そしてここで春香の「笑って」とをBGMに、春香の試験勉強中の姿や、みなのレッスン姿が
描かれていくシーンとなります。「笑って」という非常に優しく、美しくも力強いこの曲の、
ここでの使われ方というのも非常に綺麗なものだと感じられます
。また、同時にこの
シーンでは遠距離通勤で頑張る春香に疲労が蓄積していく描写にもなっていて、曲終わり後の
レッスンシーンで疲労困憊の春香は足をくじいてしまう、ということになってしまいます。

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そして春香は一時休憩、ダンスレッスンはもう必要なさそうな春香の足の状態を
みるような感じになりながらも、他のメンバーは振りを合わせていくわけですが、
やよいがまたしてもダンスがうまくいかず、先生もダンスのレベルダウンを再検討する流れに。

そしてここでとうとう雪歩が「出るのをやめる」と発言してしまいます。その理由としては
「みんなに迷惑をかけられない」というもので、本来ドタキャン率の低い雪歩がこう言ってしまう
状況に陥ってしまったのは「自分が出たくないから」ではなくて「みんなの足を引っ張るから」で
ある
、としたあたりは非常に上手い描き方だと感心させられます。こっちのほうが明らかに
雪歩らしく、雪歩のイメージ自体も大きく下げることにもなりませんからね。

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そして、そこで雪歩を叱咤するのは貴音4話以降、イマイチ存在感がなくなっていた感の
ある貴音
ですが、非常に大きな役割が回ってきた感もあります。ここでボロボロの雪歩を
宥めすかすのではなく、尻を叩くことができるのは、貴音しかいないわけですからね。
雪歩にとって、憧れの貴音だからこそ、その言葉は非常に重いものとして響くわけです。

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また、そんな貴音の強い言葉に一時叩きのめされる雪歩を優しく助けるのはやはり
貴音、この二人でここでの雪歩にとってワンセット、アメとムチになるわけです。

そして雪歩同じ状態のやよいも「私も頑張ります」というのもやはり大きいはず。
自分と同じ状態であり、かつ年下でもあるやよいのこの言葉は、それこそ雪歩のプライドに
触れるところのはず。これら諸々が重なって、雪歩は再び立ちあがり、貴音に対し
自ら「絶対に弱音は言いません」と宣言。それに対し「ともに高みを目指しましょう、雪歩」と
笑顔で返した貴音の言葉、これ以上価値のあるものは雪歩にとってそうそうないはず


また、ここでのポイントは貴音雪歩に対する呼称。本来「2ndVISION」における貴音
765プロメンバーに対する呼称は「下の名前呼び捨て」なのですが、ここでは
あえて他人行儀状態の「萩原雪歩」とフルネームで呼びかけ、雪歩の宣言を受けて
雪歩」と変える、ということで、雪歩の誓いに対する敬意をあらわしている
ように思えます。

そしてその様子を見て、自身も笑顔となった春香がいつのまにやら足が治っていた、
というシーンでBパートに続きます。



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