第13話 そして、彼女たちはきらめくステージへ Bパート

kage

2013/12/15 (Sun)

Pが社長にライブ開始時間遅延等々の事後報告をするところからBパートはスタート。
アイドル達も本番直前とあって緊張はピークに達しますが、Pがそこでうまくフォローし、
さらに緊張知らずの美希がやる気を見せることで、程良い緊張感で本番に臨むこととなります。

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オープニング曲はもちろん「THE IDOLM@STER」となるのですが、その時会場に光る
サイリウムはピンク黄色の3色だけ
。本来はもちろんホームであるはずなのですが、
異様なアウェー感に包まれた状態での開幕となってしまったわけです。
それでも社長は8色のサイリウムを手にもってくれているのですが、その8色とは黄緑
オレンジ黄色臙脂ピンク浅葱がなくて、ピンクがある、という構成に
なっていて、現実世界での市販のサイリウムとほぼ同じ構成となっています。

続いて春香は「乙女よ大志を抱け!!」を披露するのですが、イマイチ盛り上がらない様子。
その裏では他のメンバーがアクシデントの嵐で混乱状態。さらには竜宮小町の一行も
車が渋滞で一向に動かず…ということになり、想像以上に状況は悲惨なものに。
その上ファン達も竜宮小町が一向に登場しないことにイラ立ち始めてしまいます。

挙句の果てに雪歩のスカートが破れてしまう、ということとなり、状況は最悪の展開に。
美希がステージで踏ん張っているものの、逆にモチベーションの高い美希が楽屋に
いないことがマイナスになってしまっている状況
です。

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しかしその空気を変えるのはやはり春香。駆けつけたPが言葉を発する必要もないくらい、
圧倒的なエネルギーを放つ春香が、他のメンバーのモチベーションをあげていきます。

そして様々な楽曲を次々と披露していくわけですが、ファンの空気というものは一向に変わらず。
竜宮小町が登場しないことに困惑を隠せない姿が目立つようにすらなってきます。

さらには急場しのぎのセットリストにはやはり穴があったようで、美希がダンサブルな楽曲を
連発する流れとなってしまっていました。同じメンバーのソロ2曲連発なんて普通はすぐに
気付きそうなものですが、それにすら誰も気づかないという状態だった
わけですね。

それにしても、このシーンでは9人全員が楽屋にいることとなっているわけなんですが、
これ、果たして大丈夫なんでしょうか…。美希の連発を避ける云々以前にここに
ポッカリ穴が空いてしまっているわけで…アニメ制作側のミスだとは思うんですがね。

とにかく美希はそのダンサブルな曲連発にあえて挑戦することを選択します。とはいっても、
自身でもそれが成功するかどうか半信半疑、というところなんですが、そこをPが12話の
やりとりも交え、力強くフォロー。これにより美希のモチベーションは最高のものとなります。

そしてまずはMCで美希はステージに登場。拍手すらも寒々しい状況となっていますが、
そこを正直で、かつ軽快で、そして魅力的なトークを展開することで、ファンたちを魅了します。
これこそが美希の持つ圧倒的なカリスマ性で、ここまでの空気を一変させるものとなります。

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また、その美希の様子は真美から亜美にメールで伝えられ、誰よりも律子が安堵と喜びを
みせます。竜宮小町入りの云々の一件はもちろんのこと、それがなくとも律子美希
気にかけているはずで、ここで美希の活躍を聞けたのは何よりの朗報
でしょう。

そしてその美希は「Day of the future」を歌い終え、会場の空気はこれまでとは全く
違うものへとヒートアップ。この時点で美希はすでに息を切らしているわけですが、
その勢いのまま、をバックダンサーに従え、新曲の「マリオネットの心」を披露します。

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ダンサブルでいて、それでいて悲恋の曲。美希の最初の持ち歌である「relations」を彷彿と
させつつも、それをさらに洗練させたかのような楽曲であり、それを圧倒的な躍動感で見せつける

という出来となっていて、会場のファン、そして視聴者である既存のPも、新規のPも一気に
虜にするような、圧巻のステージとして完成されたものを披露してくれます。

歌い終え、ステージ裏に戻った美希千早は彼女なりの最大の賛辞を送り、熱の残った
ステージをさらに盛り上げるために登壇。一方の美希は疲労からPに倒れ込む形になるのですが、
それをPがしっかりとささえ、美希の想いに、言葉に応えます。ここで12話の約束をしっかりと
守った
こととなり、14話での覚醒へとつながっていくわけですね。

そしてそんな美希に酸素ボンベを手渡すのは春香。二人だけの空間となるわけですが、
実はメインヒロインであるこの二人だけでの会話というのはここまでみられなかったもの。
決して仲が悪いなんてことはないはずですが、ある程度距離があったようにも思えるこの二人は、
ステージへの、そしてアイドルへの想いをともにすることで、一気に距離感が縮まったようにも
思えます。もっとも、この時点では春香から美希に、という方向だけが強いのでしょうけれども。
いずれにせよ、このあたりはストーリー終盤にも響く関係性となってくるところです。

そしてそんな春香美希を含めた9人全員が円陣を汲み、気合を入れて臨む楽曲が
「自分REST@RT」。11話で汗水たらしてみんなで練習したこの曲を、会場のボルテージが上がり、
そして彼女たち自身が最高のモチベーションになった状態で披露することとなる
わけです。

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スピーディーでありながらも、地にしっかりと足がついたような力強い曲調。そしてそこに載る、
ストレートで飾らない歌詞。アイマスの代表曲に共通のポップさとキャッチーさももちろん
兼ね備え、そして11話からのレッスン、この13話での苦闘、全てが伏線として機能し、
最高のカタルシスとして昇華されたこの楽曲。ステージの描写自体もこれまでいくつかあった
ステージシーンのどれよりも圧倒的に華やかで、躍動感があり、ウルトラオレンジのサイリウムで
埋め尽くされた会場とあいまった彼女たちの姿、そして笑顔とは何より美しい。


何度となく失敗してしまったステップをやよいは成功させ、雪歩は破れてしまい、その場で繕った
かたちとなってしまったスカートをまとって踊り、そして出場さえも断念しそうになったステージ
で、最高の笑顔とウィンクを披露
。他のメンバーも晴々とした笑顔と息の合ったダンスを披露、
という形で、このライブ、この13話、そしてこのアニメ前半最大の盛り上がりをみせてくれます。

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そしてこの楽曲が終わるころにようやく竜宮小町が到着。それに気付いたたちは
やりきった満足感と安心感に包まれ、涙を目に浮かべることとなります。

そしてその後は竜宮小町が引き継ぎ、「SMOKY THRILL」を披露…となるのですが、ここはカット。
ライブ自体が終わり、楽屋に竜宮小町が走って戻るシーンへと続きます。

その竜宮小町が見た姿は、そして満足感と達成感にひたりつつも、疲れ果て、倒れこむように
眠ってしまっている春香らの姿。それを見た伊織の「おつかれさま」の言葉でエンディングへ。

そしてこのタイミングでこの13話のタイトル「そして、彼女たちはきらめくステージへ」が
表示されるわけですが、これはこの回のタイトルであることと同時に、このライブを乗り越えた
彼女たちがこの次からステップアップし、きらめくアイドル界というステージに本格的に
乗り込んでいく、ということをあらわしている
と考えるべき演出でしょう。

さてエンディング曲は「ⅰ」。ゆったりとした曲調の中で「アイドル」そのものを歌い、
メッセージ性の強いこの楽曲が、ここまでの12話の印象的なシーンをバックに流れるという構成に
なり、前半最後を締め括るに相応しいエンディングとなっています。また、最後の1カットは
春香達が目覚めた後にとったであろう記念写真。この上なく綺麗な笑顔を皆みせてくれます。


さてこの13話、11話からレッスンをし、準備をしてきたライブ本番を描いたわけですが、
「自分REST@RT」という楽曲の圧倒的な存在感を含め、非常に印象的な回となりました。

もちろんその「自分REST@RT」のステージシーンというものは、単独でみても非常に
素晴らしく、あっけにとられるほどの凄味を感じさせる、それほどの完成度だと思います。

しかし、そこに彼女たちのこれまでの努力、具体的には雪歩やよいが苦労してきた
シーン、あるいは美希のライブに対する想いなどが重なることで、さらなる凄味が出てくる

もっといえば、1話時点から鳴かず飛ばずだった彼女たちが、大勢のファンの前で
最高のステージを披露するということ自体が、これ以上ないカタルシスとして機能するわけです。

アニメの折り返し、前半最後を飾るのにこれ以上相応しい回などないと思えるくらいで、
後半まで含めた全ての回を含めてみても、これほどまでに感動的な回もそうそうありません。

アニメ版アイマスの凄味が全てここに詰まっていると言ってもいいくらいの、圧倒的な回でした。


ちなみにこのライブのセットリストは以下の通り(アニメ内で把握できる範囲ですが…)

1.THE IDOL M@STER (春香美希千早やよい雪歩真美貴音)
2.乙女よ大志を抱け!! (春香)
3.キラメキラリ (やよい真美)
4.My Best Friend (春香千早)
5.私はアイドル♡ (美希)
7.スタ→トスタ→ (真美)
8.思い出をありがとう (雪歩)
9.Next Life (春香美希)
10.フラワーガール (貴音)
11.Day of the future (美希)
12.マリオネットの心 (美希)
13.目が逢う瞬間 (千早)
14.自分REST@RT (春香美希千早やよい雪歩真美貴音)
15.SMOKY THRILL (伊織亜美あずさ)

美希が異様に多く、やよい雪歩貴音が少ないという構成に。実際にはもう少し曲があって、
人員バランスもよいのだと思うのですが、やよい雪歩が少ないのはストーリー的にも
妥当なところなのかな、と。貴音が少ないのはちょっとおかしいんですけどね。



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