第14話 変わりはじめた世界! Bパート

kage

2013/12/19 (Thu)

Bパートは765プロ事務所とは全く逆の、巨大なビルの上階にいる黒井社長と
ジュピターのシーンからスタート。典型的な悪役っぷりを見せつけてくれる黒井社長に
対し、「実力で」を強調する冬馬らからは悪意というものは感じられません

a14_15.jpg

a14_16.jpg


そして場面は765プロに。善澤記者の調べにより、テレビチャンの表紙差し替えは961プロの
圧力によるものだと分かり、それについて高木社長が語り始めるのですが、この際に小鳥
映すカットが入るのが印象的。アイマス最大の謎といってもいい、小鳥の過去について
関係があるものであることが伺えますが、真相が明かされることは当然ありません。

a14_17.jpg

それにしても黒井社長が765プロに因縁をつけてくるのは、高木社長との関係が問題なので
あって、アイドル達は何一つ悪くないわけなんですが、それについて社長からは特に何も
言うことはありません。普通ここで謝罪というか、断りの一言があってしかるべきなんですが、
高木社長はそれをしないのです。もちろん高木社長に非があるわけでもないでしょうが、
目下の被害者はアイドル達。事務所の最高責任者として軽々しく謝罪もできないのかも
しれませんが、アイドル達に何か一つ言葉があるべきじゃないのかな、というところです。

いずれにせよアイドル達は社長を責めるなんてことはせずに、961プロに対しておびえたり、
あるいは困惑したりするわけですが、最も顕著な反応を見せたのが伊織。「権力には権力」と、
水瀬財閥の力を使って961プロに立ち向かおうとします。ここは10話のこだまプロに対する
脅しと似たような場面になるわけですが、相手が実際に765プロへの妨害を実行した分、
伊織も本当に電話しようと、実際的な行動に出ます。10話のときもそうでしたが、伊織
本来「水瀬」の名前を使ってアイドル活動なんて絶対にしたくない
はず。それでも
ここでこういった行動に出る、というのは765プロ全体のことを考えてであり、
自身のプライドよりもそれが大事、という伊織の姿勢を如実にあらわすものとなっています。

a14_18.jpg

しかしそれは結局Pによって止められます。当然亜美真美を筆頭に伊織以外のメンバーも
納得がいかない感じになるわけですが、Pが「泣き寝入りはしない」と宣言することで、
その困惑した空気感を変えようとします。しかしそれでも961プロに対する対応というところで
明快な答えは出せず、アイドル達が今度はPを攻め立てるような流れになってしまいます。

a14_19.jpg

この異様な空気を変えるべく発言するのは、これまで黙っていた春香…ではなくて美希
実際には春香が発言する直前で割り込んだ感じになるのですが、「負けてないよ」という
力強い発言はまさに覚醒美希ならでは。春香のお株を奪う感じになっており、このシーンで
メインヒロインの交代劇を見せられたかのようにすら思えてくる描写です。

a14_24.jpg


a14_20.jpg

a14_21.jpg

なにはともあれ、その美希の言葉を受け取って、Pがそれをうまく噛み砕いて、他のメンバーに
納得がいくように話を展開していきます。このあたりの話しっぷりは実に見事というほかなく、
まさにパーフェクトコミュニケーション。また、途中春香が「うん」と相槌を入れるのは、
春香が言いたかったことがPの今言っていることと近いから
だと考えられ、そういう意味では、
まだメインヒロインの座も美希に譲るわけではない、ということを見せてもくれるわけです。

とにかく、これでアイドル達が完璧に納得がいくわけがないこともわかっているPは、自分と
社長、そして律子で対策を考えると明言。さらに、自分が不満のはげ口になるとまで言い切り、
アイドル達に何も言わせないところまでもっていき、この場を上手く収めます。

とはいえ亜美真美を中心に、やはり納得はいかない感じで、帰宅のタイミングになっても
グダグダとしている雰囲気になります。そんな中、小鳥が一人ファンレターの整理をするところを
春香が手伝う形に。そもそも、とても一人では整理しきれないであろう量のファンレターを
小鳥一人で整理する、ということ自体無理がありそうで、他のメンバーが手伝わないのは
おかしくも思える場面なわけですが、ファンレターの中には悪質なものもあって、それを
アイドル達に見せないために、小鳥一人でやるべき仕事、と決まっているもの
なのでしょう。

そう考えればここで春香が手伝うという申し出も断るべきなのでしょうが、小鳥春香
精神的な成熟性を買って、それを受けた
、と考えるべきでしょう。もっとも春香も17歳。
後半の展開にあるように、精神的に成熟しきっているとはやはり言えないんですけどね。

とにかく、そこにやよい亜美真美が混ざってきて、ということになって、結局全メンバーが
ファンレターの周りに集まってくる、という流れになっていきます。そして似顔絵であったり、
ファンレターであったりをお互いに読みあって、再び皆が元気を取り戻すということに。
ファンあってのアイドル、ということで、貴音の言うとおり、戦うべきは961プロではなくて
自分自身、ということを再認識することに。それこそが765プロのあり方
ですからね。

a14_22.jpg

そんな中、千早は姉弟からのファンレターを読んで複雑な表情。言うまでもなく伏線となる
シーンですね。またここで、亜美/真美が「いつものやつ頼むよはるるん!」と春香
円陣を組む流れを催促するわけですが、「いつもの」と言いつつこんなシーンはこれまで
見られませんでした。
当然これはアニメ内で描写されてないシーンで「いつも」されていた
ことだということになるはずですが、全員での円陣の中心が春香、ということで、ライブ以降
春香が完全にリーダー格に位置づいた
、ということを意味するものでもあります。

そしてこの円陣で「765プロファイトーオー!」の掛け声とともに、エンディングへ突入。
ここで社長が「どうしたものかな961プロの一件は」とつぶやくのですが、それを受けたPが
「俺がなんとかしたいと思います」と力強く発言。それを聞いた善澤記者の不敵な笑み
ここは気になるところです。例えばかつて若き日の高木社長が同じような状況で、
同じようなセリフを言ったとか、そんなことがあったのではないか
…とか。

a14_23.jpg

とにかく、エンディングは「Colorful Days」ということで、それぞれが個性的な彼女達を
歌う曲、劇中にあった個性的な果物の衣装での撮影シーンをイラストとして使っている
このエンディングにはピッタリなものとなっています。まぁ12colorsバージョンでない
ことは非常に残念
なわけですが、最後の色のパートまでここで入っているわけでも
ありませんし、「キミはメロディ」とメンバー分割している関係で、フルメンバーでの曲と
いうわけでもないので、ここは仕方のないところかな、という感じでしょうか。

ちなみに今回の撮影での衣装は以下になっています。

春香・・・イチゴ
美希・・・メロン
千早・・・ブドウ
やよい・・・オレンジ
雪歩・・・さくらんぼ
亜美・・・レモン
真美・・・バナナ
伊織・・・桃
あずさ・・・グレープフルーツ
・・・パイナップル
貴音・・・りんご
・・・キウイ

基本的にはパーソナルカラー準拠、という感じですね。


さてこの14話は、後半戦最初の回ということもあって、当然の全員回。13話でのライブ成功を
受けての飛躍と、後半戦のキーとなってくる961プロとの対立という2つのトピックが大きく
描かれることとなりました。前者については前半とはうって変わっての展開なわけですが、
アイドルの「売れない時代」と「売れてからの時代」、この両方を描くのこそアイマスらしさ
ともいえることとなっていて、2クールあるからこそちょうど半々それを描けるわけです。
そういう意味でもやはり1クールじゃなくて良かった、といえるところですね。

また、後者については「売れてからの時代」となっても、それはそれでまた問題が出てくる、
ということの象徴として961プロが出てくる、ということになるわけです。一見するとこの14話
時点でも十分売れっ子アイドルで、下手すればトップアイドル級の扱いではないか、と
思えてしまう
んですが、961プロという存在が、そうはみさせない、まだトップは遠い、
ということを示しているわけです。もっとも、ジュピターというのは男性アイドルなわけで、
765プロとの競争相手とした場合、どうしても不自然極まりない
感じになるのですが…。

とにかくこの13話での熱を逃がさず、後半戦へ突入する、その入り口として十分機能し、
今後の波乱の展開を期待させるような構成にも十分なっていると感じられました。



アイドルマスター 5(完全生産限定版) [Blu-ray]アイドルマスター 5(完全生産限定版) [Blu-ray]
(2012/02/23)
中村繪里子、長谷川明子 他

商品詳細を見る
関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック