第25話 みんなと、いっしょに! Bパート

kage

2014/01/17 (Fri)

Bパートは、衣装が変わり、春香の息も切れてきていることから、ライブが随分と
進んだ状況である、ということがよくわかるシーンからのスタートとなります。

ここで春香は「3階席の人たちもちゃんと見えてるからね」と煽ります。これは
13話での千早との会話にあった、かつての憧れのアイドルのセリフを模したもの
そのアイドルがどのレベルのアイドルであったかはわかりませんが、春香がそのレベルにまで
達した、ということを表現しているようでもあり、非常に印象的なセリフとなっています。

そしてここではメンバー一人ひとりがその思いの丈を語る、というシーンに。
一人一言ずつではあるんですが、実際の声優のライブ同様の演出で、見事なものです。

さらにここでは竜宮小町の紹介で、「竜宮小町のP兼アイドルの律子」として、衣装に
着替えた律子がスクリーンに映し出される、という形で紹介されることとなります。

いくら元アイドルで、18話でのシークレットライブに出ていたとはいえ、正直無理矢理過ぎる
展開、と言わざるを得ない
ところ。それでも、私としては律子も含めた13人で初めて
「アイドルマスター」だと思っている
ので、無理矢理であっても最後の最後は13人揃い踏み、
というのはやはり嬉しいです。もちろん、できることならば「READY!!&CHANGE!!!!」時点で
居てくれたほうが良かった、ということもまた否定しませんけどね。

ということで美希千早、そしてPの煽りもあって律子もステージへと向かいます。
これを受けて社長は「彼女たちこそ、私が事務所を作ってまで追い求めたアイドルの
完成系なのかもしれない」と発言。そしてPはそれに対し、「まだこれから」と返します。

社長の言う「完成系」は、「団結」というものが何より大事、という視点からのもので、
一方のPは、それもあり、なおかつそれでトップアイドルとなる、という意味合いのはず。
社長がPの言葉に納得するように、ここはやはりPの考え方こそが、真の完成系、でしょうね。

そして再びシーンは律子が加わったステージ上に。ここで新曲として春香が紹介するのが
「いつまでも、どこまでも」…改め「私たちはずっと…でしょう?」。このタイトルについては
権利関係で云々ありましたが、「いつまでも、どこまでも」が一番綺麗に感じます。
なんにしても、最後の最後にケチがついてしまった、というのは非常に残念ですね。

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さて、この曲自体は本当に新曲となります。正直私としては、みんなで一生懸命練習した
13話の「自分REST@RT」、みんなで千早のために歌詞を書いたという20話の「約束」ほどの
カタルシスを新曲で生み出すことなど不可能
だと、そう思っていました。

しかしながらこの曲、このシーンはその不安を見事に覆してくれたのです。楽曲自体が、
スローな曲調の中に暖かさと輝きを内包したかのようなメロディーで、メンバーの歌声もまた、
優しくも綺麗なものとなっていることで、「エンディングっぽさ」がこの上なく表現されています

さらにはそれをBGMとして、各メンバー個々の活躍シーンや、全員集合系の「団結」シーンが
回想風に描かれます、そして後半にはこれまでアニメ内で表現されてこなかった、ファンタジックな
イメージ表現がなされ、抽象的な形で彼女たちのここまでの足跡と、これからの方向性を
描きだす
、ということを実現。これらが相まることで、ここまでの25話全てをひっくるめての
カタルシスとしてこの楽曲で昇華する
、ということとなったのです。これはお見事、の一言です、

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そしてこの楽曲の終了とともに、大団円、という形でライブは終了…かと思いきや、
その後にはもちろんアンコールがあって…という流れを描き、このライブシーンは閉幕となります。

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そう、これで25話自体が終わるわけではありません。ということで季節は春、Pが退院し、
仕事に復帰、というシーンに。事務所で13人全員揃ってお出迎え、となります。

ここで千早が「いかにPが765プロにとって大切な人かということも(わかった)」と
話す一方で、「生っすか」が改編されて「生っすか レボリューション」となり、引き続き
全員での番組であること、春香美希のミュージカルが全国公演になったこと、が報告されます。
765プロにとってPは必要な人だけれど、彼女たちもまた自立をみせている、ということですね。

そしてここでは事務所の移転という話にまで進むわけですが、テレビの報道によってこれも
961の陰謀だということが発覚。765プロをハメるためだけに会社を一つ潰したのだとすると、
それはそれでとんでもない執念
、としか言いようがありませんが…最後まで小物、という感も。
まぁこの事務所移転自体はゲームでは普通に起こる出来ごとなんですけれども、このアニメに
おいては、こじんまりしたこの事務所こそが765プロの象徴、ということで、どれだけアイドル達が
活躍しようともこの「765プロのある場所は不変」、ということにしたのでしょう。

そしてここでエンディング曲「いっしょ」が流れ、765プロ全員での花見のシーンへ。
「いっしょ」は「MASTER LIVE 01」が初出で、その時点で複数人曲ではありましたが、全員曲では
ありませんでした。しかし歌詞の内容的には全員曲に相応しいもので、「団結」を
より強く押し出したこのアニメ版のラストを飾るには、これ以上ない曲
ともいえるわけです。

さて、この花見の中、飲み物が切れたということで春香が買いに行こうとしますが、その際に
Pがお金を出そうとしたのが、22話で春香がPのために買って渡しそびれた財布。
退院祝いとして渡したという、この財布を渡すシーンは描かれなかったわけですが、
こうした描き方のほうが自然であり、あざとさもなく、良い表現になったと思います。

またここで美希春香に嫉妬、というところになるのですが、ここで春香は顔を赤らめます。
これまではPに対し、本当にそういう意識はなかった、というあらわれでもあり、ここもいい感じ。
ゲームでは「そういう意識」があるんですが、アニメではやはりなかった、というのが自然ですね。

そしてここで「いっしょ」のセリフパートに。元々のバージョンでもこれはあるんですが、今回の
バージョンではもちろん内容は変わっていて、このアニメの総括、そしてアニメだけではない、
アイマス自体の今後さえも示唆するような、そんな深みを感じさせるパート
となっています。

また、ここではジュピターや黒井、876プロの姿も描かれ、「アイマスは765プロだけではない」と
いうことを表現しているようにも思えます。彼らもまた、アイマスに欠かせない存在ですからね。

最後は写真撮影、となるのですが、Pが社長に「お願いします」とカメラを渡すのは…。
一般社員が社長に写真撮影依頼なんて普通ありえないはず。まぁ普通の会社でもないですが…。

というわけでPと13人の、メンバー、小鳥も含めた15人の写真がラストカット。
「またね!」のメッセージは、この後にある特別編やSFを示しているだけでなく、劇場版、
あるいは二期を示しているともとれます。ただ、それだけではなくて、アイマスはアニメだけで
なく、ゲームを筆頭に様々なチャネルがあって、そこで「また会える」ということを意味している

見ることもできます。彼女たちとは「また」どこでも会えるわけですからね。

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さて、これで本編の全25話は完結、となります。正直20話以降の展開については
個人的にはあまりうまくない、と思えてしまう
わけですがこの25話に関して言えば、
最終回に相応しい、素晴らしい出来だとはっきり言えるものだと思っています。

ライブシーンの総決算である「READY!!&CHANGE!!!!」、アニメ自体の総決算である「私たちは
ずっと…でしょう?」については、お見事というほかない出来だと思いますし、その前後の
ストーリー部分もまた、最終回らしく、綺麗にまとまったものだと感じられました。

もちろん律子の途中参加の仕方あたりが上手い描き方だったとまでは言えませんが、
どういう形であれ最後の最後は13人をちゃんと並べられた、というのは何よりです。

実際には特別編へと続きますが、ひとまずは最終回。「大団円」という言葉が
これ以上なく似合う、素晴らしいラストになったことに、満足しています




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