劇場版アイドルマスター 総括

kage

2014/02/06 (Thu)

さて今回が劇場版についての話題の一旦のラストとなります。
「一旦の」とするのは現在実施中のアンケート集計結果も後日紹介、となるからですね。
まぁそれは皆様のご意見についてなので、私の考えとしてはこれがラストになります。


「劇場版」の意義

そもそも今回の劇場版については、2011年放送のアニメのヒットを受ければある意味必然の
流れでした。特に昨今は深夜アニメの映画化は非常に容易に行われているようで、アイマスほどの
ヒット作が映画化しないほうがおかしい、と言えるくらいの状況
であったとは思います。

ただ、アニメ化自体にも比較的時間がかかったように、今回の劇場版にあたっても
かなり慎重に色々考えられた上で制作が決定し、実際に公開されたのでは、とも思えます。

現在のアイマスというのは、本当に色々な展開をしていて、そしてそれをプロデュースする
プロデューサーもまた、それぞれ別な考え方をしています。そんな中で中途半端な映画を
作ってしまっては、最悪9.18のような大炎上をしてしまう
、ということにもなるわけですから。

もはや誰もが望む完璧な作品というのはつくりようもなく、どこか落とし所をつくらなければ、
ということもあったはずで、それが実際になされたのが今回の映画
、とみるべきでしょう。

ただ、その落とし所としてミリオンライブのメンバーがゲスト参加、というのが果たして
どうなのか
、というあたりは非常に難しいところであって、考えさせられる部分なわけです。

公式側の言い分としては、「13人はアニメ本編で既に団結しきっており、波乱が起きない」
なんてことを言っていて、それはそれで確かに一理ある考え方であることは良くわかります。

しかしながら、そのためにゲスト投入、しかも、「世代交代」が囁かれるミリオンライブの
メンバー
とあっては…というあたりで、この情報が出た時点で大きな波乱は起きたわけです。

さらには本予告PVでは「今進めるものだけでも進めないと」「私達このまま一緒に続けて
いいのかな」と明らかにメタ的な煽りまでしてくる始末で、実際の映画がどういった形に
仕上がるのか、私は楽しみである以上に多大な不安を持って公開を迎えることとなりました。

そして蓋を開けてみれば…ということの細かい話はこれまで書いてきた通りなのですが、
私がこの映画に対して思うのは「集大成」というよりは「メッセージ」というイメージです。

確かに、アニメ本編を通して成長した765プロのメンバーの姿であり、CG等に賛否があれど
圧巻のスケールで描かれたライブシーンであり、これも賛否ありますが、春香を中心にした
ストーリーの描き方であり、というあたりはまさに「アニメ版の集大成」ではありました。

しかしながら決して「アイドルマスターの集大成」ではないはずです。それを謳うならば
絶対に13人をしっかりと、可能な限り平等に描く必要があるはずで、それがなされなかった
今作がそれを謳うことは決してあってはならない、と私は思います。だから、今作はあくまでも
「アニメ版の集大成」。それならば、十二分に納得のいくものです。春香が非常に優遇され、
メンバー間の扱いのバランスが悪いということこそ、その象徴
でもありますしね。

そしてその上で、ミリオンのメンバーの参加等を含めた「アイマス公式からプロデューサーへの
メッセージ」
が今作には込められている、私にはこの映画をそのように受け止めました。

度々語られた「『今』を大切に」というのはアイマスのあり方そのもので、その上でアリーナで
春香に「私は『天海春香だから』」と言わせることで、「これが『アイマス』だから」と語らせる。
ミリオンの存在が「世代交代」を思わせ、それが波乱を起こしている、ということ自体を劇中で
描き、それに対する公式からの答えを春香に言わせる
、というあたりがそれにあたるわけですね。

その答えとはアリーナ後の春香の志保の会話なわけですが、ここで春香が「それでもいい」と
したこと、これは私としても非常に唸らせられるところで、非常に重く受け止められました。

PV時点での煽りに対しては「やり過ぎ」だとも思っていたわけですが、その「やり過ぎ」を
通り越してこういった形で魅せてくれたのなら、もう何もいいようもない
わけです。

「アニメ版アイマスの集大成」でありながら、こうした「アイマス自体の今後に対するメッセージ」
を乗せてくる。これについては単純に一本の映画としての出来がどうこうなんてものは
通り過ぎて、非常に挑戦的でありながら、効果的なものとして、胸に響くものとなりました。

もっとも、この映画を観た全ての人がこういったメッセージを受け取れるとも思えず、そもそも
そんなメッセージすら私の妄想の産物なのかもしれませんが、映画等一つの作品の受け取り方は
人それぞれで当然のはず。私にとってはこれで良くて、それ以上でもそれ以下でもありません


ミリオンライブについて

「それ以上でもそれ以下でもありません」なんて言っておきながらですが、これについては
もう少し突っ込んで書こうと思います。これまでの公式側のアナウンスでは、前述したとおり、
まず「後輩」という存在ありきで、その上でタイミング的に開発中であったミリオンのメンバーが
使えそうだったから使った、としていますが、これを100%真に受けるべきでもないでしょう

ではなんなのか、というのは前述の通りで、アイマス自体の方向性を指し示すための機能であり、
このミリオン自体を受け入れてもらうための機会づくりでもあり、そしてもしかしたら
「世代交代」への第一歩でもあり
、という風に考えるほうが自然でしょう。たまたまタイミング的に
ミリオンがいたから、というのよりはよっぽど説得力があるはずです。

また今回の7人はミリオンですが、その意味ではシンデレラの分も背負っての役割なわけです。
「765プロ」という絶対的な13人以外の存在・展開、という意味で同じですからね。

さて、私はこのミリオンライブについては、基本的には批判的立場でした。とはいうものの、
シンデレラとは違って、なんとか認められればな、という気持ちもあり、それを8thに期待した
わけですが、うまくいかず。LTP09イベントでももう一歩足りず…という感じになったのですが、
それは全く別の方向からある意味解決に至り、少なくともこの映画においては存在を
認めてあげよう、ちゃんと観てあげよう
、という気持ちで挑むことになったのです。

その上でこの映画を観ると、やっぱり彼女たちを認めてあげられていて良かった、と思えるもの
でしたし、メッセージを伝えるための装置として十二分に機能してくれてるな、とも思いました。
そして何より、今回の映画の描写だけではあまりにも気の毒なメンバーも少なくなく、
もっとフォローしてあげても…という気持ちが自分の中で出てきた、これが大きいです。
これはつまり彼女達に対する「情」が沸いたということで、これは私にとって非常に重要なのです。

ただ一つ気になるのは、メインを張ったのが本来ミリオンのメインであるの春日未来ではなくて、
矢吹可奈であった
、というあたり。今回の可奈の役割は未来でも担えたはずで、ではなぜ
未来ではなかったのか…と考えると、やっぱり未来を「出し惜しんだ」と考えられてしまいます。

「スターシステム」に過ぎなかった今作ではなく、正式な形での出演のために、とまで考えれば
やはり彼女たちを中心とした新アニメ、というのが筋になってきそうなものですが…。

春香が今回劇中で「トップアイドル」と明言されてしまい、Pのハリウッド行き、そして帰還まで
描いてしまい、「成長」と言いながらも年齢等の成長はまるでみられず…等々を考えると、
765プロでのアニメ二期はやはり厳しくて、ミリオンでの新アニメのほうが筋、に思えるのです。
「虹色ミラクル」にて「ドラマは終わらない」と歌ってはいますが、この「ドラマ」が765プロの
アニメを指すのか、もっと広義での765プロの展開を指すのか、それともアイマスというコンテンツ
そのものを指すのか…歌詞の意味を考え過ぎても仕方ありませんが、果たしてどうでしょうかね。

もし仮にミリオンがメインのアニメと、ということになったとしても、私はそれはそれで
受け止めてあげようかな
、というつもりではいます。現状ではソシャゲであるグリマスに
手を伸ばすつもりは一切ありませんが、仮にアニメならば、コンシューマならば…という程度には、
8thであり、LTPであり、LTP09のイベントであり、今回の映画であり、そして一人の個人であり、
といった色々な物の積み重ねの上で思えるようにはなりました。

これこそまさに私がグリマスに期待していた流れであって、ある意味では公式の思惑に
見事にハマった
とも言えるわけですね。それでも、そうなることに自分自信期待していたので、
それはそれでいいと思います。「輝きの向こう側」へ、50人で進むための大きな第一歩、ですね。


「輝きの向こう側」にあるものとは

これについては劇中で具体的には何も語られず、観たP一人ひとりに委ねられた感じです。
そんな「輝きの向こう側」は一体何であるか、というに対する私の考えとしては、具体的には
「全てのPを納得させるような様々なコンテンツ展開」ではないか、というものです。

アイマス公式としては、春香に言わせた通り「全部で」いくのが理想の形なんでしょうが、
それでは納得しないPが私を含めて多数いるのが現状
。だからこその「ONE FOR ALL」で
あるはずで、それを中心として「765プロだけ」の展開も他にも用意しているはずです。
それこそ、1年半ぶりとなる765単独大型ライブとしての「9th」を期待してもいいでしょう。

それはシンデレラも同様で、4月に単独ライブを控え、そこで何らかの新情報が
ある可能性は十分。コンシューマであり、アニメ化であり…可能性はいくらでもあります。

ミリオンは765プロと一緒に、という形でやっているわけですが、それがミリオンの形であり、
その形のままに前述の通りアニメ化、コンシューマ化の可能性は十二分にあります。

そしてもちろん3展開全てを包括する展開もあるはずで、それこそが次のSSAライブであり、
「IDOL POWER RAINBOW」という楽曲であり…というのは明白です。

もはや「誰もが納得する一つの展開」なんてものは存在しえない以上、できることは
「誰をも納得させる複数の展開」という進め方しかない
はず。今回の映画というのは、
それを展開させていく、ということを宣言する場でもあったと私は認識しています。

もちろん「世代交代」という影は終始チラつきますし、2015年、10周年、「3rdVISION」が
来たときに、それでもその体制が変わらないのか、というのは非常に疑わしくも
あります。

それでも、少なくともそれまでは「誰をも納得させる複数の展開」で進んでくれて、
自分が望む展開を選択し、それをプロデュースしていけばいい、という形になってくれる。
春香が志保に言った「それでもいい」に嘘偽りがない展開を見せてくれることを期待します。
もちろんそうなる保証はありませんが、少なくとも「OFA」という確実な未来はあるわけですしね。

そして、もっと具体的な「輝きの向こう側」はSSAで見せてくれるでしょう。「サプライズ」は
セットリストのことだけではないはずで、テーマとなる「つなぐ」も何かの形として出てくるはず。
それが私にとって望ましいものかどうかはわかりませんが、少なくとも今回の映画で、
自分自身のキャパシティは確実に大きくなったので、受け入れる余地はある
とも思っています。


ここまであることないこと、どう見ても考え過ぎとしか自分でも思えない事まで色々書きましたが、
「もっと良い考え方があるのかもだけど、私は『トリプルデイP』だから」というセリフを使えば、
うまくまとまるんじゃないでしょうか。考え方は人それぞれで、誰に強制されるものでもない
誰あろう、春香が「それでもいい」と言ってくれているわけですしね、

最後に、「M@STERPIECE」より、このタイミングにこそ映える、素晴らしいメッセージを。

明日がどんな日になるか誰だって解らないけれど
それはどんな日にも出来る事
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この記事へのコメント

kage

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Posted at 14:57:13 2014/02/14 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

同意していただけたということで、私の観方が一人だけの勝手な思い込みではなさそうで、
少しホッとしました。ありがとうございます。

今回のメッセージの一つの答えが次のSSAでもあると思うので、
そこで何を見せてくれるか、気になるところですね。

Posted at 20:58:30 2014/02/14 by トリプルデイP

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kage


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