アイマスにおける「団結」の意義 前編

kage

2014/02/08 (Sat)

アニメ本編、そして劇場版で度々使われた言葉が「みんなで」というフレーズ。もっとアイマス風な
言葉を使うならば「団結」なわけですが、現在はハッキリ言って必要以上に連呼され過ぎで、
ゲシュタルト崩壊を引き起こすんじゃないかとすら思えてくるくらいの有様です。

そもそもこの「団結」、一体いつ、どこから現れたフレーズなのか。今回はそれについて考えます。

元々アイドルマスターとはアーケードから始まったコンテンツです。その時からもちろん
765プロがあり、ユニット活動という形もあったわけですが、ゲーム内でのコミュニケーションは
プロデューサーとアイドルが一対一というのが基本で、アイドル間の横のつながりはありません。

もちろん、ドラマCDであり、ラジオドラマであり、アンソロジーコミックであり、二次創作であり、
そういった場で横のつながりは描かれていたはずですが、それはあくまでもサブ的なもので、
そのつながりこそがメインである、なんてことは決してなかったはずです。

360でもそれは基本的に変わらないわけですが、ここで状況が少し変わってきました。
それは「ニコニコ動画」という存在で、言ってしまえば二次創作なんですが、アイドル達が
必要以上にデフォルメされるなどし、アーケードからのPを憤慨させることもあったように思います。

もちろんニコニコ動画がアイマスの人気に火を付けた、ということもあったのですが、
プロデューサー間の「古参」VS「新参」の対立構造が生まれることにもなってしまったわけです。

そんな中で公式が出してきたのが「MASTER ARTINST FINALE」の楽曲、「団結」でした。


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARSTHE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARS
(2007/10/24)
音無小鳥(滝田樹里)

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この楽曲自体は、ゲーム「ビューティフル塊魂」の一楽曲であり、そのために作られているはずで、
内容的にもコミカルな感じで、本気で(?)「団結」を歌う曲ではありません。

ただ、この「MAF」における「社長訓示」というトラックには明らかに、このときのアイマスに
おける状況に一喝というか、一石を投じるような内容となっていて、「団結」を感じられます。
ここでの「団結」はP同士でのものなわけですが、楽曲である「団結」はアイドル間での団結を
歌っており、ダブルミーニングというのもおかしいですが、二重に意味を持たせているわけです。
余談でもありませんが、このトラックは本当に重要で、今現在でも聴くべき内容ですね。

さて、そんな「社長訓示」と「団結」の効果があったかどうかはわかりませんが、「L4U」なんて
「ニコニコ用」とまで言われたゲームを出した影響もあったのか、それ以降はそれまでの
対立構造はかなり解消され、コンテンツとしては安定期に突入していったように思います。

「SP」であり「DS」であり、それはそれで荒れる内容でもあったわけですが、それ以前、そして
今現在から見ればその「荒れ」はかなり大人しいもので、内輪もめ程度に過ぎなかったはずです。

そんな安定期に発表されたのが「The World is all one!!」という本気で「団結」を歌う曲であり、
それをメインソングとした「アイマス2」
であったわけですが、皮肉にもこの「2」はその「団結」
から程遠いもの
であり…というあたりがかの「9.18」という大事件となってくるわけです。

竜宮小町という存在によるアイドル達4人のNPC化、売上を競うという「MASTER ARTIST 2」の
売り方、団結を強めるための投入のはずが、火に油を注いだだけのジュピター…やることなすこと
全てが公式が大々的に謳った「団結」からかけ離れた展開
、という目を覆わんばかりの状況に。

挙句の果てにはその状況で他の何物でもない「団結2010」なる楽曲を出してきて、その内容が
またアレで…というあたりで大炎上、となったわけです。まあこの「団結2010」の内容なんて
平時であれば笑い飛ばせるレベル
なんですが、このときはタイミングがあまりにも悪すぎでした。

そんな状態は本当に「団結」とはほど遠く、コンテンツ自体が崩壊の危機にあったわけですが、
その状況を救ったのが「アニメ版」であり、ここで再度打ちだされた「団結」なわけです。


続きます。
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この記事へのコメント

kage

私はアイマスが団結を謳いだしたのは「i」からだと思っています。
M@STER ARTISTの共通楽曲として個々人が歌い
最終的にFINALでみんなで歌う…

当時アケマス原理主義だった私は、
劇場版の伊織じゃありませんが
自身がプロデュースするアイドル以外は全部ライバルだと思っていました。
だから
 みんな楽しく笑顔で舞台に立とう
 歌やダンスで自分を伝えよう
という歌詞には違和感を覚えたのです。
これはむしろ中の人の団結をうたったものじゃないかと。
アイマスのいう「団結」は
実際中の人の団結も反映されているだろうと思います。

今回の劇場版でも春香と千早が雨の喫茶店?で話すシーンに
「i」が使われています。
これも団結を象徴的に示しているのではないでしょうか

Posted at 23:59:05 2014/02/11 by zap

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

zaqさん

コメントありがとうございます。

なるほど、「i」ですか。そこは完全に盲点というか、
全く考えてもいないポイントでした。

確かに「団結」「社長訓示」へとつらなるMAシリーズの共通楽曲であり、
この楽曲にもその想いが込められていておかしくありませんね。

劇場版でも、そういえばアニメ本編でもアレンジVerがBGMで
よく使われていますし、そこに団結を示す意味合いもありそうですね。

非常に勉強になりました。ありがとうございます。

Posted at 00:14:04 2014/02/12 by トリプルデイP

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kage


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