M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 レポート ライブ編 その7

kage

2014/03/03 (Mon)

一日目・二日目 共通

34-35.my song
(釘宮)

ミリオンから最後にバトンを託された765プロ、「Sentimental Venus」を歌い終えた
釘宮さんからのスタートとなります。静寂の中で一人センターステージに立ち、歌ったのがこの曲、
「my song」でした。この楽曲についてはL4U、MLで登場し、伊織あずさとともに3人での
持ち歌という扱いだったはずですが、5thにおいて釘宮さんが一人歌い、圧巻のステージとして
みせたことで、実質伊織単独の持ち歌的扱いになった、そんな曲でもあります。

7thではメドレーで仁後さんと組んで歌いましたが、今回は再び一人。しかしながら、その優しくも
力強い歌声というのは、決して一人ではない、「みんな」のパワーすら感じられました


アイマス声優一の人気で、多忙な釘宮さんは、アイマスイベントの出席率というのは極めて
低いものです。かつての彼女にとってのアイマスというのは、もしかしたら足かせですら
あったのではないか、そんな雰囲気は、例えば「1st」のDVDから伺うこともできました。

しかしながら、アイマス自体の成長か、アニメの収録か、7thか、あるいはここまで歩んできた
歴史そのものかが、きっと彼女の心を変えてくれたのでしょう。8thへ自ら志願して
参加したこと、全員そろったわけでもない赤羽イベントに参加したこと、そしてこのSSAにも
当然のごとく参加したこと、これらから、ハッキリと彼女の「アイマス愛」を感じられます

依然として多忙なはずで、ラジオのゲストすら全くない、という状態が続いています。
しかしながら、その想いは、他の12人と何ら変わることなく、だからこそ、数少ないこの
アイマスのステージで、最高のパフォーマンスを見せてくれるのだと、そう思います。
スーパーアイドル伊織の、スーパー声優の釘宮さんの、そのオーラは唯一無二です。


35-36.チクタク
(仁後)

仲の良い釘宮さんとは逆に、アイマスイベントへの出席率は極めて高く、いわゆる「アイマス声優」
としてこのアイマス自体を力強く引っ張ってくれています。その象徴が、今回はメドレーで歌われた
「キラメキラリ」だったわけですが、今回はソロに、この「チクタク」を引っ提げてきたのです。

私は、仁後さんこそが最高のエンターテイナーであると、常々思っています。「キラメキラリ」は
言うに及ばず、例えば「一番くじラジオ」における横暴キャラというのは、明らかにファン、つまり
プロデューサーの期待に応えてのキャラクターであり、以前は素であったはずの「まややんないよ。
アッキーやんなよ」は今となっては持ちネタとすら化し、ここ一番で使ってきています。

ラジオでも常々「つまらないステージは見せられない」というように語っている通り、誰よりも
我々プロデューサーを意識し、その期待に応えようと、常に最高のパフォーマンスを見せてくれる。

本当はそういった「期待に応えよう」という姿勢が過度に見えないほうが自然で、理想なのかも
しれません
し、他のメンバーは、それがうまくやれている、ということなのかもしれません。

それでも、その姿勢が見えているからこそ、胸を打つものでもあります。今回の「チクタク」、
仁後さんには非常に珍しいバラードですが、いつもの「キラメキラリ」とは違ったパフォーマンスも
また、新しい境地であり、「新しいものを見せよう」という気概にすら見えてくるのです。

本人の仰る通り、決してみんなのいう「天使」ではない、人間らしさがそこにあります。
でも、だからこそ、本人は嫌がるかもしれないけれど、まるで「天使」の如き、慈愛に満ちた
存在であると、それを改めて、このステージで感じさせてくれました。


36-37.恋花
()

私はこの曲はLTP10のイベントで一足お先に生で体感、ということができていたわけですが、
それでもこの大会場ともなると、やはり雰囲気というものも随分変わってくるものです。

「降臨系」とも言われる彼女の圧倒的なパフォーマンスは、小会場であれ、大会場であれ、
会場全体を飲み込む、凄まじさを感じるものですが、こと大会場においては、その凄味は
会場サイズの分だけ増し、「息を呑む」という表現が相応しい領域に到達します。

同期で非常に仲の良い沼倉さんも圧倒的なパフォーマンスをトップバッターとして
見せてくれたわけですが、それに負けじとこの終盤で凄味のあるパフォーマンスを見せて
くれたさん。ダンスなどにおいては、沼倉さんに劣る面もあるかもしれませんが、
トータルで見れば、全く引けをとらず、彼女独自の世界観さえも作り上げています。

沼倉さんとさん、961プロとして、765プロの強力なライバルとして登場したわけですが、
当時から強烈だったパフォーマンスは、月日を重ねてさらに進化し、この高みまで到達しました。
この成長の歴史もまた、「アイマス」であると、そう思わせてくれるステージでした。


37-38.君が選ぶ道
(滝田)

私は常々「13人」「13人」と、小鳥をないがしろにするようなことをこのブログで書いています。
それは、私にとってアイマスはやっぱり「アイドル」の物語であって、だからこそ事務員である
小鳥はそこに加えて考えられなくて、「13人」になる、こういうことがあります。

それでも、「アイドル」の枠を外して「アイマスのキャラクター」として考えるならば、当然
小鳥は「14番目」の位置に来るキャラクターで、その位置は不動のものでもあります。

そして、滝田さんに関していえば、これは間違いなく「13人」のうちの一人、と私は考えます。
「アイドルではない」と滝田さんは度々口にし、そこに引け目すら感じている感もありますが、
「声優」の枠ならば、彼女も紛れもない正規メンバーであり、決して欠かすことができません。

今回の、この「M@STERPIECE」のカップリング曲、映画における小鳥の気持ちをそのまま
歌にしたような楽曲ですが、滝田さんの優しく綺麗な歌声が、会場の私たちプロデューサー
一人ひとりにしっかりと届けられるような、そんな空気感をつくっていて、心地よさを感じます。

小鳥役という意味で、彼女は特別な立場です。でも、だからこそ、こうやって全てを包み込む
ような、他のアイドル達では歌えない、この世界観を作り上げることができる

だからこそ、滝田さんは欠かすことはできないし、ライブにおいては本当の「アイドル」=
「偶像」ですらある
と、そう感じさせてくれる、そんな素晴らしいステージでした。


38-39.約束
(今井)

残るメンバーを考えれば当然最後は今井さん、というのは想定できるものでした。そしてこの
楽曲で来る、というのも、可能性としては当然高いもので、想定の範囲内、と言えるでしょう。
ただ、やっぱりそのパフォーマンスというのはその想定の上をいくものでもありました。

映画はともかく、アニメでの千早の優遇というのは、正直私には耐えがたいレベルでした。
だから、その象徴たる「約束」の私の評価もまた、他のPの平均評価よりは随分低いもののはずです。

それでも、中村さんとともに先頭に立ち、ここまでアイマスの歴史を作り上げてきた今井さんが、
ここで実際に生で歌うとなると、その厳しい評価さえも覆してくれる
、そんな力があるのです。

「歌姫」の称号は、ハイレベルな後輩達の存在により、皮肉にすらなってしまっている感も
あります。それでも、純粋に「歌」というパフォーマンスで見るならば、依然として今井さんこそが
トップであり、未だ他のメンバーの追随を許さない、それを十分に感じさせてくれたのです。

一日目は、センターステージに立ち、8th名古屋同様、最後は会場のPを煽って、大合唱、
という形に。そして二日目は、メインステージで、アニメ20話同様に並んだ他のメンバーと
ともに、そしてまたPとともに、大合唱、という形に。どちらの演出も「歌」の力をフルに
魅せてくれるものであって、「流石は今井さん」だと、そう感じさせるステージ
でした。


一日目

39.Thank You!
(ミリオンスターズ)

一日目はここにこの曲が入ってくる、という構成となり二日目とはここが大きく違います。
また、一日目はミリオンのメンバーは11人、という体制になっていて、人数が多い分、
やはり迫力というか、パワーというものはこちらのほうが上だったとは思います。

もちろんこの曲に関しては、私は全力でプロデュース、ということになるのですが、
特にこの一日目に関しては、今回ライブに出演していない26人の分まで、というつもりで
魂を込めて全力でやりきったと、それくらいのものになったかと思います。

正直なところ、26人の声優のうちほとんど名前も顔も知りませんし、ハッキリ言うと
キャラクターすら未だ多くをちゃんと覚えていない
、という非常にアレな状態です。

それでも、37人揃ってこそ「ミリオンスターズ」のはずです。今後37人揃うこともなさそうですが、
今回のこの「WORLD」の舞台においては、ちゃんと揃っているのだと、そう自分の中で
解釈して、その上で実際にステージに立つ11人に対し、全力を尽くそう
と、そう思ったのです。

自分にとってミリオンでは、一人だけがあまりに傑出し過ぎた存在で、もう他のメンバーが
そこに追いつく可能性というのはゼロになってしまっています。それでも、765では13人全員を
平等に愛せるように、ミリオンでも、少なくともこのステージでは37人を平等に、という
気持ちを持って、そして彼女たち37人の今後に大きな希望を持って、全力を尽くしました。

ステージに立つ11人も、その想いにしっかり応えてくれた、そんなステージだったと思います。


一日目・二日目 共通

40.M@STERPIECE
(中村長谷川今井仁後浅倉平田下田釘宮たかはし沼倉滝田→全員)

一日目は「Thank You!」からバトンを受けとる形で、そして二日目は「約束」からそのまま
走りだす形で、満を持して、この楽曲へと入っていく、という形になりました。

曲のクオリティ自体については今更言うに及びませんが、映画のライブ衣装を元にした衣装で、
ダンスもかなり準拠したもので、12人並んでのパフォーマンス、というのはやはり感慨深いもの。

映画ではサビで出てきたバックダンサーチームは、このライブではもっと遅いタイミングでの
登場になりましたが、それでも、ミリオンはもちろん、シンデレラも、そして二日目は戸松さんも
加わっての大所帯で、人数が多い分、やはり迫力は段違い、そう思えるものでした。

彼女たちのパフォーマンスについては文句など当然何一つないのですが、気になるのは
こちら側、つまりプロデューサー側の姿勢。映画劇中ではフルカラーであったはずのサイリウムが
ウルトラオレンジばかり
、という状態は、チアリング上映会で危惧していたとはいえ、
「本当にこうなってしまうのか…」という意味で、非常に残念なものでもありました。

一日目は「Thank You!」からの流れで、まぁ全く理解できないわけでもないですが、二日目は
「約束」からの流れで、しかも一日目よりもウルトラオレンジ率が高い、というのは一体…。
まぁ持ちかえが面倒とか、フルカラーではクラップがうまくできないとか、一応理解できなくも
ないですが、「Rebellion」なんかで出来ていたはずのP達の「団結」は一体どこへ…としか
思えない状態でもあり、彼女たちの最高のパフォーマンスに水を差してしまったとすら思います。


41.IDOL POWER RAINBOW
(全員)

最後はもちろんこの曲、このライブのテーマソングでした。アイマスにおいては、ライブの
テーマソングというのは初めての試みで、こういうのがあること自体、非常に新鮮でした。

パフォーマンスという意味では、「大合唱」以外の何物でもないわけで、何がすごいかというと、
その「大人数」がやっぱり凄い、ということにしかならないですが、それでも、このSSAライブの
象徴としてはやはり機能していて、「テーマソング」があってよかった
と、そう思えました。

ただ、ここでも気になるのはP達の姿勢。「RAINBOW」のタイトルでありながら、未だに
ウルトラオレンジ、という人も決して少なくなく、ご丁寧にモニターに歌詞が出ていて、そもそも
公式サイトにも歌詞を出して「みんなで歌えるように」とアナウンスされていたにもかかわらず、
歌わずにコールを入れることに夢中になっている人たちには流石に呆然
、という感じ。

この辺にツッコんでも仕方ないし、「人それぞれ」を尊重すべきなのかもしれませんが、
それにしても…という感じで、最高のエンディングになるはずの2曲において、少しモヤモヤが
残ってしまったのは残念。繰り返しですが、声優陣のパフォーマンスは文句なしでした。


さて、今回のライブはこれにて終了。一人ひとりの挨拶もなく、各チームごとに退場、
という形になりました。全員退場後、すぐさま社長が登場し、事実上の「アンコールはない」宣言も
出したことで、ここで本当にオシマイ。両日ともに5時間に迫る長丁場は、これにて完結です。


次回は総括編です。
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この記事へのコメント

kage

M@STERPIECEのUO、残念かもしれませんが
バルログではハンドクラップできないんですよ…。
そこは痛し痒しの選択だったと思います。

Posted at 22:48:00 2014/03/03 by zap

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

zapさん

コメントありがとうございます。

私はそれでも、8刀流でハンドクラップやったんですけどね…。
決して簡単ではないと思いますが、不可能でもないんですよ。
それを全員に求めるのは酷、というのはごもっともだとは思います。

Posted at 22:52:04 2014/03/03 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

釘宮さんは、元々アイマスを大切にしていらっしゃる方だと思いますよ。奇数年の単発ライブはしっかり出演していらっしゃいますし、もっと早くオファーを出してくれれば出れるのに……とアイマスのライブには機会があれば立ちたいというような発言をされていたこともあるようです。他の方に比べると参加回数が少ないことは否めませんが。
歌の苦手意識からか、アイマス以外の個人活動では生歌を歌う機会を避けていることからもアイマスライブを重要視しているのではないかと感じます。
あえて8thを志望されたのは10thがツアーでないことを予期されてなのかもしれませんし、理由の方は推測の域を出ませんが……。
最近になってアイマスを重要視し始めたというのは少し違和感があったのでコメントさせて頂きました。長文失礼いたしました。

Posted at 07:16:41 2014/03/04 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

釘宮さんについては、1stのDVDのインタビューもそうですが、
MS06発売時のインタビュー時点でも美希の年齢を知らなかったり、
ちょっとなぁ…という点がありました。他のキャラの年齢なんて知らなくても
おかしくはないのかもしれませんが、伊織と美希は同い年でわかりやすいはずなのに…。

釘宮さんご本人のお気持ちなのでなんとも言えないところですし、
スケジュールの関係ももちろんあるのでしょうが、現在「頻繁にイベントに出ている」
こと自体は以前とは違うわけで、気持ちの変化もあったのでは、と私は思っています。

Posted at 07:55:50 2014/03/04 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

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Posted at 13:07:44 2014/03/04 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

「M@STERPIECE」については非常に難しい問題になってきますね。

仰る通り声優陣を応援する、プロデュースする、という気持ちは
みんな間違いなくあって、その意味で「団結」してることは確かなはずですよね。

みなさん「Rebellion」等でのサイリウムの扱いが非常にうまいだけに、
ここでもうまくやるものだと、私自身が期待し過ぎたというか、
「自分もやるんだからみんなやるんだろう」と思いこみ過ぎたのもあると思います。
そのため、記事の書き方もちょっと良くなかったですね。
最初の素直な気持ちのため、一応書き直さずおきますが、反省しています。

今後とも、よろしくお願いします。

Posted at 21:45:25 2014/03/04 by トリプルデイP

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