アイドルマスター コンセプトコミック オン

kage

2014/03/13 (Thu)

「オンタイム」の輝き


アイドルマスターコンセプトコミック オン (マジキューコミックス)アイドルマスターコンセプトコミック オン (マジキューコミックス)
(2006/04/26)
不明

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better than one 作:草壁レイ
APRON 作:ハヅキリョウ
嗚呼! どす恋 律子 作:樺鬼
765プロ アイドルダイアリーON 作:ONION
千早以外の何か 作:あらたとしひら
敏腕ですか? 作:睦本よしゆき
トライアングル・マジック 作:ZIN
王子様の憂鬱 作:あゆか
それでも二人で 作:ストライク平助
イメージレベル急激上昇法 作:みづしま亜留
Sweet Paradise 作:あさばひろむ
やよいをプロデュース 作:RikaON
ある日のオーディション風景・X 作:芹沢謙


これまたアーケード時代のアンソロジー、となっているのですが、この「オン」は「オフ」と対に
なり、一部の作品で、一つのストーリーをそれぞれ別々のアイドルの側から描く、という
構成になっており、非常に挑戦的な感じ。また、この「オン」は文字通り、仕事の「オンタイム」を
描く内容となっていて、この意味でも「オフ」と対になる、というのもポイントです。
では早速各作品ごとに見ていきます。


better than one 作:草壁レイ

草壁さんによる、相変わらずの濃厚すぎるやよいおり。「オフ」と対になっており、こちらは
伊織サイドから描くものとなっており、伊織にとってやよいがいかなる存在か、というのが
しっかりと描かれています。百合に走らず、非常に良質なやよいおりとなっています。


APRON 作:ハヅキリョウ

千早あずさの3人が料理番組に出演する内容ですが、基本的にはギャグとなっていて、
後の「ゲロゲロキッチン」を彷彿とさせる感じも。まぁギャグのクオリティは…。
ハヅキさんは「オフ」にも作品があり、その「後日談」的な内容なのもグッドです。


嗚呼! どす恋 律子 作:樺鬼

タイトル通り、律子がメインで、ギャグとはいえ、律子はこれでいいのか…という感じですが、
綺麗なオチにもなっており、それなりの完成度やよいとデュオを組んで…という構成は
「オフ」とも対になっていますが、ストーリー的にはそれほど「対」にはなっていない感じです。


765プロ アイドルダイアリーON 作:ONION

4コマ形式となっていて、ギャグ漫画なわけですが、しっかりとアイドル達の個性が描けています。
内容的にはタイトル通り「オンタイム」で、「オフ」としっかり対になっているのもポイントです。


千早以外の何か 作:あらたとしひら

取材当日に風邪を引いてしまった千早に変わって、他のメンバーが…という内容で、基本的には
ギャグ調ですが、しっかりまとまった内容です。各キャラの個性がうまく描けているのがポイント。
あらたさんは「オフ」でも書いていますが、内容は全く異なっていて、対にはなっていません。


敏腕ですか? 作:睦本よしゆき

ここから先の作品は、全作者が「オン」のみとなり、「オフ」とは全く対になっていません。
この作品は伊織あずさのデュオを描いたシリアスモノで、二人の関係性を非常にうまく描けて
いる
と感じられます。後にMAで組む組み合わせですが、その前身とすらいえるクオリティです。


トライアングル・マジック 作:ZIN

千早やよい雪歩のトリオによるシリアスモノで、この3人の関係性をしっかり描いている良作。
どういうわけだか他の作品よりページ数が多くなっていますが、その分内容も充実し、
3人だけではなく、律子についてもしっかり描けている、というあたりもいい感じです。


王子様の憂鬱 作:あゆか

タイトル通りの話で、シリアス系ですが、この内容はそのままアニメ17話と被るものです。
結局の話はそれしかない、といえばそれまでですが、それでも上手く描けていると思います。


それでも二人で 作:ストライク平助

千早のシリアス系ですが、これもまたページ数が非常に多くなっています。当然その分しっかりと
ストーリーも描けており、何より、ゲームにおける千早の扱いにくさをしっかりと描けているのが
ポイントです。多いとは言え所詮短編なわけですが、その中で極めて高い完成度となっています。


イメージレベル急激上昇法 作:みづしま亜留

やよい伊織がメインで、基本的にはギャグ展開。この二人がメインとはいえ、カップリング的には
なっていない
のもポイント。そしてオチはとなるわけですが…まぁならでは、ですね。


Sweet Paradise 作:あさばひろむ

これまたやよいおりで、ギャグモノ。まぁやよいおりもなにも、ページが少なすぎて…という感じも
あるんですが、その短い枠の中で、しっかりやよいおりを描けているのは良い感じかと。


やよいをプロデュース 作:RikaON

タイトル通りやよいがメインで、4コマのギャグモノ。とはいうものの、いくらなんでもやよい
幼すぎるというか、デフォルメされ過ぎな感も…
まぁ、文字通り笑って許せるレベルですけどね。
それ以上にポイントとなるのは、オチに出てくる真美。この当時の真美の悲哀を痛感させられます。


ある日のオーディション風景・X 作:芹沢謙

千早雪歩によるギャグモノですが、なんでこれを最後に持ってくるのか…というクオリティ
一応ゲームシステムに準じており、その点は評価できますが…という感じ。



というわけで、この「オン」は文字通り、仕事中の内容がメインとなっていますが、
シリアスとギャグのバランスはそれなりに取れており、その点は非常に良い構成かと。
作品によっては、色々と考えさせられるものもあり、この時代からの積み重ねがあってこそ
今がある、ということも痛感出来、「オン」と合わせて、ぜひとも振り返っておきたい作品です。
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