アイドルマスター コンセプトコミック オフ

kage

2014/03/14 (Fri)

「オフタイム」の煌めき


アイドルマスターコンセプトコミック オフ (マジキューコミックス)アイドルマスターコンセプトコミック オフ (マジキューコミックス)
(2006/04/26)
不明

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better than one 作:草壁れい
DOTCH 作:ハヅキリョウ
ファンレター フロム… 作:樺鬼
765プロ アイドルダイアリーOFF 作:ONION
エンジョイ☆小鳥さん 作:あらたとしひろ
ポジティブシンキング 作:上田夢人
costume 作:しんやそうきち
ちはれぽ 作:杜菜りの
家庭教師 律っちゃん 作:セレビィ量産型
すきなうた 作:桃井良太
「holiday」 作:ますやまけい


こちらもアーケード時代のアンソロジー、となっていて、この「オフ」は「オン」と対に
なり、一部の作品で、一つのストーリーをそれぞれ別々のアイドルの側から描く、という
構成になっており、非常に挑戦的です。また、この「オン」は文字通り、仕事の「オフタイム」を
描く内容となっていて、この意味でも「オン」と対になる、というのもポイントです。
では早速各作品ごとに見ていきます。


better than one 作:草壁れい

草壁さんによる、相変わらずの濃厚すぎるやよいおり。「オン」と対になっており、こちらは
やよいサイドから描くものとなっているわけですが、伊織からやよいへ、に比べると、幾分かは
やよいから伊織へ、の想いは弱いような…
。まぁ、そうは言ってもその濃厚さは健在なんですが。


DOTCH 作:ハヅキリョウ

ハヅキさんは「オン」にも作品があり、その「前日談」的な内容なのが今作になります。
料理番組に出ることになった千早が…という内容ですが、ギャグ的な「オン」と比べこちらは
シリアスチックなのが大きな違い
。とはいえオチもしっかりついて、メリハリもいい感じです。


ファンレター フロム… 作:樺鬼

樺鬼さんは「オン」でも書いていて、律子やよいのデュオ、という形の世界観は同一ですが、
内容は大きく異なります。こちらもギャグチックでもありますが、冷静に読めばシリアス系で、
やよりつという珍しいカップリングのお話となっているのが非常に印象的な作品です。


765プロ アイドルダイアリーOFF 作:ONION

ONIONさんは「オン」でも書いていて、こちらも同様の4コマ形式のギャグ漫画です。
アイドル達の「オフタイム」を描き、しっかりと個性を表現している、というあたりは好印象。


エンジョイ☆小鳥さん 作:あらたとしひろ

あらたさんは「オン」でも書いていますが、内容は特に「対」にはなっていません。こちらは
なんといっても小鳥メイン、というのがポイント小鳥のアイドル達への呼称、口調がおかしいのは
まぁ御愛嬌、というところかと。小鳥がメイン、この事実こそが非常に貴重なものだと思えます。


ポジティブシンキング 作:上田夢人

ここから先の作品は、全作者が「オフ」のみ、となっていて、「オン」とは対になっていません。
上田さんお得意のシリアスモノですが、やよい亜美真美がメイン、というのがポイントでしょう。
この組み合わせでシリアス、というのが貴重で、それをしっかり描き上げているのは流石です。


costume 作:しんやそうきち

メインは千早で、あずさ律子がサブに入る、ほのぼの系。内容的には、非常に短編映えする
感じで、その中で千早の魅力というものを上手く描けていて、感心できるものです。


ちはれぽ 作:杜菜りの

千早のデュオによる、シリアス系。ちはまこのカップリングは決して珍しいわけでは
ありませんが、かといって非常に強く押されるわけでもありません。そんな二人の関係性を、
お互いのパーソナリティーもしっかり描きながらも表現することに成功している
、良作です。


家庭教師 律っちゃん 作:セレビィ量産型

タイトル通り、律子がメインで、ギャグ系です。家庭教師律子に指導を受けるのは春香雪歩なん
ですが、この二人よりも成績の悪いメンバーはいるはず…というのは置いといても、良い出来です。


すきなうた 作:桃井良太

こちらも千早のシリアスモノ。この二人だとギャグよりもシリアスのほうがやりやすい、という
のもあるんでしょうけどね。ポイントは、千早に弟の影を重ね合わせて…というあたり。
このネタを使う以上、非常に重くなるのは必然なんですが、非常に綺麗にまとめているのは見事。


「holiday」 作:ますやまけい

トリは律子のシリアス系ですが、プロデューサー、ではなくともマネージャーとして奮闘する姿は、
後の「2ndVISION」の姿と重なる部分で、今だからこそ、非常に重みのある内容でもあります。
秋月律子というキャラクターがどういったキャラか、改めて考えさせられます。


というわけで、この「オフ」は文字通り、オフタイムの内容がメインとなっていますが、
シリアスとギャグのバランスは、特に気になるような偏りというものはありません。
作品の平均レベルも高く、「オン」とセットならより楽しめる、良作に仕上がっています。
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