「アイマスらしさ」とは何か 後編

kage

2014/09/06 (Sat)

ミリオンライブの「765イズム」

13人を含めた50人体制が「ミリオンライブ」というコンテンツである、という事実だけでも
シンデレラよりもミリオンの方が「765らしさ」に溢れているのは当然でしょう。

もちろん「765らしさ」の理由はそれだけではなくて、例えばシンデレラほどにはキャラの
個性が強烈ではないということや、50人の横のつながりをしっかりと描いていること、
競争を行わず、37人あるいは50人を可能な限り公平に扱っていること、そして声優と
キャラが最初からしっかりと結びつけられ、二人三脚体制となっていること
などがあります。

765に比べればキャラが濃いメンバーが多いことや、声優まで考えれば公平では全くない
ことなどもあるにはありますが、シンデレラと比べればより765に近いのは確かです。

故に「765イズム」を感じ取れるのがミリオンであり、シンデレラは1stライブで歌わなかった
「THE IDOLM@STER」をミリオンは1stライブで歌ったという事実も含め、公式側が
「765の正当後継者」としてこちらを指名している
、そう取るには十分な状態です。

後継者としての指名はさておいても、より765に近いからこそ、シンデレラよりもこちらを
支持する、という意見が少なからずあるのは事実であり、私も全くその通りになります。


「765プロ」と「アイドルマスター」

ここで問題となってくるのは、私も含めたそうしたP達が好きなものは「765イズム」に
なるわけで、「アイマスらしさ」ではない
、という表現が正しくなる、ということです。

もはやこれは表現の問題でしかないと言えばそれまでですが、「アイマスが好き」と
言うよりは「765が好き」という表現をしなければならない、というのは中々に辛い現実です。

もっと言えば、そもそも「765プロ」という表現で13人を示さねばならないこと自体が、
「2ndVISION」以前からのPとしては違和感がある
、私にはそうも感じるのです。

「MASTER ARTIST FINALE」において「団結」を歌ったのは当時いなかった貴音
除いた11人であり、このときの表記は「IM@S ALLSTARS」でした。
「MASTER OF MASTER」においても11人は「IM@S ALLSTARS」であったわけですが、
「BEST OF 765+876=!!」では、貴音に加え876加わり、「IM@S ALLSTARS1641」
と表記されたことにより、CDのタイトルも含めて「765」という表現が表面化しました。

そして「MASTER ARTIST 2 Prologue」の「団結2010」では13人で「IM@S 765PRO
ALLSTARS」
という表記になり、「The world is all one !!」では「765PRO ALLSTARS」
なりました。つまりはこの13人(11人)を指す表記自体に変遷があったわけです。

その転機になったのは876という存在だったわけですが、それまで「アイドルマスター」と
していたものを「765」とするようになった
、そうした変化を公式が出してきたのです。

それはつまりアイマスという世界が広がったことの証明でもあるわけですが、この変遷が
あるからこそ、当時「アイドルマスター」と呼んでいた世界=現在の「765プロ」の世界の
「らしさ」を今なお「アイマスらしさ」と呼びたい
、そういうことになってしまうのです。

しかしこれは現状では適切ではなくて、13人の世界は「765プロ」であって、「らしさ」は
「765らしさ(イズム)」であり、「アイマスらしさ」ではない
、という表現が適切になります。

結局言葉の表現の問題でしかないわけですが、「アイマスらしさ」とは何か、を考える上では
避けては通れない話でもあります。もちろん「アイドルとプロデューサーの関係性」が
「アイマスらしさ」であることは不変ですが、この13人が作ってきた物語と世界観も
また「アイマスらしさ」ではないのか、とどうしても言いたくなるのがアイマスの歴史
なのです。
「アイマス=765」という時代が間違いなくあったわけですからね。

しかしその時代というのも実は明確に定義されていて、876登場前という時代、つまりは
「2ndVISION」以前、便宜上の「1stVISION」の時代は「アイマス=765」であったのです。

しかし今の「2ndVISION」はそうではないのが現状であり、表記の変遷もそれを示していて、
「アイマス=765」ではなく「アイマス⊃765」と認識しなければならないのが現実です。


「アイマスらしさ」という言葉が示すもの

「765らしさ」は「765らしさ」でしかなく、「アイマスらしさ」ではない、という現実を元に
考えるならば、「765らしく」なくとも「アイマスらしい」展開が今後も「アイドルマスター」の
名の元に新たに進んでいくこともあるはず
です。というか、それがまさに「SideM」でしょう。
アイドルが男性ではあっても「アイドルとプロデューサーの関係性」の物語なわけですから。

だから今後もそうした展開がなされる可能性は十分あるでしょう。現実として、男性アイドルという
荒技をここで使用してしまったし、女性だけでも765、シンデレラ、ミリオンで手一杯のはずで、
「第6勢力」が生まれる可能性が高いとは思いませんが、可能性はゼロではないはずです。

それをどう受け止めるのか、というのはその展開の詳細を見なければ何とも言えませんが、
「世代交代」で現在の765の位置に来るのがミリオンでなくその「第6勢力」の可能性すらある、
といったあたりは妄想の域を出ませんが、可能性があることだけは認識しておいても良いはずです。

なんにしても「アイマスらしさ」だろうが「765らしさ」だろうが、「自分の好きな展開」を
自分なりに楽しめることが一番大事
なんだと思います。所詮言葉は言葉でしかなくて、
定義は定義でしかありません。たとえ「アイマスらしく」なかろうとも、楽しめればそれでいい、
それだけのことです。もちろん本当は「アイマス」の名を冠する全ての展開を楽しめるのが
何よりだとも思っていますし、自分もそうあれればいいな、とは思っていますが、現実には
「アイマスが好き」と言うより「765プロが好き」というのが紛れもない事実で、現状です。
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この記事へのコメント

kage

以前の記事へのコメントで、「トリプルデイPが話すアイマスは何を指しているのか」みたいなことを書いた気がしますが、その時にはうまく言葉にできなかったことがこの記事にまとめられていて助かります。

結局のところ「自分の好きな展開」というのが一番なのかなと思いますね。
今の時代オタク向けコンテンツは溢れるほどあって、「アイドル」というキーワードで抽出してもなお選び放題なわけですから、その中でたまたま自分に合っていたのが「アイマス」あるいは「765」だったというだけなのかもしれません。

とはいえ同じ展開の仕方がいつまでも続くことは、大人の事情的にも有り得ないことなので、変化が訪れるのは必然ですよね。その時に、過去に残り続ける亡霊になるのか、変わる環境に適応していくのか、或いは新天地へと旅立つのかは消費者の自由なんでしょう。
まあ亡霊が墓場から彷徨い出てきたり、新天地からこちらに侵攻してこられるのは面倒なので、そこはおとなしくしていてもらいたいものなのですが。

適応について考えると、「好きの柱」を増やしていくということが考えられますね。特定の登場人物が好き、中の人が好き、音楽が好き、etc... そうなれば「展開の仕方」という柱が折れても残りの柱で支えられる可能性は十分にあります。こういう書き方だと無理して好きでいるみたいですが、そもそも100%すべてが好きなコンテンツなんてまず無いので(良くて「100%許容できる」が限度でしょう)、大事なのは本人が無理してると感じているかいないかでしょう。


トリプルデイPのアイマスに関するすべての展開を愛したいという大きな目標はわかるのですが、「愛する」ことは別に「すべて好きになる」ことではないでしょうし、
どこかで許容・言い方は悪いけど妥協することが大事なんだろうなぁと思います。
そして純粋な疑問ですがここまで自己分析してなお、トリプルデイPはアイマスのすべてを楽しみたい・楽しめると思っているのでしょうか?



あとこの場でついでに言うと、「シンデレラのせいで765の出番が減らされている(からシンデレラが嫌い)」的な考え方についてだけは本当に許してほしいというか、あまり無茶な文句を言わないでほしいですね(トリプルデイPに限った話ではなく)
そもそもその責任はシンデレラだけでなくアイマス全体の展開方法にあるわけですし、そういう場での批判はキャラや声優の盾だけを傷つける結果になりがちです。
そこの接点で色々言われるとどうしてもシンデレラ側にも聞こえてしまいますし、逆に言えばそういう場以外で嫌われる分には自衛できるし、しょうがないよあと最近は思っています。

長文失礼しました

Posted at 01:25:48 2014/09/07 by 加蓮なP

この記事へのコメント

kage

ご指摘のようにアケマスからのPと360からのPでは考え方に大きな違いがあるようです。
正直個人的には765とは元の9組10人であり、13人では有りません。
OFAがどんなに良いゲームであったとしても、事実良作では有るのですが、個人的にはとても良くできたファンディスクでしかなく、とても3と呼べる物ではないし呼びたくもないし、呼んでほしくも有りません。OFAと言うタイトルならOKですが3として出ていたのなら買わなかったでしょう。

アケマスの頃のアイマスとシンデレラは似ている所があると言えばあると思うし家庭用でどちら(ミリオンと)を出して欲しいかと聞かれればシンデレラと即答するでしょう。2のシステムも酷かった。願わくばアケマスの正統後継が3でありますように。

Posted at 04:18:15 2014/09/07 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

加蓮なPさん

コメントありがとうございます。

変化というのは必ず起こるもので、765自体もアーケードから今日に至るまでで
大きく変わってきている、ということはありますからね。

ただ、現状の「765イズム」は「アイマス」の中でも大きな価値感であり、
支持も強いはずなので、これは今後も継承されていくと信じています。
765プロそのものがずっとこれを担っていく、とまではやはり言い切れませんが…。

私が「アイマスの全てを楽しみたい」と思っているのは間違いなく本音ですが、
かなりの理想論であるのも事実です。「世界平和」を願っているのと同じような話ですかね。
SSAのようなイベントが存在する以上、何か一つが気に食わない、というのは
やはりしんどいことです。まずは「許容」ができれば、というところですね。

「シンデレラのせいで765の出番が減らされている」については事実ではあるはずで、
仕方のないことですが、中々難しいところです。イベント等の場に参加しておいて
そこで直接口に出すのは常識的に考えてモラル・マナーに欠ける行為だと思いますが、
参加しない上でネット上などで文句が出るのは必然というか、私もやはりしてしまいます。
何が問題かと言えばやはり公式の展開のやり方でしかないんですが、難しいですね。

Posted at 10:51:59 2014/09/07 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

2番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

流石に
>765とは元の9組10人であり、13人では有りません
は現在においてはかなり過激な意見だと思いますが、そういう意見がある、
ということが事実として認識できたことは色々と参考になります。

「PS4版アイマス」が「3」なのかどうかはわかりませんが、
アーケードの正当後継というのは中々考えにくいのでは、と思います。
少なくとも、初期の9組10人に戻る、という形はあり得ないでしょうね。

Posted at 10:55:38 2014/09/07 by トリプルデイP

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