876プロという物語 前編

kage

2014/09/13 (Sat)

「アイマスらしさ」の記事において、「876だけは『アイマスらしさ』の定義に合わない」と
書きました。現在この876単独の展開というのは事実上何もないわけなんですが、
そもそもこの876プロ、DSとはアイマスにおいてどういった立ち位置の展開であり、
どのような歴史があるのか
、といったことについて今回は私なりに考えてみたいと思います。
Pの反応などが「こうだった」というのは、私の体感的なものである事をあらかじめご了承ください。


アイマス初の「新勢力」


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(2009/09/17)
Nintendo DS

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今でこそシンデレラやミリオン、SideMといった多様な展開があるわけですが、
「765プロ」以外の展開として初めてアイマス世界に登場したのがこの876プロでした。

キャラクターという意味では美希がいましたが、最初から765プロ所属でした。
プロダクションという意味では961プロ、貴音がいたわけなんですが、彼女たちは登場時は
ライバルキャラであり、プロデュース対象外。そのSPの世界線においての主役はあくまでも
765プロであり、世界線の軸そのものはそれ以前のものとは変わらないものでもありました。

876プロはその3人とは異なり、「プロデュース可能な765プロ以外のアイドル」であり、
「アイドルマスターDS」という完全新作の主役、としてアイマス世界に登場してきた
のです。
プロデュースの形式自体も765とは異なる、「セルフプロデュース」と呼ぶべき独自の形で。

彼女たちの具体的なお披露目シーンとなったのは2009年5月29日、4thライブツアーの
東京公演
でした(正確には前日発売のファミ通情報)。ここで日高愛役の戸松遥さんと
水谷絵理役の花澤香菜さんがサプライズ登場し(秋月涼役の三瓶由布子さんは欠席)、
765プロのメンバーとともに「THE IDOLM@STER」を歌う、という形で迎え入れられたのです。
そしてこのDSの展開から「2nd VISION」というアイマス自体が新ステージに入る、とも。

これに対しては当然P達の反応も強く、そして様々ありました。そのうちの一つには、
今現在シンデレラやミリオンの存在が感じさせている「世代交代」も当然含まれます

4周年という段階は、現在の9周年から見れば些細な年月にすら感じてしまいますが、
一つのコンテンツとしては十分な長生きの部類に突入しています。そしてSPという展開が
一段落し、さぁ次のステージ、という段階でこれですから、その声が出てくるのは必然。

しかしながら、宙ぶらりん感のあった貴音の存在や、美希の処遇などもあり、
その声の多さ、大きさというのは決して大々的なものでもなかった
はずです。
彼女たちをプロデュースする展開が必ずあるはずだと、そう信じられていたわけで、少なくとも、
今現在10周年を迎えるにあたっての「世代交代論」程には大きくならなかったのです。

とはいうものの、懸念の声は他にもあって、例えば声優陣が「アイマスらしくない」など
というものが一つありました。765プロの声優たちはプロジェクト開始時には名前の売れていない
メンバーばかりで、新規メンバーである美希、961プロの貴音にも新人を配しました。

しかし、876の声優3人というのはこの時点で若くして既に「売れっ子」として台頭しており、
この事実により「アイマス声優らしくない」とされた
のです。アイマス声優には他の仕事より
何よりアイマスを優先してもらって、二人三脚で進んでもらわなければならない、という、
言ってしまえば勝手な理想論です。もっとも、理想とはいえ現実でもある部分もあるはずですが。

そしてこの声もまた「世代交代」を強く起こさせなかったことにつながってもいたと思います。
声優の多忙さが「876の3人ではアイマスを引っ張っていけない」と思わせたわけですね。

ただ、全体的な意見としては、決して否定的なものは多くなかった、そう認識しています。
これもまた、少なくともシンデレラが出てきたときに比べればずっと、ですね。

この理由として、一つはアイドルの個性というものもありました。キャラクターが決して
強すぎない、「765らしさ」から逸脱していない
、という事です。は言うに及ばずで、
絵理はやや個性は強いですが、「逸脱」の域には達さず。は特別な属性を持っていたわけ
ですが、そこを除けばやはり逸脱したものはなく、むしろ極めて凡庸にすら感じられます。

また、765プロのメンバがー「先輩」となることについても批判的な声は多くありませんでした
アーケード、無印、L4U、SPと4年間物語を紡いできたところで、彼女たちが次のステップへ
進むことに対して、否定的な反応は示されなかった、ということですね。

もちろんプロジェクトフェアリーの3人のプロデュースは期待されていましたが、
それはそれであるはずだと信じられていた、という風潮があったように思います。

ということでそれなりに好意的に受け入れられた876の3人でしたが、待ち受けていたのは…
というあたりで続きます。
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この記事へのコメント

kage

本文中の記述について…

>876プロはその3人とは異なり、「プロデュース可能な765プロ以外のアイドル」であり、
>「アイドルマスターDS」という完全新作の主役、としてアイマス世界に登場してきたのです。

について、質問があります。
間違っていたらすみません。

「アイドルマスターDS」ではプレイヤーはアイドルを導くプロデューサーではなく、アイドルとしてトップアイドルへの道を歩んでいくというゲームだった記憶があるのですが、私の思い違いでしょうか。

Posted at 23:07:06 2014/09/13 by hina

この記事へのコメント

kage

Re: 本文中の記述について…

hinaさん

コメントありがとうございます。

仰る通り、プレイヤーキャラクターがアイドルそのものなのがDSの特徴です。
「プロデュース可能」というのはそうしたセルフプロデュース、というあり方もまた
プロデュースの一つである、ということを前提に書いたのですが、ちょっと言葉が
足りなかったかもしれませんね…。少し加筆修正いたします。

Posted at 23:13:27 2014/09/13 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

876の三人

いつも参考にさせて貰っています

5年前お披露目のニコ生を見ていましたが
今年、SSAで戸松さんがアイマスのステージに立ってくれた時は本当に嬉しかったことが今でも鮮明に蘇ります
是非次の機会には、三人揃ってHELLOを歌ってくれることを願っています

Posted at 00:39:41 2014/09/14 by れい

この記事へのコメント

kage

Re: 876の三人

れいさん

コメントありがとうございます。

SSAでの戸松さんの登場は本当に嬉しかったですね。
今後の3人揃っての登場は現実的には難しいのかもしれませんが、期待したいですね。

Posted at 10:22:43 2014/09/14 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

質問する場所がちがうかもしれませんが、
ぷちますに対しての考えが聞きたいです。

Posted at 22:30:48 2014/09/15 by ホイップ

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

ホイップさん

コメントありがとうございます。

ぷちますについては、中々難しいところもあるのですが、
以前にもリクエストをいただいておりますし、何かしら書こうとは思っております。

Posted at 22:35:53 2014/09/15 by トリプルデイP

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kage


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