ミリオンライブ プラチナスターライブ編 シナリオまとめ 後編

kage

2015/03/31 (Tue)

PSLシナリオ総括

ということで全10ユニットのシナリオをまとめて見てきたわけですが、
全体として完成度が高いとはとても言えない、というのが率直な感想です。

もちろん、これまでのゲーム内で見られた、カード一枚一枚のセリフや、
通常のイベントに比べればずっとアイドル個人個人を掘り下げられているし、
ユニットという形で横のつながりもしっかりと描けているし、Pとの関係性も
しっかりと描けている、それは間違いない事だと思います。

しかしながら、その多くが「素晴らしかった」と手放しで称賛できないもので
あったのは残念極まりないし、もう少しなんとかならなかったのか…という感じ。

特に酷かったのは09、10の黒井であり、SPでもアニメでもなんでも、黒井が
これまで出てきた各種シナリオに少しでも触れている人間が書いたシナリオとは
とても思えないくらいのキャラ崩壊を起こしていました。
それに伴いシナリオ自体もボロボロに…というのは残念な話です。

ただ、そうまでして黒井を出した理由はあるはずで…というのは後述するとして、
一つ言えるのは、この「シナリオをしっかり見せる」という試み自体は
間違いなく良かった
、それは確かだという事です。

前述したような、「カードのセリフ」というのは個人の個性をあらわしてはいますが、
一枚一枚切り離されたものに過ぎず、セリフの羅列に過ぎません

通常のイベントはアイドル間の会話などもありますが、
「シチュエーショントーク」的なものであり、「アイドルの物語」ではありません


ゲーム的な意味での「プロデュース」が「ポチポチゲー」に過ぎないソシャゲに
おいて、せめてシナリオだけでも…という部分すらフォローされていなかったのが
それまでのミリオンであって、このPSLをもってようやくそこがカバーされた、
ということ、それは一つ大きな前進で、意味のある事だった
と思うのです。

「アイドルとプロデューサーの関係」こそが「アイドルマスターらしさ」の根幹であり、
そこで紡がれる「アイドルの成長」こそが醍醐味である
、それができたわけですから。

もちろん、そもそも勝手にユニットが決められてしまっているという前提があり、
シナリオにおいてもしょうもない二択があるだけ、と言えば全くその通りですが、
それでも「何もない」よりはずっとマシで、その意味では良かったはずです。


ただ一方で、「ソシャゲならでは」の重大な問題があって、それは「成長」と
直結するところです。すなわち、「このPSLでのシナリオが今後活かされるのか」
という部分。「PSLの次」がこのPSLの物語を前提とするならば、それ以降にミリオンに
登録した新規層は置いてけぼりになる、という構造的な問題が立ち塞がります


この問題はコンシューマなら起こりえない話で、ソシャゲであっても、登録者が誰もが
自分のペースでゼロから進めていけるタイプ(そんなものがあるのか私は知りませんが)
ならば問題ないはずですが、ミリオンのゲーム構造的には重大な問題です。

そこを鑑みればPSLのシナリオを「なかったこと」にして「次」を描くほかない
ということになります。通常のイベントが「成長」を描いていないのも、この問題があることは
無関係ではないはずで、それもあって「シチュエーショントーク」になっているのでしょう。

果たしてこの問題をいかにクリアするのか。今後ミリオンに新規登録した人には
誰もがPSLを一年間やってから次に進めるようなシステムにする、という荒技でもやるのか、
あるいは新規層を捨て去るのか、それともやっぱりPSLをなかったことにするのか…?


「PSLの次」

ともあれ「次」があることは確実で、その告知も既にされております。
では具体的にそれはどうなるのか、という予想をしてみようと思うのですが、
それこそ黒井がキーマンになる、と私は以前に考えていて、今もそう思っています。

今回の0910のシナリオでは散々な存在だったわけで、「敵役が必要」としても、
あまりにも無様な姿であり、「何しに来たの」と言わざるを得ないものでした。
しかし、10で最後に捨て台詞を残していったこと、そもそも黒井はアイドル事務所の社長で
あることを考えれば、「961プロ所属アイドル」を引き連れて再登場、が極めて自然です。

そのアイドルが何者か、ですが、いくら「アイマスは全てパラレル」と言ったところで
315プロ所属設定のはずのジュピターがここで再び、というのは考えられない話
OFAではフリーも、ドラマCDでは961所属だった玲音の可能性、は否定できませんが…。
あの玲音が黒井のような存在の下につくとは非常に考えにくいところです。

SPのように765所属アイドルを引き抜いて、というのも可能性は考えられますが、
ゲームのシステム的な話を前提に考えればありえない
でしょう。それをやればストーリー的にも
波乱を生むはずですが、それ以上にメタ的なP達の波乱はさらに大きくなるはずですし。

となるとやはりオリジナルアイドル達の登場が大本命、と考えるのが自然かと。
既にミリオンだけでも50人もアイドルがいて、さらにシンデレラにも200人いて、
これ以上しっかり個性を持ったアイドルが生み出せるのか、という課題はありますが…。
また、そのアイドルが魅力的であればある程「プロデュースさせろ」の声も出るはずで、
そういった「先」の事を考えてどう扱うのか、という問題も上がってくるとは思います。

ただ、それらはしっかりとクリアできる課題でもあると思いますし、ミリオンライブという
コンテンツにメリハリをつけるためにもライバルの登場はアリ
だと思います。

以前にも書きましたが、765自体もこの歴史を歩んできているわけで、
ミリオンがそれを踏襲するのは妥当と言うか、必然的なものにすら感じます。

何より、このタイミングでちょうど2ndライブとなり、3rdライブでライバルが登場した
765とシチュエーション的にも同じ事が可能になる状況
でもあるわけです。

それを踏まえて、声優はさんや沼倉さんのような新人を抜擢するのか、
あるいは茅原さんのような実力者を起用するのか、というのも気になりますが、
それこそそれは、そのライバルアイドルを今後どう扱うのかと直結する話でしょう。


また、「ライバル」とは別の話として、765の13人の処遇についても気になります。
ミリオンの中では「少しだけ先輩」という位置づけの彼女たちではありますが、
このまま「次」を描くのか。ちょうど「アイマス10周年」のこのタイミングで、
彼女たちの処遇はいかに、という場面なわけで、このミリオンでどういった扱いになるのか、
というのも非常に重要です。やはりシステム的に考えれば13人を別枠に、
ということは考えにくい
のですが…果たしてどうなる事やら。

また、社長からは「全国キャラバン」「ミリオンメガフロートドーム」なる話も
出ていますが、どこまでネタで、どこまで本気でこれをシナリオにとりこんでくるのか。
ミリオンメガなんとかはともかく、全国キャラバンは普通にありそうですが…。


…とまぁこれだけ書いて「次」にライバルアイドルなんて登場しません、という
可能性も十分過ぎるほどあるとは思うのですが、まぁ「私としてはこうあってほしい」という
願望込みの予想だと御理解いただければ。どうあれミリオンライブというコンテンツを
よりしっかり魅せていってほしいし、アイドル達の魅力を深掘りしてほしい
とも思います。
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この記事へのコメント

kage

>「PSLの次」がこのPSLの物語を前提とするならば、それ以降にミリオンに登録した新規層は置いてけぼりになる
と考えておられるようですが、
現時点では、動員数での開放が必要な9話はともかく、全ユニット8話まではいつでも閲覧可能な状態になっています。

現実的な時間を過ごした経験の差はあるにしろ、
ストーリーによって描かれた「アイドルたちの成長」などを知ることは、
各自がその気になればいつでも出来る環境は整えられています。

現実的な過ごした時間、経験の差はそれこそ極端な話アケマスPとミリオンP、とかいうレベルでいくらでも存在するものであって、
当然かつ不変なわけですし各自の持つ情熱なりなんなりでその後は変わりますから、
アイドルたちを理解する上での障害とは思いません。

Posted at 23:07:49 2015/03/31 by 某765+ミリP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

某765+ミリPさん

コメントありがとうございます。

もちろんどうあってもアーカイブとしてPSLのシナリオは残しておくでしょう。

ただ、コンシューマ、あるいはアーケードは全てのシリーズが「パラレル」であり、
それ単品で楽しめるものになっていて、基本的に過去は関係ありません。
それぞれの作品を始める際には、全て「最初から」楽しむことができます。

しかし「PSLの次」が続きモノならば、そこから入れば「途中から」になってしまいます。
これは例えばOFAで言えばいきなりCランクからシナリオが始まるようなものです。

もちろん実際には、PSLのユニットをそのまま次も運用するとは考えにくいですし、
過去を観ていないと絶対に理解不能なシナリオになんてしないでしょう。

ただ、アイドルとして彼女たちがある程度成長した姿を「次」で描くならば、
それはやっぱり入り口としては違和感があり、初心者には入りにくいでしょう。

「過去を観てね」というには、一気観するには結構しんどい分量の
シナリオに、PSLの10個で十分なってしまっていますしね。

「過去を見なくても納得できる・楽しめる」シナリオにできるのならば
この問題はいくらか解決はすると思いますが、そんなシナリオがちゃんと
書けるのか。このPSLのシナリオの出来からは不安の方が大きいのです。

Posted at 23:29:58 2015/03/31 by トリプルデイP

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kage


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