デレマスアニメ23話 「Glass Slippers.」 雑感

kage

2015/09/20 (Sun)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


普通という普遍性

今回の感想について結論から言うと、「素晴らしかった」という賛辞となります。

「頑張りますマシーン」でしかなかった卯月の心情を抉り、描いた事で、
これまで「マシーン」としか思えなかった事が逆に活きた、という形になったこと。
解決方法として、幻覚だの演劇だのではなく、真正面から本気での話し合いとしたこと。
それが「アイドル同士の対話」であり、誰よりも優先すべき「アイドル」を描きつつ、それでいて
「アイドルマスター」において大切なプロデューサーも、しっかり「プロデュース」していたこと。

あるいは、凛も未央も、Pも他の誰も、そして卯月自身をも「戦犯」にはしなかったこと。
話し合いの後でもすぐさま解決、ということにはせず、「その場での別れ」という
こういう場面ではあまり描かないシーンまでも描いて安易な解決には見せなかったこと。
卯月が養成所で同じステップを延々と繰り返すことで、「何も進んでいない」ということを示す、
という演出まで含めて、非常に見事な形でこの回を描いたものだと、そう思います。

その中で、最大のポイントは言うまでもなく卯月の心情以外何物でもないわけですが、
「こわい」「自分だけ何も見つからなかったら」「笑顔なんて誰でも出来る」「何にもない」
という言葉はとてつもなく重く響くものと感じました。具体的に歩みを進める凛と未央だけでなく、
極めて個性的なメンバーが集うCPにおいて、「普通」の彼女がそう感じるのは必然とも言えますが、
その「普通」さが「普遍」さをも持ちうることが最も重要な点だと私には感じられたのです。

実際私自身、卯月のような美少女でもなければアイドルでもなく、高校生でもありませんが、
こうした気持ちに共感する部分は少なくなく、まさに前回の記事で書いた「心が揺さぶられる
ような魅力的な物語」を今回のこの卯月の告白からは感じることができました

また、そうした感情は大小の違いはあれど、きっと誰もが感じたことのある、ある意味普遍的な
ものでもあるはずです。余程の自信過剰者やポジティブシンキングの持ち主ではない限りは。
そう考えれば、この普遍的なテーマを「普通」の卯月を持ってして描いた、ということは
非常にうまいもの
だと思いますし、卯月自身にしても、良い意味で「普通さ」が輝いたと思います。

とはいうものの、今回で卯月の全ての問題の解決したわけでもなく、次回への持ち越しへと
なったわけです。時計の針は12時から動かなかった、という意味でも、まだ「進んで」はいません。
だからこそ、最終的な評価は次回次第、というかもちろんここまできたら最終回次第、
でもあるんですが、それでもこの回としてはこれ以上は無い描き方となったと、そう感じます。

問題があるとすれば、卯月を「切り捨てる」なんてすれば、大事な大事なTPの凛のパフォーマンスの
更なる低下に直結することすら理解できない常務の無能さが相変わらずなこと。
この人を一体どう処分するのか、というのも物語に残された大きな課題であります。


今後のスケジュール

ということでいよいよラストスパート、のはずなんですが…なんと次回は特別版、ということで
1期にもあったように声優による特別番組を挟んで24話は再来週、とのこと。
しかもその次の週も特別版があり、最終回はその次、つまり4週後、ということです。

9/25(金) 特別番組
10/2(金) 24話
10/9(金) 特別番組
10/16(金) 25話(最終話)

これについては最初から予定されていたこと…なんてことでは決してない、ということは
公式の「プロデューサー予定表」からも明らかです。(いずれ更新されるかもですが)
http://idolmaster.jp/schedule/2015september.php

要するに「落とした」と言われる状態に陥っているわけですが、1期で一度やらかし、
あげく分割2クールという荒技まで駆使し、にもかかわらずこれ、というのはどういうことなのか


もちろん制作現場の状況がどうなっているかなんて知る由もありませんが、
前回のフラスタの作画も含めて、真っ当な状態とは程遠い環境にあることは伺えます。
せっかくストーリーはここで巻き返しを見せてきたのに…という感じでただただ残念。

普通に考えれば遅れの要因は作画なんでしょうし、ストーリーがこれから変わる、
なんてこともないはずですが、何にしてもこうした状況は作品の評価を落とすことにも直結します。

まぁこうなった以上は、これ以上ない素晴らしい作画で「シンデレラの舞踏会」が
描かれると期待するしかないですし、ストーリーも今回のクオリティで最後の最後まで
走り切ってくれることを願っています
。ここで上がったハードルを最後に越えられない、
ということになる可能性も十分ありますが…。「終わり良ければ総て良し」となるのか、あるいは。

ともあれ、その物語はまた再来週。この記事も1期のとき同様、特別版では書きませんので、
また再来週に24話で、ということになります。
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kage

いつも思うけどこのブログ主はモバマス苦手という前提にも関わらずアニメ関してはすごく真面目に考察してて偉いと思う

Posted at 22:22:51 2015/09/20 by

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kage

感想お疲れ様です
自分には結局無難無難アンド無難でしたね
プロを名乗る脚本家の皆さんには二次創作で幾度となく展開されたであろうストーリーではなく
それらを凌駕するストーリーを期待していたのですがね(次回になったら斬新なものもあるのかもしれないですけどねえ・・・)
個人的にはもうアイドルよりもMJの落としどころに注目してます

あとアイマスには関係ないですが白箱で「万策尽きた」がネタにされ始めてから落とすアニメが増えましたよね
落としても視聴者が万策尽きたネタにしてくれるから安易に諦めるんでしょうね

Posted at 22:39:12 2015/09/20 by

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kage

他所でも指摘されてますが
常務は今回全うなことしか言ってなかったと思いますよ

卯月一人に構い続けてCP全体が倒れたら大きな損失ですし
そうなる前に切れというのは経営者として至極当たり前の言い分と考えます
凛が道づれになる可能性もありますが全員共倒れよりは良いという判断でしょう
奈緒加蓮の太い心臓なら凛が居なくてもやっていけるでしょうし

何より以前はCPが成功しようが失敗しようがどうでも、と言っていた常務が今回明らかにCPを心配しています。これはかなり良い変化だと思います

「私が切り捨ててやるぞ」ではなく「切り捨てろ」なのも上司としてはかなり温情的ですし
卯月を星に例えたのも、逆に言えば『卯月はすでに輝いてる』と常務が評価しているとも読めます
実際すぐにPに反論されて黙ってますしね

どうも常務に対して変なフィルターかかってるように見えるのですが…?


Posted at 00:18:27 2015/09/21 by

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kage

正直なところ、自分は今回の話にあまり入り込めませんでした。
単体で見ればストーリーも奇をてらわない真っ向からの話し合い、演出も細部までのこだわりを感じ、卯月が心情を吐き出す場面は大橋さんの演技も相まって素晴らしい出来になっていると思います。

ただ、常に頭に「そもそもの発端は前話までのこいつらの行動じゃん」という思いが引っかかって、素直に楽しめませんでした。根本的な問題は卯月自身の「周りより遅れている」という焦燥感であるのは分かりますが、それをここまでこじらせたのは凜や未央、そして何より「笑顔です」しか言わないプロデューサーにあるのでは?となってしまって、感動が冷めてしまったように思います。個人的には前話の卯月に対する対応も含め、養成所送りを許可したりなど「きちんとプロデュースしている」とは評価していないです。

また、「この問題を『笑顔』で解決するなら積み重ねが足りなさすぎるかな」とも途中で考えてしまったことも原因の一つです。今まで卯月の笑顔に救われたような描写があるのは1話の凜、7話のPくらいで、他の話ではモブ同然だったのが痛いかな、と。ここから「卯月の武器は周囲を幸せにする笑顔!」という流れにするには少々説得力が足りないかな、と思います。

重ねて言いますが単話の出来では十分な完成度だと思っており、2期の中でもトップに入るくらいに作りこまれた回だと感じています。やはり高雄監督の演出は一線を画しているな、と思うくらいに。
それだけに前後のつながりがちぐはぐになってしまったことが残念でなりません。

Posted at 02:02:45 2015/09/21 by

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kage

Re: タイトルなし

1番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

別に偉いとかいう話ではなくて、今回のアニメ化にあたっての
ポリシーを貫いているだけです…。

Posted at 21:49:52 2015/09/21 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

2番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

確かに無難といえば無難ですが、その「無難」すらこれまではできていなかったわけで…。
この展開で斬新というのもどういうものなのよって気もしますし…まぁ我々には
想定できないからこそ「斬新」なんだと言えばそれまでですけどね。

SHIROBAKOについては私も観ましたが、あのアニメによって業界の状況が知れ渡り、
「観ての通り大変だから許してね」という甘えが蔓延したのなら残念極まりない話ですね。

Posted at 21:52:48 2015/09/21 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

3番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

確かに常務は卯月をそれなりに買っているのでしょうけれども、
だったら尚の事「なんとしてでも連れ戻せ」の指示を飛ばすべきだったかと。

CPの心配をしているのならば、その指示はやっぱり必要で、
「切り捨てろ」は中途半端以外何物でもないはずです。
切り捨てれば凛だけでなくCP全体にも悪影響なわけですし。

卯月に対して一切のノーコメントならそれなりに筋も通っていたと思いますが、
中途半端な言及で何の役にも立たない発言をしているあたりが無能さと感じます。
まぁCPへの評価が上がったことで中途半端になってしまった、
という話なのかもしれませんけど…。

Posted at 21:58:42 2015/09/21 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

4番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

確かに今回の話は、私が何度も書いているような
「描きたいシーンありきの無理矢理展開」の流れといえばその通りだと思います。

けれども、凛や未央、Pの対応がまずかったとは思いません。
確かに彼女らが完璧な立ち振る舞いができていれば卯月はこんなことには
ならなかったのかもしれませんが、そんな立ち振る舞いはできやしない、
ということこそキャラの特徴であり、魅力でもあると、そう思います。
全てが完璧にできるキャラには魅力を感じえないし、物語も成り立ちません。

その上で、今回は未央の時の反省を活かした、成長した姿を描いていたし、
それでもまだ足りないから卯月はこうなってしまったけれど、
それをまた糧に成長していくことこそ物語になる、そう思います。

とは言え卯月の笑顔に対する伏線の薄さは確かに気になるところですね。
ここがもう少し厚く描かれていればもっと良かったとは思います。

Posted at 22:12:20 2015/09/21 by トリプルデイP

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kage

更新お疲れ様です。
私は今回は予想しながらも感動してしまいました。
卯月のあんな表情も見たこと無いですし、大橋さんの演技も相まってストーリーに引き込まれてしまいました。

ただ、常務については不満が残りました。
経営者としては正しい判断ですが、もう少し情が有っても…とは思ってしまっています。
むしろ、常務に今回の解決のきっかけになって欲しいとも思っていました。

さて、特別編成についてですが、ちょっと…と言う感じはしますね。
ただ、某人型決戦兵器のアニメのような終わり方は回避して欲しいですが。
その分、クオリティについては期待したいと思います。

一つ心配なのは卯月は今回で振り切ったのか、若干心配しています。
常務の件も含めて。

Posted at 22:44:26 2015/09/21 by シンデレラからの新参P

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kage

>そんな立ち振る舞いはできやしない

ラジオで未央の声優さんが、視聴者は神視点であり仲が良くても完全に仕事仲間の心情を把握するのは難しいとの意見をおしゃっていました。

私も同感で、特に前半部分の卯月はひとりの状況でも表面上は元気に見え、それが未央や凛が見た大部分の卯月だと思うからです。
それを考えないと、凛や未央が挑戦してみたいと感じた事も「そんなの卯月のために我慢しろよ」「だいたいお前らのせいだろ」となるんだと思います。

私自身はベタだけど不完全で人間らしい掛け合いだと素直に感心しました。
2羽でしっかり終わること期待してます

Posted at 22:46:06 2015/09/21 by イワシ

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kage

今回の話は自分の中ではかなりよかった物だと思う一方、あなたの常務の評価が低いのも、今までの積み重ねを考えれば頷ける物だし、割と中立な感想である点、評価します。

ただ、気になったのがコメント欄…

白箱の影響で落とすアニメが増えたなんて過大評価…
今までも落とすアニメはあった訳で、前期今期にたまたま被っただけでそういうこと言うのはちょっと…
こういうことはせめて中長期で語るべきじゃないかな


そして、1番大事なのが、卯月の笑顔が誰かを救った描写について…
1話と7話しかないって、このアニメのどこを見ていたのか…
21話で卯月の笑顔が凛を明確に決断させたじゃないかよ
それを23話で凛が伝えてたじゃないかよ
ずっと前の話の伏線ってわけじゃない、今話の内容すら覚えられない鳥頭なら流石に否定するなよ…
(というか、このコメ、別のまとめサイトのコメ欄でも見たんだけど、同一人物か…粘着質ね……)

Posted at 22:48:26 2015/09/21 by

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kage

Re: タイトルなし

シンデレラからの新参Pさん

コメントありがとうございます。

今回のシーンについては大橋さんの演技も光っていましたね。
常務については…残り2話でどうするんでしょうね。

>某人型決戦兵器のアニメのような終わり方
というのはさすがにないと思いますが、「映画に続く」という意味なら
同じパターンの可能性もないとは言い切れないですよね…。
現実の3rdライブで発表、のほうが綺麗だと思うし、
テレビアニメはテレビアニメでちゃんと完結してほしいですけど。

Posted at 00:17:05 2015/09/22 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

イワシさん

コメントありがとうございます。

視聴者からすると卯月がヤバイのは明らかなんですが、
現実に置き換えれて考えれば他人の気持ちというのはどうしたってわからないし、
卯月はなおの事それを見せないようにしてきたわけですからね。

この辺についてはよく描けていると私も思いました。

Posted at 00:21:14 2015/09/22 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

11盤目のコメントの方

コメントありがとうございます。

SHIROBAKOの影響というのは実際わかりませんが、
視聴者側がネタにする風潮ができたのは確かなんじゃないかと思います。

卯月の笑顔については、仰る通り凛を救ってはいますね。
ただ、もうちょっと引いてみると、身内だけの話じゃなくて
「アイドル」として、ファンに笑顔を評価されるようなエピソードが
あって良かったんじゃないかと思います。
…というかこのアニメ、ほとんどファンの存在を無視してやっていますね…
かろうじて楓の回くらいで、あとは…。

Posted at 00:25:18 2015/09/22 by トリプルデイP

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kage

記事お疲れ様です。

今回の卯月のシーンはぞくぞくしました(笑)

ただ私もトリプルデイPと同じく美城常務をどうするか、気になりますね。
個人的に、常務のシーンについてはまあふーんって言う感じなんですが、まだ卯月が一歩を踏み出してない部分も含めて、残りでどう絡めてまとめるか、ですねー。それで常務の評価は変わりますねー。


あと、特別編成は厳しいですねー。まあやーやー言う人は内にも外にもいますが、私としては、パッケージや本放送でやらかされるぐらいなら一月ぐらい余裕で待ちますからいいんですけどねー(笑)。


ただ、白箱ネタ云々は置いといたしても(笑)、やはりこれは厳しいですねー。
まず、A-1が仕事取りすぎなんですよね。そもそもアニメの本数自体が近年異常ではあるんですが…A-1がさらに拍車をかけて…人手が足りなくて食い合ってますからねぇ。映像の質だけは上がりまくってますからね。単純にアニマスぐらいの時期と比較は出来ませんし、制作陣は頑張ってる方だと思いますよ。(あとこれは私の完全な憶測ですが、ゴリさんより高雄監督の方が原画家を集めにくいのかも知れませんねー。高雄監督も原画出身だったとは思いますが、演出のイメージが強いですし、京アニ出身っていうのもあるかも知れません。あそこはもう自社で回してますから、横のつながりが出来にくいのかな的な…まああとA-1がきつきつで内部で頼めないってのが一番だと思いますが…だからあまり責めるのは気が引けます(笑)。完全な私の推測でしかありませんが(笑)。)

ただやはり、後のアイマス関連のアニメ化をする場合、長尺ならA-1がやる可能性が高い分、今のような状況は不安ですね。
まあその時業界の状態や流動的な部分も多いんで杞憂っちゃ杞憂ですが、あまり胃は痛くしない方向で願いたいですね(笑)。

Posted at 02:43:55 2015/09/22 by 五和P

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kage

11番目のコメントの方へ

4番目にコメントした者ですが、
21話で凛を後押しした卯月の笑顔は23話で凛自身が言っているように「嘘の笑顔」だったわけで、それを「笑顔の力」として賛美していいものか、と思いカウントしなかっただけで、もちろん見てはいます。
仮にこれを含めたとしてもCPの他ユニットやファンに笑顔で何かを届けた、という描写が圧倒的に少ないことを指して積み重ねが不足しているのでは、と言っていることを理解していただければと思います。
他のまとめブログに書いた覚えはないので、自分と似たような意見を持つ奇特な方が他にもいらっしゃったというだけの話かと。


凛や未央が完璧な立ち振る舞いをできていないから評価しない、というよりは、
これまで特に問題行動を起こしてこなかった(何もしなかった、という言い方もできるかもしれませんが)卯月が、ただ「CPの外に可能性を見つけられなかった」というだけの理由で秋フェスで裏方に回され、NGのメンバーに相対的に置いていかれ、何とか追いつこうとあがいている所を先に行ったメンバーが戻ってきて「嘘ばっかりついてるんじゃない」と責められる流れに、
「別に卯月はそこまで悪くないんじゃないの?」という感情が先に立ってしまったということだと思います。
もちろんその直後に卯月が自分の思いを吐き出したことで凛と未央が卯月の本心を理解していなかったことに気付き、みんなで謝って心情的には解決を見るわけですが、
そこまでに卯月に感情移入しすぎて中立的な見方ができなくなってしまったのかな、と。

ただこれって「346のアイドルとして」という部分を抜いて、
「やりたいことを見つけられない女の子と既に見つけた女の子達の心のすれ違い」として見た方が楽しめる気がします。
常務の思惑とかプロジェクトの解体問題、NGの進退などが一々状況に引っかかってくるので。

Posted at 03:02:53 2015/09/22 by

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kage

熱いプロデュース活動、お疲れ様です。

 初めに、今話に対するトリプルデイPをはじめとする皆さんの概ね好意的な評価、少し驚いています。いろいろな視点や捉え方があるのだなと改めて感心させられました。
 ただ、自分も卯月の涙には不覚にももらい泣きしてしまいまして、(アニメ観て泣いたことなんて、ちょっと思い出せないです)確かに刺さる何かはありました。その点も踏まえまして、自分なりに感じたことをコメントさせてください。(あと、予め謝っておきます。無駄に長い割に意味不明なコメントになってしまいました。それでも、自己満足ですがここで皆さんと感じた何かを分かち合いたいと思いまして…)

 シンデレラガールズ、2ndシ-ズンに入って少し面白くなってきたかな…、と思っていたのですが、また迷走か…、というのがここ数話の自分の正直な感想です。
 アイマスタジアムにも、毎週のようにコメントを書こうと思いながら、どうしても否定的な意見になってしまうので、それならわざわざ書き込む必要はないと途中で下書きを消してしまう繰り返しでした。

 自分が2ndシーズンで評価していたのは、CPメンバーが既に活躍している先輩たちと絡む中で、アイドルとしての自覚に目覚め、成長しようともがく姿が見られた点でした。
 ところが、凛のTP参加に端を発する卯月の心情の変化へ迫ろうとする一連の流れの中で、自分の中にあるこの作品へのある種のわだかまりの正体がある程度見えてきました。凛が成長していない。というか、凛のキャラクター造形がおかしい…、と。

「凛、お前何やってんだよ!?」
 あるいはスタッフに言うなら、
「凛ってこんな女の子なの!?」

 これが自分の中にあるモヤモヤの根っこだと思います。

 凛は今回、「そんな嘘の笑顔なんて見たくない!」と突然爆発し、卯月の闇を暴く役割を演じたわけですが、嘘の笑顔を続けていたのって、自分にとっては凛なんです。
 ゲームを知らない自分の勝手な解釈、思い込みなんですが、凛って「努力しなくてもなんでもソツなくこなせてしまう天才肌」で、そのせいで「世の中に対して冷めている」。だけど、Pと出会いアイドルを目指すことによって「内に秘めた情熱を解き放ち、特別な輝きを放つようになる特別なアイドル」なんだと思っていました。

 けれども、アニメの中の彼女は「夢中になれる何か」を探してアイドルになったはずなのに、なりふり構わず何かに必死になって打ち込んでいたという描写は全くと言っていい程なく、いつも回りに流されているだけ。言われたことをソツなくこなすのはうまいのでしょうが、主体性というものは一切なく、あまつさえ、努力をした形跡(あるいは、そういった描写)すらほとんど見当たらない。

 少し言い過ぎかもしれないし、途中からそういう目で見てしまっていたせいで、ずっとバイアスがかかっているままなのかもしれないのですが、この辺の凛の描かれ方がとても残念に思います。凛はいつもは冷めた視線で引いたところにいたとしても、ここぞの時には前に出て、生まれ持ったカリスマで周囲を引っ張っていく、そういう人物だと思っていました。

 結局、凛のクールさの表現がおかしかったせいで、NG自体もすごく中途半端な存在になってしまい、作中で特に売れている雰囲気もなく、パッとしない印象が強くなってしまい、ひいてはCP全体も、イロモノの集まりのような印象が拭い切れなくなってしまったのではと思うのです(秋ライブでは、唐突に346のエースみたいに描かれてましたが…)。

 本来、NGとLLはCP内では正統派のアイドルで、彼女たちが切り拓いた道を少し個性的な他のメンツが追いかけるというのが、自然な流れだったと思うのですが、実際には両ユニットとも現状は空中分解寸前で、個性派軍団に力技で追い抜かれてしまいました。

 その点、元々は「オトナノジジョー」で結成された竜宮ですが、伊織が「私が765プロを背負って立つ」というくらいの気概を見せ、結果的に彼女らに引き摺られるようにして、他のメンバーもトップアイドルへの道を駆け昇って行きました。

 いい意味での競争やライバル関係がそこはかとなくうまく描かれていたわけなんですが、本来競争原理が強いコンテンツのはずなシンデレラガールズにおいて、何故かぬるま湯放課後仲良しアイドルごっこが繰り広げられ、たまに張りきった行動をとるキャラが出ると浮いてしまうという悲しさ。

 やっぱりCPって、お遊戯サークルって感じでプロ意識が感じられないんですよね。アイドルとして誰かを喜ばせたいというより、自分自身が楽しみたい…、という気持ちの方が強い気がします。なのに凛は自分も楽しめず、周りを気にすることはあっても楽しませてくれることはないという…。

 泣き崩れた卯月に対する態度が象徴的で、おどおどと怯えるだけで何もしてあげられない。自分はあそこで卯月を抱きしめて、一緒に泣いて欲しかったです。お涙頂戴になってしまったかもですが、凛にも一歩踏み出して熱い胸の内を攻撃性ではない形で表現して欲しかったです。卯月の事をこんなに思っているんだよっていう体温を、直接伝えて欲しかったです。

 「もう一度友達になろう」と言いつつ、なんだか煮え切らないまま散り散りになる3人、お互い心の一番深い部分には立ち入らない3人は、確かにリアルっぽいかもしれませんが、このもう一つのアイドルマスターで自分が会いたかったアイドルとは少し違っていたようで、なんだか寂しいです(春香は、千早も可奈も「放っとかなかった」のに、変なところだけトレースして、色々と不自然な独自路線…)。

 次回はおそらく、卯月がクリスマスライブで復活するわけですが、明らかに準備不足な3人はどんな思いを胸に、どんな説得力のあるライブを見せてくれるのか、望みを捨てずに待ちたいと思います。何故なら、「まだ僕は、3人の答えを聞いていないから…」(この露骨なトレース、どうなんでしょうね?)。願わくば、いい歌をいい笑顔でしっかり歌い切る3人を、ぐうの音も出ないくらい完璧に描き切って、気持ちよく舞踏会を迎えさせて欲しいです。

 乱文、長文、大変失礼いたしました。

Posted at 18:04:35 2015/09/22 by くらぐら

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kage

Re: タイトルなし

五和Pさん

コメントありがとうございます。

アニメ業界がどうなっているのかはよくわかりませんが、
明らかに正常な状態で回せていないのは感じられますね。
これが業界全体の現在の平常運転なら、もう業界自体がヤバイとしか…。

この体制でミリオンのアニメ化というのは正直やってほしくないですが、
ミリオンはそもそもA-1がイラストを描いているんですよね…。

Posted at 22:18:11 2015/09/22 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

くらぐらさん

コメントありがとうございます。

凛については、私は「こんなもんかなぁ」という印象ですね。
アイドルとして魅力的かというと、あまりそうでもない、というのが正直なところですし、
メインを張る存在としての輝きも希薄には感じますが、
彼女自身のアイデンティティの揺らぎはあまり感じていません。

ただ、努力らしい努力をしている描写がないといえばその通りですし、
成長らしい成長をしている描写もまたあまりないというのも感じます。

1話で卯月と並んで「Wメインヒロイン」扱いかと思わせておいて、
現状では卯月ばかりフューチャー、という形になっていて、
最後の最後で凛自身についてしっかり描けるのか、描くのかは疑問ですね。


また、竜宮小町同様には、NGやLLがCPを引っ張る存在にはならなかった、
というのは確かに仰る通りだと思います。
「お遊戯サークル」という表現も含めて、ある意味765以上に仲間意識、
横並び意識というか、内輪のノリを強固にしすぎた感はありますね。

そんなCPが肯定されて終わるのか、それともそうはならないのか、
それが残り2話でのポイントの一つかと思います。

Posted at 22:37:52 2015/09/22 by トリプルデイP

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kage

16番目のコメントの方へ

21話の笑顔は卯月自身が言っているように、「嘘の笑顔」ではないし、そのことを凛も気づいている上で、それでも卯月が本心を打ち明けてくれないから「本当の笑顔」だったのか信じられなくなっているって描写だったと思うのです
…まあ、ファンやメンバーを笑顔にした描写がないから説得力がないと言われるのはある程度理解できます(…というか、その描写はpower of smileとして絶対に今後出すわけで、メタ的に見ると卯月が復活する前にその描写を写すわけにはいかなかったのでしょう)


最後に、先ほどの11番目のコメント、喧嘩口調になってしまい申し訳ありませんでした。

Posted at 23:19:13 2015/09/22 by

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kage

初めまして
20話あたりから少し話についていけなくなったので考察されてる方の意見を見てみたくなってたどり着きました。

23話の卯月の泣く演技とセリフには共感や演技の上手さもあって涙腺がゆるみました。一人のアイドルとしての成長物語にしては少し重いかもしれませんが感動しました。

ただその感動も100%ではなく少しモヤモヤが残ってしまっていてその原因が
今回のPのセリフと20話あたりからでていた挑戦、冒険の流れなんですが、
そもそも部署が無くなるかもしれない状況で凛とアーニャがソロで活動を決めた
あたりから少し行動が読めなくなりました。

二人はこれまでの流れでアイドルのCDデビューが無くなったりコーナーからはずされたりと常務に選ばれなかったアイドルがどうなるか知ってるはずですよね。
それでも彼女たちはCPに残らずNGに関しては不参加。蘭子の話はとても
共感できましたが今はそういう状況ではないのではと思ってしまいました。
メンバーも何故納得したのか理解できませんでした。
二人の分もCPが評価されるよう頑張ろうとかならまだ強引に理解できたんですが。

そしてTPの二人は自分たちも「CPのためになにかしたい」と言っていたのに
NGに相談もせず凛だけに話をして結成後に「私たちにとってもNGは大事」評価によっては解散してしまうかもしれない秋の急なライブの前に混乱を招き大事?言ってることがおかしい。未央も上手いこと立ち直ったからいいものの秋のライブで後押しとか大人過ぎる。急に成長しすぎてて戸惑います。

そして今回の「島村卯月はCPに必要です」あれCPはあまりこだわらないでアイドル個人の個性と笑顔が大事なんじゃ?とPの発言も理解できませんでした。まだ島村卯月は未熟なのでCPが必要というのならまだ少し解るのですが、ただそうするとやはりCPという部署は重要な場所で危機的状況で好き勝手してる場合では無い気がするのです。

これはタラレバですがやはりかな子や智絵里の問題もあのPがCPで担当していたからどうにか二人に自信を持たせることができたわけで。
もしあの仕事がうまくいかずにCPが解散してしまっていたら二人はPとの話で成長できず退職なんてことになってしまうかもしれません。

このCPの存続とあり方がフワフワしていて凛、アーニャ、TPの二人とPの考えるCPが理解できないので今回の卯月のシーンがあまり手放しには喜べない感じになってしまいました。

アイマス無印と同じに考えて見ないようにと思ってはいるのですが、
どうもCPのメンバーに絆というか仲間という描写読み取れなくて765プロとは
違ってユニットだけ仲がよくバラバラに見えてしまいNGに関してはユニット内でも仲が良いように見えない始末で。無印は少年漫画、シンデレラは少女漫画、
というようなことを製作者の誰かが言っていたそうでやはり男には少女漫画は理解できないのですかね。

初めてのおじゃまでバーっと色々書いてしまいました。
ブログ主さんの考察わかり易くて読みやすいのでこれからもお邪魔させていただくと思います。あと数話ですが楽しみにしています。それでは。

Posted at 21:35:55 2015/09/23 by

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kage

Re: タイトルなし

21番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

常務による二人の引き抜き以降、CPの存在が非常に曖昧になっていますね。
CPを存続させることで個性派アイドルを守る、ということくらいしか
もはや存在意義がなくなってしまっていて、この14人、6ユニットの意義はもはや怪しいですし。

この中途半端なフワフワ感が物語の最終的な結果に直結するための、
意図的な描写ならそれはそれでよいと思うのですが、
そうでないのならばただ描き方が下手なだけ、という話だと私は思います。

この消化不良感が消えるのか残るのか、というのでこのアニメの評価は決まると思いますし、
残り2話でどう決着するのかがやはり大事になってくるでしょうね。

Posted at 23:33:47 2015/09/23 by トリプルデイP

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kage

特別編が終わったタイミングですが、はじめて書き込みます。
考察なんてものはあまりしてませんが...。
元々一期から不満だらけのアニメで、二期の終わり頃でもまだ消化不良です。
まず、シンデレラガールズアニメは一つも心に残るシーンがないのです。
アニマスで見たような、美希の夕暮れでの約束シーンや雪歩の勇気を出して一歩踏み出したライブ、千早の約束や眠り姫...こういう名シーンがないのがアニメとしてどうなの?と感じます。

今回の話だけでも不満はすぐに出てきます。何故様子が変な卯月と向き合わず放っておくのか。プロデューサーだったらちゃんとアイドルの心の内を理解しようとするものじゃないんですか?養成所の期間中、卯月はずっと仕事をしていない状態なのではないか、小日向とユニットを組んで売り出そうとしていたのに長期間外野メンバーに皺寄せさせるとはアイドルとしてどうなのか。そもそもプロデューサーは小日向とのユニット編成にあたって卯月と面接をしているときに卯月の異変に少なからず気づいたはずでは?
凛もレッスンや予定を投げ出してまで卯月に会いに行きますが、やはりプロとしての意識が全く足りていないと感じます。
ごちゃごちゃになってしまいますが、CPメンバーは一期と違いもう仕事としての意識を確立しているべき時期にあると思うんです。一期でのNGライブのその後の展開にも疑問がありますが、三人は、いや、二期になって卯月と凛はアイドルとして、社会人としてどうなのかという呆れがあります。
アイドルと向き合ってくれず、ただ見守るだけのスタンスの武内Pにも憤りを感じます。正直、最初のコンセプトから失敗してると思ってしまいます。アイマスの公式のプロデューサーに重い過去なんて要らないんです。まっさらな状態で、冷静なプロデューサーだったらよかったのに...昔アイドルを失墜させてしまって~の設定が、アイドルと向き合う描写を削ぎ苛立たせるだけのプロデューサーにさせてしまったのかな、と感じます。赤羽根Pのときは全く邪魔にならなかったのに...。
デレステでも、アイドルコミュがあるのですがソシャゲのように三択用意せず武内Pを思わせるような選択肢だけがぽつんと存在していて、公式でこのキャラクターを推奨しているのかと思うとゾッとします。今まで自分がプロデューサーだったのに、武内pというキャラクターに侵食されているみたいで。
一応アイマスの展開を知るために最後までアニメを観ますが、どうせ以前との繋がりを無視して無理やり大団円なんでしょうね...こんなアニメを良いと言っているプロデューサーはキャラクターが動くだけで満足するような人たちなのでしょうか。

アニメとはあまり関係ないですが、武内本人についての盛り上がりも気持ち悪いです。
元々声優には興味がないのですが、武内の声優とキャラクターどちらか、あるいはどちらにも熱狂的な反応をしている人たちが心底気持ち悪い。プロデューサー=自分というのがアイマスの根底にあると思っているのですが、武内Pに萌えている人はやはりデレアニをキャラクターアニメだと思っているのでしょうか...。
先にも書きましたが、武内Pはアニメ限定ならまだ許せます。だけどゲームにまで武内Pという個性を押し付けられるのなら、公式に武内Pのキャラクター性がデレマスのプロデューサー像だというのなら、もうデレマスは展開しないでこのまま内輪でやっていてほしいです。デレマスのCSが出るとしても一切期待出来ません。
アニメや特番、音ゲーなど最近の展開で強く感じます。プロデューサーは自分であり、公式に押し付けられるキャラクターではない。ですがデレマスPは武内という声優からキャラクターまで受け入れてしまって、自分がプロデューサーだという意識が低いと思います。デレステスレを見ていても全くコミュについての不満がないあたり。課金=プロデュースだと思っているから他はどうでも良いのかもしれませんが。

長々と愚痴になってしまいますが、やはりデレマスはアイマスコンテンツとしては様々な展開をしているわりに薄っぺらいコンテンツだと思います...まあ、現状ではミリマスもMマスもソシャゲであるかぎり同じだとは思いますが、展開の速さ、量に見合わない低質なコンテンツです。個人的に。
早く765を上手く終わらせて、世代交代を確立してほしいところです。

Posted at 01:21:40 2015/09/27 by 永遠の765P

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

永遠の765Pさん

コメントありがとうございます。

名シーンをどこと捉えるかは人それぞれだと思いますが、
私もこのアニメの全体的な構成は明らかに失敗していると感じます。

ただ、Pとして、アイドルとして、というそれぞれのあり方については、
彼女らの未熟さを描いている、という捉え方もできるのかなと思います。
同じように途上だったころの765と比べてなお未熟、ということも言えるのかも
しれませんが、それが大企業346プロの甘さ、とも取れますしね。

Pの存在については、私も彼が過剰にクローズアップされるのは不愉快ですし、
シンデレラのPの(恐らく)大半が称賛、あるいはそれに近い評価なのは理解しかねます。

キャラクターとしてのPは、「没個性」を描いた765と全く同じというわけに
いかない、というところもあるのだとは思いますが、それにしたって個性を
出しすぎ、という感もあります。それがアニメ内だけでなくゲームにまでも…
というのは私がシンデレラのPだったら受け入れがたい話ですが、
それもまたシンデレラのPからは拒絶されていない、というのはどうなんでしょうね。

アニメで、名前こそないにしても顔も声も性格までもあるPを出したことで、
「自分がプロデューサー」という意識のない、「ファン」が増えている、という
事実もあるのでしょうし、それ自体が悪いことだとは思いませんが、
ただ、そんなPの存在がアニメの枠を超えて登場、というのはやはりどうかと思います。

Pの声優個人に対する反応も私には全くもって理解できませんが、
私には「そういうネタ」として楽しんでいる節も感じられるので、
あまり気にしても仕方ないのではないでしょうか。
とはいうものの、その結果「CPのP」がアニメの枠を超えるのならば、私個人としての
彼への心証は、彼に罪はないにしても、どうしたって良くはなりませんけども。

Posted at 21:06:01 2015/09/27 by トリプルデイP

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kage


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