デレマスアニメ25話 「Cinderella Girls at the Ball.」 雑感

kage

2015/10/17 (Sat)

先に【私のシンデレラアニメに対する対応について】をお読みください。
今回ももちろんネタバレなのでご注意ください。


最終回として

実質的にはストーリーは前回で終了していて、あとはライブシーンを描いて締めくくるだけ、
というのは765と同じ構成で、そしてこの構成自体に不備があったとは思いません。

ですが、最後の最後までくだらないポエム合戦を展開したPと常務については
呆れかえるばかり
であり、なんとかならなかったのか、というように思います。

実際にこの「シンデレラの舞踏会」を描かない限りは、常務というキャラの処理は
なしえないわけで、最終回にこうせざるをえなかったというのはわかりますが、
この期に及んで過去最大級のポエムとは…。最終回だけに大盤振る舞いなんでしょうか。

また、そのポエム合戦の中で常務は346プロという「城」を、そしてPは「灰かぶりの夢」を守る、
というスタンスの違いを相互認識したわけですが、あくまでもビジネスと捉え、
成果至上主義というスタンスをこれまでにも見せてきた常務についてはまだしも、
「一番大切なのは彼女たちが笑顔であるかどうか」などとのたまい、「ファンありきのアイドル」と
いう視点が完全に欠如しているとしか思えないPの無能さは流石にどうしようもない
というか…。

もちろん「アイドルの笑顔がファンの笑顔につながる」ということになるのはわかりますが、
それについての言及が一切ない、というのにはプロデューサーとしてのセンスを疑います。
これではまるでP自身がアイドルの笑顔が見たいだけ、そうとれる有様です。

CP、というかこのアニメが最後の最後まで「内向き」の物語に過ぎなかった、ということの
象徴ともいえるシーンだった
という意味では、わかりやすくてこれで良かったのかもしれませんが。

そのあたりを除けば最終回としてキレイな構成で、キレイな展開になっていたと思いますし、
それこそ1話とこの25話だけ見れば「イイハナシダナー」という感想はもてるものだったと、
そう思います。もちろん実際にはその途中が色々な意味で問題だらけなわけですが…。

最終的にはCP「1期生」は解散した、という扱いなのかどうかはハッキリしませんでしたが、
常務の言う「城」に反するのがPのプロデュース方針ならば、解散したと判断すべきなんでしょう。
ラストシーンは346プロの大型ライブにおけるサービスというか、たまにこのメンバーでも
ライブはやりますよ、という程度のものと考えるべきかと。…それにしたって、
あれほど3人が渇望していたNGのカットがなかった、というのはどうかと思いますが、
「CP臭」を残さないためには描くわけにもいかなかった、とみるべき
なんでしょう。

まぁ、良くも悪くもこのアニメを象徴するような最終回だったのは確かで、
「素晴らしかった」でも「つまらなかった」でもなくて、
「こんなもんでしょ」というのがこの25話全般の感想
になりました。


ライブシーン

流石に1週、というか2週落としただけあって、全体的に作画は良く、ライブシーンも綺麗に
描かれていて、これ単発で観る分には良いものだと感じることはできました。

ライブシーンというか、「シンデレラの舞踏会」というイベント自体の描き方としては、
一枚絵が多かったのも事実ですが、見せ方としておかしかったとも思いませんし、
こうしたバラエティ感のあるイベントを描くにおいてはこれはこれで十分良かったと思います。

しかしながら気になる点としては、NGだけの新曲、ステージがあったこと
3話の初ライブシーンと被らせての演出になり、そこにカタルシスを感じさせる、
というものになっていて、これは決して悪いものではないとも思いはしますが、
結局このアニメは別名「アイドルマスター ニュージェネレーションズ」である、
という事実を最終確認させてくれた
ようで、気持ちの良い形ではありませんでした。
まぁむしろ、最終確認をとってきたことはわかりやすくて気持ちよかったというべきかもですが。

もちろんCP全体の新曲、ライブシーンがあったわけで、完全にNG一辺倒になったわけではない
のですが、おかげで印象がニ分割されてしまったような感もあり、やはり残念な形でした。
新曲「M@GIC☆」は、曲としてはED曲というよりはOP曲、という感じで、「ここで物語は
終わらない」、「新たな始まり」を感じさせるようなものであったことは良かった
と思います。


美城常務

ポエムの閉店大セールをかましたのはともかく、彼女の過去などというしょうもない展開に
ならなかったのは良かったと思います。まるで彼女自身がかつてアイドルだったかのようにすら
とれる話もありましたが、視聴者の想像に任せる、というレベルでとどめたのは何より。

しかし、恐ろしいまでにわかりやすい形でCPを「認める」ことになったことについては…。
「統括重役として」とのたまい、あくまでもビジネスとしてを最優先する姿勢を見せながら、
結局「気に入らない」という感情的な本音をぶちまけた辺りについては潔いとみるべき
でしょうし、
ストーリー展開的に、こうするしかなかった、というのもまた事実だとは思います。

ただ、あれほどまでにやりたい放題で暴挙の限りを尽くしてきた割には
あまりにもあっけないというか、「これで終わりなの?」という感が残ったのも事実。

お抱えのプロジェクトクローネすら逆に引き抜かれる形になり、その無能さを最後の最後まで
露呈する形になったにもかかわらず、なぜか専務に昇進する、という同族企業ならではとしか
思えない人事異動をみせつけてくれたあたりには「彼女らしさ」すら感じられましたが…

常務は常務のやり方で成果を残していた、というのを脳内補完しろ、ということなんでしょう。
最後の最後まで脚本の負の象徴という役割を担った、という意味では逆に良かったとは思います。


無限の可能性

エンドロールではCPのメンバーが各々、別のアイドル達と活躍するシーンが描かれ、
しかし再びCPのメンバーで新たなステージへ、というシーンがラストとなりました。

この時の表情がやたらと凛々しかったわけですが、時間の経過、年齢を重ねた事を示したのか、
年齢ではなくアイドルとしての成長を示したのか、それとも単に作画が綺麗だっただけなのか、
定かではありませんが、「良い表情」をしていたのは確かだと思います。

その上で、「シンデレラプロジェクト」ではなくて「シンデレラガールズ」を名乗ったということ、
色々な解釈の仕方はあると思いますが、私としては、このアニメは終わっても、
「シンデレラガールズ」というコンテンツは続く、ということを示す表現だった
と感じました。

色々物議を醸したとはいえ、アニメ化によってキャラクターや世界観の掘り下げが進んだのは
確かなはずで、それを踏まえてさらに進んでいく、ということこそここでは大事なはずですから。

かなり高い確率で3rdライブで発表されそうな「映画化」という方向だけに限らず、
原作たるモバマスしかり、スタステしかり、それ以外にも、様々な展開はあるはずで、
そうしたメディアの広がりこそが「アイドルマスター」の持ちうる魅力であり、
アニメはその一つに過ぎない、というものを示すというのはある意味当然でもあるかと思います。

それこそまさに、ポエム合戦の中にあった「可能性」の話になってくるわけです。
このアニメではCPのP、あるいは常務ならではの「プロデュース」を示しただけであり、
無能にとれた成果至上主義のパワハラ路線も、笑顔至上主義のファン無視路線も、
一つの「可能性」に過ぎなかったということ。そしてそれ以外の可能性は、
このアニメを観た、あるいは観ていない人も含めて、各々の「プロデューサー」が
各々のプロデュースをすることで見つけていく、「シンデレラガールズ」とは
そういうコンテンツなのだと、それを示している
、そうとれるのです。

もちろん765プロだって、あるいはミリオンライブだって「そういうコンテンツ」なわけですが、
よりアイドルの人数が多いシンデレラにおいては、それがより明確であるとも言えます。
それこそ「アイドルマスター ニュージェネレーションズ」としてNGの3人ばかりが
クローズアップされた今作自体が、一つの可能性でしかなかったという話です。

そう考えることが出来ることを踏まえれば、ポエム合戦もあながち無駄ではなかった、
という気もしますが、他にも表現方法はあったでしょ、という気がするのも事実で…。

それはさておいて、アニメ内のユニットである「シンデレラプロジェクト」ではなくて、
「シンデレラガールズ」を最後に宣言したということにおいては、
このアニメの終わり方はこれで良かったし、これしかなかった
と、そうも思います。


ということで25話、最終回の雑感はここまでになり、次回からは総括を書いていこうと
思うのですが、ここで恒例のあの企画をこのアニメに対してもやってみようと思います。


アンケート

このアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」全25話を視聴しての感想アンケートです。
当然全話視聴済みの方が対象ということは了承いただきたいのですが、
この記事で私が書いた内容もあまり気にせず(参考にしていただくのは結構ですが)、
ご自身の素直な感想をそのまま書いていただければありがたいです。

結果についてはもちろん、いつものように集計し、記事にまとめたいと思います。
とりあえず回答期限は設けないでおきますが、いつもの通りなら10日前後で
概ね打ち止めになるので、そのくらいまでに回答いただければ集計対象になります


賛否両論、実に様々な意見が飛び交った今作ですが、それを視覚化すると
どうなるのか、非常に楽しみに思っておりますし、是非ともご協力いただけると助かります。

URLは以下になりますので、是非ともよろしくお願いいたします。

http://enq-maker.com/j6ytLEd

記事については、とりあえず次回からは前述の通り、このアンケートとは関係なしの
私個人の感想・総括について、いくつかの記事に分けてアップしていく予定です。
関連記事

この記事へのコメント

kage

単体で見ればそれほど悪くない最終回でしたね。
しかし、直近のNGの話が微妙かつ2週間(と3ヶ月)落とした末の最終回がこれなの?と思うとケチを付けたくなってしまいます。

このアニメは色々言いたいこともありますが、アイマスというコンテンツがまた一つ盛り上がったのも事実なのでまずはお疲れ様でしたと労うべきでしょうね。

Posted at 03:45:12 2015/10/18 by

この記事へのコメント

kage

お疲れ様です。

「シンデレラの舞踏会」
これはてっきりシンデレラプロジェクトのメンバーだけで行うイベントだと思っていました。
ところが開幕から十時愛梨等346プロの主力アイドルたちが参加しており首を傾げずにはいられませんでした。これでは秋の定例ライブ以上の規模ではないか。
これを見て私は全てどーでも良くなってしまった。

RPGで感性が合わない主人公を自分の分身として扱うかのようなモヤモヤした感情を持ちながらも、ニュージェネやCPをなんとか応援して来ましたがCP13人で成し遂げたわけでもないフィナーレはちょっと不満。
ただ終わり方としては正解だろうし見ていて単純に楽しかったのでよかったのだと思います。

Posted at 15:22:09 2015/10/18 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

1番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

単発としては確かに悪くはなかったですよね。
しかしあれだけやらかしまくったあげくの果て、と考えると
やっぱり物足りないというか、これでいいのかって感じは私も感じました。

良くも悪くも盛り上がったのは公式の目論見通りなんだろうとは思います。

Posted at 21:49:09 2015/10/18 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

2番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

確かに「シンデレラの舞踏会」の名称でCP以外が出まくってたのはどうなの、
って話ですが、そこまでPの方針が346全体に受け入れられていたというか、
常務にPの方針を認めさせるにはそうするしかなかったんじゃないのかなとも思います。
結局脚本の都合と言えばそれ以外の何物でもないとも思いますけど…。

CPだけの物語じゃない、という終わり方は私は良かったんじゃないかなと思います。

Posted at 21:52:19 2015/10/18 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

今回も感想お疲れ様です。
皆さんも書いていますが最終回としては普通でしたね。
良いとこも別に無いしポエムと常務が最後までイラツクってだけでどっちかというとマイナスなイメージでしたけど。

可能性、便利な言葉ですね、自分はトリプルデイPさんのような前向きな捕らえ方はできませんでした。
一番宣伝になるであろうアニメでいい加減な事やって可能性とかのたまっていいわけしてゲームをやってもらえると思ってるなら大間違いです。途中までデレマス漫画やゲームを購入しようかと悩んでいたのですが渋谷のおかげで今後いっさいの関連グッズを買う気がなくなりました。血迷って円盤予約しないでよかった。劇場版アイマスでチラッと姿が映った時は期待してたのになー。

総括のほうも楽しみにしています。それでは

Posted at 22:34:47 2015/10/18 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

5番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

可能性の話自体は私は良く表現できていたとは思うんですが、
まぁそこに至るまでの経緯が酷過ぎたって話ですからね。
今更何を言おうがあなたのように買わない人と決めた人は買わなくなってしまったわけですし、
やっぱり全体的な構成が崩れていたとしか思えません。

総括についてはまとめたらアップしていく予定です。

Posted at 00:20:09 2015/10/19 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

自分としてはストーリー上において最も悪印象を持つ回になってしまいましたね…
2期は要約するとCPを守るために頑張るという話で、全体でなくユニット単位が多かったにせよ、絆はそれなりに描かれたと思うのですが…解散した(と思われる)上にエピローグにおいて各々がCPを思う描写が薄すぎるように思いました
P1人1人による可能性があるというのを表現したいのかな、とは僕も思いました。しかしそれならアニメはその1つの可能性であるCPによる大団円で最後まで描き切って欲しかったです。

ライブは素晴らしかったと思います

Posted at 01:30:44 2015/10/19 by

この記事へのコメント

kage

シンデレラ・プロジェクト以外のアイドルも
シンデレラガールズなんだから
「シンデレラの舞踏会」に出ても問題ないかと。
逆に出なければCP以外はシンデレラガールズじゃないの?
って話になるかと思う。

Posted at 21:17:50 2015/10/19 by

この記事へのコメント

kage

感動的な演出でよかったと思う反面、これまでの演出で乗り切れず惜しいなと。
今後どのような展開になるかわかりませんが、また映像化されるならキャラの魅力を引き出すような明るい話が見たいですね。

Posted at 21:55:52 2015/10/19 by イワシ

この記事へのコメント

kage

前回石原さんの話を書き込んだ者です、お返事ありがとうございました
そして、今回も感想お疲れ様です
同時にやっていたニコ生にて石原さんがゲームの前の話とこのアニメ全25話を表現していました
まあ、大体そういうことだろうなとは思ってましたので特に思うことはありません

流れ星キセキに関しては、第二のミツボシかなという感想ですね
また、今回NG新曲をやったのは、前回のスマイリングと分けたのかなって感想を持ちました。
M@GICはついに@曲がきたのかと感慨深かったです

ところで、第15話でPが提出した企画書にはこう書かれていました
「総合エンターテインメントイベント企画書」(セリフでは複合イベント企画と言っていました、複合です)
つまり、ライブイベントとは言っていないし、実はCPだけの企画とも言っていない
そもそも、PはCPだけに限定して戦っていたわけではなかったですから
これまでの346プロの路線とシンデレラプロジェクトの2つを守ろうとしていました
舞踏会は形式としてはロックフェスとかのイメージでしょうか(ニコニコ超会議のほうがいいかも)
そして、16話のみくの提案をきっかけに他のアイドルも舞踏会に参加するようになったって流れがありました
あと、16話にてPが「アイドルの笑顔がファンの笑顔につながる」の話を常務にしています、作られた笑顔ではなく本物の笑顔という話もしていました

私はこのアニメについての評価は「いいんだけど、でも、惜しい」と評価しています。100点満点の70点といったところでしょうか(最終話は75点ですね)
おおむね満足なんですがちょっと引っかかるところが多かったというかなんというかって感じですね
それについては総括の記事で書き込ませてもらおうかと思います
アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツそのものに踏み込んだ話になってしまうとは思いますが
常務について話をするにはそこに触れないといけないかなという感じもするので
とりあえず、スタッフの皆さんにはお疲れさまと言いたいです

総括、楽しみにしています

Posted at 00:30:26 2015/10/20 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

7番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

私は今回の最終回はそれほど悪くはないと思ったのですが、
最も悪印象、と感じる方もいらっしゃるんですね…。

こうやって賛否両論(私も「賛」でもないですが)になる時点で、
作品としては、どうやっても成功とはと言えませんよね。

Posted at 20:52:37 2015/10/20 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

8番目のコメントの方

「CP以外のアイドルもシンデレラガールズ」というのは
メタ的な視点からの話であって、物語の中ではあくまでも
CPが本来の「シンデレラ」の対象になるでしょう。

物語内でも童話のシンデレラとかこつけて346の全アイドルを
「シンデレラ」として扱う、という表現がもっとうまくできていれば
それでも良かったんでしょうけど、それもできていませんしね。

Posted at 20:55:14 2015/10/20 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

イワシさん

コメントありがとうございます。

再度の映像化だと本命はやはり映画だと思いますが、ここから何を描くのか、ですからね…。
どうあれ、監督が続投するならば765の映画同様、雨を降らしての暗い展開確定な気しかしません。

Posted at 20:56:53 2015/10/20 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

10番目のコメントの方

コメントありがとうございます。

私も「シンデレラの舞踏会」自体は純粋なライブではなくて、
こうした感じのイベントだと思っていたので、
そこに対する違和感や疑問というのは特にありません。

Pが16話でファンについて言及していたことについては私の記憶には
サッパリ残っていませんでしたが、Pがファンという観点を失っていないなら、
なおの事この最終回でそれを言わないといけなかったと思います。
ポエムをかましている暇があるならそこに言及できたはず、という話ですね。

Posted at 21:11:50 2015/10/20 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

アニメはアニメでひとつのパラレルワールドとして完結してくれたら出来が微妙でもそれはそれと思えるけど
四年間積み上げてきたゲームの方でアニメ設定をごり押ししてるのがこのアニメの最大の問題じゃないかな

Posted at 13:39:09 2015/11/11 by

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック