私にとってのシンデレラガールズ アニメ全話視聴を受けて

kage

2015/10/31 (Sat)

今回はアニメ全話視聴をしての「シンデレラガールズ」というコンテンツ全体に対する
自分自身の感想というか、考え方、付き合い方について書いていきます。


「アンチシンデレラガールズ」

これまで私はこのブログにおいて、シンデレラに対する考え方を何回か、
タイミング毎にその時点のものを書いてきました。

私がモバマスを嫌いな13の理由 2013/7/13 8thライブツアー開始
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

シンデレラガールズ アニメ化決定! 2014/4/7 アニメ化発表
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-317.html

私にとってのシンデレラガールズ 2014/5/5
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-344.html

シンデレラ2ndライブとアニメ続報についての私見 2014/12/9 2ndライブ後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-460.html

アニメ「シンデレラガールズ」に対する当ブログの対応について 2015/1/8 アニメ直前
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-481.html

私にとってのシンデレラガールズ アニメ1期を受けて 2015/4/27 アニメ1期終了後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-549.html

見ての通り何度も書いているわけですが、要するに「アンチシンデレラガールズ」という
立場であった、ということになります。

その立場から今回のアニメを観てきたわけですが、そのアニメ自体の感想については
ここまで書いてきたとおり、高評価をつけることは決してできません。
というか、単純にアニメ作品としては「駄作」という評になってしまいます。

よって、「このアニメを観たことでシンデレラの事が好きになった」なんてことは
全く言えませんし、「コンテンツ自体は嫌いだけどアニメは良かった」という事もできません。

けれども、このアニメを駄作と感じさせたスタッフの制作能力の低さ、
その中でも、とりわけアイドルの扱いの下手さ加減が酷かったということから、
アイドル達に哀れみという名の情が持てた
、ということにつながりました。
そしてその「情」こそが、私にとっては何よりも大事なことになってくるのです。


「情」

765プロの13人は、私にとって他の誰よりも愛おしく、大切な存在ですが、
13人全員が必ずしも「好きなタイプ」のキャラかというと、そういうわけではありません
というか13の個性全てに対して淀みなく「好きなタイプ」と言える人がいるのならば、
それは不自然で、胡散臭い、それくらいに思っています。

けれども、私が2007年に彼女たちと出会ってから8年、様々なメディアで、
様々な形で、様々なプロデュースをしてきたこと。生来の「平等至上主義」をもってして、
13人(でなかった時期もあるけれど)を可能な限り平等にプロデュースしたことで、
本来は「好きなタイプ」ではなかったアイドルにも、「情」が芽生え、「好きなタイプ」という
壁を粉砕し、13人が等しく愛おしく、大切な存在になった
、そういった経緯があります。

ミリオンについては、13人に比べて37人と単純に人数が多いこと、そして展開される
メディアが少ないこと、そして私がプロデュースを初めてまだ年数が短いことなどから、
765と同様に37人が愛おしい、と思うには依然として至っていません。元々のキャラ性からなる
「好きなタイプ」と「そうでないタイプ」は確実に存在し、そしてその差は埋まっていないのです。
けれども、「好きではないタイプ」に対しても、少しずつではありますが、確実に「情」は芽生え、
765と同じ方向に進みつつある、というのもまた紛れもない事実です。

そしてシンデレラに関しては、やはり「好きなタイプ」が存在するのは確かで、
「好きではないタイプ」が存在するのも同様ですが、後者の比率がひときわ高い、
ということが特徴としてあげられます。また、コンテンツのあり方そのものが
「嫌い」だからこそ、「アンチシンデレラ」になっている、という話になるわけですが、
このアニメをもってして、「好きではないタイプ」も含めて、「哀れみ」という名の「情」が
生まれたことで、多少なりコンテンツそのものへの観方も変わってくることになったのです。

このアニメで、言ってしまえば「偏向報道」されたとしか思えない、脚本に動かされた、
個性を潰された、魅力を殺された、そんな描き方をされたことに対する「哀れみ」


冷静に考えれば、コンテンツとキャラクターは一蓮托生であり、公式で描かれた
キャラの姿自体は「正解」であるはずで、「この描き方はおかしい」という
ユーザーの声こそおかしいはずなのですが、ことアイドルマスターというコンテンツに
関しては、「キャラクター」は「アイドル」として、現実の一人の人間であるかのように
思える、どうしてもそう捉えてしまいがちになる
、そういうことになっています。
8年も「アイマスのプロデューサー」を続けたサガ、と言えばまさにその通りでしょうが。

だから「このアニメがおかしい」「アイドルが可哀そう」という感情が生まれ、
それが「情」となる。「もっとアイドルは魅力的なはずでしょ」という感覚に結びつき、
結果そのアイドル達が活躍する「シンデレラガールズ」というコンテンツそのものに対し
「情」が沸き、そして情が沸いた以上、「嫌い」とは言いにくくなる
、ということになるのです。

「競争」「混沌」を大前提とし、「ソシャゲ」を基盤とし、「好きではないタイプ」の
アイドル達が溢れるシンデレラガールズというコンテンツを好きになることはできません

けれども、「情」を持ってしまった以上、「嫌い」と切り捨てにくくなったのも事実なのです。

私のような人間が、このような感想を持つこと、それが狙いで、アニメ制作陣があえて
稚拙な脚本を描き、演出を施し、アイドル達を貶めて描いた、というのならば、
完全にその術中に嵌ってしまった、ということになるわけですが、さすがにそれはないでしょう。

ただ、「アニメ化による新規層の開拓」は間違いなく狙いとしてあったのは確かで、
変則的な形ではありますが、それに嵌ったという事は確か、そうは言えると思います。


「シンデレラガールズ」に対する今後の対応

今のアイドルマスターというコンテンツは、たとえ765だけを追っかけようとしても、
シンデレラやミリオンがどこかで必ず付随してくる、そういう形になっています。
だからこそ、開始当初は好意的に思えなかったミリオンもなんとか打開しようと思い、
それは実現し、シンデレラもまた打開できればと思い、その願いをこのアニメに込めた
という形になります。それこそ、「お願い!シンデレラ」と願った形です。

そしてその願いは、これまで書いてきたとおり、変則的な形で
叶ったといえば叶った
、そんな形になりました。

それを受けて、具体的にシンデレラガールズというコンテンツに対してどう接するかというと、
原作であるモバマスをプレーするつもりもなく、絶好調のスターライトステージを
するつもりもなく、CDを買うつもりもなく、ライブに行くつもりもなく、もちろんアニメBDなんて
買うこともありません。つまりは、何もこれまでとは変わらない、ということですし、
「シンデレラガールズのPにはならない」ということでもあります。

けれどもそれは、「嫌いだから」ではなくて「そんな余裕がないから」という意味からで、
その意味ではこれまでとは違うことになります。「平等主義」そして「完璧主義」の
私は、スターライトステージなんて触れたら可能な限りやり込むだけになりますし、
CDだって一枚だけ、なんてならずに全部買わずにはいられなくなります。

それを可能にするだけの余裕が自分にあればよいのですが、765とミリオンをプロデュースしている
現状において、そんな余裕は、時間的にも、経済的にも、精神的にもありません。

だから結局、行動としてはこれまでとは何も変わらないことになるわけですが、
それでも気持ちの上では変わる、そういう形になります。

依然として8thやSSA、10thのような形の「合同ライブ」が望ましいなんて全く思いませんが、
それはミリオンとて同じこと。線引きはきちんとしてほしい、それは変わりません。

ただ、自分自身が「平等」「完璧」を満たせずに不満を感じる、そうはならない程度に
触れられるような展開があるのならば、それについては触れてみたい
、そうは思っています。
それこそ、映画化があるのならば、一度は観に行ってみる、というような形で。

「シンデレラガールズを好きになる」という夢自体は、夢で終わるかもしれません。
コンテンツの根幹が嫌いな以上、好きになることは現実的には限りなく難しい
けれども、このアニメを受けて、「新たなヒカリ」に会うことが出来た、という意味では良かった。
コンテンツのあり方が気に入らなくとも、アイドルに「情」は持てた、そしてそのアイドル達の
中には、スペック自体は「好きなタイプ」で、魅力的と感じられるアイドルはいる
わけですから。

だから、自分がシンデレラの「プロデューサー」になって、積極的にコンテンツに触れる、
「プロデュース」することはなくとも、そうした魅力的なアイドル達の姿をたまに見て、
ごくごくライトな「ファン」のような形で接すること、「応援」することができれば、
それが理想かな
と思いますし、それが次なる目標になるのかなと、そう思います。
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この記事へのコメント

kage

ライブ…私は別に合同でも構わないから、もう一度全員揃った所をみたいなぁ…。

最近は、宏美さんが月一ラジオやったり直美さんがアイステゲストに来たりもしてるけど、アッキーなんかはまだまだ先だろうし、やはりタイミングが難しいかなぁ…。

Posted at 21:16:24 2015/11/01 by 五和P

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

五和Pさん

コメントありがとうございます。

私ももう一度13人フルメンバーのライブを是非、と願っています。
平田さんはもちろん、若林さんもラジオ復帰という事で、ライブ復帰も
現実的に見えてきた感じですが、長谷川さんはまだ厳しいのかもですし、
仁後さんに至ってはまるで不透明ですからね…。

7thがタイミング的にうまく行きすぎだったこかもしれませんが、
なんとかもう一度揃って欲しいものですね。

Posted at 23:18:25 2015/11/01 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

一つ聞きたいんだが、今でこそ多少マシになったところはあるとはいえなんでシンデレラやミリオンを頑ななまでに批判し続けるんだ?貴方に見えないいい点は必ずあるし、外からの意見を取り入れないのは言い方は悪いけど時代に取り残されてると思うんだ。原理主義者を悪いとは言わないが、アイマスも不変ではないのだから時代に合わせてPの方も少しずつ変わっていくべきなんじゃないのか?
それに、無視して関わらないって方法も取れるはずだったのに好きになろうとして関わってくる姿勢は感心物だけど、それなら尚のこと他者の"ここはいい"とか"あそこが良かった"とかいう意見を色んな所で見たりしてプラスの感情にも触れて、自分の中でもそういった物を育んでいくべきなんじゃないのか?
長文ですまないが、過去の記事とか軽くだけど読んでみてとても疑問に思ったんだ。よければ教えて欲しい。

Posted at 00:03:04 2015/11/04 by

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

3番目のコメントの方

私のシンデレラに対する考え方は、この記事と、その中で貼っているリンク先の記事で
書いている通りであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
なのでそれを読んでわからないのであれば、あなたにはどうやってもわからないのだと思います。

Posted at 21:54:42 2015/11/04 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

総括お疲れ様でした

アニメ感想の完走、お疲れ様でした。

シンデレラのPとして、当初からあなたが作品を「根幹から嫌い」と書いていたことには、非常に不快な気持ちになり、とても認められないものでした。「アイドルマスター」が好きであれば、全てを愛せばいいじゃないか、と。
しかし、あなたは、嫌いであるシンデレラガールズ(以下CG)を嫌いなまま忌避するのではなく、理解しようとアニメを見て、こうしてブログに感想をまとめ、決して少なくない時間を費やしています。その姿に、あなたのPとしての誠実さを見ました。普通、嫌っている物事にこれほどの時間をかける人は、そういるとは思いません。これこそ、トリプルデイPさんが、アイドルマスターを愛している証だと、私は感じています。

とりとめのない話となりましたが、あなたのように、作品に誠実に向き合おうとするPが居てくれたことを、私は嬉しく思ったので、書き込ませて頂きました。
CGアニメの作品について抱いた感想は、自分とは異なるものでしたが、違った視点から見て書かれた感想は、とても新鮮で参考になりました。
本当にお疲れ様でした。

Posted at 23:57:16 2015/11/08 by レミオP

この記事へのコメント

kage

Re: 総括お疲れ様でした

レミオPさん

コメントありがとうございます。

実際のところ、こうして記事に書き続ける=時間を割く、という行為自体も、
シンデレラガールズというコンテンツに情を持つための行為でもあります。
これだけやってポイ投げできる薄情な人間では私はないですから。

考え方は人それぞれですが、それがどんなものであれ拾い上げるだけの懐の広さがあるのが
アイマスの素晴らしいところの一つだと私は思っています。

Posted at 22:21:14 2015/11/09 by トリプルデイP

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kage


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