シンデレラガールズとミリオンライブの違い 2016秋 前編

kage

2016/09/22 (Thu)

タイトルが誕生してから5年以上、基本的に「765プロの物語」として描かれてきた
「アイドルマスター」において、そこから別離、あるいは拡大した「新展開」として生まれ、
育った「シンデレラガールズ」と「ミリオンライブ」という2つのタイトル。

この2つについての「違い」、そして位置づけというものについては、
私もこのブログで以前書いたことがあるのですが、それは2014年頭、と2年半以上も前。

その時と今とでは当然状況は様変わり、ということもあるので、
ここで改めてこの2タイトルのここまでの展開と、その差異、位置づけ、
その要因と、この先の展望等
について私なりの視点からまとめてみたいと思います。

ということでまずは、この2タイトルのこれまでの経歴というか、展開について。


シンデレラガールズ




2011年11月28日にモバゲーにてソーシャルゲームとしてサービスを開始し、
当時765のアニメ自体が放映中であったこと、そしてソーシャルゲーム自体が
ブームを巻き起こしていたことなどもあり、ユーザーを一気に獲得しました。

開始当初こそ765プロのアイドル達を「呼び水」がごとく使っていましたが、
オリジナルのアイドル達をメインとしてタイトル自体は展開。

200人に迫るアイドル達のボリュームと、その個性的なキャラクター性、
最初は声無し=声優無し、という状態から、徐々に声優をあてていくという展開、
「総選挙」に代表されるようなアイドル間での競争原理など、
あらゆる意味で765プロと大きく異なる性質を有していましたが、
逆にその「差異」が、ソーシャルゲームのリーチ性もあってか、
それまでアイマスに興味・関心のなかった層に届き、取り込むことにつながった
ように思えます。

それはもちろん「それまでのアイマス」を好んでいた層にとっては必ずしも好ましい展開ではなく…
ということでもありましたが、それを補って余りあるだけの新規層を獲得でき、
あるいはアーケード時代以来となる競争原理を求める古参層をも獲得でき

声優の2ndライブは、765が7thで辿り着いた1万人規模のライブ会場である、
国立代々木競技場第一体育館での開催に至るなど、猛烈な勢いで展開しました。

さらにその熱は、2015年新春からのテレビアニメシリーズ開始にもつながりました。
この作品の評価そのものについては賛否両論かまびすしいものでしたが、
アニメというメディアの2次元コンテンツにおける影響度の大きさというのは絶大で、
更なる新規層の獲得に至った
わけです。

そしてそのアニメ放送中である15年9月に新たなるスマートフォンアプリ、
「スターライトステージ」を配信開始。所謂「音ゲー」という意味での新鮮味は
ありませんでしたが、アイドルのモデルを含めたクオリティの高さで更なる新規層を獲得。

1周年となる16年9月には1500万ダウンロードを達成するなど爆発的な人気を誇り、
4thライブでは、SSAという大舞台に到達するなど、その人気に陰りは一切見えず、
まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉がふさわしい状況となっています。


ミリオンライブ



2013年2月27日にGREEにてソーシャルゲームとしてサービスを開始。
舞台を「765プロ」として、シンデレラとは異なり、既存の13人を含む形での50人体制、
という前面に押し出す形で展開
されることとなりました。

しかし、既に「アイマスのソシャゲ」としてシンデレラが世に出ていたということ、
そしてこのミリオンの売り方が、タイトルの代表曲である「Thank You!」のCDに8thライブの
応募券をつけたり、満を持してだった765アニメの劇場版において一部メンバーがゲスト出演し、
重要な役割を担ったり…という売り方が「ゴリ押し」ともとられるようなものだったこともあり、
「大人気」と評せるほどの勢いを最初につけることには至りませんでした


また、シンデレラとの大きな差異として、アイドルの人数が13人を含めて最初から「50人」で
固定であること、37人のオリジナルアイドル達に最初から声優がついていたこと、
アイドル達の個性がシンデレラほどには「個性的」ではないこと、などあったわけですが
舞台が示す通り「765の後継者」的な存在として描かれる展開であること自体、
好ましく受け取れない既存層を生んだり、あるいは新規層としては逆に入りにくい、
といった雰囲気を醸し出してしまった節もあった
かと思えます。

展開の特徴としては、765よりもシンデレラよりも「声優」により寄っている、という点があり、
CDシリーズを出すたびにリリースイベントを開くなど、精力的に展開。
最初から37人に声をつけておきながら、そうしたイベントに出演するメンバーは
一部に限られる、という事もありましたが、年を追うごとにメンバーの偏りを減らし、
2016年頭に開催された3rdライブツアーでは37人総出演を果たしました。

当初からのソシャゲ以外にゲームとして新規展開はなく、期待されているアニメ化も
未だなく、それ以外の展開も目ぼしいものはなく、というのが現状ではありますが、
タイトルとして「夢の舞台」としてきた日本武道館でのライブを17年3月に控えるなど、
16年下期からの展開は厚みを増しており、今後に期待が持たれる、という状況
です。



というのが私の主観も含めつつの2タイトルの特徴と経歴のまとめ、となります。
ソシャゲで始まったタイトル、という意味では同じですが、様々な面で差異はある、
ということは確かであり、それがそれぞれの個性である
、とも言えるわけです。

ただ実際のところ、その「個性」は現時点ではシンデレラのほうがより広く受け入れられ、
人気を博しており、一方のミリオンは、シンデレラ比較すれば苦境とも言える状況が
続いている、というのが現状
でもあります。

では一体なぜこのような状況になったのか…というところについては、
中編で踏み込みたいと思います。
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