アイドルマスター ステラステージ 総括 後編

kage

2018/02/23 (Fri)

ストーリー

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今作もアイドル一人一人についてシナリオがしっかりとあり、
駆け出しからトップアイドルまで、という物語が描かれることとなりました。

PSですらシナリオはあり、今更どうするのか、と思ってはいましたが、
蓋を開けてみると、これまでは各々大きな問題として立ち塞がっていたタスクが
低ランクのうちに解消され、その後どうするか、という物語が描かれる

というのが多くのメンバーに共通してあった流れになります。

具体的には、やよい千早の家庭事情であったり、貴音の民の話であったりが
早々に解決してさぁどうする、という話ですね。

そしてそこに961プロの大型アイドル詩花が立ち塞がり…というのも
全員共通なのですが、この詩花が凄まじい勢いで各々シナリオに顔を出し、
自分が765プロのプロデューサーなのか961プロのプロデューサーなのかもわからなくなる

というのは大げさにしても、とにかく詩花が目立つ展開になっていました。

詩花自体については後述しますが、「非の打ち所がない良い子」であり、
ブラックな側面、裏表すらなかった、というのがオチなのですが、
しかしここまで出ずっぱりだとどうなの…と思えてしまいます。

もちろん、そんな詩花に対する13人それぞれの姿勢が異なる、というのは
見どころであり、特に雪歩の妄信というか暴走ぶりは流石とすら思えますが、
とにもかくにも、詩花の存在のウェイトが非常に大きく、
例えばOFAであったような765プロアイドル達同志の絡み、というのは皆無です。
もちろん、メニュー裏やロード時等で「事務所の様子」が描かれ、
そこで彼女たち関係性が描かれる、というのはあるのですが、
しかしシナリオとしては全くなく、その意味での物足りなさも否めません。

13人を相互にどう絡ませるか、というのは非常に難しいのは当然ですし、
それこそそれはOFAでどうにかこうにかやったから今回は対詩花で、
というのも理解はできますが、しかし…という感じですね。

話を詩花以外に移すと、前述のように「課題解決後」がテーマにはなってきますが、
その先のエンディングで、個人的に最も印象的なのは春香でした。
アーケード/360での「例のEND」に対するアンサーを、これまた360から持ってくる、
ということになっているわけですが、これではまるで今作が765の最終作ではないか…
と思えるほどに完成されたエンディングになっているようにすら思える
のです。

まぁ実際そうなる可能性も否定はできないのですが、ともあれ、
全体的に見ても詩花出ずっぱりを除けば完成度は高いシナリオではあるとは思えます。


詩花

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詩花個人についてですが、発表時からこれまでの961プロのアイドルとは全く異なるタイプの
正統派アイドルで「何か裏があるのでは」と思えたのですが、そんなものはなく…
いやあるにはあるのですが、ある意味予想通りのネタが一つあった、というだけでした。

それを含めても「完全無欠の清純アイドル」であるわけですが、
そんな彼女もストーリーを進めると、プロデュースというか、サポートという事を、
765のメンバーと似たような形式でできるようになっているのが今作です。

だからと言って「14人目」に今後なる、とはさすがに思えないのですが、
今後も765の物語に出てくる可能性は十分あるとは思えます。
…そもそも「765の物語」が続けば、という前提もまたあるのですが。

まぁ玲音のように実質使い捨てにされた存在もいたわけで、
詩花も同じ道をたどる可能性も否定ではできないのですが、
前述の出ずっぱりがあってなお「嫌な印象」を与える存在にはならなかった、
というのは一つの救いで、今後どうなるか、は注目点になると思います。


ダウンロードコンテンツ

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話を少し変えて、アイマス恒例のDLCについて。
今作は発売前からそのスケジュールが公開されていて、僅か6号を短期化に一気に、
とされ、実際にその通りにリリースされているわけなんですが、
内容が「楽曲」「衣装」「消費アイテム」「マニー」というベーシックなものだけであり、
うち「消費アイテム」と「マニー」なんかにリアルマネーを費やすわけもないので、
実質「楽曲」と「衣装」しかない、という形となっているわけです。

いや正確に言えば「アイドルのメールアドレス」もあるのですが、これをリアルマネーで
買わせるというふざけた商法をこの期に及んで続けるのは論外の話ですしね。

ともかく、「楽曲」と「衣装」しかない中で、「楽曲」も新曲は最初の3号の3曲だけ、
そのクオリティも同じ数だったPSと比べても微妙で…という有様。
「衣装」は前述の通りバリエーションが増えてはいると感じられますが、
そもそも最初から入れておけよ、というレベルのモノばかりだとも思います。

OFAのようなシナリオ、あるいはL4UやSPの頃のアイドラ、
デキはともかくPSにあったDLライブのような趣向を変えたもの、
こういうモノが全くない、ということも面白みが全くなく、
「最初から入れておくべきものを有料で後から買わせているだけ」と
これまで以上にますます思えてしまう構造
なのは非常に残念でした。

まぁPSのパイン飴やスマホゲーのガシャに比べればそれでもマシ、
とは言えますが、それは比較対象の次元が低すぎる、という話ですしね。

もはや何を出してもカネを落としてくれる盲目の信者向けに
適当に出しておけばいいだけ、そう思っているようにすら見えるザマですが、
諸々の状況を鑑みればそれもあながち的外れでもないのでしょう…。


「ステラステージ」の意義



前作プラチナスターズが史上空前の不出来で、
プロデューサーミーティングでもロクな発表もなく765プロ万事休す…
というところから打ち出された今作は「765プロここにあり」を示す完全新作のはずでしたが、
単なる「プラチナスターズの焼き直し」でしかなかった、それが全てと言っていいでしょう。

そして「前作の評価」がダイレクトに影響を受けるとされるゲーム自体の売上が、
その前作のせいで今作は芳しくないものになってしまった、という現実も生まれたわけです。
そう、PSさえなく、というかPSではなくこちらがそのまま出ていれば、
もう少し違った状況になったのかもしれませんけどね…。

前述の通り、春香のシナリオのように、あるいは「ToP!!!!!!!!!!!!!」の歌詞にあるように、
「これが最後」と思わせる部分もなくはないということも相まって、
果たしてこれから先765ASはどこへ向かうのか、というのが改めて問われる状況にあります。

ミリオン、ミリシタの世界でも彼女たちは現在も活躍中ではありますし、
「52人の物語」、ここでならまだ躍動できるとは思いますが、では「13人の物語」は…。

そもそも「13人の物語」自体がミリオン登場時点から危ぶまれ、
それでもここまで続いてきた、という事が奇跡的というか、よくやってきたものだと
思えるほどのことだとも言えるかもしれませんが、しかしここまで来たのだから、
これから先も、と思ってしまうのが「765ASのP」として、
少なくとも私の希望としてあることは全く揺らぎがありません。

まぁその希望が危ぶまれるほどの状況なのが現実だとは思いますが、
「20年後」と先日の初星宴舞でたかはしさんが言ったその時が、
「同窓会」のような形ではなく「生涯現役」の先でたどり着く場所であると、
そうあることを願い、プロデュースを続ける、それしかないとも思っています。

今作のDLCも間もなく完結し、そのCDシリーズであるSMも03+FINALEで打ち止めでしょう。
ではその先がどうなるか、というのはまさしく「プロデューサーミーティング2018」に
掛かっている、という状況だと思います。まぁ似たような状況だった「2017」が
あのザマだったので、これもまた相当に疑わしいのですが…。

ともあれ、ステラステージは単なるプラチナスターズの作り直しであり、
「完結作」とすべきものでは全くない、そう私は思っています。

いやそもそも、「プロデュースゲーム」にこだわる必要なんて全くなく、
13人が活躍するのなら、RPGでも、格ゲーでも、アクションゲーでも、パズルゲーでも、
なんでもいいはずなのです(ただし音ゲーはもう勘弁)、。
それこそ、39人や200人弱なんて人数は捌けないジャンルも13人ならできるはずですから。

そういう発想がバンナムにできるのか、というのが残念ながら難しいのかもしれませんし、
いやそもそも13人でそれをやる意義があるのか、という話もあるのかもしれませんが、
「13人の物語」にはまだ可能性があると、そう私は信じています。

「伝説のステージ」、それはこの「ステラステージ」ではない
そう信じているのです。
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この記事へのコメント

kage

総評お疲れ様です。
今作も私は好きですが、やはり一番望むのはOFAを昇華した物を出してくれることですね
据え置きゲームなので今年のプロミでいきなり新作発表は厳しいでしょうが、何か代わりになりうる展開を望むばかりです。
音ゲーやポチポチゲーは勘弁ですが…

Posted at 20:16:14 2018/02/24 by 伊織P

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

伊織Pさん

OFAはOFAで完成されていると思うので、その方向で何ができるのか、というのが難しいと思うんですよね。
実際それができないからPSが出来て、そしてそれを直しての今作SSなんでしょうし…。
これからどうなるのか、全ては夏のPミ2018で、ですね。

Posted at 22:37:10 2018/02/25 by トリプルデイP

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