アイドルマスター MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆ 総括

kage

2018/05/23 (Wed)

さて今回開催されたMRステージ、6人全員の主演公演が観終わりましたので、
今回は総括として書きたいと思います。


技術

言うまでもなく今回のこのイベントは、MR、Mixed Realityという技術自体が最大の肝です。
今までは画面の中にしか存在しなかったアイドル達が、現実のステージの上に、というのは
これまでにないインパクトをもたらし、「イベント」のあり方自体を変える可能性を秘めています。

その「技術」によって生み出されるアイドルには大きく2種類あって、
今回のイベントではユニット曲で披露された、これまでのゲーム内のステージシーンを
再現するもの
と、昨年頭のPミーティングでも披露され、今回はソロ曲とMCで披露された、
「中の人」に合わせてアイドルが自在に動く「BanaCAST」によるものです。

これらの技術が具体的にどうで、どう違うのか、ということは専門外の私には
サッパリなのですが、端的な感想としては、前者は今一つピンと来ず、
後者は非常に感銘を受けられるもの
、と大きく違いのあるものになります。

前者は結局モーションから何からゲーム画面を映しただけ、とも言えてしまい、
肝心の立体感というものも今一つ感じられない、というのが現状です。
しかし当然これも発展途上の技術なのでしょうから、今後に期待、でしょう。

そして後者は、バックダンサーとともにステージに立ち、声優の力も借りて、
「実在性」「ライブ感」というものを極めて強くハッキリ打ち出し、
「アイドルがそこにいる」を見事に表現してくれるもの
となっていました。
とは言え、表情やリップなど、改善の余地はまだまだあり、
これもまたさらにレベルアップが期待できる、というものであります。

具体的にどういうペースでどのようにこの技術が進歩していくのか、というのは
やはりわかりませんが、どうあれ現時点で「金を取る興行」に耐えるレベルに到達しており、
今後により期待して間違いないでしょう。


構成・演出

ということで「ハード」にあたる技術面には現時点での満足と将来への期待、というのが
あるわけですが、一方で「ソフト」にあたる公演としてのあり方、というのはまた別の話です。

1公演1時間に、ゲームverの楽曲を詰め込む、という構成自体はまぁ良いでしょう。
ただ、その詰め込まれたモノ、つまりはセットリストは到底「良い」とは言えないものです。

公演真ん中のソロ&MCを挟む形で前半後半があるうち、6人分主演がありながら、
前半は2パターン、後半は1パターンしかセトリが存在せず、
意図の理解できるものもある前半の選曲、メンバー割はまだ許容できるとして、
後半の「代表曲ラッシュ」の絶望的なまでのセンスのなさ、メンバー割の意味不明さ、
これは正気の沙汰ではない、そういうレベルの酷さ
だと、そう断言できます。

そもそもセトリの固定化がおかしいのは確かですが、
この入れ替えに多大なコストが掛かり、チケット代で回収できない、というものであるならば、
バリエーションの少なさは甘んじて受け入れられます。

しかしながら、その固定化せざるを得ないセットリストがこの有様、というのは
何がどうあっても許容できず、する必要もないでしょう。

シャニマスから入ったPが10秒で考えた、と表現してもそのPに失礼なくらいの有様で、
「構成・演出」として今回のイベントでもクレジットされているJUNGO氏の永久追放、
これ以外に抜本的な解決策はない、としか言えないでしょう。

ただ、ソロに関しては、初星との被りを避け、さらにはゲーム内でステージシーンが
収録された事のない楽曲、というパターンで6人12曲が構成されていた、
というのは理にかなった選曲であったのは確か
だと思いますし、
ここについては満足いくものとなっています。

特に唯一の「完全ライブ初披露曲」であった「Impervious Resolution」は
印象的で、そのモーションと相まって全編通してのベストステージだったと、
それくらいに思えるものでした。

また、MCに関しては、6者6様、共通の話題もありつつ、個別の話題もある、
というフォーマットは、マンネリ感もありつつも、アドリブを最小限に、
という制約の中で納得でき、満足できるものでありました。

しかし「最小限」であったとしても、アドリブは確かにあったわけで、
それを実現できたのは、言うまでもなく長きに渡りアイドルを演じ、
息を吹き込み続けてきた声優陣の力量に他ならない
でしょう。

技術がどれほど進歩したとはいえ、アナログな対応が皆無になったわけではない、
という現状で、そのアナログな部分を一切の歪みなく、スマートに消化し、
「実在性」として昇華した、というのは天晴れとしか言いようがありませんし、
彼女たちに対する絶対の信頼、というものがこの公演のあり方からも伺える、
というのも気持ちの良いものとして受け止められました。

だからこそ、無駄にゴージャスで安っぽい背景映像を含めた、演出面の稚拙さが
より際立つ、というのも事実であり、繰り返しになりますが、
センスのない無能は永久追放、これしか解決策はない、そう思っています。


未来へ

先行抽選の後の一般販売で、極めて小さなキャパながら「余裕で買える」という状況に、
「購入者」としては嬉しいものの、「プロデューサー」としては失意を感じた立ち上がりでしたが、
リピーターや口コミの効果もあってか完売も続出し、「全回満席御礼」とはならずとも、
傍目から見れば「興行的に成功」したのではないかと思える状態にはなったと思います。

それを踏まえ、当然期待するのは「次」であり、具体的には今回「主演」を務めなかった
7人の公演を、可能ならば今秋あたりにでも、と思うのは必然の流れ
でしょう。

それが実現するかはともかく、この「MR」が今回限り、なんてことはありえないわけで、
今後間違いなく再び見る機会というのはあるはずです。

そしてその見せ方は、今回のような「MRライブ」という形式の、専用劇場でだけでなく、
Pミで春香が登場したように、声優ライブに登場、も十分ありうる
でしょう。

そして今回、「バックダンサーとの共演」が可能であることを証明したわけで、
それはつまり、「声優との共演」も可能であることを意味しているはずです。

そう、例えは次のPミ、欠席の長谷川さんに代わり、美希がステージに降り立ち、
さんと沼倉さんと「インセインゲーム」を、という可能性だってある
のです。
…というかこれはもう「技術的に不可能」でないのならば絶対にやるべき、
くらいのものだと私は思って今から期待しています。
まぁ無能がこの発想にたどり着かない可能性も極めて高いのですが。

そんなピンポイントな話はさておいても、中長期的、将来的には間違いなく展開を広げるはずの
この「MR」は、アイドルマスターの世界に新たな可能性を生み出してくれたわけです。

単純に興行としてのバリエーションを増やした、という事はもちろんのこと、
避けようのない声優陣の年齢、という問題が深刻化する前に、技術が追い付いた、という意味でも。

「20年後」のライブで会いたいのは声優、これは私としては間違いないのですが、
しかしそこに至るまでには、声優だけでなく、アイドルだけの、あるい「ミックス」しての、
様々なバリエーションがあって、それぞれで楽しめる、それが理想
です。

この13年、アイマス周辺に限らず、世の中的に「大きく変わった」と言えるのは、
せいぜいがスマホの存在くらい、という状況だと私は思っていますが、
しかしその間に、確かに「未来」が「現実」になっていっているものもある、
それを感じさせてくれたのがこのMR。

これから先、アイドル達が輝くステージの、世界の広がりをMRがもたらす、
それを願い、期待しています。

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この記事へのコメント

kage

更新お疲れ様です。
私としては早く伊織の公演が実現して欲しいとまず思います。
そしてバンナムが765プロに新しい技術を用いて今後を見据えてくれている、そのことが嬉しいです。
もちろん一番期待しているのはステラステージ以降の据え置き続編ですし、今年は無理でも来年に発表されたらいいなと思っていますが…。
MRという技術、今後も色々な所で活用し、多くのPに体験させてほしいものです。
初星で生じたASのライブをもっと見たいという欲をMRを使えば満たせるのでは…と思います。
声優の方々のダンスレッスンの負担を減らせるという利点もありますし…。

Posted at 23:45:38 2018/05/23 by 伊織P

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kage

演者とモデルの共演はシンデレラ4thやミリオン4thの琴葉でもやってますね

Posted at 00:22:33 2018/05/24 by

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kage

Re: タイトルなし

伊織Pさん

伊織Pさんからすれば当然伊織主演公演を期待されますよね。
次のPミでそれが発表されるのが一番ですが、どうでしょうかね。
据え置き展開もそこで、と期待したいですが、SSがあのザマですし…。

そもそも昨年のPミがあの有様だったので、
今年もまともな発表があるのか、というのが問題ですけども。

Posted at 21:07:41 2018/05/26 by トリプルデイP

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kage

Re: タイトルなし

2番目のコメントの方

通常の映像での共演と、BanaCASTとの共演では表現が全く違うはずです。
もちろん発想は近しいので、それを元にそこに行きつけばいいですけど。

Posted at 21:09:46 2018/05/26 by トリプルデイP

この記事へのコメント

kage

否定的な立場です。
ライブは生物だから良いのであって、あれはもう映画を見ている感覚です。ただ、全否定と言う訳ではなく、こういった公演が2年に一回とかなら許容できます。
個人的には今までどおりのライブが難しいのなら、ライブ自体を辞めたほうが良いと思っていますし、どうしてもライブがしたいならキャストを若返らせるのも有りだと思っています。

アイマスが他の作品とは声優の重要性が違う事は理解していますし、本音では、変わってなどして欲しく有りませんが、765プロ存続こそが私の一番の望みです。

Posted at 14:20:12 2018/05/27 by

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kage

Re: タイトルなし

5番目のコメントの方

ユニット曲だけならまさに映画を見ているのと変わりないでしょうが、
ソロパートは十分「ライブ感」があったと私は思いました。

声優陣が変わってでも、という意見は、恐らく少数派でしょうね。

私としては、今の声優陣が「もう無理」だというのなら、畳むしかないと思っています。
声優ありきではない、と言いたいところですが、もう絶対に替えは効かない、
その領域に突入しているとしか言えないからです。

Posted at 23:36:17 2018/05/28 by トリプルデイP

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kage


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