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「アイドルマスター プラチナスターズ」 プレー雑感 その6

kage

2016/09/30 (Fri)

「総括」の記事をいったん書きはしましたが、プレーはまだ続けています。
ということで今回も諸々の状況について。


プレー状況

前回の雑感から少し間が空いての現在の状況は、17年目の夏3週目、という時期。
プロデューランクは15の売れっ子プロデューサー、総獲得ファン数は3000万人を突破
プレー時間は100時間を超え、「エターナルプロデューサー」の称号も得ました。

そしてプロデュースアイドル達の状況は以下の通り。

双海真美…Aランク EI Lv64
双海亜美…Aランク EI Lv64
萩原雪歩…Aランク EI Lv64
天海春香…Aランク EI Lv64
水瀬伊織…Aランク EI Lv64
高槻やよい…Aランク EI Lv64
星井美希…Aランク EI Lv64
四条貴音…Aランク EI Lv64
我那覇響…Aランク EI Lv64
如月千早…Aランク EI Lv64
三浦あずさ…Aランク EI Lv64
菊地真…Aランク EI Lv64
秋月律子…Aランク EI Lv64


Aランクライブを全てEXクリアし、SPランクもSFタイトルの3ライブをEXクリア、
DLライブは「微笑みサンフラワー」を除いて配信分は全てEXクリアしています。

…「頬笑みサンフラワー」については適切な衣装が同ライブで途中入手できる
「ストロベリーの悪戯」しかなく地力不足であり、「キラメキラリ」をパーフェクトコンボしても
EXクリアには100点程度届かず…
ということでここだけEXクリアできていません。

「全員をバランス良く」をモットーにしたおかげで通常のレベルアップも
思い出レベルアップもバーストレベルアップもちょうど全員遠い…という状態で、
足りないポイントはごく僅かながら、いつクリアできるかサッパリわからない状況でもあります。

とにもかくにも、もはやここまでくるとSランクに向けてファン人数を稼ぐだけ、なんですが、
ファン人数は最も多い真美でも280万人を超える程度で、1000万などはるか彼方です。

幸いなことに、「キャンプウェア」はゲットできている(しかも2着も)ので、
これを使って何とか…というところではあるんですが、それにしたって遠いのは明白。
戦略的にはまずは真美だけに絞って1000万人を目指し、Sランクライブ解放を…
とすべきなんでしょうが、「全員をバランス良く」のモットーを壊すことにもなり心苦しいところ。
しかし横並びではもはやここから先は厳しすぎるわけで…と悩ましい話です。

そもそもなぜ1000万人などという馬鹿げた数字にしたのか、というのが問題で、
「ファン1000万人」×「アイドル13人」=「日本の総人口約1億3000万人」を狙ったのだと
思いますが、そうだとしてももっとファンを効率よく稼がせろ、というわけです。
まともなプレーなら高くとも300万人が現実的な目標になる、そういうレベルのハードルです。

ともかく、ここから先はモチベーションとの戦いになりますが…。
そのモチベーションキープのためにはDLライブがあるわけですが、これがまた酷いわけです。


DLライブ



第7弾となる「ヴァンパイアパーティー」が発表されましたが、このライブはこれまでと逆で、
アクセサリーが確定報酬で、衣装がランダム報酬、という仕様
になっています。

もちろん実用的であり、見栄えが良いのも衣装であり、アクセサリーは衣装あってのもの、
なはずなのですが、まさかの逆仕様、ということで非常に不可解になっています。

まさかとは思うのですが、「アクセが手に入りにく過ぎる!」の声をそのまま受けて
「じゃあアクセを確定にします(でも代わりに衣装をランダムに)」とかいうふざけた判断を
したのでは…と思えるくらいに酷い話
に感じます。

もっと現実的に考えるのならば、単純に「Pドロップ」を買わせよう、という魂胆なのでしょうが、
こんな馬鹿げた仕様にしたらますます買う気がなくなる、としか私には思えません。

コンシューマにはコンシューマの良さがあるはずで、それを生かすべきなのに、
半端にソシャゲの悪いところを取り込んでこのザマ
、とはもはや閉口モノです。

また、今回のDLライブは他に「MAG♪LUCK」と「ライブ★ファンクション」があり、
楽曲ランクを上げるアイテムが手に入ったり、ファン人数が100万人増える、
とのことなんですが、仮に100万人増えてもまだまだ1000万は遠すぎて…。

このDLライブはまだ続くはずですが、果たして今後どう仕様は変わっていくのでしょうか。
今回の仕様変更を受け、不安は増すばかりになってきました。


DLC



DLライブは続いたとして、DLCは果たして…というのも気になります。
新曲として「アマテラス」が配信されるわけですが、こちらと連動しているCDシリーズ、
「プラチナマスター」は03にて13人分が出揃い、01で竜宮小町、02でプロジェクトフェアリーと
来て次は、というところでまさかの小鳥、ということでフィナーレ感が漂っています。

こうなるとPMはここでラストで、DLCも一区切り、となりそうですが…。
DLCは後は既存曲だけを出していくのか、それとも全く別のコンテンツが目玉になるのか、
はたまたこれで終わり、となってしまうのか


Pドロップなどという馬鹿げた集金方法ではなくて、価値のあるモノを提供しての集金、
という形にシフトしてくれることを願うばかりですが、それに応えてくれるでしょうか…。

Sランクという高すぎる壁に立ち向かうに対して、モチベーションをキープでき、
そしてそれ単体でも楽しめるDLCが今後提供されることがあるのならば、
地の底に落ちたこのプラチナスターズの評価自体もまだ見直せるかもしれません。

ミリオンライブ プレー雑感 その13

kage

2016/09/15 (Thu)

さて今回は久々にこちらについても書いてみようと思います。


プレー状況

今回もまずは私の基本データについて。レベルは413、劇場レベルは131でカンスト、
ファン数は2000万人を超え、アルバムは1450を超えた
、という数字です。

デッキは「ダンス属性のAP重視」という形なのは変わらず、
スパークドリンクが溜まり次第、30個未満でトレードできるようなカードをバザーで
獲得して補強、というような形で進めています。補強対象はダンス属性に限りませんが。

これにより馬力が根本的に足りない、と感じる事はなくなったのは確かですが、
まとまりがないと言えばその通り。まぁその辺は仕方のない事ですが…。

また、親愛度については無事50人全員をカンストの600まで上げることができたので、
美奈子をセンターに置きつつ、ファン人数の少ない2人をサイドにおいて底上げ、
という形で進めています。とりあえずは全員30万人以上が目標になる感じですかね。

まぁその前に親愛度の上限が上がるのが先では…と前々から言っていますが、
その気配も見えず、むしろゲーム自体が配信終了する可能性のほうが高いくらいに
思えるのがこのゲームの現状
なのだから笑えるというか笑えないというか…です。


アルティメットライブアリーナ

新長期イベントとして始まったこちら、全10予選のうちもう「予選リーグ9」まで来ていて、
早くも大詰め、という状態にはなっていますが、案の定、というか当然、というか、
特に何の面白みも話題性もないままただただここまで消化されてきた形になります。

そして危惧していたように、やはり50人ものメンバーの「レベル上げ」がまともにできる
はずもなく、ここまでで全員を20に到達させるのが私のプレーではやっと
です。

このレベルアップに伴い解放される「過去のエピソード」であるはずの物語は
どうやったって全員分全部なんて見られるはずがない…という状況なわけですね。
というかレベル55以降の後半のストーリーは未だに解放されておらず、
NP編が終わるまでに解放されるかも疑わしい…というかむしろ「次」に持ち越されるのが
濃厚じゃないかとすら思えるんですが、果たしてどうなんでしょうか。

それ以前の問題として、PSL編からキャラバン編、そしてこのNP編と、年を追うごとに
どんどんと盛り下がっていると感じさせるこのミリオンライブというソーシャルゲームは
この先本当にどうするつもりなのか、とも思えてくるわけです。


「次」の展開

現在のNP編の「次」は既に告知されていて、4thライブと連動する形になるもののようですが、
ここで巻き返し、という事が果たしてできるのか、というのは気になるところですが、
まぁしょうもないポチポチゲーである限り、何も期待しないほうがいいでしょう。

それより、そこで琴葉が果たしてどのように描かれるのか、という事が気になります。
単にボイス無し、というだけで他のメンバーと並列で乗り切るのか、
それともバッサリと何らかの形での「別扱い」にして物語を描くのか…。

ここだけに限らず、今後のミリオンライブというタイトルにおいてこの事態をいかに乗り切るか、
という課題に直結する話でもありますし、非常に重大な局面になるかと思います。

このソーシャルゲームとしてのミリオンライブにはもはや、というか最初から
何も期待していませんが、タイトルとしてはまだまだ可能性はいくらでもあるはずで、
そのための道筋だけはここできちんと描いてほしい
と、そう願っています。


アイドルマスター プラチナスターズ 総括 後編

kage

2016/09/12 (Mon)

ダウンロードコンテンツ

psdlc.png

発売と同時にDLC第一号が配信され、その内容は新規・既存含めた楽曲に衣装、
マニー、そしてメール…ということで概ね「いつも通り」の内容となっています。

しかしその「いつも通り」は、デフォルトの楽曲数の少なさや、衣装の少なさが
相まって「物足りない」ということにもつながってしまう
、とも思えます。
既存曲はもちろん、新曲もデフォで入れとけよ、と思ってしまいますし、
ネタに走るでもない衣装もインパクトもありがたみも薄く…となりますし。

また、メールが有料、という問題は今作においても全くもって変更されず、
マニーをリアルマネーで売るという暴挙も続けられ、
そして「Pドロップ」というDLCとソシャゲの悪いところだけを合わせたような、
愚の骨頂としか思えないシロモノすら生まれてしまった
、というもこともあります。

アイマスの伝統であるこのDLC、今作もこの仕様を踏襲しただけ、
と言われればその通りなんでしょうが、それではインパクトももはやなく、
悪いところばかりが目立つ有様と言っていいでしょう。

OFAのときのようなアイドル自身や、L4UやSPのようなアイドラのような
何かしらのインパクトがあるモノが出ればもう少し話は違うんでしょうが、
それが今後あるかも当然のことながら不透明で…。

AランクからSランクへの果てしない道のりの中でのメリハリ、という意味で、
このDLCは今後も意味を持つのだとは思いますが、そもそもAからSまでが
果てしなさすぎる、という仕様自体がこのDLCを買わせるための構造、
とも思える始末であり、ますますありがたみは薄く感じてしまう状態


少なくとも第三号までは配信確定なんでしょうが、それから先、どれだけ出て、
どれだけインパクトのあるモノがあるというのか、不安でいっぱいです。


DLライブ

psdll.png

そのDLCとは別に、無料でダウンロードされるコンテンツとしてこちらがあります。
特別衣装がもらえるライブが無料配信、ということで今作の目玉の一つ、
のはずなのですが、第一号のライブ仕様が相当に酷く、多くのPのテンションを
落としたのではないかと、そう思えるのがこのDLライブ
であります。

タイプが重要となる今作のライブにおいて、初っ端からこのDLライブ自体を
クリアしないと出てこない新規タイプが求められる、という意味不明な仕様で、
「レベルを上げて物理で倒す」事を求めてくる、というつくりに何の意味があったのか。

第二号以降は一応改善されてはいますが、しかし第一印象は最悪で、
このDLライブ自体の印象も悪いまま、という層もいるのではないかと思えます。

また、目玉であるはずの「ゴールドプレゼント」も、確定で貰える衣装はともかく、
アクセの出現率が絶望的に悪く、結果パイン飴ことPドロップを「リアルマネーで」
大量に買わないとまるで集められない、というかそれすら所詮ランダム、
という最悪な構図
につながってしまっている有様。

アイドル一人一人をフィーチャーして配信している以上、「13号」までは確定でしょうが、
果たしてそのうちドロップ率は改善される日は来るのでしょうか…
まぁこの期に及んでそんなことするわけがない、としか思えませんけどね。


「プラチナスターズ」の意義



9周年目、2014年の盛り上がりの後、停滞期、というか衰退期にすら入ったと言えるくらい、
勢いを失い、展開を失ってきた765にとって、「切り札」であり「救い」であるはずだった今作。

蓋を開けてみればその中身は無様なもので、765というタイトルの求心力の低下を
象徴していると言っても過言ではない、それくらいの作品
、という評価しかしようがありません。

「本格プロデュースゲーム」はOFAで「完成形」とも呼べるものを作ってしまい、
ここでまた13人を、となると全く別の切り口が必要だった、という事は理解できますし、
それを音ゲーに寄せた、という事自体が間違っていたとは思えません。
しかしその中身がこれ、というのは「間違っていた」というのは間違いではないでしょう。

今更「L4Uよりマシ」なんて評価が欲しくて作ったわけでもあるまいし、
もう少し何とかならなかったのか、いやなったはずだ、と残念極まりないものと思えます。

ただ、今作についていえば「PS4アイマス第一弾」であるとは明言されていて、
「センシティブトゥーン」がそうであったように、今作のモデルもまた、複数のタイトルに
使いまわされて…という可能性自体は十分にあるのではないかと思います。

しかしそれとて765自体が今後も存続していくことが前提であり、今作の出来栄えは、
その「存続」すら危うくさせかねない、それくらいにすら思えるのだから辛いところ
です。

765が停滞している間に勢いづいたシンデレラの爆発力は留まるところを知らず、
この状況で「765プロここにあり」を示すことが求められたはずなのにこれ、ですからね。

そんな今作、ゲーム自体の売り上げは「Pミーティング」の抽選権封入という裏技、
でもなんでもない「いつもの」売り方のおかげで悪いものではなかったようですが、
じゃあその後のDLCの売り上げはどうかと言うと…どうなんでしょうかね。

この辺りの状況がどれくらい「これからの10年」に向けて765プロがどう展開するのかに
影響してくるのかは定かではありませんが、少なくともプラスにはなりえないでしょう。


11年目、新ハード、新境地、新たな一歩。それらの期待をものの見事に裏切ってくれた
今作にはガッカリ、としか言いようがありませんが、それでも私は、765プロの13人、
彼女たちの物語である以上、これを全面的に否定はできないし、突き放すことはできません


願うことはただ、今作のこのザマを糧として、「次」の物語がまた描かれることです。
「輝きの向こう側」にあったものは、この「プラチナスターズ」という名前だけは立派な
ボロ箱ではなく、13人のアイドル達が真に輝く舞台であると、それを感じさせてくれる、
そんな未来が待っていることを期待するしかありませんし、そのためにも私は私が今できる範囲で、
彼女たちを輝かせる、プロデュースする、それしかない
のだと思います。

アイドルマスター プラチナスターズ 総括 中編

kage

2016/09/10 (Sat)

個別シナリオ

OFAに引き続き、13人一人ひとりの物語が描かれた今作。
ここでは一人ずつみていくこととします。

天海春香
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アイドルとしての自分だけの魅力を、個性を探し求めつつアイドルとして駆けあがっていく、
という実に春香らしい物語が描かれており、その点は非常に良いと思えました。
そこで見つけたものは、いささかアニメに寄り過ぎている、と思わざるを得ない部分もありますが、
EXライブ後のコミュの選択肢の一つにうまく昇華もされており、ここまで来れば見事なもの。
合宿所ならでは、という部分はかなり薄いですが、天海春香の一つの物語としての
完成度自体は高く、良質なものと感じることができるものでした。


如月千早
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合宿所生活の中で仲間たちと触れ合うことで固さをほぐしていく、ということで
アイドルとしての固さもほぐしていく、というストーリーは、千早ならではであり、
そして合宿所生活という今作の舞台に相応しい物語でもあると思います。
最初から春香にだけは気を許して…というのは若干違和感もありましたが、
昨今のはるちは推しの流れをそのまま汲んで、というものなのでしょう。
千早と言えば弟や家族の話、というのがこれまではありましたが、そこを避け、
別の物語を、この舞台ならではという観点から描いていたのは良い
と思います。


萩原雪歩
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雪歩の怖いもの・苦手なものを一つ一つ克服していく、という物語。
オムニバス的であると言えばオムニバス的でありますが、当然成長の物語でもあります。
ただ、気になるのはEXライブ後のコミュ。これでいいのか、という違和感が強く生まれます。
ある意味ではOFA以前の物語に対するアンチテーゼでもある、という認識はできますが、
とは言え雪歩個人の物語としてとらえると、高く評価することは難しいものです。


高槻やよい
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「頭の良いアイドル」を目指してカードゲームやボードゲームの腕を磨いて…
というかなり変化球なストーリー。合宿所ならでは、でもありますし、趣味の「オセロ」を
活かした物語でもあるのは確かなんですが、いくらなんでもこじんまりとし過ぎ、
という感じも。こうしたミクロ感こそがやよいらしさ、と言えばその通りなんですが、
「アイドルとして」というあたりのインパクトは弱く感じます。まぁ、高槻やよいの物語の
バリエーションの一つ、と捉えれば、必ずしも悪いものでもないとは思います
が。


秋月律子
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自身もアイドルとして駆けあがっていくはずが、他のメンバーの事ばかり考えて…
という律子の「プロデューサー性」を軸とした物語が展開されます。
全般的にいささか独りよがり感が強く、それは律子の特徴でもあるとはいえ、Pの掌の上で
うまく転がされているだけ、と感じるレベルで、「2」のような噛ませ犬感すら感じられました。

他のメンバーにはない特徴を生かした物語、といえばそれはそうなんですが、
消化不良感が拭えず、「アイドル秋月律子」を感じられなかったのは残念です。


三浦あずさ
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あずさに足りない「積極性」を求めて様々な事にチャレンジする、という物語。
チャレンジ内容自体は実に具体的なのですが、いかんせん内容がふわふわしているというか、
締まらない感じで話は進みます。しかし最終的には「運命」というあずさのキーワードと繋げて…
というあたりは「らしさ」にも繋がる話ですし、悪くはなかったのではないか
と思います。
ミクロからマクロへ、というのはこのPSの全メンバーの物語共通の構成にもなってきますが、
それが一際強く感じるのがこのあずさなのではないかと、そう感じる構成です。


水瀬伊織
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出会いの時の会話がきっかけで、伊織が料理の腕を磨いていく、という話に。
伊織の料理と言えば「見た目は悪いけど味は中々」という設定もあったはずですが、
今作では「全く料理はできない」ところからのスタートとなっており、
キャラクターの一貫性を求める主義のPには好ましくないであろう話でもあります。
話の筋自体は、料理をアイドル活動と見立てて…とある意味王道な展開になり、
これまたミクロからマクロへ、という話の典型例で、今作らしい内容
と言えるでしょう。


菊地真
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どうしても男らしくなってしまうが「女の子らしさ」を求めて…という「いつも通り」の話。
合宿所という舞台を生かして、というわけでもなく、意外性のある展開があるわけでもなく、
本当に「いつも通り」のの物語が描かれただけ
、という感じになりました。
こうなると安心感があると言えば安心感はありますが、ありがたみがないと言えばなく…
もう少し何とかならなかったのか、というくらい捻りのない物語にしか感じられませんでした。


双海亜美
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「皆を驚かせる」ということをテーマにアイドルとしても駆け上がっていく、という物語は
亜美らしいもの。アイドルとしての成長物語としてや、合宿所という舞台ならでは、
という感はやや薄いとはいえ、コミュ自体の面白さというのはやはり随一とも思えます。
良くも悪くも「真面目」な路線にシフトしてきている、というのは近作の765のコミュ全般から
感じますが、この亜美の物語は古き良き時代、というモノを感じさせてくれる
という意味でも良い仕上がりかと感じられます。


双海真美
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「セクシー」なアイドルを目指す、というのは2ndVISION以降の設定として見られていましたが、
今作が最も具体的にそれを描いていた、そう思えます。もちろん真美真美なので「セクシー」と
いうか「せくちー」になってしまうのですが、しかしEXライブ後には本当に「セクシー」に…
と感じさせるような演出は実に見事なもの
です。それを除けば基本的にはお笑い路線、
というのもまた真美らしさなのですが、亜美との差異が曖昧だったOFAと比べ、
よりはっきりとそこが描かれた、ということは良かったと思えます。


星井美希
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最初はアイドルとしてのやる気がなかった美希が、徐々にやる気を出して…
というのは「いつも通り」ですが、その先で「Pがライバル」となっていくのは中々に良い感じ。
純然たるアイドルとしての能力はピカイチ、という設定の美希の立ち位置を考えると、
こういうスタンスもアリ
、と思えますからね。ストーリー自体は合宿所という設定も
あまり意味をなしていませんが、美希らしさがあるという意味では良かったかとは思います。


四条貴音
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「表情のかたさ」という課題を克服する、という新鮮と言えば新鮮な内容。
貴音の個性の一つでもあるところではありますが、それはアイドルとしてはネックでも
あって…というところを描く、という意味では良いテーマではないかとも思えます。
だからと言って貴音自身のアイデンティティに踏み込んだ内容か、というとそうでもなく、
という話ではあるのですが、これくらいこじんまりとした話も一つの物語としては悪くない
でしょう。


我那覇響
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「落ち着きのなさ」の克服を試みようとするですが、その弱点は実は「機敏さ」にも
繋がっていて…という話。短所を長所に、というのはシンプルでわかりやすく、
にも合っていると言えば合っているもの
でもあります。それがアイドルとしての
能力としてどうか、となると流石に無理なつなげ方になっている感も否定はできませんが、
とは言えそのシンプルな構成自体は決して悪いものではないとも思えます。


という事でザッと見てみると、当然のことながら高評価とできるものもあれば、
そうでもないところもあり…という事になりますね。

全体的に言えることは、話一つ一つは非常にローカルというかミクロな話で、
それがアイドルとしての成長、というマクロな話につながっていく、というものが多い
事。
合宿所という舞台を生かしたものもあればそうでないものもありますが、
今作のスケール感を踏まえ、そういう話があえて作られた、という事なのでしょうし、
そう考えれば全体的には悪いものでは決してないと、そう思えてきます。

さて、総括は次回がラストです。

アイドルマスター プラチナスターズ 総括 前編

kage

2016/09/08 (Thu)

今回はプラチナスターズについていくつかの観点から総括的にまとめます。


ゲーム概要

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「PS4版アイマス」として数年前からその発売だけは予告されていたものが、
同じく数年前に商標登録されていた「プラチナスターズ」のタイトルを引っ提げて発売、
となった今作。OFAに続いての「765プロの13人」の物語はもう望めまい、
と思っていたところを良い意味で裏切ってくれた作品
でもありました。

しかしその実態は「L4U」+「SF」と予告されていた通り、中身は相当に薄く、
それでいてガワだけは「進化」しており、かつUIや構成がOFAに近い、ということから
悪い意味で勘違いを引き起こしやすい作品
になってしまった、ということもあります。

それこそL4Uのような、見るからにチンケな構成になっていれば逆に良かったものの、
半端に「本格プロデュース感」を煽るゲームデザインになっているのが仇となった、
という感じ。要するに、中身があまりにも薄すぎる、というのが今作の致命的な点であり、
そしてそれが全て
、と言えてしまう、そんな作品と私は感じてしまいました。


グラフィック

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10thでのPV時点からずっと違和感があって、それが発売直前まで続いていましたが、
実際にゲームをプレーしてみればその違和感は解消されて…というのは「雑感その1」
書いた通り。結局のところ「慣れ」が非常に大事なんだと思います。

だからといって今作のヴァリアブルトゥーンが、2やOFAのセンシティブトゥーンより
魅力的、とは全く思えない
、というのが実際のところで、要はやっぱり「慣れ」ただけです。

また、せっかくの新ビジュアルも、ステージ・私服ともに衣装のバリエーションが
異様に少ないことで全く生かせていない、というのもあり、残念極まりない話。

モーションによる「いつもの」感を感じられたのは良かった半面、
せっかく新モーションはしょうもない営業でだけ見られ…というのも含め、
魅せ方が絶望的に下手、ということが今作のモデルの評価を上げるに至らなかった
ことにつながっている、ということもあるかもしれません。


システム

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前述の通り、UIや構成はOFAにかなり近く、12週で1シーズン、4シーズンで1年、
という時間軸で、それでいてエンドレスに、自分のペースで自由にスケジュールを
組み、レッスンや営業を重ねてランクアップイベントに挑んでトップアイドルを目指す、
という作りになっていて、その意味で「やりやすさ」は間違いなくあると思えました。

OFAでは一時的なドーピングの効果しかなかったレッスンに恒常的な効果を持たせたのも
良かったと思いますし、「いつもの」でしかないミニゲームも、まぁこんなものでしょう。

しかし営業はコミュ自体が形骸化しただけに飽き足らず、全くもって意味不明な
サイコロ転がし、という機能を搭載したことで評価は地の底
、と言わざるを得ません。

この営業におけるコミュの薄さもそうですが、OFAではあった突発コミュもほぼなく、
それによって「作業ゲー」感がより増した
、というのは全く大げさではないでしょう。

また、エンドレスな時間軸における自由度、というのも一見いいような気もしますが、
あまりにも自由過ぎて目標を見失いやすい、というのもネックになってきます。

そして肝心のライブパートですが、まさに「ただの音ゲー」であり、戦略性は一切なく、
とにかく上手く押すことだけが求められる
、という非常に面白みのないつくり。
ここに一定の戦略性があったのが、最初期から「作業ゲー」であったアイマスにおける
面白みの一つだったはずなのですが、それすら失われてしまったわけです。

そしてその楽曲についても「音ゲー」を謳うにしてはあまりにも絶対数が少なく…
というのは次の項に譲りますが、とにもかくにも「薄っぺら」と感じてしまう一因となりました。

それ以外だと、「仕立て屋」という新システムもありましたが、料金が高い割には
ステータスアップ幅も小さく、結局低レベルアクセなんか何の役にも立たない、
という有様で、ありがたみが全くないシステムになっていたのは残念極まりません。

アイテムと言えば今作はライブ後のドロップによって入手、が基本になりましたが、
これもライブ毎の固定以外はランダム性があまりにも高すぎて…。
パイン飴ことPドロップを買わせるためのバランスなんでしょうが、酷いものです。

結局のところ、まともに評価できるのはUIの使いやすさくらいであって、
あとは「いつも通り」のレッスンだけ。それ以外は惨憺たるもの、
それが今作のシステムに対する評価、という事になってしまいます。


楽曲

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「音ゲー」要素が強い今作、MS程ではないかもしれませんが、さぞ多数の楽曲が
収録されているのだろう…と思って蓋を開けてみれば、デフォルト搭載は僅か18曲のみ

しかも使える曲はPランクに応じて、ということで、自分で好きな曲を順に選んでいけるとは
言え、最後の3曲なんかは「やりこみ」の領域に入らないと使えない、というのは…

「音ゲー」という観点から見ても、楽曲によって譜面の難易度に差があるのはまだしも、
フルコンボしたとしても得点に差が出ることで、「使える曲」「使えない曲」が
出てきてしまう、というのも、重大な問題点
と言えるでしょう。

それに加え、楽曲自体に使い込むことによる「レベルアップ」の概念があることで、
新規の曲を入手しても使いにくく、同じ曲ばかり使いがちになる、という事もあり、
PランクアップやDLCによる曲入手のありがたみすらなくなる、という欠点もあります。

また、今作の目玉と思われた「メドレー」も、固定なのはまだしも僅か2メドレーのみ、
という絶望的なまでのバリエーションのなさであり、もはや定番化してきたとも思えた
「オールスターライブ」も、これまた2曲だけ、という惨状。

もちろん、新モデルになったことで、楽曲モーションの「使いまわし」が効かなくなった、
ということもあるのでしょうが、しかしそんな言い訳では済まされない絶望的なボリュームの
なさで、楽曲自体のクオリティ以外何一つ評価すべき点はない、と言わざるを得ません。


衣装

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ボリュームのなさと言えば衣装もそうでした。全く同じデザインの衣装を、
名前と能力だけ変えての使いまわし、というのも大概
で、それならもっと「仕立て屋」の
使いやすさをあげ、低ランク衣装も磨けば高ランクにできる、くらいにすれば
良かったのに…としか思えない仕様となっています。

アイマスの一つの強みであったはずの「ネタ衣装」もその姿を消し、
「ガチ」ばかりに寄ったのはまだ許容できても、結局バリエーションの少なさ、
という絶対的な問題がある以上、やはり評価のしようはありません。

バリエーションの少なさ、と言えば私服もそうで、ジャージがデフォルトで
パジャマがあって…というのはともかく、「それだけ」だったのがあまりにも酷い話


幾度となくメール(有料)で送られてくる「海辺の写真」もジャージばかり、
何度アイドルと一緒に海に行こうとも絶対に肌は見せない、鉄壁のジャージばかり。
なぜ水着を搭載しなかったのか、理解に苦しむレベルです。

また、普通の私服がないことで数少ないコミュの中でも違和感を覚える場面もあり、
一体いつの時代のゲームをプレーしているのだろう、とすら思わされる、
それくらいの整合性のなさをこの期に及んで味合わせられるとは思ってもみませんでした。

この衣装というのはグラフィックとも直結する話であり、次世代機の強みであり、
ソシャゲとの大きな差異にもなるはずなのですが、これではもはやどうしようもない
でしょう。


ストーリー

ps4_9.jpg

「L4U」+「SF」と宣言されていましたし、だからこそ私はストーリーには
全く期待をしていなかったので、蓋を開けてみればランクアップを軸に、一人ひとり、
物語はきちんと描かれていて…という点では評価はプラス
になります。

そのクオリティについては良くも悪くもいつも通り、ということで特段評価すべき点は
ありませんが、他が酷すぎるだけに、相対的には良くすら思えてきます。

11年も続いた765プロの物語で、各々の個性を生かしつつ、マンネリ化を避けつつ…
というバランスを、合宿所という舞台でそれなりのレベルで描いてはいます
しね。

とは言え、そのストーリーもランクアップに基づく部分だけであり、
突発コミュもほぼなく、営業コミュもなく、というところを含めて考えれば、
チープなゲーム性に「いつもの」ストーリーがただベタ塗されているだけ、
という感じで、シュールにすら感じてくる始末でもありますが…。


次回はこのストーリーについて一人ひとり見ていくこととします。