カテゴリ:シンデレラアニメ の記事リスト(エントリー順)

アニメ「シンデレラガールズ」についてのアンケート クロス集計編 前編

kage

2015/11/05 (Thu)

さて続いてはクロス集計編、ということで、「シンデレラP/非シンデレラP」観点から、
各設問についてみていきたいと思います。
ちなみに「シンデレラP」は178人、「非シンデレラP」は62人、となっております。

Q1.あなたはいつからアイドルマスターのプロデューサーになりましたか

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特に違いが際立つのが「09年」で、非シンデレラPが多くなっていますが、この年はSP/DSの年。
「765イズム」がある程度固った時期であり、ここから入るとシンデレラPになりにくい、という
ことがあるのかもしれません。また13~15年あたりでも非シンデレラPがいるのはポイントです。


Q3.アニメをご覧になっての【トータルでの満足度】を10点満点でお答えください

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一目見てはっきりわかる通り、シンデレラPのほうが高い評価になっています。
加重平均をとると、シンデレラPは6.94点、非シンデレラPは5.61点と、
1点以上の差。これをシンデレラPが甘い、と見るべきか、そもそも既存層向けだった、と
見るべきかは難しいところですが…ただ、10点満点中5.6点というのが厳しい評価なのは確かです。


Q4.アニメの【ストーリー】の満足度をお答えください

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こちらもシンデレラPは高い評価で、5割以上が「満足」。一方で非シンデレラPの「満足」は
3割を切り、逆に「不満」が5割を超える
、という結果。5割が不満っていうのも凄いですね…。


Q5.アニメの【演出】の満足度をお答えください

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シンデレラPの2/3が満足で、非シンデレラPも4割が満足、という結果になっています。
ただ、非シンデレラPの最多は「どちらともいえない」で3割、というのも事実です。


Q6.全話の中で、【好印象】だった回を【何話でも】お答えください

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概ねの傾向は同じですが、全体的にはシンデレラPの評価が高い、という結果になっています。
特に高いのが3話、13話、22話、24話、25話。共通して言えるのがライブシーンがあった、
ということで、ここをどう評価したか、というところになるのでしょうか…。
それよりもストーリー的にも山場であったことが大きいような気もします。

また、僅かですが非シンデレラPのほうが評価が高い話もあり、それが16話と19話
菜々回と夏樹回ですが、こういった結果になった理由はよくわかりません…。


Q7.全話の中で、【悪印象】だった回を【何話でも】お答えください

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こちらは逆に非シンデレラPのほうが全体的に高くなるわけですが、特に21~25話、
最終盤の評価が悪い
ものとなっています。まぁそりゃそうだろう、という気もしますね。

逆にシンデレラPの悪印象が多かったのが9話、10話、18話。9話と18話はCI回だった
わけですが、そこの描き方が既存Pには望ましくなかった、という感じなんでしょうか…?
まぁその比率そのものは低く、そもそも高いのはやはり6、7話と20話以降なんですけどね。


後編に続きます。

アニメ「シンデレラガールズ」についてのアンケート 基本集計編 後編

kage

2015/11/03 (Tue)

アンケートの基本集計編、後編になります。

Q9.アニメの【アイドル達の描き方・扱い方】の満足度をお答えください

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一応「やや満足」が最多ではありますが、かなりバラけた結果であり、
なんとも言いにくい、という評価にトータルではなるのかな、と思います。
とは言え、アイドルが何よりも優先されるべきである作品において、
1/3が「やや不満」「不満」と答えている時点で失敗と言っても過言ではない
でしょうが…。


Q10.アイドル達の中で、【好印象】だったキャラクターを【何人でも】お答えください

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唯一の5割超えで堂々1位に輝いたのが前川みく。5話では実質個人回を
与えられるなど、CP内でもNGに次いで出番が多い印象でしたが、その立場を
見事に活かしてのこの結果で、良い扱いだったのは間違いないでしょう。

2位はみくと10ポイント差で神崎蘭子で、そこから小日向美穂までは一気に並ぶ感じ。
そこから少し離れてのアナスタシア、渋谷凛、城ヶ崎莉嘉と並び、
CPではワースト2を緒方智絵里と三村かな子の仲良しコンビが占めました
まぁ、ユニット回以外ほとんど出番も活躍もなければ当然でしょうか…。

そこから下は出番自体がそもそも少ないから、という話になってきますが、
その中では北条加蓮と神谷奈緒のTP二人は明らかに出番が多かったわけで、
それでもこの結果、というあたりがTPの描き方のマズさをうかがわせます。

高森藍子以下は選択肢としては用意せず、自由回答から拾ったため
極端に低い結果となっています。選択肢としてあればもう少しは増えたでしょうが、
いずれにしても上位進出はありえないでしょう。


Q12.アイドル達の中で、【悪印象】だったキャラクターを【何人でも】お答えください

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このアニメでメインとして描かれたNGの3人が仲良くワンツースリーフィニッシュ
そしてそのNGにとって一つのハードルとして機能したTPの二人が4位5位、
という結果自体が、このアニメの歪みの象徴と言えるでしょう。

ワンツースリーフィニッシュ、と言っても凛未央と卯月とでは随分と差があるわけですが、
卯月が良かったわけではなくて凛と未央が悪すぎただけ、と見るべきでしょう。
3割もの視聴者に悪印象を与えた、という事実は非常に厳しいもので、
この結果だけでもこのアニメは失敗だった、と断じても誤りではないとすら思えます。


Q10×Q12.アイドル別「好印象」×「悪印象」

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こちらはQ10とQ12の結果を単純に足して比率としてあらわしたものになります。
こちらで1位は蘭子であり、1期では出番が多かった中で、墓穴を掘ることなく、
悪印象を与えることもなかったことからこの結果になった
のだと思います。

2位以下には先輩としての貫禄を見せた高垣楓、木村夏樹、川島瑞樹、小日向美穂が
続き、10位の安倍菜々に至るまで、CP以外で占める結果となっています。
11位にやっと城ヶ崎莉嘉、12位に諸星きらりが入りますが、1位の蘭子を別格として、
このCPの燦燦たる結果は…。CP入りが実は不遇への入り口だったとさえ言えそうです。
もちろん出番が多ければ多いほどマイナス面も増える危険性があるのは確かですが、
先輩陣でも出番が多く、かつ上位に入っているメンバーもいるわけですしね…。

そして何より酷いのが、ワースト層の結果で、こちらでも凛と未央がワンツーフィニッシュ
特に凛は唯一の「悪印象」5割り越えでダントツの最下位となっています。
続いて加蓮、奈緒が仲良く並び、TPそのものが悪印象だった、とさえ取れる結果。
そしてこの次に鷺沢文香が割って入りますが、PKとして終盤登場し、出番が少なく、
好印象を得るシーンもなくシナリオの都合でライブで倒されては、そりゃこうなるでしょう。

その次に卯月が入り、数字の上では凛や未央よりはだいぶマシな結果となっていますが、
メインヒロインとしてこの結果、実に悲惨なものであることは確かだと思います。

まぁ要するにこのアニメ、出番が多ければ多いほど悪印象になりやすい、という形で、
その意味でもこのアニメの出来はやはり芳しくなかったと、そう言えると思います。


Q14.プロデューサーというキャラクターについてどのような印象でしたか

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「非常に良かった」が4割になるなど、印象は良かったと、ハッキリ言える結果になりました。
「非常に悪かった」「やや悪かった」を足すと2割に迫るのもまた事実で、
「万人が満足」だったかというとそうではなかった、というのも確かでしょう。


Q15.美城常務というキャラクターについてどのような印象でしたか

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「どちらとも言えない」が最多とは言え、明らかに「悪かった」に偏った結果で、
このアニメ(2期)の負の象徴という評はこの結果からも見て取れるものです。

「どちらとも言えない」にしても、このアニメ2期自体が常務ありきで成り立つ話だったから、
という見方からつけたというものも間違いなくあるはずで、「悪くはなかった」という
理由から、というだけではないでしょうし、非常に厳しい評価なのは間違いないはず。

最初から「みんなから好かれるキャラ」を描こうとして描かれたキャラであったとも
全く思いませんが、だとしてもキャラクターとしてここまで悪い印象を受ける存在を
描く必要はなかったはず。そしてそのキャラが活躍する終盤の展開の評価がボロボロ、
という結果を踏まえれば、明らかに失敗したキャラだった、そう言えるはずです。


Q17.楽曲の中で、特に【印象的】だった曲を【何曲でも】お答えください

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1期2期OP曲がワンツーフィニッシュですが、これはまぁ妥当な結果で、
どんなアニメでとっても概ね近い結果になるのでないかと思います。
3位以下は「S(mile)ING!」「Trancing Pulse」「お願い!シンデレラ」「GOIN'!!!」が並び、
いずれもライブシーンとして、印象的に描かれた楽曲が順当に入った感じ。
少し差が開いての「M@GIC☆」も同様の形になりますし、その間に入った
「夕映えプレゼント」は1期EDであり、13話でもラスト楽曲として印象的な使われ方でした。

続く「メッセージ」は1話BGMであり、ここまでの楽曲とは少し違う扱いながら上位進出。
そして続いてCPのユニット曲では最上位に「ØωØver!!」が入りました。
11話の評価の高さは、この楽曲の評価の高さと直結しているのかもしれませんね。

逆に下位については、アンケートを作成した私自身どこで使われた曲かも
よく覚えていない曲であり、まぁ印象として弱くなる使われ方だったのでしょう。
あくまでも曲のクオリティ云々ではなく、使われ方という要素が強いとは思います。


Q18.モバゲー版「シンデレラガールズ」のプレー状況についてお答えください

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アニメ視聴の感想とは直結しない、属性的な設問ではありますが、
アニメを視聴しての効果を知りたくて作った設問になります。

結果はまぁ「アニメ以前から」が6割越えと最多ですが、「決まってから」「観てから」も
1/6と、決して低くはなく、効果はあったと言って間違いないのではない
でしょうか。
一方で「していないしやる予定もない」という私と同じ意見も2割を占め、
この層を取り込むには至らなかった、というのもまた見過ごせないポイントでしょう。


Q19.「シンデレラガールズ スターライトステージ」のプレー状況についてお答えください

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こちらもQ18と同様の意図の設問ですが、「している」率がモバマスを上回っており、
短期間での普及、その凄まじい人気をこのアンケート結果からも感じ取れます
とは言え1/6は「していないしやる予定もない」であり、やはり不動層がいるのも確かです。


ということで自由回答を除く設問は一通り見てみましたが、
続いてはこれらの設問を属性別に見ていきたいと思います。
ということでクロス集計編に続きます。

アニメ「シンデレラガールズ」についてのアンケート 基本集計編 前編

kage

2015/11/02 (Mon)

さて、今回はシンデレラアニメ終了に際して行った
「アニメ シンデレラガールズについてのアンケート」の結果を今回はご報告させていただきます。

集計対象となるのは、10月30日24:00までにご回答いただいた240件になります。
ご回答くださったみなさま、本当にありがとうございました。

では早速見ていきたいと思いますが、例によって私のブログならびに
ツイッターで告知しているアンケートですので、
回答に偏りがでることをあらかじめご了承ください。

Q1.あなたはいつからアイドルマスターのプロデューサーになりましたか

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今回は「アニメ全話視聴者」の方を対象にしたので、「Pになっていない」方も
いるかもと思い項目を追加しましたが、多少ではありますがやはりいる結果になりました。

あとは概ねこれまでの複数回のアンケート結果と同様、という感じで、11年が最多、
11~13年がボリュームゾーン
、という形。14年以降でも確実に新規層が獲得できている
あたりがアイマスの強さなのかな、とはやはり感じられますね。


Q2.あなたがプロデュースしているアイドルの所属チームを
 【全て】お答えください。

  ※プロデューサーでない方は興味のあるチームをお答え下さい

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このシンデレラが対象のアンケートでも765強し、というのは私のブログだからでしょう。
とは言えシンデレラもやはり強く、ミリオンを超え、765に肉薄しているのはこれまでにない結果。

この設問は複数回答型なので、その解答の組み合わせを単一化したのが以下の結果になります。

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765/CG/MLの3展開が最多で、765/CGの2展開、というのは妥当な感じでしょうか。
CG単独が765単独を超えている、というのはこれまでにない形で、
今回のアンケートだからこそ、の結果と言えるでしょう。


Q3.アニメをご覧になっての【トータルでの満足度】を10点満点でお答えください

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最多が8点、次いで7点。10点と9点でも2割、という分布は正直私には意外でした。
思わぬ高評価、という感じで。ただ、加重平均をとると6.60点となり、かなり微妙な感じに。
とはいえこれ単独で高い低いは言いにくいのですが…。参考として、765の映画でとった
同様の設問
では、最多が10点で3割以上、加重平均をとると8.65点、という結果だった、
というものはあり、これと比べるとかなり低い、と言うことはできるかと思います。


Q4.アニメの【ストーリー】の満足度をお答えください

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見事に波状になる結果で、早い話が良くも悪くも「微妙」という評価と言えるでしょう。
とはいえ一応満足方向にやや傾きがあるのも事実。まぁ765の同様の設問では
「非常に満足」と「やや満足」で合わせて9割に迫っていたわけですが…。


Q5.アニメの【演出】の満足度をお答えください

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こちらについては「非常に満足」を最多として綺麗に満足度の高い形になっています。
色々と否定的な声も上がり、私も指摘した演出面ですが、こうしてみると
決して多勢にとっては悪いものではなかった、と言える結果ですね。


Q6.全話の中で、【好印象】だった回を【何話でも】お答えくださいe9_6.jpg

ダントツで1話の評価が高く、最高のスタートを切ったといえる形だったのでしょう。
しかしそれは同時に、ハードルを最初に上げ過ぎた、という事だったわけですが…。
次いで1期最終回の13話、序盤の山場3話が高く、1期は比較的好印象だった感じ。
2期では卯月の復活ライブが描かれた24話、美嘉+凸回だった17話が高評価。

逆に最も低いのが4話で、CPメンバーの自己紹介回でしたが、サッパリだった模様。
2期1話である14話、終盤の入り口となった20話、21話も厳しい評価となり、
「好印象」の側面からも2期の評価の厳しさが伺えます。


Q7.全話の中で、【悪印象】だった回を【何話でも】お答えください

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物議を醸した6話と7話、そして20話以降に悪印象は固まっており、
要するにシリアス展開のウケが悪かった、という結果になっているわけです。

まぁシリアスはどうやってもそういう評価がつきがち、と言えばその通りかもしれませんが、
1期ラストから2期最初の12~14話あたりでは決して高くなっておらず、
シリアスでもこの悪印象の回避は可能だったはず、ととれる結果にもなって負います。


Q6+Q7.話別「好印象」「悪印象」比率

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単純に「好印象」と「悪印象」の結果を足し、比率としてあらわしたものになります。
こうなるとやはり1話や3話、17話が「好印象」単独同様に評価が高いほか、
RE(蘭子)回であった8話、*回の11話も目立ってきます。

一方「悪印象」比率の高さは「悪印象」単独とやはり直結する形ですが、
とりわけ6話と21話がその比率が高い結果に。「悪印象」比率が高い、といったところで
5割程度、「賛否両論」と言える結果では概ねあるのですが、この2話については
明らかに「悪印象」比率が高く、非常に厳しい評価になっている、という形です。

また、24話については好印象、悪印象ともに単独で高かったわけですが、
比率的には「好印象」が高い形にはなっています。とは言え、全体の票数(カッコ内)が
ダントツ好印象の1話に次いで多く、まさに「賛否両論」と言える結果であり、
ある意味このアニメの象徴ともいえる話だった
といえるのではないでしょうか。


長くなるので後編に続きます。

私にとってのシンデレラガールズ アニメ全話視聴を受けて

kage

2015/10/31 (Sat)

今回はアニメ全話視聴をしての「シンデレラガールズ」というコンテンツ全体に対する
自分自身の感想というか、考え方、付き合い方について書いていきます。


「アンチシンデレラガールズ」

これまで私はこのブログにおいて、シンデレラに対する考え方を何回か、
タイミング毎にその時点のものを書いてきました。

私がモバマスを嫌いな13の理由 2013/7/13 8thライブツアー開始
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

シンデレラガールズ アニメ化決定! 2014/4/7 アニメ化発表
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-317.html

私にとってのシンデレラガールズ 2014/5/5
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-344.html

シンデレラ2ndライブとアニメ続報についての私見 2014/12/9 2ndライブ後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-460.html

アニメ「シンデレラガールズ」に対する当ブログの対応について 2015/1/8 アニメ直前
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-481.html

私にとってのシンデレラガールズ アニメ1期を受けて 2015/4/27 アニメ1期終了後
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-549.html

見ての通り何度も書いているわけですが、要するに「アンチシンデレラガールズ」という
立場であった、ということになります。

その立場から今回のアニメを観てきたわけですが、そのアニメ自体の感想については
ここまで書いてきたとおり、高評価をつけることは決してできません。
というか、単純にアニメ作品としては「駄作」という評になってしまいます。

よって、「このアニメを観たことでシンデレラの事が好きになった」なんてことは
全く言えませんし、「コンテンツ自体は嫌いだけどアニメは良かった」という事もできません。

けれども、このアニメを駄作と感じさせたスタッフの制作能力の低さ、
その中でも、とりわけアイドルの扱いの下手さ加減が酷かったということから、
アイドル達に哀れみという名の情が持てた
、ということにつながりました。
そしてその「情」こそが、私にとっては何よりも大事なことになってくるのです。


「情」

765プロの13人は、私にとって他の誰よりも愛おしく、大切な存在ですが、
13人全員が必ずしも「好きなタイプ」のキャラかというと、そういうわけではありません
というか13の個性全てに対して淀みなく「好きなタイプ」と言える人がいるのならば、
それは不自然で、胡散臭い、それくらいに思っています。

けれども、私が2007年に彼女たちと出会ってから8年、様々なメディアで、
様々な形で、様々なプロデュースをしてきたこと。生来の「平等至上主義」をもってして、
13人(でなかった時期もあるけれど)を可能な限り平等にプロデュースしたことで、
本来は「好きなタイプ」ではなかったアイドルにも、「情」が芽生え、「好きなタイプ」という
壁を粉砕し、13人が等しく愛おしく、大切な存在になった
、そういった経緯があります。

ミリオンについては、13人に比べて37人と単純に人数が多いこと、そして展開される
メディアが少ないこと、そして私がプロデュースを初めてまだ年数が短いことなどから、
765と同様に37人が愛おしい、と思うには依然として至っていません。元々のキャラ性からなる
「好きなタイプ」と「そうでないタイプ」は確実に存在し、そしてその差は埋まっていないのです。
けれども、「好きではないタイプ」に対しても、少しずつではありますが、確実に「情」は芽生え、
765と同じ方向に進みつつある、というのもまた紛れもない事実です。

そしてシンデレラに関しては、やはり「好きなタイプ」が存在するのは確かで、
「好きではないタイプ」が存在するのも同様ですが、後者の比率がひときわ高い、
ということが特徴としてあげられます。また、コンテンツのあり方そのものが
「嫌い」だからこそ、「アンチシンデレラ」になっている、という話になるわけですが、
このアニメをもってして、「好きではないタイプ」も含めて、「哀れみ」という名の「情」が
生まれたことで、多少なりコンテンツそのものへの観方も変わってくることになったのです。

このアニメで、言ってしまえば「偏向報道」されたとしか思えない、脚本に動かされた、
個性を潰された、魅力を殺された、そんな描き方をされたことに対する「哀れみ」


冷静に考えれば、コンテンツとキャラクターは一蓮托生であり、公式で描かれた
キャラの姿自体は「正解」であるはずで、「この描き方はおかしい」という
ユーザーの声こそおかしいはずなのですが、ことアイドルマスターというコンテンツに
関しては、「キャラクター」は「アイドル」として、現実の一人の人間であるかのように
思える、どうしてもそう捉えてしまいがちになる
、そういうことになっています。
8年も「アイマスのプロデューサー」を続けたサガ、と言えばまさにその通りでしょうが。

だから「このアニメがおかしい」「アイドルが可哀そう」という感情が生まれ、
それが「情」となる。「もっとアイドルは魅力的なはずでしょ」という感覚に結びつき、
結果そのアイドル達が活躍する「シンデレラガールズ」というコンテンツそのものに対し
「情」が沸き、そして情が沸いた以上、「嫌い」とは言いにくくなる
、ということになるのです。

「競争」「混沌」を大前提とし、「ソシャゲ」を基盤とし、「好きではないタイプ」の
アイドル達が溢れるシンデレラガールズというコンテンツを好きになることはできません

けれども、「情」を持ってしまった以上、「嫌い」と切り捨てにくくなったのも事実なのです。

私のような人間が、このような感想を持つこと、それが狙いで、アニメ制作陣があえて
稚拙な脚本を描き、演出を施し、アイドル達を貶めて描いた、というのならば、
完全にその術中に嵌ってしまった、ということになるわけですが、さすがにそれはないでしょう。

ただ、「アニメ化による新規層の開拓」は間違いなく狙いとしてあったのは確かで、
変則的な形ではありますが、それに嵌ったという事は確か、そうは言えると思います。


「シンデレラガールズ」に対する今後の対応

今のアイドルマスターというコンテンツは、たとえ765だけを追っかけようとしても、
シンデレラやミリオンがどこかで必ず付随してくる、そういう形になっています。
だからこそ、開始当初は好意的に思えなかったミリオンもなんとか打開しようと思い、
それは実現し、シンデレラもまた打開できればと思い、その願いをこのアニメに込めた
という形になります。それこそ、「お願い!シンデレラ」と願った形です。

そしてその願いは、これまで書いてきたとおり、変則的な形で
叶ったといえば叶った
、そんな形になりました。

それを受けて、具体的にシンデレラガールズというコンテンツに対してどう接するかというと、
原作であるモバマスをプレーするつもりもなく、絶好調のスターライトステージを
するつもりもなく、CDを買うつもりもなく、ライブに行くつもりもなく、もちろんアニメBDなんて
買うこともありません。つまりは、何もこれまでとは変わらない、ということですし、
「シンデレラガールズのPにはならない」ということでもあります。

けれどもそれは、「嫌いだから」ではなくて「そんな余裕がないから」という意味からで、
その意味ではこれまでとは違うことになります。「平等主義」そして「完璧主義」の
私は、スターライトステージなんて触れたら可能な限りやり込むだけになりますし、
CDだって一枚だけ、なんてならずに全部買わずにはいられなくなります。

それを可能にするだけの余裕が自分にあればよいのですが、765とミリオンをプロデュースしている
現状において、そんな余裕は、時間的にも、経済的にも、精神的にもありません。

だから結局、行動としてはこれまでとは何も変わらないことになるわけですが、
それでも気持ちの上では変わる、そういう形になります。

依然として8thやSSA、10thのような形の「合同ライブ」が望ましいなんて全く思いませんが、
それはミリオンとて同じこと。線引きはきちんとしてほしい、それは変わりません。

ただ、自分自身が「平等」「完璧」を満たせずに不満を感じる、そうはならない程度に
触れられるような展開があるのならば、それについては触れてみたい
、そうは思っています。
それこそ、映画化があるのならば、一度は観に行ってみる、というような形で。

「シンデレラガールズを好きになる」という夢自体は、夢で終わるかもしれません。
コンテンツの根幹が嫌いな以上、好きになることは現実的には限りなく難しい
けれども、このアニメを受けて、「新たなヒカリ」に会うことが出来た、という意味では良かった。
コンテンツのあり方が気に入らなくとも、アイドルに「情」は持てた、そしてそのアイドル達の
中には、スペック自体は「好きなタイプ」で、魅力的と感じられるアイドルはいる
わけですから。

だから、自分がシンデレラの「プロデューサー」になって、積極的にコンテンツに触れる、
「プロデュース」することはなくとも、そうした魅力的なアイドル達の姿をたまに見て、
ごくごくライトな「ファン」のような形で接すること、「応援」することができれば、
それが理想かな
と思いますし、それが次なる目標になるのかなと、そう思います。

アニメ版シンデレラガールズ 総括 概括

kage

2015/10/27 (Tue)

総括の概括というのもわけがわかりませんが、
今回が総括のラスト、まとめ、ということになります。


制作スタッフ

脚本がどうとか、演出がどうとかという話以前の問題として、今回のこのアニメ、
1クール目に途中1回落とし、さらに2クール目を丸々3カ月落とし、にもかかわらず
その2クール目の最終盤に2回連続で落とす、という異常事態が発生していました。

765の再放送を含め、丸々一年間放送枠を確保していた、というところから、
ある程度の予期はしていたのかもしれませんが、だとしてもそれに甘えるような形で
進行をした制作陣、というか監督の責任は果てしなく重いものでしょう。
監督の高雄統子は、監督において、まだ、その域に達していない、という話です。

実際放送が延期したからと言って視聴者である私に直接の悪影響があったわけでは
ありませんが、しかしながらその社会人としての最低限すら守れなかった監督が
作った作品、という印象で作品自体の評価にはマイナスしか付与されませんし、
「延期したから完成度が上がるはず」というハードルを上げてしまったということもあります。
そしてそのハードルを全く超えられなかったわけで、いよいよ救いがありません。

実際問題、「アイドルマスター シンデレラガールズ」というコンテンツにおいては、
原作ゲームがあるもので、アニメ自体をそのゲームと連動させる必要があり、
CD発売を筆頭としたクロスメディア展開もあり、という多くの制約があったはずで、
「アニメとして作りやすい作品」だったとは全く思いません。むしろ極めて難しいでしょう

だとしても、「アイドルを魅力的に描く」ことはして欲しかった。いやそれ以前として、
「アイドルを貶める描き方はしない」という最低限の最低限は守って欲しかった。
しかしそれが出来なかった、という時点でもう何の擁護もしようもありません


あるいは、22話のフラスタの件のような、モラルを疑うような行為もあったわけで、
作品の出来云々以前のレベルで破綻している、というのではどうしようもありません。

モラルの欠如と言えば、アイマスの最高責任者である石原さんが真っ先に思い浮かぶ
わけですが、今回彼は「スーパーバイザー(SV)」という形で制作にかかわっているようです。
このSV、いわゆる「監修」にあたるようですが、アイマスに関しては何でも関わりたがる
石原さんが、実際には一体どこまで口を挟んでいたのか…その影響は小さくはないでしょう。

それも含めて、改めて気になるのが、アニプレックスの鳥羽さんがインタビュー記事などで
しきりに自慢げに語っている制作陣の「アイマス愛」
という言葉です。

常識的に考えれば、「愛」があるのにアイドルを貶める、というのは明らかにおかしいはずです。
貶めたつもりすらないのかもしれませんが、視聴者に悪印象を与えてしまう表現は
絶対にしてはならないし、それを避けるのが何よりも優先されることのはずです。
しかしそれを避けようとは全くしなかった。むしろ積極的に描いているようにすら見えた。
果たしてこれが「愛」だと、これでも言い切れるのか…?

ただ、一歩引いて考えれば、制作陣の「愛」と我々P(ファン)の「愛」がイコールではない、
ということを想起することもできます。そもそも立場が違う、という大前提から考えるのです。

制作陣の「愛」とは何か。それは、「彼らにしかできないこと」、つまりは「コンテンツの存続」
であり、もっと言えば「ビジネスとしての成功」
という話になります。

アイドルを貶めたとしても、作品が売れればそれでいい。作品に、アイドルにアンチがついて、
そのアンチにいくら批判されようとも、アンチが何も買わなかろうとも構わない。
なぜなら、それと同数以上の信者を生み出すことができれば、その信者に買わせられるのだから。
アンチへの抵抗という意味合いで信者の信仰心をより強め、より購買意欲を促すことすらできる。
あるいは、具体的に言えば、「アニメはアレだったけど、このアイドルはこんな娘じゃない。
スタステでもっと魅力的に輝かせよう」と思わせ、そちらからの搾取を促すこともできる。

こうしたビジネスモデルの構築こそがこのアニメの目的、と考えれば、アイドルを
貶めるのはむしろ戦略の一環として正解で、それこそが「制作陣のアイマス愛」
なんでしょう。

そう、ここで思い出されるのがかの「ディレ1語録」の中でも有名な、石原さんの迷言です。
>皆さんもアイドルマスターのことを『好き』になったり『嫌い』になったりして下さい。
https://bandainamcoent.co.jp/blog/2008/03/l4u.html

この「石原イズム」が実現されたのが「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ」であり、
765ではできなかったこと、彼の本当にやりたかったことそのものなのでは
、とすら思えます。

そう、765では9.18で猛反発を食らったように、「団結」「いっしょ」が求められたし、
アニメでもそれが徹底的に意識された。その先に、その象徴ともいえるOFAも発売された。

しかし「765ではできないこと」を、恐らくは求めて作られたと思われるシンデレラにおいては、
「競争」「混沌」を徹底し、その象徴としての「総選挙」が大々的に掲げられ、
そしてこのアニメで「好きになったり嫌いになったり~」をまさに実現してみせたのです。

前回の記事で「常務と石原さんの類似点」で書いた通り、アイドル個人個人については
自らの手駒としてしか考えず、それをどんな使い方をしてでも利益を上げる、というスタンス。
ビジネスパーソンとしては有能でしょうが、人間としてはどうなの、としか思えませんが、
これでやってきたのがアイマスというコンテンツ、という事実もあるのです

実際これで利益が最大化しているのかどうかも定かではないわけですが、
それでもこれでアイマスは10年、シンデレラは4年やってきた、これは確かなのです。

このアニメにおいて、どこからどこまでが高雄監督の領域で、どこからどこまでが石原SVの
領域なのか、我々視聴者においては判断することはもちろんできません。

けれども、出来上がったものは紛れもなく、俗に言う「石マス」そのものです。
だから「監督がすべて悪い」とも言えないし、「脚本家がすべて悪い」とも言えません。
…具体的なセリフ運び、構成、流れ、細かなディティールや演出等は恐らく監督・脚本の
責任領域だと思いますし、だからやっぱり「悪い」とも思いますけどね…。

いずれにしても、一つ間違いなく言えるのが、制作陣の「愛」と我々の「愛」は違うということ。
いかなる手段を尽くしてでも利益を上げ、コンテンツを存続させる事、
それが彼らなりの「愛」なのであって、我々ファン側の「愛」とは意味合いが違う。
そのスタンスの象徴がこの作品
、というところなんだと思います。


アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」とは何だったのか

「石マスです」とは前項で書いてしまったのですが、それ以外の点からも考えます。

このアニメ化の発表にあたり、ここまで順調に来ていたシンデレラに火種を
放り込むことになるのでは、と私は予期しましたが、それは見事に当たることになりました。
http://imastadium.blog.fc2.com/blog-entry-460.html

9.18、「2」でブランドが崩壊したタイミングで放送され、再生の礎となった765とは異なり、
順風満帆に来ていたシンデレラにこのタイミングでこれを投じてどうなるのか、
と思っていたら案の定「荒れる」要因になった
、というわけです。

ただ、批判が多かろうともアニメというメディアの影響力は二次元コンテンツ界では
絶大であり、ファン層の拡大に成功したことは間違いではないでしょうし、
否定的な層に対しても、それと重なるタイミングで、高評価な「スターライトステージ」を
投入したことで、溜飲を下げることに成功したのは見事というほかありません。

ただ、「ここから」というのもまた大事なはず。すなわち、今後の各種展開が、
「アニメ準拠」にどれだけ寄るのか
、という話になってきます。

これについても765という前例があったわけですが、それ以降の展開が必要以上に
アニメに寄る形になったために、一部批判もありましたし、私も快くは思いませんでした。

今後シンデレラがどうなるかはわかりませんが、少なからず影響があるのは必至で、
それをシンデレラのPがどう受け入れていくのか、という話は興味深いところです。
既にPの存在について批判の声が少なからず上がっているようですが…。

アニメ自体については、今後映画化というのは十分すぎるほど可能性があり、
また続編アニメ(2期というべきか3期というべきか…)の可能性もある話です。
それこそ、膨大なアイドルを抱え、「CP二期生」まで見せた以上、どうとでもなるでしょう。

まぁそれは今すぐどうこう、という話ではないわけですが、なんにしても、
「シンデレラガールズ」というコンテンツにおいて、このアニメは大きなターニングポイントに
なったのは間違いなく、これから先に多大なる影響を与えていくでしょう


私としては、このアニメをもってして石原さんの欲求が満たされ、十中八九あるであろう
ミリオンのアニメ化においては彼の望む路線ではなく、765路線、団結路線をちゃんと
継承してくれる、そうなってくれることを祈るばかり
です。

そしてもちろん「その域に達していない」監督には一切関わってもらいたくありません
なぜか高評価となっている「アメフラシ」を十八番とする演出家としての関与も御免です。


「新たなヒカリに会いに行こう」

「可能性」がこのアニメの大きなテーマであったことは、この2期OPの歌詞からもわかります。
そしてその「可能性」自体は、その描き方はさておき、感じさせてくれたとは思います。
25話雑感でも書きましたが、このアニメ以外の可能性を、各々のPが、様々な展開で
プロデュースしていくことで成り立つコンテンツ、それがシンデレラ
だとわかったからです。
問題だらけの作品だとは思いますが、そこがわかったのは収穫だったと思います。

それを踏まえて「非シンデレラP」というか「アンチシンデレラP」であった私はどうするのか、
という話については次の記事に回したいと思います。話はまた長くなりますから。

ただ、一つ言えるのは、このアニメを観たことは決してマイナスにはならなかった、ということ。
作品はマイナス評価とすら言えたかもしれませんが、観たことはマイナスではなかった。
それだけでまずは満足と、ここではそう締めくくるのが良いかと思っています。

また、アニメそのものが高評価だった人においてはもちろん「観て良かった」でしょうが、
低評価でも私同様に、「観たこと自体は良かった」と思えた人が他にいたのなら、それはそれで
良かったのかなと思います。もちろんそうとすら思えなかった、「こんなアニメ化いらない」という
声もあるでしょうし、一概に「良かった」とも言い切れないとは思いますが、
シンデレラの世界を広げ、深めた、そしてファン(P)も(少し減らしたかもですが)増やし、
深めた、という意味で、メディア展開の一つとして間違いだった、とは決して言えない
でしょう。


※アンケートについては10/30(金)24:00を締め切りといたします。
まだお答えいただいていなくて、回答いただける方、よろしくお願いいたします。
http://enq-maker.com/j6ytLEd